I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣」セリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソン

2017.02.24

category : Disney/Animation

Céline Dion and Peabo Bryson - Beauty and the Beast1 Céline Dion and Peabo Bryson - Beauty and the Beast2


Céline Dion and Peabo Bryson - Beauty and the Beast (1991年)



~実写版『美女と野獣』公開~

3月3日は、“ひなまつり”。
女の子にとって、夢のある作品はないかなぁと模索していると…ありました!

2015年に、本ブログでディズニー・アニメの名作『シンデレラ』の実写版について特集しましたが(過去ログ「夢はひそかに」)、今春4月21日からはこれもディズニー屈指の人気作『美女と野獣』の実写版が公開予定です。
その最大の注目ポイントは何といっても“Beauty”と形容されるヒロイン(ベル)を誰が演じるかであり、そしてその大役を担うのがハリー・ポッター・シリーズの“ハーマイオニー”エマ・ワトソンということで、今からワクワクしておられる方も多いことでしょう。

まずは、その予告編からどうぞ♪





~概要~

「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣」は、1991年のディズニー・アニメ映画『美女と野獣(Beauty and the Beast)』の表題曲です。
タイトルからして“Beauty”と“Beast”がデュエットしそうなイメージですが、この映画でヒロイン・ベルの声を演じたアメリカの女優ペイジ・オハラの歌唱は“あまりにブロードウェイ的”としてディズニーに却下されてしまいました。

これにより実際の劇中で歌っているのはBeastの召使い“ポット夫人”で、それを演じているのはトニー賞・ミュージカル主演女優賞の受賞歴もあるイギリスの女優アンジェラ・ランズベリー
彼女はテレビ・ドラマ『ジェシカおばさんの事件簿』でお馴染みの人ですが(私は個人的に『ナイル殺人事件』のミセス・サロメ・オッターボーン役が強烈な印象)、1991年時点で66歳となる彼女がこの歌を歌うことについて自身でも戸惑いがあったといわれます。
ただし、“息子の愛の成就をやさしく見守る母心”のような彼女の「Beauty and the Beast」はレコーディングに立ち会ったスタッフの涙を誘い、2004年のAFI『アメリカ映画主題歌ベスト100』で62位にランクインするなど高く評価されている歌唱です。

一方、ディズニーは映画の宣伝用に「Beauty and the Beast」をシングルとしてリリースすることを決め、カナダ人歌手セリーヌ・ディオンを雇いレコーディングを試みるものの彼女の知名度不足を心許なく思い(『Unison』がヒットする前?)、「愛のセレブレーション」(過去ログ)などデュエットで多くの実績のあるR&B歌手ピーボ・ブライソンと組ませることにしました。
このバージョンは映画のエンド・クレジットで使用されBillboard Hot 100で9位(1992年の年間64位)とヒットし、1992年のセリーヌのアルバム『Celine Dion』にも収録されています。

1992年3月、第64回アカデミー授賞式では劇中で歌ったアンジェラ・ランズベリーとシングルver.セリーヌ&ピーボの豪華メドレーが実現、「Beauty and the Beast」は“アカデミー歌曲賞”を受賞しました。
また、翌年2月の第35回グラミーではセリーヌ&ピーボver.が“最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループ”を受賞しています。


2017年、ディズニーの実写版『美女と野獣』のテーマ曲を歌っているのはアリアナ・グランデ&ジョン・レジェンド
アリアナ(Ariana Grande)は2013年のデビューからBillboard 200で2作連続No.1を達成した23歳のシンガー・ソングライターで、親日家としても知られます。
ジョン(John Legend)は今年の第89回アカデミー賞で最多の6部門を受賞したミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』にも出演している人気のR&B歌手/ピアニストです。
ところで、この劇中では誰が「Beauty and the Beast」を歌っているのだろう…。


 
 



~Lyrics~

Tale as old as time
時の歩みほどに悠久の物語
True as it can be
それは、この上ない真実

時間と同じほど古い物語…
“Big Bang(138億年前)”まで遡るかはわかりませんが、せいぜい100年しか生きられない人間の一生からすると“絶対的真理”のようなものを感じます。
私たちが知る、そんな悠久の物語とは何だろう…。


Certain as the sun
東から昇る
Rising in the east
太陽ほどに、確かなもの…

…これなら、ずっと昔からの絶対的真理といえるでしょう!
でもそれについて“回っているのは地球の方”と一般的に理解されるようになったのは、ここ200-300年ほどのことのようです。

 西から昇ったお日様がぁ~♪
 …ったく、しょうもないんだから。
 でも、地球の反対側のオーストラリアなら西から昇るノダ!
 …えっ!? ぇえとぉ…。

(※西から昇りません!


