I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「トーチャー」ジャクソンズ

2017.09.22

category : Michael Jackson

Jacksons - Torture (1984年)

マイケル関連としては意外と入手し辛いジャクソンズ版「Thriller」!?※“とうちゃん”ではありません!
《解説記事は、後ほど》


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「ノトーリアス」デュラン・デュラン

2017.09.15

category : Duran Duran

Duran Duran - Notorious1 Duran Duran - Notorious2


Duran Duran - Notorious (1986年)



~Duran Duran "Paper Gods on Tour"~

1980年代、最も女の子に人気のあったバンド、デュラン・デュランが2008年以来9年ぶりとなる来日公演を行います。
その人気絶頂の最中にメンバー間の不和が生じ、1985年の「007 美しき獲物たち」(過去ログ)を最後にバンドが分裂して3人になってしまい、その存続さえ危ぶまれる状態に陥りましたが…それから30年経った現在も立派に活動を続けています(しかも、4人に増えてるし)!

今回来日するメンバーはアンディ・テイラー以外のお馴染みの4人…すなわちニック・ローズ(key)とサイモン・ル・ボン(vo)、ジョン・テイラー(b)、ロジャー・テイラー(dr)で、特に武道館公演では「おしゃれフリーク」で有名なシック(Chic)feat.ナイル・ロジャースが参加する予定です。
…ということで、今回はデュラン・デュランがナイル・ロジャースを迎えた作品「ノトーリアス」を特集いたします♪



~概要~

「ノトーリアス」はデュラン・デュラン1986年の4thアルバム『Notorious』からの1stシングルで、Billboard Hot 100の2位(1987年の年間25位)を記録した作品です。
1985年のライヴ・エイドを最後にロジャー・テイラーがショー・ビジネスに疲れて音楽業界を引退し実家の農場経営に専念、残った4人で『Notorious』の創作に取り掛かりますがギタリストのアンディ・テイラーの志向する音楽と他のメンバーとの隔たりは大きく、作業は途中で挫折してしまいます。
レコーディング継続を渋るアンディをスタジオに復帰させるため法的措置まで取って彼を連れ戻し作業を再開したものの、得られたのは全員にとって不快極まりない結果でしかありませんでした。

そこで結局アンディとのセッションは諦め、1983年の「The Reflex」でリミックスを担当したナイル・ロジャースの力を借りることにしました。
ナイルは優秀なギタリストであるだけでなく、80年代にはデヴィッド・ボウイの『Let's Dance』やマドンナの『Like a Virgin』を大ヒットさせた当代随一のプロデューサーであり、この選択は本作の成功の大きな要因となります。
「Notorious」のサウンドで特徴的な“ファンク”とブラス・セクションはナイルによるアイデアであり、とりわけ彼のファンクなギター・プレイには一聴で“それでいこう!”となったそうです(ただし、本曲のギターには[Additional musicians]としてアンディの名も残されている)。

また、これまでデュラン・デュランは“MTVの申し子”として数々の斬新なミュージック・ビデオを提供してきましたが、本作ではスーパー8のハンディカメラを使用するなど簡易な撮影であり、モノクロ映像や(アルバム・ジャケットにも用いられた)メンバーの黒っぽい地味な服装は、彼らにしてみれば逆に新鮮です(それでもやっぱりオシャレな映像)。
当時の心境についてサイモン・ル・ボンは“僕らは成功のためにステレオタイプなティーンのアイドルを強いられファッションやメイク、フォト・セッションに時を費やしてきたけれど、より作曲に注ぐようになった”と説明しています。
ただし、[恒例?]となっている“美女”の一人には、有名になる前のスーパー・モデル(1990年代を代表する存在)クリスティー・ターリントンが出演しているのに加え、これも有名になる前のポーラ・アブドゥルが振り付けを担当しました。

 



~Lyrics~

No-no-Notorious. Notorious...
悪名なんて、要らない

【notorious】[(悪い意味で)有名な]という意味ですが辞書によると“大学以上の水準”の単語で、日本ではあまり耳慣れない言葉でしょう。
これに対して、それこそ“有名”なのは中学校で習う【famous】で、こちらは[(良い意味で)有名な]という意味です。

実は、彼らによると本アルバムはアルフレッド・ヒッチコックの映画に触発されたものであり、収録曲のタイトルには『Notorious(汚名;1946年)』や『Vertigo(めまい;1958年)』が引用されています。
映画『汚名』では、ナチスのスパイとして国家反逆罪に処せられた父を持つ女性(イングリッド・バーグマン)が、汚名返上すべくナチ残党の捜査に助力する物語ですが…。




And who really gives a damn for a flaky bandit?
そんな危うい無法者を誰が本気で相手にする?
Don't ask me to bleed about it
そして、俺の血をアテにしないでくれ

歌詞のストーリーは映画『汚名』とは類似していないように思いますが、【悪名高い誰か】を批判しています。
デュラン・デュランは体制批判のバンドではないし[当時彼らが置かれていた状況]から、作者の一人サイモン・ル・ボンが“[who really gives a damn for a flaky bandit]は【the guitarist】への当て擦り”と言及したという話もありますが、定かではありません(wikiでは[要出典]が付されている)。

