I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」ボン・ジョヴィ

2013.11.28

category : Bon Jovi

Bon Jovi - Ill Be There For You1 Bon Jovi - Ill Be There For You2


Bon Jovi - I'll Be There For You(1989年)


~『Because We can Tour』~

洋楽史上、最も日本と親しい関係を築いたロック・スター、ボン・ジョヴィ。
1984年の初来日から数えて、“29年で20回目”となる今年の『Because We can Tour』は12月3日(京セラドーム大阪)・4日(東京ドーム)の予定です。
この曲は数あるボン・ジョヴィ作品の中でも“私のNo.2”であり、もちろん今回のツアーでもセット・リストに入っていますよ♪

ただ、ちょっと(かなり?)心配な情報もあって…(詳細は後述)。


~概要~

「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」は1988年の4thアルバム『ニュー・ジャージー(New Jersey)』からの3rdシングルとなるバラードで、Billboard Hot 100では前回紹介したマドンナの「ライク・ア・プレイヤー」と入れ替わりにNo.1(年間23位)となりました。
今年リリースされたアルバム『What About Now』も全米1位に輝き、今もってその存在感を誇る彼らですがシングルとしては現在の所この曲が最後のNo.1ということになります。

ジョン・ボン・ジョヴィリッチー・サンボラのコンビによる共作で、1986年の前作『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』にも「ネヴァー・セイ・グッドバイ」というバラードがありましたがアメリカではシングル・カットされておらず、「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」の大ヒットにより自信を掴んだ彼らはこの後も「ベッド・オブ・ローゼズ」や「オールウェイズ」などの名曲をTop10へと送り込みました。

抑え目でシンプルな演奏は楽曲の美しさを際立たせ、ジョンのヴォーカルを存分に味わうことができます。
しかし、この曲でそれ以上に“胸キュン”させるのがワイルドなリッチーのコーラスで、特にジョンのリードと激しく絡み合うアタリは絶品!
PVも彼らが演奏する様子を映した極めてシンプルな映像ですが見せ方がカッコよく、テンガロン・ハットを被り“陰影”で映し出されるリッチーにはホレボレするのではないでしょうか?
コーラス好きの私にとって、タマらない歌と映像です♪

あぁ…、それなのに…


~リッチー・サンボラ脱退!?~

今回の『Because We can Tour』は今年2月からスタートしていますが、3月17日のテキサス州ラボック公演を最後にリッチー・サンボラは“娘との時間を過ごすため”を理由にしてバンドを離脱しています。
このため、以降のツアーではフィル・Xをリッチーの代役に立てて回っているようなのです(ドラムのティコ・トーレスも9月に虫垂炎の手術のため、一時離脱していた)。
8月末頃の報道によるとジョンとリッチーの関係が拗(こじ)れているとか、リッチーがツアーの同行に法外な報酬を要求したとか、中には“リッチーの脱退”を報じるものまでありました。

気になるのは、インタビューでリッチーが“来年1月にオーストラリアでソロ公演を行う予定”と明かしていることで、噂を裏付けてしまうようなハナシですが…
…んっ!?
オーストラリアといえば、“『Because We can Tour』の最終は12月17日のオーストラリア公演”です。
コレって、ただの偶然…?

一方で、事あるごとにリッチーは“脱退を否定”していて、“永遠に戻らないわけじゃない”と話しているようです。
リッチーはバンドに欠かすことのできないリード・ギタリストですが、それ以上に私は「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」にみられるように“ヴォーカリスト”として彼の存在を評価しています。
彼がこのまま脱退してしまうことは99%ないと私は信じますが、いずれ戻るならそれは…

でしょう!”(今更…?

何故なら、4日の東京公演は記念すべき“100回目の日本公演”ですから!
何しろこの日本は“ボン・ジョヴィの聖地”、そんなシャレた“サプライズ”があっても不思議ではありません!?
モチロン、大阪から戻ってくれたら尚うれしいですネ♪


~Lyrics~

I guess this time you're really leaving
今度こそ、本当に出て行くんだね…
I heard your suitcase say goodbye
君のスーツ・ケースが、サヨナラを告げているよ

冒頭の部分ですが、このフレーズだけで“状況”が飲み込めるでしょう。
blueの入った、遣る瀬ない曲調によく合っています。
まるで、ドラマの1シーンを見ているかのように情景が浮かぶのでは?