Both a little scared
二つの心は、わずかな恐れに
Neither one prepared
想いを解き放てずにいた
Beauty and the beast
美しきものと、猛きもの…

…相手は恐ろしい野獣だし、そもそもベルは捕らわれた父の身代わりで彼の城にやって来たのですから、無理もありません。
でも彼女のその恐れの気持ちを解くきっかけとなったのが、森で狼に襲われたとき彼に助けられたことでした(ヒーローとヒロインが親密になるハリウッド映画の“お約束”! )。

荒れ果てた土にいきなり種を蒔いてもよい作物が育たないように、わだかまりのある相手との間に信頼を育むことは容易ではありません。
人と人の関わりも、心を拓(ひら)く過程が必要…。



~Epilogue~

この物語の妙味は【Beauty(美しいもの)】と【Beast(けだもの)】という、一般的に交わるはずのない両者が愛を育むことに尽きるといえます。
通常、良好な人間関係を築くためにはお互いの趣味や関心・価値観など“共通点”が多いほど有利といえますが、容姿も心ばせも美しい娘ベルと、わがままで狂暴な野獣(王子)…
似ても似つかぬ二人は、どうして心惹かれあう関係を育むことができたのでしょう?


Bittersweet and strange
ほろ苦さと面妖が出逢い
Finding you can change
自らの過ちを学び
Learning you were wrong
自らも、変わり得ることに気づく

猛々しく粗暴な野獣はベルの優しさに触れることで心の安らぎを覚え、彼女によって拓かれた心には思いやりと人を愛する感情を芽生えさせてゆきます。
その変わりゆく心と、それに出逢えた悦びこそが作品のテーマ曲「Beauty and the Beast」であり、二人はこの曲と共にダンスを踊り、互いの心に芽生えたぬくもりを確かめ合うのです。

“理解し合うためにはお互い似ていなくてはならない。
しかし愛し合うためには少しばかり違っていなくてはならない…”


フランスの詩人、ポール・ジェラルディ(Paul Géraldy)の言葉です。
人は、異なる性質が力を合わせてようやく“一個”となれるよう、神さまがお創りになられたのかもしれません。
【Beauty】だけでは身の安全を保てず、【Beast】だけも心の安らぎを得られない…

それこそが、古(いにしえ)から脈々と営み続けられた“BeautyとBeastの宿命”ではないでしょうか? 



「ビューティー・アンド・ザ・ビースト~美女と野獣」

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「イエロー・サブマリン」ビートルズ

2016.09.30

category : Beatles & Solo

Beatles Yellow Submarine1 Beatles Yellow Submarine2


The Beatles - Yellow Submarine (1966年)



~リンゴ・スター来日~

ビートルズ・メンバーのリンゴ・スターが今月24日~11月2日にかけて、“His All Starr Band”を引き連れて3年ぶりの日本公演を行います!
毎回“豪華な友人”の参加が恒例となっている今回のメンバーにはスティーヴ・ルカサー〈G・Vo/TOTO〉、トッド・ラングレン〈G・Vo〉、グレッグ・ローリー〈Key・Vo/元ジャーニー〉、リチャード・ペイジ〈B・Vo/Mr.ミスター〉、グレッグ・ビソネット〈Dr/ローリング・ストーン誌・歴史上最も偉大な100人のドラマー52位〉、ウォーレン・ハム〈Sax・Perc/元カンサス〉が参加の予定です。

7月7日に76歳となり、8月14日には“ひいおじいちゃん”となったリンゴにとって全曲を歌いドラムを叩くことは無理と思われますが、その分頼もしい友人たちが彼をサポートしてくれることでしょう。
でももちろん、「イエロー・サブマリン」ではリンゴが魅せてくれると思いますけどネ?



~概要~

「Yellow Submarine」は1966年8月5日にビートルズが発表した7作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『リボルバー(Revolver)』の収録曲で、同日「Eleanor Rigby」との両A面シングルとしてカットされ、全英チャート4週No.1という大ヒットを遂げました。
アメリカでは8月8日に「Eleanor Rigby」をB面としてリリースし9/14にBillboard Hot 100で2位(年間96位)を記録したものの、このころ全米はジョン・レノンの“キリスト教発言騒動”の真っ最中(8月11日にジョンが釈明会見)で、1位になれなかったのはその反感があったためともいわれます。
同年6月にツアーで来日したばかりの日本では、これを記念しシングルに武道館公演の写真が使われました。

リード・ヴォーカルを務めたリンゴにとってビートルズ時代唯一のシングル曲であり、まさに彼のイメージを象徴する楽しくてハッピーな名曲です。
作詞・作曲の殆んどはポール・マッカートニーで、歌詞の一部をジョンとフォーク歌手ドノヴァンが手伝っています。
前回の「Twist & Shout」で“1stアルバム『Please Please Me』はたった十数時間で全14曲のレコーディングを完了した”とお話しましたが、さまざまな効果音を駆使し(例えば“ブクブク音”は水を張った鍋にジョンがストローで息を吹き込んで泡立てた音)オーバーダブ(多重録音)を重ねた「Yellow Submarine」1曲だけでそれ以上の録音時間が費やされました。
“贅沢仕上げ”はそれに止まらず最後のコーラスにはジョージ・マーティンやブライアン・エプスタイン、ジェフ・エメリック、マル・エバンス、ニール・アスピノールといったビートルズのスタッフに加えジョージ・ハリスンの恋人パティ・ボイド、ローリング・ストーンズからミック・ジャガーとその恋人マリアンヌ・フェイスフル、ブライアン・ジョーンズが参加しています。