それがアンディに向けられたものであるかはともかく、メッセージはかなり辛辣です…。



~No-no-Notorious. Notorious~

…さて、今のこの情勢で【notorious】という言葉に触れると、私は現在この国周辺を騒がせている男たちの動静を憂えずにはいられません。
世界一好戦的(建国以来235年で214年戦争に参加)で7100発の核弾頭(2015年4月現在)を保有するアメリカに対する北朝鮮の[綱渡り]が、①積み上げた弾道ミサイル実験の成果により“アメリカ本土に届く?届かない?”というレベルまで達し、②その58%が軍事行動を支持するアメリカ国民と③低支持率をV字回復させたいトランプ大統領の利害が一致した時、もはやいつ戦争に突入してもおかしくない段階に入っていると思われるからです。

そうなると効いてくるのが昨年3月29日に施行された『安全保障関連法』で、これによって“日本が直接攻撃を受けなくても同盟国が戦争を始めた場合、その相手国に武力行使できる”【集団的自衛権】行使の法的根拠(合法でも違憲)があるためアメリカに要請されれば事実上参戦は不可避であり、時事通信は北朝鮮の6回目の核実験後の日米首脳電話会談で“両首脳は2国間の断固たる相互防衛の約束を確認した”とホワイトハウスが発表(9/3)した旨を報じています。
相互防衛⇒これが事実なら、安倍首相はトランプ大統領と、北朝鮮に対し共同して防衛にあたることを既に(口)約束したことになる)

…つまり、“米朝戦争の始まりは日朝戦争の始まり”を意味するのです。


ここで大きなギャップを感じるのは、現時点で既に“アメリカ世論の58%が軍事行動を支持している”という点で、恐らく殆んどの国民が戦争を望まない日本人(裏付けのデータを求めて検索してみましたが、“何故か”日本のメディアは日本がこの戦争に参加することへの賛否について世論調査をしていない模様)との感覚の違いです。
しかし“ミサイルの射程に入る前に叩いてしまいたいアメリカ”と、“既に200発のノドン・ミサイルが照準を合わせられている日本”では、北朝鮮と戦争をした場合の想定被害が全く異なるため、歴然たる温度差が生じるのは無理もありません。
10000km以上遠く離れた極東で繰り広げられる戦争はアメリカにとって国益となり得ても、想定被害が甚大な日本は万が一でも戦争になってはならないのです。

特に日本には原子力発電所が26か所(廃止・解体中を含む/2017年2月現在)あり、もし北朝鮮がこれらの原発にミサイルを撃ち込んできたらどのような被害になるのでしょう?
東日本大震災で原発事故を起こした福島第一原発の吉田昌郎所長は事故処理の現場で、“東日本全体が放射能に覆われ、東日本壊滅のシナリオを想定した”と語っています。
たった一つか二つの原発事故だけで現実に日本の半分を壊滅させ得るとしたら、多数の原発を一斉にミサイル攻撃されたらどうなるか…想像してみてください。
トランプ大統領はアメリカが無事ならばそれでよいかもしれませんが、そのために祖国を失うリスクを負うのは私たち日本人であり、安倍首相の言動の一つひとつは国民をその危険から遠ざけるものでなくてはならないはずなのです。



~Epilogue~

これまでアメリカはブッシュ政権以来、北朝鮮の核兵器について【包括的、検証可能かつ不可逆的な放棄(CVID)】という目標に基づき交渉を行ってきましたが、ことごとく失敗してきました。
北朝鮮の最大の目標は言うまでもなく【体制保証】ですが、今年5月にティラーソン米国務長官が“北朝鮮が核廃棄の意思を示せば侵略はしない。体制も保証する”とまで発言しているにも拘らず、北朝鮮は核実験やミサイル発射を止めることはありませんでした。

しかし、そのやり方でオバマ政権は何も成果を上げられなかったように、アメリカを信じていない北朝鮮が[命綱と頼む核兵器]を自ら手放すはずなどありません
相互に不信を内包する交渉は、相手に【不可逆的な核放棄】を求めるならばこちらも【在韓米軍の不可逆的撤退】など体制保証の明確な根拠を提示し、その上で段階的・同時進行で互いの遂行を一つずつ確認しながら結果を積み上げてゆくしかないのではないでしょうか…。
ただし、在韓米軍が撤退したら韓国がミサイル増強で戦力を補うことになるので、“増やさないからその分、北も減らせ”という交渉をして欲しいものです。
米ソ両国合わせて6万発保持した核兵器を、9千発まで削減した歴史に倣い…。


一方、日本の安倍首相は9/7に韓国・文在寅大統領に“異次元の圧力を科すべき”と働きかけ、9/17のニューヨーク・タイムズ紙(電子版)で“北朝鮮と対話をしても無駄骨に終わる”と北朝鮮への圧力を最大限に強めるべきと訴え掛けたと報じられており、彼がこういう言葉の一つ、またひとつ発する度に平和国家であるはずの日本のイメージが棄損され、この問題も和平が遠ざかるように思えて暗澹(あんたん)たる気持ちにさせられます。