You left me drowning in my tears
自分の涙に溺れる僕を置き去りに
And you won't save me anymore
もう、救いの手を差し伸べてもくれないのかい?

お互いに一杯いっぱいの状況で相手も助けようがないのに、救いを求めています。
この辺になると、もう遣る瀬ないではなく“感情が爆発寸前”といったカンジでしょうか…。
疑問文ではありませんが、ジョンの歌のボルテージがかなり上がっていくフレーズなので、“訴え掛け”るように訳してみました。


But I wanted to be your valentine
でも、君のvalentine(恋人)でいたかった…

valentineは、バレンタイン・カードを意味し、それを贈る恋人を指します。
Vが大文字になると語源となった聖バレンタインを指すようになり、“君にために命を捧げる男”…みたいな意味合いも込められるかもしれません。


~Epilogue~

I'll be there for you …

何故、このタイトルなのでしょう?
この歌は、彼女が出て行く場面から始まります。
詞中から窺えるその原因は、“彼女の大切な瞬間、そばにいてあげられなかった”ことにあるのではないでしょうか…。

一人の喜びは二人のものとして共有し、一人の苦しみは二人で力を合わせ背負う…

彼女は、そんな関係を望んでいたのでしょう。
でも、彼はそれを叶えてあげられなかった…。
それ故に、“今度こそ、そばにいるよ!”と誓っているというわけなのです。

はてさて、この二人の未来はどうなったのでしょうネ…?
(ジョンとリッチーの未来も…


アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー

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「ライク・ア・プレイヤー」マドンナ

2013.11.24

category : Madonna

Madonna - Like A Prayer2 Madonna - Like A Prayer1
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~“ポップスの女王”健在!!~

今月19日に米経済誌フォーブスが発表した“今年のミュージシャン所得番付”によると、首位に輝いたのはマドンナでした。
デビュー31年目を数えるマドンナはコンサート・ツアー『MDNA』や関連商品の売り上げなどによって今年6月までの1年間に1億2500万ドル(約125億円)を稼ぎ、2位のレディー・ガガの8000万ドル(約80億円)に貫録勝ちを果たしています!

さすがは“ポップスの女王”の面目躍如といったトコロですが、実は“陰の1位”も存在するのです。
1億6000万ドル(約160億円)を稼ぎ出し、マドンナやガガを上回る売り上げを挙げるなんて一体誰だと思います?
その男こそ、マドンナと同じ1958年8月生まれの“キング・オブ・ポップ”♪
今は天国にいるマイケル・ジャクソンが、地上で一番稼いでいた…というオチでしたっ!


~概要~

「ライク・ア・プレイヤー」は1989年・第4作目のオリジナル・アルバムのタイトル曲であり、1stシングルとしてBillboard Hot 100で3週連続No.1(年間25位)を記録しました。
ローリング・ストーン誌“500 greatest songs of all time”の300位にもランクされ、流行歌手的な位置付けされるることの多いマドンナにとっても、評論家ウケのよい名曲といえるでしょう。
作者はマドンナとパトリック・レナード、そしてプロデューサーのステファン・ブレイのチームは、当時彼女の活躍に欠くことのできない顔ぶれでした。

この頃の音楽の潮流としてホイットニー・ヒューストンやジャネット・ジャクソンなどを筆頭とする黒人音楽の台頭があり、白人歌手でもジョージ・マイケルやスティーヴ・ウィンウッドといった、いわゆる“ブルーアイド・ソウル”が持て囃された時代でした。
マドンナもこうした流行を意識してか、「ライク・ア・プレイヤー」ではR&Bの要素を積極的に取り入れています。
中でもこの曲の大きな特徴でもあるゴスペルは、マイケル・ジャクソンの「マン・イン・ザ・ミラー」や「ウィル・ユー・ビー・ゼア」でも大きな役割を果たした有名な“アンドレ・クラウチ聖歌隊”が、見事なコーラスを聴かせてくれました。