「イエロー・サブマリン」といって忘れてはならないのは1968年に制作されたビートルズのアニメ映画『Yellow Submarine』のテーマ曲という側面で、1969年1月17日にはそのサウンドトラック・アルバム『Yellow Submarine』も発表されました。
この映画自体はヒットしなかったものの(メンバーも音楽以外ほとんど映画には関与していない)アート性に対する評価は高く、後世“黄色い潜水艦”のヴィジュアル・イメージはこの映画によって確立されたといえるでしょう。
ビートルズの故郷にあるリバプール・ジョン・レノン空港のターミナルには、このアニメにインスパイアされた51 feet(15.62 m) × 15 feet (4.57 m)スチール製の黄色い潜水艦のオブジェが2005年から設置されており(1984年のリバプール・インターナショナル・ガーデン・フェスティバルのため制作され移設)、観光スポットの一つとなっています。

「Yellow Submarine」はビートルズのツアーで演奏されたことはなく、後年リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドの定番曲として披露されてきた作品です。
ビートルズのアメリカ進出50周年を記念した、2014年のグラミー賞によるトリビュート・コンサート『The Night That Changed America: A Grammy Salute to the Beatles』では「With a Little Help from My Friends」(過去ログ)「Hey Jude」(過去ログ)でリンゴとポールが共演、「イエロー・サブマリン」では舞台で歌うリンゴをポールが応援する…といったファンにとっては涙モノの場面が見られました。

 
 



~Lyrics~

In the town where I was born
街の外れに
Lived a man who sailed to sea
船乗りがひとり

…エっ!訳が全然違う? 
実はこの日本語のラインは、1982年に「Yellow Submarine」を日本語カバーした民謡歌手・金沢明子の「イエロー・サブマリン音頭」の冒頭部分です。

“ビートルズを音頭に”というマサカの取り合わせで当時話題を呼びましたが、この企画の仕掛け人の一人は“音頭好き”で知られるあの大滝詠一で、日本語歌詞は当代随一の作詞家・松本隆が担当しました。
当時ビートルズの楽曲著作権保護が強化され歌詞の変更が世界的に認められなくなっていたものの、この曲を聴いたポールは例外的に許可を与えたという逸話があります。




Everyone of us (Everyone of us) has all we need (Has all we need)
ここにいる誰も、すべてが足りている
Sky of blue (Sky of blue) and sea of green (Sea of green)
空は青いし、海は緑色に輝いている

「イエロー・サブマリン」の殆んどはポールによる発想であるものの、【Sky of blue and sea of green】のラインはドノヴァンのアイデアだそうです。
この作品は【the land of submarines】をテーマとしているにも拘らずポールはそのビジュアル像をほとんど描けていませんでしたが、ドノヴァンによってそれが補てんされたといえるでしょう。
…でも、潜水艦の楽園が“暗い海の底”ではなく“青い空と緑色の海”というのも、ちょっと意外?

ちなみに、このフレーズでリンゴの歌唱の後を浮かれたように合いの手を入れている(カッコ内の部分)のは誰だか、もうお分かりですね? 


Full speed ahead, Mr. Boatswain, full speed ahead!
おっさんが、屁こきまっせ。僕ちゃんの屁!
Full speed it is, Sgt.!
助けてビリーさん
Cut the cable, drop the cable!
おっぺけぺえ・・・おっぺけぺえ
Aye, sir, aye!
あー、さっぱりやね
Captain, captain!
けぶん、けぶん

…私が、とうとうイカレてしまったと思わないでくださいね?
これは、英語なのに日本語のように聴こえるという有名な“空耳”です。

この一節は中間の会話部分で1行目がポール、2行目がジョン、3行目はリンゴによるものですが特にポールとジョンはブリキ缶を介して話し潜水艦内の交信を演じているので直接耳では英語がよく聴き取れませんが、何故か“日本語の方がハッキリ聴こえる”かもしれません。
それにしても、“おっさんが○○”って…? 