そもそも彼はこうして経済制裁を訴えるほど熱心に、北朝鮮との平和的対話にこれまで心血を注いできたかいささか疑問ですが、同9/17にティラーソン米国務長官がCBSテレビで“外交努力が失敗すれば、軍事的選択肢しか残らなくなる”と言及しているように“経済制裁とは、戦争も辞さない国の最終的外交手段”であり、アメリカはよくても日本は戦争を選択肢に入れた外交を行使すべきではありません。
本来であれば【憲法9条】を掲げた日本が北朝鮮問題の関係国として、また人材不足を指摘されるトランプ政権の外交を補うべく、[北朝鮮の非核化を平和的手段で]という共通の目標を持つ中国やロシアと大いに連携できるはずですが、戦争も辞さない安倍首相では中ロ両国から協力を引き出すのは難しいでしょう。


また、国内に於いても北朝鮮の脅威を不必要に煽る情報操作の動きが何気ない報道に見受けられます。
例えば8/29・9/15の2度に渡って北朝鮮のミサイルが発射されましたが、この時のNHKの報道は以下のとおりです。

政府は、北朝鮮から発射されたミサイルが15日午前7時4分ごろ、日本の領域に侵入し、
午前7時6分ごろ、領域から出て、午前7時16分ごろ、襟裳岬の東、およそ2000キロに落下したと発表しました。


一見何の問題も無いように見えます…
しかし【領域に侵入】は一般に用いられるのには問題ない言葉ですが、[国家領域]を表す時には注意しなければならない言葉で、その場合“領域とは、領土・領水・領海・領空”の意味を持ち、ここでは[日本の領域]と特定しているのでこれは【(ミサイルが)日本の領空に侵入】いう意味が込められています。

また、【領空】は地表から高度100km以下(100km以上は宇宙)という定義であり、これに対して9/15のミサイルは高度800kmと推定されていることから、これを[領空]とするのは正しくありません(…だから領域というあいまいな言葉にした?)

問題は、これは【政府が発信源の情報】であるため戦前の[大本営発表]と同じ構図(政府の発表を流すだけの報道)に陥り易いことで、そういう意味で同じく政府が発信源のJアラート(全国瞬時警報システム)の運用の仕方にも【支配側の意図】が感じられました。


私が細かいと思われるかもしれませんが、【日本の領域に侵入】は些細でも、国民に【(ミサイルが)日本の領空に侵入した】と思い込ませるのに非常に有効な言葉のトリックであり、北朝鮮の脅威を恐れ、怒り、森友・加計問題を忘れさせ、内閣支持率を回復させるのに絶大な効果を挙げたことは結果が示すとおりです。
ただ、憂慮すべきはメディア(大手ほど)で、こうした国民の素朴な疑問に応える報道姿勢はこの間ほとんど見られず、ただ政府の言いなりに伝え、衆目を引くミサイルの映像を繰り返すだけで、これは報道自体が劣化してしまったのか或いは【圧力・忖度】で封じ込められてしまったのか…。
民主主義を成立させるためには主権者に正しい情報を届けることが不可欠であり、また国民の意向を正しく為政者に伝え、彼らが不正を行わないか監視するのもメディアの大事な役割です。
そして…

私は、日本国民の一人として全く北朝鮮との戦争を望みません。
憲法はそれを認めないし、自衛隊は他国を侵略し得る戦力を保持していません。

どうか日本国政府は国民の意思を正しく理解し、それを反映させる政治を遂行するよう、強く願います。



「ノトーリアス」

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「ウェスタリング・ホーム」ケルティック・ウーマン

2017.09.08

category : Celtic Woman

Celtic Woman - Westering Home1 Celtic Woman - Westering Home2


Celtic Woman - Westering Home (2015年)



~ Celtic Woman Voices of Angels World Tour ~

2006年のトリノ・オリンピック、フィギュア・スケート荒川静香選手のエキシビションでテーマとなった「You Raise Me Up」で日本でもその名が知られるようになった女性音楽ユニット、ケルティック・ウーマン(Celtic Woman)が6年振りの来日公演を行います。
日程等についてはメンバーからも日本の皆さんにお知らせが届いているので、映像でご覧下さい。

今回の来日は昨年リリースされたアルバム『Voices of Angels』に基づくツアーで、直前のインタビューで彼女らは
“観客の皆さんが一曲ごとに、それぞれの曲が持つ要素と調和し、アイルランドの鼓動をコンサートを通して感じて欲しいです。実際にアイルランドに訪れたかのような感覚とそこにある心の温かさなどを、この公演を通して感じて頂ければと思います。”
…と、語っています。