~ミュージック・ビデオによる波紋~

ミュージック・ビデオも歌に沿ったストーリー仕立ての作品で、『MTV ヴィデオ・ミュージック・アウォーズ』でも“Viewer's Choice Awards”に選ばれました。
“ゴールデンラズベリー賞 (ラジー賞)・最悪主演女優賞”の常連であるマドンナもこのビデオでの演技は素晴らしく、ここでの評価が後の『エビータ』の“アカデミー歌曲賞”と“ゴールデングローブ賞・主演女優賞&主題歌賞”に繋がったのではないでしょうか?
しかしこのMVといえば、そんな評価も吹っ飛ぶほどの“爆弾”が仕掛けられておりました…。

「Like A Prayer」はタイトルから分かるとおり、宗教色の強い歌です。
問題は映像の描き方にあり、これが“神への冒涜”としてカトリック教会ほか宗教団体から批判が殺到しました。
主な論点は、以下の通り。

①十字架を焼いた
②キリストをイメージさせる人物が黒人
③その人物とマドンナが祭壇でmake love

こうした批判はそれだけに止まらず、大きな波紋となって襲いかかります。
マドンナは当時ペプシと3本のCMの契約を結び、「ライク・ア・プレイヤー」はシングルが発売される前に2分以上という異例のCM映像が作られました。
しかし程なく上記の批判が巻き起こり、それがCMにも飛び火してペプシ製品の不買運動へと発展、結局マドンナのCMは一度テレビで流れただけで放送禁止となり契約は解除されてしまったのです。


~Lyrics~

この作品以前からマドンナを知る人にとって「Like A ~」というタイトルを掲げられると、どうしても“Virgin!”…と浮かんでしまうことでしょう。
恐らくマドンナもそういうシャレを意識して名づけたと思いますが、内容はそれと正反対に重厚なものです。
カギを握る“Prayer”という言葉は“祈り(祈る人)”という意味があり、主人公がその声に導かれるようにして物語は展開します。

Life is a mystery, everyone must stand alone
人生は不思議…誰もが孤独を生きる宿命の中で
I hear you call my name
私の名を呼ぶ、あなたの声は聴こえてくる
And it feels like home
“安らかなる場所”へと誘(いざな)うかのように…

マドンナの、厳かで愁いを帯びた歌声が印象的な冒頭のフレーズです。
“人間は、一人で生まれ一人で死んでいくもの”といいますが、それゆえ人は心に誰かを浮かべてその孤独を癒すものなのでしょう。
ここでは“home”を抽象的な表現にしていますが、頭の中では“Heaven”というニュアンスをもって全体のストーリーを組み立ててゆきました。


It's like a dream, no end and no beginning
夢のよう…始まりも終わりもないこのひと時
You're here with me, it's like a dream
あなたとこうしていられる…まるで夢

“夢のよう…”と言っていますが、この物語自体たぶん主人公の想像の中のことなのでしょうね。
やわらかな彼の囁きを耳元に、しがらみや時間を忘れ踊る…
そんな、至福を思い描いているのでしょうか…?


Just like a prayer, your voice can take me there
まるで祈りのように、“そこ”へと導くあなたの声
Just like a muse to me, you are a mystery
まるで瞑想のように、神秘的な人

後半、畳み掛けるようにリフレインされるこの歌のクライマックス。
届きそうで手の届かない、“彼”の神秘的なさまが描かれています。
何度も使われる“there”は、やはり“home”へと繋がるのでしょうか…?


~Epilogue~

MVを見ると、主人公が慕う相手は“神”というイメージを抱くと思いますが、歌詞だけ追ってみると必ずしも“彼=神”ではない気がします。
つまり“彼”は聖人を思わせる不思議な魅力の持ち主であり、主人公は憧れや尊敬とともに恋心を抱いている…
物語全体を訳してみて、そんな印象を持ちました。

何年か前、オウム事件の逃亡者を17年匿い続けた女性の供述で、“尊敬の念が、やがて愛情へと変わっていた”…という話がありましたが、尊敬と愛情って紙一重の感情なのでしょうね。
たくさんの人と出会い、人生の経験を重ねた人ほど思い当たったのでは?