~Epilogue~

「Yellow Submarine」は当初、ポールが子ども向けをイメージして創作を始めた作品であり、歌詞にはわざわざ短い単語を用いています。
そのため戦争の兵器である潜水艦を明るい黄色にし、曲調もマーチを取り入れながら楽しくほのぼのとしているのでしょう。
でもあまりに内容が素直過ぎたため、素直じゃない大人たちは“反戦歌”や“ドラッグの歌”、“潜水艦で暮らす主人公=ツアーでホテルに缶詰め状態のビートルズ”、果ては“ポール死亡説”の一端にもこじつけたりもしました。


この論争の真偽はともかく、「Yellow Submarine」を歌うリンゴは正真正銘の平和主義者であり、彼のトレード・マークといえば“ピース・サイン”です。
アルファベットの[V]の形を作ることからVictory(勝利)を意味する“Vサイン”とも言われますが、1960年代にベトナム戦争や核兵器への反対から拡がった平和運動の象徴とされたのがピース・マーク(Peace symbols)やピース・サインで、当時ロック・スターの間でも流行したもののその後“Love & Peace”の衰退と共にこのサインを示すスターも殆んどいなくなった昨今、なお“ピース”し続けているのはリンゴぐらいかもしれません。
ピース・サインは使い方や国によっては“侮辱”や“性的表現”を表すサインでもあるので、外国人の前で使うのは要注意。  インド人にとっては“ウ◯コしたい”のサインだとも言うぞ…?

そして自身の誕生日である今年7月7日、リンゴは“Peace & Love”イベントを催しました。
また、9月21日の『国際平和デー(ピースデー)』には、非暴力を訴える国連やソーシャル・メディア・キャンペーン『#HugForPeace』と提携し新曲「Now The Time Has Come」を発表しています。

 


…そんな彼が歌う「Yellow Submarine」だからこそ、
作品には“特別な意味”が含まれているような気がしませんか? 

We all live in a yellow submarine
この“小さな地球船”に暮らす、僕ら
Yellow submarine, yellow submarine
みんな明るく、楽しくいこう…



「イエロー・サブマリン」

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comment(4) 

「ムーン・リバー」オードリー・ヘプバーン

2016.09.09

category : Soundtracks

Audrey Hepburn - Moon River1 Audrey Hepburn - Moon River2


Audrey Hepburn - Moon River (1961年)



~中秋の名月~

2016年の“八月十五夜(十五夜)”は、9月15日(木)。
…ということで、今年もここで“月”の名曲をご紹介いたします。
でも今週は全国的に雨模様が続き、月曜の時点で15日木曜の予報は…。

一方、今年の夏は空梅雨から記録的猛暑の流れがあり“嫌な予感”がしていたところ、やはり“その修正のやり方は乱暴”なものであり、8月末からの台風は各地に大きな被害をもたらしました(ただし利根川上流8ダムの貯水量は9/9現在、平年比103%に回復)。
穏やかな秋となるよう、願いを込めて…。



~概要~

オードリー・ヘプバーンはアメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI)の“最も偉大な女優3位”にも数えられるハリウッド女優であり、スレンダーで妖精のような美しさとかわいらしさを併せ持つ彼女は日本でも特に女性の憧れとして長く愛され続けました。
『ローマの休日』(1953年)、『麗しのサブリナ』(1954年)といった彼女の魅力を最大限に引き出す運命の作品とめぐり合い、一躍大スターへの階段を駆け上がったことは誰もがご存じのことでしょう。
そして1961年、再びオードリーのキャリアを語る上で欠かせない作品と出あうことになります…。

「ムーン・リバー」は、1961年のオードリー主演映画『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)』の(非公式の)主題歌です。
作詞;ジョニー・マーサー/作曲;ヘンリー・マンシーニによって創られた楽曲であり、劇中では3つのバージョンを聴くことができます。
1つは主人公ホリー(オードリー)がニューヨーク5番街にある宝石店『Tiffany & Co.』の前で朝食のパンを食べる有名なオープニングでのインストゥルメンタルver.、2つ目はホリーが劇中で歌う歌詞ありver.、3つ目はオリジナルをアレンジした「Moon River Cha Cha」です。

このうちヘンリー・マンシーニ楽団による“1つ目”の「Moon River」がシングル・カットされBillboard Hot 100の11位、これらを収録した『ティファニーで朝食を』のサウンドトラックはアルバム・チャートBillboard 200でNo.1を記録し90週間ランク・インする大ヒットとなりました。
これを受けて「ムーン・リバー」は“アカデミー歌曲賞”、グラミーでも“最優秀レコード賞”・“最優秀楽曲賞”・“最優秀編曲賞”という最高の栄誉を受賞しました。

ただし、この輝かしい栄誉には本記事の主役である“オードリーの歌唱ver.”は含まれてはいません。
何故なら、オードリーが劇中で歌った「ムーン・リバー」はサウンドトラック・アルバムには含まれていなかっただけでなく、その後もずっと正式な音源としてレコードやCDに記録されなかったためラジオでも流れづらく、一般的にはカバーの一つであるアンディ・ウィリアムスver.の方が有名になるという現象を生みました。
しかしオードリー死後の1993年、彼女が劇中で歌った「ムーン・リバー」はベスト盤CD『Music from the Films of Audrey Hepburn』に初めて収録され、2004年にはオードリーの「ムーン・リバー」が映画音楽の歴史的名曲として『アメリカ映画主題歌ベスト100』の4位に選出されています。