~概要~

ケルティック・ウーマンは2004年、“クラシック音楽とアイルランドの伝統音楽のアンサンブル”というコンセプトの下、誕生したグループです。
メンバーはアイルランド出身の女性で構成されていますが固定的ではなく、常時入れ替わっているといって過言ではありません。
同国出身のエンヤがそうであるように、ケルト音楽やゲール語(アイルランド・スコットランド・マン島の伝統的言語)という“ローカルな要素”を背景としながらも、クラシックやポップス、そして透明感ある美しい歌声という“洗練された要素”を融合させることによって、洋の東西や時代の流行に左右されない“素材そのものの良さを味わえる”ことが、何より彼女らの最大の魅力といえるのでしょう。


「ウェスタリング・ホーム」は2015年の10thアルバム『Destiny』の収録曲ですが、シングル・カットやタイアップはありません。
ヴォーカルはスーザン・マクファーデン Susan McFadden、マレード・カーリン Mairead Carlin、イーハ・マクマホン Éabha McMahonが、フィドル(ヴァイオリン)はマレード・ネスビット Máiréad Nesbittが担当しています(今回のツアーではメンバーに一部変更があります)。
作品は長い船旅からの故郷への郷愁をテーマとしていると思われますが、彼女らの歌声はあまりに爽やかで、まるで“‘花よ蝶よ’と歌う森の妖精”に聴こえなくもありません? 

…そんな「Westering Home」はケルティック・ウーマンがオリジナルではなく、当地では小学校で習うほど親しまれるスコットランドの伝統歌です。
楽曲は1920年代にスコットランドのHugh S. Robertonの作とされる一方、実はこれも二次創作のようで、Wikiによると原曲はアイルランドに古くから伝わる「Trasna na dTonnta」(ゲール語)と言及されています(確かにメロディーは同じ)。
元々はアイルランド北部沿岸にあるグウィドー(Gaoth Dobhair)のことを歌っていたようで、それをHugh S. Robertonがスコットランド向けに歌詞を改め、言語も英語に変更したと推測されます。

  
 



~Lyrics~

Westering home with a song in the air
故郷の歌と共に、西へと向かう
Light in the eye and its good by to care
瞳はきらめき、憂いにはさようなら

一見平易な言葉が並んでいるように見えて古い言葉や方言が混じった歌詞であり、加えてここで【home】を普通に[家]と解すると後で“何か変な感じ”が残ってしまうのです…。


Where are the folk like the folk o' the west?
家族のような西の民は何処?
Canty and couthy and kindly, the best
陽気で、親切で優しい最高の人々

ここでの【folk(s)】も同様で、単純に[人々]と捉えるとこのフレーズに何の意味があるのか理解できなくなってしまいます。
しかし、これを[共通の祖先や伝統・文化を受け継ぐ人々]と捉えると前後関係も違和感がなくなり、先の【home】もこの概念に従って“広い意味での家[故郷・故国]”と捉えると、ようやく“作品の心”へと導かれた気がしました。


Tell me of lands of the Orient gay
教えて…東の洋(うみ)の世界の繁栄
Speak of the riches that come from Cathay
“キャセイ”からの富の伝説

【Cathay】は10世紀に中国北部に遼を建国した契丹(きったん・Qitai)の英語訳で、13世紀に『東方見聞録』を編纂したマルコ・ポーロによってヨーロッパに伝えられました。
当時の中国はモンゴル帝国の[元]として繁栄を極め、クビライの厚遇を受けたマルコ・ポーロ自身も巨万の富を持って帰国しました。
これが大航海時代に脚光を浴び、探検家が先を競って世界へと繰り出すきっかけになったともいわれます。



~Epilogue~

「Westering Home」はスコットランド西岸にあるアイラ島(Islay)をテーマとしています《写真左・赤丸》。

…まずアイラ島ってどんな特徴があるのだろうと検索してみると圧倒的なのが“ウイスキーの聖地”についてで、とりわけアイラ島で作られるピート(泥炭)によるスモーキーなスコッチ・ウイスキーは“アイラ・モルト”として世界中で愛され、2016年現在8つの蒸留所があるそうです。
その中の一つブナハーブン(Bunnahabhain)蒸留所で製造されたウイスキーのラベルには、故郷を望む船乗りのイラストと共に“Westering Home”の文字が刻まれており《写真・右》、本曲がどれほど地元で愛されているのか改めて実感させられました。

また、アイラ島に関連して出てきたのが作家・村上春樹で、彼はスコッチ・ウィスキーとアイリッシュ・ウィスキーをテーマとして、1999年にアイラ島とアイルランドを巡った紀行『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』を発表しています。

Celtic Woman - Westering Home3 Celtic Woman - Westering Home4


一方アイラ島は“ヘブリディーズ諸島の女王”と称され、人口密集地のエディンバラやグラスゴーから少し離れた西端にあるためあまり開発がなされておらず、“スコットランドで最も美しい島”ともいわれています。
今回見つけた動画によると、確かに一部に集落が点在する以外殆んどは起伏のある丘陵地や牧草地で、目を引くのは海と海岸の美しさで、ここにはイルカやアザラシも訪れるそうです。
また、ウイスキーの名産地だけあって水系が豊かで、ヨーロッパで最も優れたブラウントラウト釣りの名所の一つとして知られています。