ライク・ア・プレイヤー

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪


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「愛はきらめきの中に」ビー・ジーズ

2013.11.16

category : Bee Gees

Bee Gees - How Deep Is Your Love1 Bee Gees - How Deep Is Your Love2
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Bee Gees - How Deep Is Your Love(1977年)


~『glee 3』よりの選曲~

今日は、11月20日(水)午前0時40分からNHKで放送予定のドラマ『glee 3』第16話よりの選曲です。
今回は『サタデー・ナイト・グリーバー!』と題されているように、テーマはまんま『サタデー・ナイト・フィーバー』です!

紹介曲以外の作品は、以下の通りです♪

You Should Be Dancing * Night Fever * Stayin' Alive / Bee Gees
Disco Inferno / The Trampps
If I Can't Have You / Yvonne Elliman
Boogie Shoes / KC and The Sunshine Band
More Than a Woman / Tavares

NHK『glee 3 ホームページ』


~概要~

「愛はきらめきの中に」は1977年の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の挿入曲として、サウンド・トラックからの1stシングルとしてリリースされBillboardで3週連続No.1を含む計17週間Top10内に留まるロング・セラーを記録しました(1978年・年間6位)。
ビー・ジーズはこの仕事の依頼を受けた当初、映画について“ニューヨークに住む若者の話”としか聞いておらず、2週間後関係者が映画の詳細を説明に来た時には既に曲は出来上がっていたそうです。
世界中でも大ヒットし、ビー・ジーズはこれにより翌年のグラミーで“Best Pop Performance by a Group”を授賞、ローリング・ストーン誌“ 500 Greatest Songs of All Time”にも375位にランクされています。

カバーも多く、バックストリート・ボーイズやマイケル・ブーブレなどの“正統派”だけでなく、ティナ・ターナーやアン・ヴォーグの“個性派R&B”、果てはあのレッド・ホット・チリ・ペッパーズまでこの大甘なバラードをレパートリーにしているのですから、どれほど広く親しまれているか想像がつくでしょう。
中でも最も有名なバージョンはイギリスの男性グループ“テイク・ザット”で、1996年に3週連続UKチャートNo.1を記録しています。

Billboard 200で24週連続No.1&全世界で4000万枚以上をセールスした映画のサウンド・トラック・アルバムの立役者はもちろんビー・ジーズで、自身の新曲「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」「愛はきらめきの中に」に加え既発の「ジャイヴ・トーキン」「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」は、何れも全米1位を記録した楽曲です。
また、彼らがイヴォンヌ・エリマンに提供した「アイ・キャント・ハヴ・ユー」もNo.1を記録しており、「愛はきらめきの中に」も実は当初彼女が歌うことを想定して作られた曲でした。
さらにアルバムにはもう1曲「運命’76」というNo.1ソングも収録されており(アルバムからは計7曲のNo.1)、当然のことながらアルバムは“グラミー・最優秀アルバム賞”を獲得しています。


~映画『サタデー・ナイト・フィーバー』~

ジョン・トラボルタを一躍“フィーバー”させたアメリカ映画『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』はニック・コーンの『新しい土曜の夜の部族儀式(Tribal Rites of the New Saturday Night)』を映画化したものです。
土曜日の夜にディスコで踊り明かすことが生き甲斐のトニー(トラボルタ)が年上の女性ステファニー(カレン・リン・ゴーニイ)と組んで、ダンス・コンテストへ挑む物語。
「愛はきらめきの中に」はダンス・シーンとしてではなく、そんな二人の関係の“結論”に至る最終シーンに添えられています。

And it's me you need to show
ねぇ、教えてよ
How Deep Is Your Love
どれほど僕を愛してくれているの?

果たして、二人はどんな結論に至ったのでしょう…?


~チーク・タイム~

ゆったりとした安らぎ…
ビー・ジーズといえばディスコ・ブーム以降、リズム主体のファンキーなダンス・ミュージックでヒットを連発していましたが、元来やさしいメロディーに重ねたギブ三兄弟の美しいハーモニーが持ち味だった彼らにとって「愛はきらめきの中に」のようなしっとり感はサスガといった所です。
以前はもっとピュアというか素朴なテイストのイメージがありましたが、ここでは大人っぽくなったというか曲構成やアレンジ、コーラスなど何れをとっても円熟を感じさせてくれます。

当時のディスコというと、ノリノリのダンス・ナンバーの後にはしっとりした曲をかけて男女が頬を寄せ合いゆったり踊る“チーク・タイム”という演出がありましたが、「愛はきらめきの中に」はまさにそうした曲の代表格で、このメロディーが流れるとそんな甘い思い出が浮かぶ方も多いのではないでしょうか…。
(それとも、あなたは「メリー・ジェーン」派?)