 



~Lyrics~

I'm crossing you in style
いつの日か、きっと
someday
胸を張って、川の向こうへと辿り着きたい

 

OPで、ホリーが『Tiffany & Co.』のショー・ウインドウ前でパンを食べるシーンが浮かびます…。
『Breakfast at Tiffany’s』というタイトルは、“ティファニーで朝食を食べる身分になりたい”という主人公ホリーの願望を象徴するものです。
ちなみにこのシーンでオードリーが身につけているジバンシィのシンプルな黒のカクテルドレス (Little black Givenchy dress of Audrey Hepburn)は、“史上最も有名なドレス”といわれているのだとか!

“玉の輿”を夢みて近くの安アパートに暮らし、精一杯のオシャレをしてティファニーのショー・ウインドウを見つめるホリーですが、そのたったガラス一枚の向こうの世界はどう映っていたのでしょう。
このシーンで流れる歌詞のない「ムーン・リバー」は、どこか彼女を見守っているかのようにやさしい…。 


We're after the same rainbow's end
ふたりひとつの“虹の終わり”を追い求めたい
Waiting round the bend
その“入口”で待っていて

1行目は【pot of gold at the end of the rainbow(虹の先が地面に接する所に黄金入りの壺がある)】という伝説に基づいた表現と思われます…。
そして、二人は“同じ見果てぬ夢【the same rainbow's end】”を追い求める同志です。
【bend】は[曲がり目]のことですが、私は“虹の入り口”と解釈しました。

ホリーの当初の【rainbow's end】は、きっと“誰にも縛られない自由”と“Breakfast at Tiffany's”でした。
でもそれは彼女ひとりのための夢であり、実際ポール(ジョージ・ペパード)に求愛されても“人は誰のものでもないわ。私は、誰の鳥籠にも入らない”と突っぱねています。
その心の氷を解かすのも、最終的にやっぱり彼の言葉だったわけですが…。


My huckleberry friend
私のハックルベリー・フレンド
Moon river and me
あなた、そして私…

【huckleberry】は一般にマーク・トウェインの小説『トム・ソーヤーの冒険』で主人公の“相棒”として登場するハックルベリー・フィンと認識されていますが、作詞者ジョニー・マーサーの自伝によると“幼少のころ一緒に川下りをした彼の友人”をイメージしたものだそうです。
【Moon river】も、ジョージア州サバンナにあるジョニー・マーサーの実家の下を流れる“The Back River”をイメージしたものとされます。

何れにしても、作詞者ジョニー・マーサーにとって“Moon River”は幼少期に起源する現在進行形の大切な想いを象徴するものなのかもしれません…。



~Epilogue~

『ティファニーで朝食を』原作者のトルーマン・カポーティは主人公ホリー役にマリリン・モンローを据えることを条件に映画化を承諾したといわれます。
原作でのホリーは娼婦であり、“セックス・シンボル”と称されたマリリンこそ適役と思われましたが当の本人に拒否されてしまい、その代役として浮上したのがおよそそれに似つかわしくないオードリーでした。
ところがそのオードリーにも“娼婦の演技はできない”と言われ、“娼婦ではないホリー”として脚本が書き換えられた経緯があったそうです。


一方「ムーン・リバー」作曲者のヘンリー・マンシーニはマリリンをイメージした曲がどうしても浮かばず悩んでいたものの、主役がオードリーに替わった途端メロディが自然に浮かんできたといいます。
“「ムーン・リバー」はオードリーに出会ってメロディが浮かび、オードリーの声域に合わせて創ったんだ…”

そういう経緯があったせいか、オードリー自身も「ムーン・リバー」をとても気に入っていました。
彼女が劇中で歌うシーンは今でも歴史に残る名シーンとして認識されていますが、映画の制作過程に於いてある日、配給元 パラマウント映画の社長が“あの歌(オードリーが歌うシーン)は削った方がいい”と言い出し、これに対してオードリーが“いいえ、絶対削らせません”と断固食い下がったためこのシーンが残されることになったというエピソードがあります(感情論はともかく、歴史に残る名シーンと評される程のものを嗅ぎ分けられない映画会社社長の嗅覚というのも、どうかと思う)。

マンシーニは言います…
“この曲はその後千回以上も録音されたけれど、いつもオリジナルを聴きたくなる。オードリーは心を込めて歌っていて、歌詞に魂が感じられるんだ。彼女の歌う「ムーン・リバー」が一番好きだ”