…かつて(14~16世紀ごろ)、アイラ島は“あるケルトの氏族”が支配するスコットランド西海岸とアイルランド北岸一帯の中心地でした。
その後イングランドとの勢力争いに敗れ領地を失い氏族制度も解体、彼らの多くが国外へと逃れてゆきました。
それから長い歳月を経た1940年、大西洋を越えて移住した彼らの末裔がアメリカ・カリフォルニアで商いを始め、2010年には全世界121カ国・約3万店舗をもつ世界最大のファストフード・チェーンストアにまで発展を遂げました。
…そう、あの【マクドナルド(McDonald)】です。

Ah but it's grand to be woken at day
あぁ…それは、壮大なる一日の目覚め
And find yourself nearer to Islay
アイラの島近く、自らの運命を識る

今も世界で愛されるウイスキーの伝統を継ぐもの、そして海を渡り世界の誰もが知るブランドを確立したもの…
その“源流”は、この小さな島にありました。



「ウェスタリング・ホーム」

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「エリナー・リグビー」ビートルズ

2017.09.01

category : Beatles & Solo

Beatles - Eleanor Rigby1 Beatles - Eleanor Rigby2


The Beatles - Eleanor Rigby (1966年)



~「エリナー・リグビー」のオリジナル・スコアがオークションに!~

ビートルズ屈指の美曲「エリナー・リグビー」のオリジナル・スコアが、9月11日のオークションに出品されることになりました。
競売はビートルズの出身地リヴァプール近郊のウォリントンで行われ、約280万円程の落札額が見込まれているそうです。

「エリナー・リグビー」の楽曲自体のクレジットはご存知【Lennon–McCartney】ですが、弦楽八重奏を起用しているため編曲はプロデューサーのジョージ・マーティンが担当し、鉛筆で手書きしたスコアにはマーティンとポールが署名を入れています。
今回の競売では他にも「エリナー・リグビー」にまつわる出品が予定されており、主催者は“世界中で激しい争奪戦になるはず”と息巻いているそうです。



~概要~

「エリナー・リグビー」は1966年8月5日にイギリスでリリースされたビートルズの13枚目のオリジナル・シングル(「Yellow Submarine」と両A面)で、同日発売の7thアルバム『リボルバー(Revolver)』に収録されました。
シングルとしてイギリスではNMEで4週/MMで3週No.1に輝き、アメリカではB面扱いとなったもののBillboard Hot 100で11位を記録、2004年にはローリング・ストーン誌【The 500 Greatest Songs of All Time 137位】にもランクされています。

作者はポールでお得意の“物語風”を展開させていますが、歌詞のアイデアが煮詰まって自己完結できず他のメンバーらにアイデアを出してもらって完成させたようです(詳細別項)。
リード・ヴォーカルはポールで、本曲の歌唱により1966年のグラミーで【Best Contemporary Pop Vocal Performance, Male】を受賞しました。
一方、コーラスにジョン・レノンとジョージ・ハリスンが参加した以外、演奏についてビートルズは一切関与しておらず、このためリンゴ・スターは全く出番がありませんでした。

本曲は「Yesterday」に続いて二度目の本格的ストリングス編成曲ですが、こうしたクラシック志向には当時の恋人であるジェーン・アッシャーの存在が大きく影響を与えています。
ジェーンのお母さんはロンドンの名門ギルドホール音楽演劇学校の教授で、ジョージ・マーティンにオーボエを指導した人であり、当時アッシャー宅に住み込んでいたポールも彼女からクラシック音楽やその知識を授かっていました。
「Eleanor Rigby」はそんなアッシャー宅の地下の音楽室にあるピアノから生まれた曲であり、ポールがジョージ・マーティンに編曲を依頼した際“(アントニオ)ヴィヴァルディ風の弦楽八重奏”と注文をつけた知識も、その産物だったのです。
こうした経緯から生まれたのがヴァイオリン4/ヴィオラ2/チェロ2本という、ビートルズ作品中でも極めて特徴的な音の響きでした。

しかし、「Eleanor Rigby」の特徴的な音の響きは弦楽八重奏だけではありません。
通常のステレオは、左右2つのスピーカーによって実際そばで演奏を聴いているような音に近づけるものですが、『リボルバー』に収録の(オリジナルの)「Eleanor Rigby」では基本的にポールのリード・ヴォーカルは右チャンネルに、コーラスは左チャンネルに、ストリングスは左右両方(中央から聴こえる)に分別され入っており、特にヘッドホンを使うとそれぞれの切り代わる独特な音の感覚を楽しむことができるでしょう。
ただし、後年リミックスが施された「Eleanor Rigby」メイン動画はこの音源)は音質がクリアになっている反面、全ての音が中央から聴こえる普通のステレオ形式に変更されているので、ファンとしては微妙な所です…。

