I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」ボン・ジョヴィ

2013.11.28

category : Bon Jovi

Bon Jovi - Ill Be There For You1 Bon Jovi - Ill Be There For You2


Bon Jovi - I'll Be There For You(1989年)


~『Because We can Tour』~

洋楽史上、最も日本と親しい関係を築いたロック・スター、ボン・ジョヴィ。
1984年の初来日から数えて、“29年で20回目”となる今年の『Because We can Tour』は12月3日(京セラドーム大阪)・4日(東京ドーム)の予定です。
この曲は数あるボン・ジョヴィ作品の中でも“私のNo.2”であり、もちろん今回のツアーでもセット・リストに入っていますよ♪

ただ、ちょっと(かなり?)心配な情報もあって…(詳細は後述)。


~概要~

「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」は1988年の4thアルバム『ニュー・ジャージー(New Jersey)』からの3rdシングルとなるバラードで、Billboard Hot 100では前回紹介したマドンナの「ライク・ア・プレイヤー」と入れ替わりにNo.1(年間23位)となりました。
今年リリースされたアルバム『What About Now』も全米1位に輝き、今もってその存在感を誇る彼らですがシングルとしては現在の所この曲が最後のNo.1ということになります。

ジョン・ボン・ジョヴィリッチー・サンボラのコンビによる共作で、1986年の前作『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』にも「ネヴァー・セイ・グッドバイ」というバラードがありましたがアメリカではシングル・カットされておらず、「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」の大ヒットにより自信を掴んだ彼らはこの後も「ベッド・オブ・ローゼズ」や「オールウェイズ」などの名曲をTop10へと送り込みました。

抑え目でシンプルな演奏は楽曲の美しさを際立たせ、ジョンのヴォーカルを存分に味わうことができます。
しかし、この曲でそれ以上に“胸キュン”させるのがワイルドなリッチーのコーラスで、特にジョンのリードと激しく絡み合うアタリは絶品!
PVも彼らが演奏する様子を映した極めてシンプルな映像ですが見せ方がカッコよく、テンガロン・ハットを被り“陰影”で映し出されるリッチーにはホレボレするのではないでしょうか?
コーラス好きの私にとって、タマらない歌と映像です♪

あぁ…、それなのに…


~リッチー・サンボラ脱退!?~

今回の『Because We can Tour』は今年2月からスタートしていますが、3月17日のテキサス州ラボック公演を最後にリッチー・サンボラは“娘との時間を過ごすため”を理由にしてバンドを離脱しています。
このため、以降のツアーではフィル・Xをリッチーの代役に立てて回っているようなのです(ドラムのティコ・トーレスも9月に虫垂炎の手術のため、一時離脱していた)。
8月末頃の報道によるとジョンとリッチーの関係が拗(こじ)れているとか、リッチーがツアーの同行に法外な報酬を要求したとか、中には“リッチーの脱退”を報じるものまでありました。

気になるのは、インタビューでリッチーが“来年1月にオーストラリアでソロ公演を行う予定”と明かしていることで、噂を裏付けてしまうようなハナシですが…
…んっ!?
オーストラリアといえば、“『Because We can Tour』の最終は12月17日のオーストラリア公演”です。
コレって、ただの偶然…?

一方で、事あるごとにリッチーは“脱退を否定”していて、“永遠に戻らないわけじゃない”と話しているようです。
リッチーはバンドに欠かすことのできないリード・ギタリストですが、それ以上に私は「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」にみられるように“ヴォーカリスト”として彼の存在を評価しています。
彼がこのまま脱退してしまうことは99%ないと私は信じますが、いずれ戻るならそれは…

でしょう!”(今更…?

何故なら、4日の東京公演は記念すべき“100回目の日本公演”ですから!
何しろこの日本は“ボン・ジョヴィの聖地”、そんなシャレた“サプライズ”があっても不思議ではありません!?
モチロン、大阪から戻ってくれたら尚うれしいですネ♪


~Lyrics~

I guess this time you're really leaving
今度こそ、本当に出て行くんだね…
I heard your suitcase say goodbye
君のスーツ・ケースが、サヨナラを告げているよ

冒頭の部分ですが、このフレーズだけで“状況”が飲み込めるでしょう。
blueの入った、遣る瀬ない曲調によく合っています。
まるで、ドラマの1シーンを見ているかのように情景が浮かぶのでは?


You left me drowning in my tears
自分の涙に溺れる僕を置き去りに
And you won't save me anymore
もう、救いの手を差し伸べてもくれないのかい?

お互いに一杯いっぱいの状況で相手も助けようがないのに、救いを求めています。
この辺になると、もう遣る瀬ないではなく“感情が爆発寸前”といったカンジでしょうか…。
疑問文ではありませんが、ジョンの歌のボルテージがかなり上がっていくフレーズなので、“訴え掛け”るように訳してみました。


But I wanted to be your valentine
でも、君のvalentine(恋人)でいたかった…

valentineは、バレンタイン・カードを意味し、それを贈る恋人を指します。
Vが大文字になると語源となった聖バレンタインを指すようになり、“君にために命を捧げる男”…みたいな意味合いも込められるかもしれません。


~Epilogue~

I'll be there for you …

何故、このタイトルなのでしょう?
この歌は、彼女が出て行く場面から始まります。
詞中から窺えるその原因は、“彼女の大切な瞬間、そばにいてあげられなかった”ことにあるのではないでしょうか…。

一人の喜びは二人のものとして共有し、一人の苦しみは二人で力を合わせ背負う…

彼女は、そんな関係を望んでいたのでしょう。
でも、彼はそれを叶えてあげられなかった…。
それ故に、“今度こそ、そばにいるよ!”と誓っているというわけなのです。

はてさて、この二人の未来はどうなったのでしょうネ…?
(ジョンとリッチーの未来も…


アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー

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