マンシーニはこの曲でオードリーと出逢って以来、33年間ずっと彼女に片想いをしていたという説もあります《写真》。
もしこれが本当だとしたら「ムーン・リバー」は“一人の男の、手の届かぬ女への慕情”であり、その“主人公はマンシーニ”“【Moon River】はオードリー”だったという仮説も成立し得るのかもしれません。
そして彼はオードリーがこの世を去った翌年、1994年に彼女の後を追うように70年の人生を終えています。

最後にご紹介するのは1961年に作者であるマンシーニとジョニー・マーサーが録音したデモver.
マンシーニのオードリーへの想いを歌詞に重ね合わせ、お聴きください…。

Audrey Hepburn - Moon River3  

Moon river, wider than a mile
Moon River...きらめく川面が、1マイル彼方まで広がっている
I'm crossing you in style someday
いつの日かきっと、胸を張って川の向こうへと辿り着きたい…



「ムーン・リバー」

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comment(8) 

「オン・アワ・オウン」ボビー・ブラウン

2016.08.19

category : New Edition

Bobby Brown - On Our Own1 Bobby Brown - On Our Own2


Bobby Brown - On Our Own (1989年)



~2016年版『ゴーストバスターズ』~

“幽霊退治”を題材にした1980年代のSFコメディ映画『ゴーストバスターズ』シリーズが“お化粧直し”をして帰ってきました!
8月19日より全国公開されている『ゴーストバスターズ』は1984年のオリジナル映画のリブート(仕切り直し)作品であり、“主要キャスト4人の全ては女性”という設定に変更されています。
今年“4月1日”には映画の配給元であるSONY(コロンビア映画)が全面バック・アップして『ゴーストバスターズ』に登場する“ゴースト捕獲装置プロトンパックの開発に成功”キャンペーンを張って世間を騒がせました(※重ねて言いますが、“4月1日のこと”ですので…)。

ここではまず、2016年版『ゴーストバスターズ』の予告と、友近・渡辺直美・椿鬼奴・しずちゃんらがパフォーマンスする日本語版『ゴーストバスターズ』主題歌のPVをご紹介いたしましょう♪

 



~概要~

ボビー・ブラウンは黒人アイドル・グループ“ニュー・エディション(New Edition)”出身のR&B歌手で1988年にソロとして世界的に大ブレイク、日本でも巷で彼の個性的な髪型・服装を真似た若者“ボビ男”が出没し社会現象にもなったので、ご記憶の方もあるでしょう。

「オン・アワ・オウン」はそんなボビーが人気絶頂にあった頃の作品で、1984年に歴代7位の北米興行収入を挙げた『ゴーストバスターズ』の続編映画『ゴーストバスターズ2』の主題歌であり、ボビー自身も“市長公邸のドアマン”として劇中にサプライズ出演しました。
シングルは映画に合わせ1989年6月にリリース、Billboard Hot 100で3週連続3位(年間19位)を記録しています。
作者は"L.A."リード&ベイビーフェイスとダリル・シモンズ、後にボーイズIIメンの「End of the Road」で歴史に名を残すことになる3人による作品で、彼らは本作に於いてプロデュース+演奏+コーラスなど全面的にボビーをバック・アップしました。


映画のプロモーションを兼ねるMVは映画シリーズ第一作の主題歌「Ghostbusters」の主要キャストによる全面的なバック・アップではなかったもののリック・モラニスが参加しており、それ以外の“サプライズ・ゲスト”が多数出演する形式は受け継いでいます。

『サタデー・ナイト・ライブ』のジェーン・カーティン、ファッション・モデルのイマン・アブドゥルマジド、女優サリー・カークランド、『スーパーマン』のクリストファー・リーヴ、『フットルース』のヒロイン ロリ・シンガー…

そして、今年日本で毎日のように報道され“見覚えのある特徴的なヘア・スタイルの男性”が『Trump Tower』と刻まれた建物から出てくるではありませんか!
…そう、共和党候補として現在アメリカ大統領選を戦っている“不動産王”ドナルド・トランプでした。

 



~旧シリーズと2016年版『ゴーストバスターズ』の関係~

1989年の『ゴーストバスターズ2』の続編となる『第3作』の構想は2008年頃から浮上していたものの、主演のビル・マーレイが脚本に難色を示し出演を辞退するなど、計画は数年に亘って難航していました。
2012年の暮れ、ようやくビルをはじめ主要オリジナル・キャスト全員の再出演が決まり、『第3作』は“年老いた旧ゴーストバスターズが新しいメンバー(うち数人は女性)に仕事を引き継がせるストーリーが予定されていた”そうです。
しかし、前2作でイゴン・スペングラー博士役(+脚本)を務めてきたハロルド・ライミスが2014年に死去してしまったため、この続編構想は幻に終わってしまいました。

その後リブート構想が持ち上がり、監督/脚本を担うことになったポール・フェイグが主人公を全て女性にするアイデアを提案、“オトコには弱いがゴーストにはめっぽう強い理系女子(リケジョ)”という基本設定が構築されました。
『ゴーストバスターズ』を継承することとなった4人の女優は何れも“コメディエンヌ”でもあり、シリーズの魅力である“ゴーストなのに笑わせる”路線は生かされています。