ビートルズ時代を含め「Eleanor Rigby」は長年封印されていた作品でしたが1984年、ポールは自作映画『ヤァ!ブロード・ストリート(GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET)』で本曲を初めて再演、その際「エリナーの夢(Eleanor's Dream)」というインストゥルメンタル曲を新たに創作しメドレーとしています。
また、ライブとして最初に披露されたのは1989年9月からのワールド・ツアーで、ビートルズ時代には不可能とされたストリングスの音をキーボードで再現し、ファンを歓喜させてくれました。

カバーはジョーン・バエズ、ヴァニラ・ファッジ、アレサ・フランクリンなどが有名ですが、私は何といってもレイ・チャールズ
彼は1968年に「Eleanor Rigby」をカバーしBillboard Hot 100で35位とヒットさせ、1990年にポールが“グラミー特別功労賞生涯業績賞”を受賞したステージで本曲をトリビュート演奏したことで、とりわけインパクトを残しました。


 
 



~Lyrics~

Ah look at all the lonely people
すべての孤独な人々について考える…

【孤独】という物語の展開に行き詰ったポールは他のメンバーや、ジョンの家に遊びに来ていた元クオリーメンのピート・ショットンに相談を持ちかけており、このラインはジョージ・ハリスンのアイデアだといわれます。
ジョンは1971年に“歌詞の半分以上は僕が書いた”、1980年には“最初のヴァース以外全部僕が書いた”と発言していますが、ポールは“ジョンにはいくつかの言葉を助けてもらったけど、8割は僕が書いた”、ピート・ショットンは“ジョンの貢献は0”と、認識に差異があるようです。

ジョンの“全部僕が書いた”やピート・ショットンの“ジョンの貢献は0”はそれぞれ余りに極端で、不自然さが感じられたため少し掘り下げてみたところ、話し合いの中で「Eleanor Rigby」の結末についてピート・ショットンが“最後はマッケンジー神父がエリナー・リグビーの葬儀を取り仕切る”と提案したのに対し、ジョンはそれを反対するなど意見を異にしており、結果的にポールはピートの意見を採用したため、ジョンはプライドを傷つけられたのではないでしょうか…?
ただ、【孤独】は明らかにジョンの得意とする分野であり、彼は少なからずこの作品に対し“思い入れ(執着)”があったと思うので、“ジョンの作詞による「Eleanor Rigby」”も味わってみたかった気もします。


Eleanor Rigby, picks up the rice
エリナー・リグビーは米を拾う
In the church where a wedding has been
結婚式後の教会

ポールは最初【Miss Daisy Hawkins】の名を思いついたものの満足できず、映画『Help!』で共演した女優【Eleanor Bron】から[Eleanor]を、1966年1月に舞台公演中のジェーン・アッシャーに会うため訪れたブリストルで見掛けた酒店【Rigby&Evens Ltd】から[Rigby]を取って【Eleanor Rigby】としました。

エリナー・リグビーの人物設定についてポールは“何もかも上手くいかないオールド・ミスの掃除婦”としているようで、ライス・シャワーを浴びて若いカップルが人生最良の日を謳歌した宴の後始末を、オールド・ミスが行うというのは何ともせつないものがあります…。


Father McKenzie, writing the words
マッケンジー神父は言葉を綴っている
Of a sermon that no one will hear
誰の耳に届くこともない説教を

一方こちらは最初【Father McCartneyとしたものの、ピート・ショットンに“ポールの実父と誤解されるので変えた方がいい”と指摘され、電話帳を調べて【McKenzie】に決めたそうです。
また、このラインと[靴下を繕う]というアイデアを出したのはリンゴ・スターともいわれます。
確かに、社会的地位も高いであろう年代の男性が独り靴下を繕う姿というのは、侘びしさをかき立てますが…。
(俗人はともかく、そのくらい物を大事にして安易に他力を頼まない高潔さこそ、聖職者の本来あるべき姿?)

ちなみに【Father McKenzie】には[ハザマケンジ]の空耳があり、[ミッキー・マッケンジー(Miki McKenzie)]は水谷豊の最初の奥さまです。 



~Epilogue~

…ところで、この作品には不思議なエピソードがあります。

【Eleanor Rigby】は1966年にポールが架空の人物として創作した名前ですが、ジョンとポールが初めて出会ったリヴァプールのセント・ピーターズ教会、そのウールトン共同墓地の中に【Eleanor Rigby】の名が刻まれた墓石《写真・左》が、1980年代になって発見されたというのです!
どんな名前も、世界を探せば大抵[同名異人]が見つかるものですが、ポールの出生地(ウールトン)、しかもジョンとの運命の出会いがあった場所でそれが見つかるという偶然…?
ちなみに、ポール本人は近年も基本的に“Eleanor Rigbyは架空の人物”という立場を通している一方、現実との奇妙な一致について“無意識のうちに影響を受けたかもしれない”とも言及しています。

Beatles - Eleanor Rigby3 Beatles - Eleanor Rigby4
 右は「Eleanor Rigby」をモチーフとして、1982年にスタンリー・ストリートに設置されたエリナー・リグビーの銅像。


では墓地に埋葬されたEleanor Rigbyさんとは、一体どんな生涯を送った人なのでしょうか?