“チーク・タイム”“チーク・ダンス”は、和製英語です。


~Lyrics~

I know your eyes in the morning sun
朝陽を浴びて、きらめくその瞳
I feel you touch me in the pouring rain
降りしきる雨の中、君が触れる手のぬくもり

「愛はきらめきの中に」という邦題は、恐らくここから付けられたのでしょう。
これは冒頭のフレーズですが、イントロのキラキラ感と相まってとても心地よさを与えてくれますね♪


And you come to me on a summer breeze
やさしい夏のそよ風のように舞い降りて
Keep me warm in your love and then softly leave
愛のぬくもりで包み、そっと行ってしまう君

とても好きなフレーズですが、ちょっと不思議なカンジがしませんか?
“そっと行ってしまう”って…どういうコトなのでしょう。
ミステリアスなこの女性には、一体どんな秘密が隠されているのだろう…?
だからこそ、続くフレーズで確かめる必要があったのかもしれません…。


~Epilogue~

How Deep Is Your Love?

そんな風に訊ねられたら、あなたならどう答えますか?
それを“you need to show!”…なんて付け加えられた日には、全く以って困ってしまいます。
…そう考えてみるとこの優しげな歌も、意外に切羽詰まったせつない気持ちが隠されているのかもしれません。
(問われる側からすると、“Why”とか“How”って言葉はキツいですよね…。)

それより…
コンな問い掛けはいかが

一発で、 になれますョ!?



愛はきらめきの中に

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」ビートルズ

2013.11.12

category : Beatles & Solo

Beatles - The Long And Winding Road1 Beatles - The Long And Winding Road2


The Beatles - The Long And Winding Road(1970年)


~ポール・マッカートニー来日公演『アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー』は、究極の“お○○○し”!~

11・12日と、京セラドーム大阪での2公演を無事に終えたポール。
メドレーを含め全39曲・約2時間45分、どうやらこれまで各国で演奏された通りのセット・リストが披露されているようですね。
しかし、これだけのステージを終えた後にでもLINE(ライン)でファンとコミュニケーションを図る元気があるというのですから、この71歳には恐れ入ります!

でも…誰ですか?
“マイド~”とか、“オオキニ~”なんて関西弁をポールに仕込んだりしたのは!
(東京だと、今年オリンピックを招致させた流行語、“お・も・て・な・し”!?


~概要~

「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」は1970年(英;5月8日・米;5月18日)に発売されたビートルズの13作目のオリジナル・アルバム『レット・イット・ビー(Let It Be)』の収録曲です。
イギリスではシングル・カットはなく、アメリカで5月11日にリリース(B面は「フォー・ユー・ブルー」)され、結果アメリカでのラスト・シングルにしてビートルズにとって最後(20曲目)のBillboard No.1(2週/年間45位)シングルとなりました。

作者・ヴォーカル共にポールで、美しい歌詞と哀愁あるメロディーは彼のビートルズ楽曲の中でも屈指のバラードといえるでしょう。
いろんなバージョンがあるのでその一部紹介と合わせ、作品の説明を進めます…。


~映画『Let It Be』/ネイキッドver.~



1970年5月20日(英)より公開されたビートルズのドキュメンタリー映画『Let It Be』で演奏されたバージョンで、1969年1月2日~1月16日に掛けてトゥイッケナム映画撮影所で撮影された音源が素になっています。
“Get back=原点に返ろう”という趣旨に基づき、デビュー当時のようにオーバーダブ(多重録音)を一切行わないアプローチを採っているため、サウンドは非常にシンプルです。
そのためポールのピアノの美しさが際立ち、間奏ではビリー・プレストンのハモンド・オルガンのソロを聴くこともできます。