また、“お楽しみ”は他にもあって、旧シリーズのキャストであった ビル・マーレイやダン・エイクロイド(本作では制作総指揮)、アーニー・ハドソン、シガニー・ウィーバー、アニー・ポッツらが別キャラクターとしてカメオ出演しているのでどんな場面で登場するか、お見逃しなく♪
さらに、ロック界からはあのオジー・オズボーンが出演しており、“ラスボス(ラスト・ボスの略)”キター!! 
…と思いきや、意外にも(?)“本人役”だそうです。
オジーの場合、“オジーのままでラスボス”ってことじゃね? 



~Epilogue~

1989年の『ゴーストバスターズ2』は無数のゴーストが超常現象を起こし、人間社会を混乱させたり破壊するストーリーとなっています。
そのゴーストの源となっているのが“ピンク・スライム”とわれるスライム状の物体で、これがニューヨークじゅうの怒りや憎しみの感情に反応して肥大化し、次々とゴーストを生み出し悪の親玉“カルパチアのヴィーゴ”を蘇らせるエネルギーとなったという設定です。

しかしこのスライムは怒りや憎しみといったマイナスの感情だけを蓄積するわけではなく、愛情や音楽を楽しむといったプラスの感情も吸収できる物質であるところに、私は興味を持ちました。
つまり“スライムを善にするか悪にするかは人間次第”であり、ここでは社会に於いてマイナスの感情が多くなってしまったために悪さをするゴーストばかりが生まれてしまっただけで、醜いゴーストの多発は人間社会の鏡として描かれているのです。

この物語がフィクションであるとかゴーストの存在の是非はさて置き、これには私も思い当たる節があります。
世界的にみて、治安の悪化やテロ多発の根底には差別や利益独占による不満や憎しみがあり、地球温暖化や大気・水質汚濁による災害自然の浄化・回復力を遥かに上回る人間の欲望によって生じたものと考えられるからです。
もしもあなたがこの社会を生き辛いと思っているとしたら、それは私たち自身の心の持ち方やライフ・スタイルに内包された問題が姿を変えて警鐘を鳴らしているといえるのかもしれません。

Well I guess we're gonna have to take control
そうさ、僕らがコントロールしなければならない
(All on our own)
すべては、自分たちの力で

この地球と社会を破滅させるのも、救うことができるのも
私たち人間であることを、心に刻みたい。



「オン・アワ・オウン」

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「ゲット・タフ」ビリー・オーシャン

2016.08.12

category : Billy Ocean

Billy Ocean - When the Going Gets Tough1 Billy Ocean - When the Going Gets Tough2


Billy Ocean - When the Going Gets Tough, the Tough Get Going (1985年)



~When the Going Gets Tough(オリンピックになると), the Tough Get Going(“お化け”たちが動き出す?)~

先日行われた体操・男子団体決勝の日本チームの演技はまさに圧巻でしたがメンバーの山室光史選手によると、この時の加藤凌平選手の活躍ぶりを内村航平選手が“化け物だな”と評していたといいます。
一方、後日熱戦を繰り広げた個人総合での内村選手の試合ぶりを見て、山室選手は“航平が一番の化け物だった”と改めて思ったそうです。

彼らの話を聞いていると、オリンピックはまるでお化け屋敷? 



~概要~

ビリー・オーシャンはカリブ海にある小さな島国トリニダード・トバゴ(イギリス連邦)に生まれ8歳で渡英、1971年にLes Charles名義(本名)で歌手デビューしました。
1976年に名をBilly Oceanと改め、同年「Love Really Hurts Without You」を全英2位に付けるなどヒットを飛ばしますが勢いは長くは続きませんでした。

1984年、5thアルバム『Suddenly』からアメリカでもTop5ヒットを3連発し、すっかり人気者になったビリーに舞い込んだ次の仕事はマイケル・ダグラス&キャスリーン・ターナー主演の大ヒット映画『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』の続編『ナイルの宝石(The Jewel of the Nile)』の主題歌でした。
映画の公開に先行し1985年11月にリリースされた「ゲット・タフ」は翌年にかけて大ヒット、Billboard Hot 100の2位(1986年の年間31位)を記録しています。
イギリスではビリーにとって初の全英No.1に輝いた記念すべき作品であり、1999年にはアイルランドの人気男性グループのボーイゾーン (Boyzone) によってカバーされ、再び全英No.1を獲得しました。