墓石の記録によると彼女は独り身ではなく既婚者で、1939年に44歳で亡くなっています。
別の情報によると彼女はリヴァプールの病院で働いていた経歴があり、私は1956年に47歳で亡くなったポールのお母さん(ウールトン病院の元看護師)の生涯との類似を感じました。
ポールはこの時14歳、母を亡くした悲しみはもちろん、それまで涙を見せたこともなかった父が大泣きしている姿に衝撃を覚え、本当に大変なことが起きたのだと悲しみを深くしたそうです。
もしも母を亡くして間もないポールがこの墓と出あっていたなら、きっとその事を思い出さずにいられないでしょう。
ポールが【Eleanor Rigby】に込めた想い、そして当初なぜ【Father McCartney】を登場させようとしたのか、彼の心に少し近づけたような気がします。


All the lonely people
孤独なるすべての人々
Where do they all come from?
それは、何処からやって来るのか…

人は、誰もが孤独なものである。
そして、かけがえないものを失った時、その宿命を識る。
暗闇があるからこそ、光を求め彷徨(さまよ)う。
“生きる”とは、後戻りできないその闇を“時間切れ”まで前に進むこと…。



「エリナー・リグビー」

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「愛は吐息のように~トップガンLOVEテーマ~」ベルリン

2017.08.25

category : Soundtracks

Berlin - Take My Breath Away1 Berlin - Take My Breath Away2


Berlin - Take My Breath Away (1986年)



~『トップガン』続編決定!?~

キャリア36年で数々のヒット作を輩出しただけでなく、2016年に米フォーブス誌が発表した高額年収俳優ランキングで4位(5300万ドル≒58.3億円)に入るなど、55歳にして今なおハリウッドを代表する大スターであり続けるトム・クルーズ。
その彼がブレイクするきっかけとなったのが、1986年のアメリカ映画『トップガン』でした。

近年、『ゴーストバスターズ』や『スパイダーマン』、『バットマン』、『ロボコップ』など旧作のコンセプトを生かしたままキャストなどを一新し、連続性を捨ててシリーズを仕切り直す【リブート(再起動)】が盛んに試みられていますが、『トップガン』では連続性を継続させた【続編】の計画があるそうです。

果たして、どんな物語になるのでしょう…。



~概要~

「愛は吐息のように」はサブ・タイトル(トップガンLOVEテーマ)が示すように、1986年の映画『トップガン(Top Gun)』の挿入曲で、サウンドトラック・アルバムからの2ndシングルとしてBillboard Hot 100のNo.1(年間27位)に輝いた作品です。
映画の音楽を担当した巨匠ジョルジオ・モロダーと、トム・ホイットロック(作詞)の共作で、このコンビは『トップガン』の主題歌「Danger Zone」やシルヴェスター・スタローン主演の映画『オーバー・ザ・トップ』主題歌「Winner Takes It All」(過去ログ)なども創作しています。
この年の北米興行収入No.1という『トップガン』の大ヒットにはシングル・ヒットを連発しBillboard 200のNo.1も記録したサウンドトラックの寄与も大きく、中でも「Take My Breath Away」は『アカデミー歌曲賞』『ゴールデングローブ 主題歌賞』の二冠を独占する活躍を果たしました。

本曲を歌うベルリン (Berlin) はその名に反してアメリカのバンドであり、だけどアメリカっぽくないニューウェーブ/エレクトロ・ポップ志向のサウンドを持ち味としています。
紅一点でメイン・ヴォーカルのテリー・ナン(Terri Nunn)は当初女優も志しており、1976年には『スター・ウォーズ』のレイア姫のオーディションを受けた経歴もあるそうです。
プロデューサーのジョルジオ・モロダーとは1984年の「No More Words」からの縁であり、そのためかベルリンより遥かに実績のあるケニー・ロギンスを差し置いてジョルジオから「Danger Zone」と「Take My Breath Away」のどちらを歌うか選択権が与えられ、ベルリンは「Take My Breath Away」を選び、それぞれの歌い手が決まりました。
作曲者のジョルジオにとって“自身のキャリアで最も誇らしい作品”と語るほどのお気に入りであり、テリー・ナンは“彼も私も当初この曲に実験的なアレンジを想定していたの。でもレコード会社と映画会社に普通のアレンジにしてくれと要請されて諦めた”と回想しています。

テーマとなっている【Take my breath away】は“(驚きなどで)息をのませる”といった意味合いで、作詞者トム・ホイットロックの口癖に由来するそうです。
但し、「Take My Breath Away」は元々『トップガン』のために書かれた楽曲ではなく、ベルリンと同じ女性ヴォーカルを看板とするThe Motelsに提供されデモ録音(未発表)されていたもので(この音源は2001年に『Anthologyland』で公開)、ベルリンが歌うことが決まってからトムが一部歌詞を書き換えています。


