I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「ゲット・タフ」ビリー・オーシャン

2016.08.12

category : Billy Ocean

Billy Ocean - When the Going Gets Tough1 Billy Ocean - When the Going Gets Tough2


Billy Ocean - When the Going Gets Tough, the Tough Get Going (1985年)



~When the Going Gets Tough(オリンピックになると), the Tough Get Going(“お化け”たちが動き出す?)~

先日行われた体操・男子団体決勝の日本チームの演技はまさに圧巻でしたがメンバーの山室光史選手によると、この時の加藤凌平選手の活躍ぶりを内村航平選手が“化け物だな”と評していたといいます。
一方、後日熱戦を繰り広げた個人総合での内村選手の試合ぶりを見て、山室選手は“航平が一番の化け物だった”と改めて思ったそうです。

彼らの話を聞いていると、オリンピックはまるでお化け屋敷? 



~概要~

ビリー・オーシャンはカリブ海にある小さな島国トリニダード・トバゴ(イギリス連邦)に生まれ8歳で渡英、1971年にLes Charles名義(本名)で歌手デビューしました。
1976年に名をBilly Oceanと改め、同年「Love Really Hurts Without You」を全英2位に付けるなどヒットを飛ばしますが勢いは長くは続きませんでした。

1984年、5thアルバム『Suddenly』からアメリカでもTop5ヒットを3連発し、すっかり人気者になったビリーに舞い込んだ次の仕事はマイケル・ダグラス&キャスリーン・ターナー主演の大ヒット映画『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』の続編『ナイルの宝石(The Jewel of the Nile)』の主題歌でした。
映画の公開に先行し1985年11月にリリースされた「ゲット・タフ」は翌年にかけて大ヒット、Billboard Hot 100の2位(1986年の年間31位)を記録しています。
イギリスではビリーにとって初の全英No.1に輝いた記念すべき作品であり、1999年にはアイルランドの人気男性グループのボーイゾーン (Boyzone) によってカバーされ、再び全英No.1を獲得しました。

「ゲット・タフ」は映画の冒険活劇&ロマンティック・コメディの作風を反映した非常に楽しいラブ・ソングであり、そのPVには更に特別な“お楽しみ”が用意されています。
映画のプロモーションを兼ねたPVに映画のシーンが編集されるのは“お約束”といっていい手法ですが、それに加えここではキャストのマイケル・ダグラス&キャスリーン・ターナー、ダニー・デヴィートの3人が“別撮りのコーラス隊で出演”しているのです!
特に見モノは“ダンシング・マイケル(ダグラス)”で、『危険な情事』や『ウォール街』のようにクールなイメージの強い彼が振り付きのコーラスをしているさまは意外な反面、やっぱり二枚目は何をやってもカッコいい♪

 



~Lyrics~

I'm gonna put this dream in motion
この冒険で、僕は夢への第一歩を踏み出す
Never let nothing stand in my way
行く手を遮るものなど、何もない

【in motion】は“移動中”ですが、映画のストーリーを考慮して“冒険”としてみました。
映画では“宝石を取り戻す旅”であるのに対し、歌は“愛を獲得する旅”…
…さて、あなたはどちらの冒険に旅立ちますか? 


I'm gonna make you stand and deliver
君を立ち止まらせ、想いを告げよう
And give me love in the old-fashion way
そして君は、“古典的な方法”で僕に愛を授ける…

【stand and deliver】には、強盗の決まり文句“止まれ! あり金を全部置いて行け”のような使い方がありますが、ここはそんな場面じゃありませんよね?
【deliver】は2行上の【river】と韻を踏むため用いたと思われるものの解釈に困る言葉であり、ここでは“〔考えなどを〕口に出して言う”を適用しました。

…それというのもこの解釈は続くラインとの兼ね合いを考慮したためであり、こんな場面で女性が男性に授ける“古典的な愛”といったら、やっぱり“アレ”しかないでしょ? 


Ooh, can I touch you (can I touch you)
Ooh...君に触れてもいい?
And do the things that lovers do
恋人たちがするように

ここはPVで3人のハリウッド・スターがコーラスをサポートしているラインですが、実はこの“豪華なバック・コーラス隊”の出演によって、この映像はイギリスで“放送禁止”となってしまったのです!
もちろん、彼らがこの映像の中で放送禁止の一般的な理由に挙げられるような公序良俗に反する行為をしたわけではありません。
放送禁止となったその理由とは、彼らが“音楽家の団体に属していないこと”だそうで、つくづく権利関係とは一般人にとって複雑怪奇なものであるようです…。



~Epilogue~

原題に掲げられている「When the Going Gets Tough, the Tough Get Going」は一般に
“状況が厳しくなったとき、強者たちが動き出す”といった意味として英語圏でよく用いられることわざです。
ただし【tough】は“悪党・容赦がなく残忍な人”として用いられたりもするので、必ずしも良い意味ばかりで使われるとは限らないかもしれません。
フレーズの起源は、アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディの父で投資家/政治家のジョセフ・P・ケネディの言葉とも、アメリカン・フットボールの名指導者クヌート・ロックニーの言葉ともいわれます。

私がオリンピック選手の【tough】といって真っ先に思い浮かべるのは“水の怪物”マイケル・フェルプスで、彼はオリンピック競泳で獲得した総メダル数28(うち金23)という世界記録の持ち主として有名ですが、私はそれ以前に“一大会で8種目に出場し予選-準決-決勝をレースできるタフさ(予選はかなり手を抜いているが)”がこれまでずっと不思議でなりませんでした(31歳を迎えた今大会も6種目に出場し、金5+銀1を獲得している)。
今回ちょっと調べてみると彼は1日に一般男性の6倍に当たる12000kcalを摂取しているそうで、このカロリーを消費するためには水泳(クロール)換算だと約9時間、ジョギングだと約20時間運動を行う必要がある計算になり、彼の超人的なタフさは毎日のこれだけの量のトレーニングに裏付けられているのだという結論に至りました。
(参考;消費カロリーの高い運動ランキング


さて…
オリンピックも折り返し地点を過ぎ、後半戦に突入いたしました。
日本の“お家芸”といえば柔道・体操・水泳、そして…
後半戦には、“レスリング”があります。

すでに銀メダルを獲得した男子グレコローマンスタイル59キロ級太田忍選手をはじめ、以後“203連勝中”吉田沙保里選手や“189連勝”伊調馨選手など頼もしい姉御たちが控えています。
特にこの二人はロンドン大会までオリンピック3連覇中であり、今大会では4連覇を達成できるかが注目です。
オリンピック4連覇はこれまでアル・オーター(陸上・円盤投)、カール・ルイス(陸上・走り幅跳び)、マイケル・フェルプス(競泳・200m メドレー)の3名しか達成しておらず、もし彼女らがこれを実現すると女子選手としては史上初の快挙となります。

When the going gets tough
厳しい状況にある時
The tough get going
タフなやつほど、一歩前へと踏み出す

4連覇はオリンピック史上最も困難な挑戦の一つですが、彼女たちならやってくれるでしょう…
何せ、“霊長類最強女子”ですから?  



「ゲット・タフ」

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tags : 音楽 Lyrics 和訳 洋楽 映画 

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