歌詞の一部がアルバム・バージョンとは異なっていて、2003年にリリースされたアルバム『レット・イット・ビー...ネイキッド(Let It Be... Naked)』にリミックスされたのは、このバージョンです。


~アルバム『Let It Be』ver.~

1969年1月31日にアップル・スタジオで録音されたライブ音源が素になっていて、今回の動画はこれを用いています。
1970年3月23日、ジョン・レノンとマネージャーのアラン・クレインの依頼を受けたフィル・スペクターがアルバム『Get Back』の再プロデュースを始めますが、このことは作者の一人であるポールには何の相談も通知もないままに実行されました。
フィル・スペクターといえばウォール・オブ・サウンドと称される“幾重にも音を重ねるオーバーダブ”が持ち味であり、彼が携わるとなると『Get Back』本来の“オーバーダブを一切行わない”という趣旨とは正反対のサウンドになることは、ジョンにも分かっていたはずですが…。

4月1日、36人編成のオーケストラと14人の女声コーラスによる“盛大なる音源”が録音され「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」へとオーバーダブすると、翌2日にアルバムの再編集作業も完了しています。
それを知ったポールは彼の意思に反するこの音源を差し止めようとフィル・スペクターに連絡を取るも繋がらず、アラン・クレインに抗議を申し出るも無視されたままアルバム『Let It Be』として発売されてしまい、長年に亘る禍根を残すこととなるのです。
『Let It Be』の他の曲に比べても「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」へのオーバーダブは入念であり、オーケストラや女声コーラスが聴き応えある反面、ポールの美しいピアノも存在感が薄れ、ほかのメンバーの演奏はほとんど聴こえません。


~『ヤァ!ブロード・ストリート』ver.~

1984年に、ポール自身が脚本&主演を務めた映画『ヤァ!ブロード・ストリート』でセルフ・カバーしたバージョンです。
大胆にサックス・ソロをあしらったアレンジは当時かなり違和感がありましたが、今聴いてみるとコレもナカナカ…♪


~ライブver.~

ウイングス以降、多くのライブで演奏されてきましたが、全てのバージョンの中で私はライブ版が一番好き!
特に、ポールがピアノを玩びながら“The Long ~♪”と歌い始める展開が、タマリません!!
年代によって少し違いますが一貫して言えるのは、“70年当時のような切なさはなく、究極的に甘美”であること♪
こんなに切ない歌も、心の平穏を取り戻したポールにとっては、これほど優しいフィーリングをなぞらせるのでしょうネ…。


~Lyrics~

The long and winding road
長く、曲がりくねった道
That leads to your door
それは、君の扉へと続き…

作品について、ポール自身は“誰もが経験する悲しみ、歩かなければならない長い道のり、辿り着けないドア…”を歌にしたと語っていますが、“これが何を意味するか”ピンとこないファンはいませんよね!
でも、一般論としてもこの歌の詞はとても美しく、心の中で切ない想いをひっそり抱く方も多いことでしょう…。


Crying for the day
昼夜、心が泣き叫ぶ
Why leave me standing here
何故、僕は置き去りにされたままなのか

ポールがビートルズを脱退した際の言葉…
“僕がビートルズをやめたんじゃない。ビートルズがビートルズを置き去りにしたんだ。”
…を示唆しているかのようです。
事情を知らない外部の人からするとポールの脱退によりビートルズが終焉したように見えるかもしれませんが、実際(心理上)はとうの昔に他の3人がビートルズを離れて行ってしまったのであり、ポールは“空になったビートルズ”の中に独り取り残されていただけだと言いたかったのではないでしょうか…。


Anyway you'll never know
そんな想い、君は知る由もない
The many ways I've tried
どれほど、僕が努めていたかなんて…

“ビートルズ存続のために心を砕いてきた僕の苦労なんて、君たちには解らないだろう?”
…そう、他のメンバーに問うているかのようです。
でも上段のフレーズは、ネイキッドver.では正反対に替えられていて…
Anyway you've always known
君は、いつだって知っていたはず

意味深…
というか、恨み節が入ってる!?