2004年にはアメリカの歌手ジェシカ・シンプソンが「Take My Breath Away」をカバーし、Billboard Hot 100で20位まで上昇させるヒットを記録しました。
日本では1986年に「CHA-CHA-CHA」の石井明美が「死んでもいい」(日本語詞:なかにし礼)というタイトルでカバー、1987年には「ヴィーナス」の長山洋子が「愛は吐息のように TAKE MY BREATH AWAY」でカバーしています。

また、「Take My Breath Away」は1993年に3代目ホンダ・インテグラのCMソングに起用され、一般にベルリンver.として紹介されていますが私の聴いた限りではベルリンのものではなく(The Motelsでもない)、誰のカバーであるかは不明です。


 
 



~Lyrics~

Watching every motion
この愚かな恋のゲームの顛末(てんまつ)を
In my foolish lover's game
じっと見守っている

劇中に於いてピート(トム・クルーズ)とシャーロット(ケリー・マクギリス)は非公式なパーティで出逢い、二人はトップガンの訓練生と教官(彼女は民間から派遣された専門家)の関係にあります。
ピートとシャーロットの年齢設定はわかりませんが公開時トムの実年齢は23歳、ケリーは28歳なので女性の方が年長という設定なのでしょう。
ピートは相当な自信家で、シャーロットに一度断られても化粧室まで追いかけて強引に口説こうとし、彼女も応じませんがクールにあしらう表面とは裏腹にそんな彼の魅力に惹かれてゆきます。

本項ではマーベリック⇒ピート/チャーリー⇒シャーロットと、それぞれ劇中の本名で表記しています)


Turning and returning
想いは巡り、また返す
To some secret place inside
この胸にある秘密の場所へと

教官という立場上ピートに冷淡な態度をとっていたシャーロットに失望しバイクで飛び出す彼を追いかけ、彼女が愛を告白する場面。
その激しい葛藤が情熱的な恋へと移り変わる流れの中に「愛は吐息のように」が使われており、あるサイトはこのシーンを“米国人が選ぶもっとも凄まじいラブシーン映画13選”の一つとして紹介しています。

シャーロットの告白の後、台本ではピートがセリフを言うはずでしたがトム・クルーズはそれをド忘れしてしまい、言葉を抜いてアドリブで彼女にキスをしてしまいました。
しかしトニー・スコット監督が逆にこれを気に入り、それが生かされてこの名シーンが生まれたそうです。




Through the hourglass I saw you
砂時計越しに、あなたの姿を浮かべてみる
In time you slipped away
…でもやがて、何も言わず消え去ってしまった

激しく燃えた二人の恋に、終わりが訪れます。
訓練中に彼の操縦する機体で発生した不慮の事故により友人が死んでしまい、パイロットとして自信を失って激しい自責の念に苛まれたピートにはシャーロットの慰めの言葉も届かず、彼女はそのまま転勤によりトップガンを去ってしまうのです。
この時、彼の心に映っていたものとは…。



~Epilogue~

…あれから31年、今年トム・クルーズはオーストラリアのテレビ番組で『トップガン』の続編の制作を発表しました。

タイトルは『Top Gun: Maverick』、監督は2013年に『オブリビオン』でタッグを組んだジョセフ・コシンスキーで、来年から撮影に入り2019年7月公開予定だそうです。
トムによると、“作品のトーンやスタイルは前作を踏襲し、作曲家ハロルド・フォルターメイヤーの同じ音楽を使う予定で(Top Gun Anthem?)、前作同様に競い合う内容が中心となり、主人公のマーベリックにはもっと成長が見られると思う”…とのこと。
前作の最後でマーベリックはトップガンの教官になることを希望していましたがそれが反映されるようで、情報筋によると“今度は彼が生意気な女性訓練生を指導する”という構想もあるようです。

“トーンやスタイルは前作を踏襲する”という言葉からすると、【教官❤訓練生】の展開も踏襲されることになるのでしょうか…?
…となると気になるのが前作でマーベリックと恋人になった女性教官チャーリー(ケリー・マクギリス)の存在で、前作の最後で彼の元に戻ってきた彼女をどう扱うのか…(それとも全く無視?)。
個人的には、マーベリックが若い女性訓練生とイチャイチャしている所に、妻となったチャーリーが“ピートぉ~(マーベリックの本名)”と恨めしそうに指を噛んで現れ、修羅場となる…という展開を期待したいのですが?

Berlin - Take My Breath Away3 …それって、まんま『ス○ュワーデス物語』じゃね


ただ、心配なのはトム・クルーズが8月12日、現在撮影中の『ミッション:インポッシブル6(仮題)』のスタントでビルの飛び移りに失敗し建物の側面に激突、足首2カ所を骨折する重傷を負ったと報じられていること。
命にかかわる事故でなかったことは幸いでしたが、完治まで数カ月を要するそうです。
新作への期待も膨らみますが、何よりそれはトム・クルーズ本人が元気であってのこと…
まずは、トムのケガの回復を祈りましょう。



「愛は吐息のように~トップガンLOVEテーマ~」

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