「ゲット・タフ」は映画の冒険活劇&ロマンティック・コメディの作風を反映した非常に楽しいラブ・ソングであり、そのPVには更に特別な“お楽しみ”が用意されています。
映画のプロモーションを兼ねたPVに映画のシーンが編集されるのは“お約束”といっていい手法ですが、それに加えここではキャストのマイケル・ダグラス&キャスリーン・ターナー、ダニー・デヴィートの3人が“別撮りのコーラス隊で出演”しているのです!
特に見モノは“ダンシング・マイケル(ダグラス)”で、『危険な情事』や『ウォール街』のようにクールなイメージの強い彼が振り付きのコーラスをしているさまは意外な反面、やっぱり二枚目は何をやってもカッコいい♪

 



~Lyrics~

I'm gonna put this dream in motion
この冒険で、僕は夢への第一歩を踏み出す
Never let nothing stand in my way
行く手を遮るものなど、何もない

【in motion】は“移動中”ですが、映画のストーリーを考慮して“冒険”としてみました。
映画では“宝石を取り戻す旅”であるのに対し、歌は“愛を獲得する旅”…
…さて、あなたはどちらの冒険に旅立ちますか? 


I'm gonna make you stand and deliver
君を立ち止まらせ、想いを告げよう
And give me love in the old-fashion way
そして君は、“古典的な方法”で僕に愛を授ける…

【stand and deliver】には、強盗の決まり文句“止まれ! あり金を全部置いて行け”のような使い方がありますが、ここはそんな場面じゃありませんよね?
【deliver】は2行上の【river】と韻を踏むため用いたと思われるものの解釈に困る言葉であり、ここでは“〔考えなどを〕口に出して言う”を適用しました。

…それというのもこの解釈は続くラインとの兼ね合いを考慮したためであり、こんな場面で女性が男性に授ける“古典的な愛”といったら、やっぱり“アレ”しかないでしょ? 


Ooh, can I touch you (can I touch you)
Ooh...君に触れてもいい?
And do the things that lovers do
恋人たちがするように

ここはPVで3人のハリウッド・スターがコーラスをサポートしているラインですが、実はこの“豪華なバック・コーラス隊”の出演によって、この映像はイギリスで“放送禁止”となってしまったのです!
もちろん、彼らがこの映像の中で放送禁止の一般的な理由に挙げられるような公序良俗に反する行為をしたわけではありません。
放送禁止となったその理由とは、彼らが“音楽家の団体に属していないこと”だそうで、つくづく権利関係とは一般人にとって複雑怪奇なものであるようです…。



~Epilogue~

原題に掲げられている「When the Going Gets Tough, the Tough Get Going」は一般に
“状況が厳しくなったとき、強者たちが動き出す”といった意味として英語圏でよく用いられることわざです。
ただし【tough】は“悪党・容赦がなく残忍な人”として用いられたりもするので、必ずしも良い意味ばかりで使われるとは限らないかもしれません。
フレーズの起源は、アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディの父で投資家/政治家のジョセフ・P・ケネディの言葉とも、アメリカン・フットボールの名指導者クヌート・ロックニーの言葉ともいわれます。

私がオリンピック選手の【tough】といって真っ先に思い浮かべるのは“水の怪物”マイケル・フェルプスで、彼はオリンピック競泳で獲得した総メダル数28(うち金23)という世界記録の持ち主として有名ですが、私はそれ以前に“一大会で8種目に出場し予選-準決-決勝をレースできるタフさ(予選はかなり手を抜いているが)”がこれまでずっと不思議でなりませんでした(31歳を迎えた今大会も6種目に出場し、金5+銀1を獲得している)。
今回ちょっと調べてみると彼は1日に一般男性の6倍に当たる12000kcalを摂取しているそうで、このカロリーを消費するためには水泳(クロール)換算だと約9時間、ジョギングだと約20時間運動を行う必要がある計算になり、彼の超人的なタフさは毎日のこれだけの量のトレーニングに裏付けられているのだという結論に至りました。
(参考;消費カロリーの高い運動ランキング


さて…
オリンピックも折り返し地点を過ぎ、後半戦に突入いたしました。
日本の“お家芸”といえば柔道・体操・水泳、そして…
後半戦には、“レスリング”があります。

すでに銀メダルを獲得した男子グレコローマンスタイル59キロ級太田忍選手をはじめ、以後“203連勝中”吉田沙保里選手や“189連勝”伊調馨選手など頼もしい姉御たちが控えています。
特にこの二人はロンドン大会までオリンピック3連覇中であり、今大会では4連覇を達成できるかが注目です。
オリンピック4連覇はこれまでアル・オーター(陸上・円盤投)、カール・ルイス(陸上・走り幅跳び)、マイケル・フェルプス(競泳・200m メドレー)の3名しか達成しておらず、もし彼女らがこれを実現すると女子選手としては史上初の快挙となります。

When the going gets tough
厳しい状況にある時
The tough get going
タフなやつほど、一歩前へと踏み出す

4連覇はオリンピック史上最も困難な挑戦の一つですが、彼女たちならやってくれるでしょう…
何せ、“霊長類最強女子”ですから?  



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