~Epilogue~

叶わぬ想い…
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」は、悲しみの歌です。
他のメンバーの誰よりビートルズの存続を願い続けたポールにとって、突きつけられた現実はまさに悲劇でした。
こんな時、心に平穏を取り戻した未来のポールが当時のポールに、こう語り掛けたかもしれません…。

Hey Paul, don't make it bad
なぁポール、そんな弱気でどうする?
Take a sad song and make it better
悲しい歌も、心ひとつで明るくなるものさ…

えっ!ドッカで聴いたことのあるフレーズ?
でも、やっぱり歌ってイイものですよね…♪


「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」/和訳&Lyrics

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「バンド・オン・ザ・ラン」ポール・マッカートニー&ウイングス

2013.11.08

category : Beatles & Solo

Paul McCartney Wings - Band On The Run1 Paul McCartney Wings - Band On The Run2
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Paul McCartney & Wings - Band On The Run(1974年)


~ポール・マッカートニー来日公演『アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー』がいよいよスタート!~

いよいよ今月11日の大阪公演を皮切りに、ポール・マッカートニー来日公演『アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー』がスタートいたします!
それを目前に控え、9・10日限定でウイングス時代のコンサート・フィルム『ロック・ショウ』が東京TOHOシネマズ&六本木ヒルズに於いて上映されるそうです。
また、同日ハードロックカフェ東京でも同様のイベントが催される予定です。

イベントに参加できない方にも朗報があって、11日にはビートルズ初期の貴重なスタジオ・ライブ音源第2弾『ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』が発売されます。
あと、9日23:20からはNHK『SONGS』でポールの特集番組が放送されるので、お見逃しなく。
モチロン、当ブログでもビートルズのコンテンツをたくさん用意してあるので、ゆっくりお楽しみくださいネ♪


~概要~

「バンド・オン・ザ・ラン」はビートルズ解散後としては5作目、ウイングス名義では3作目となる1973年のアルバム『Band on the Run』のタイトル曲で2ndシングルとしてリリースされBillboard Hot 100で2週連続No.1(年間19位)に輝きました。
アルバム『Band on the Run』はBillboard 200で4週No.1を含む記録的ロング・セラーにより年間2位という商業的大成功を収めただけでなく、1975年にはグラミーで“最優秀ポップ・パフォーマンス賞”を授賞し、ポールの天敵(!?)ローリング・ストーン誌さえ“500 Greatest Albums Of All Time”の418位にランクさせる趣きのある作品です。

レコーディングはポールの思いつきにより、ナイジェリアのラゴスで始められましたが出発直前にヘンリー・マッカロク(g)とデニー・シーウェル(ds)が突然脱退してしまったためポールと妻のリンダ、デニー・レインの3人のみで執り行われました。
この曲の冒頭のふわふわしたムーグ・シンセサイザーはリンダで、ポールはベースに加えギター&ドラムスも担当し奮闘しています。
ポールのライブでは全時代を通して欠かせないナンバーの一つで、今回は第4期ウイングスのスタジオ・ライブの映像と、今年のツアーの映像の二つをご紹介しておきます。


~「Band On The Run」って?~

ところで、「Band On The Run(逃げるバンド)」って、どういうコトだと思います?
“バンドが逃げる”というとまず浮かぶのは、熱狂的なファンやしつこいマスコミから逃れるというイメージですが…。
ちょっと、アルバム・ジャケット(写真・右)を見てみてください
みんなが同じ黒の服を着て、暗闇の中でスポットを当てられ驚いているでしょ?
(“ドリフターズのコント”じゃありませんよ!?)

そう、この作品は囚人が牢獄から脱走するストーリーで、バンドは警察から逃げ回っているというワケです。
ポールはこのテの“おフザケ”が大好きで、1986年の「スパイズ・ライク・アス」のPVでもダン・エイクロイドらと“そんなコト”、やってマス!


~ポールは、自分の未来を“予言”していた!?~

でも、ロック・バンドが警察から逃げ回るというとよくある理由が“薬物所持”で、ポールもコレでイタい目に遭っています。
1980年1月16日、世界一のバンドとなったウイングスを率いてビートルズ以来14年ぶりとなる公演のため颯爽と日本に乗り込んできたポールでしたが、成田空港の入管で“大麻取締法違反”により現行犯逮捕されるという大事件!
そのまま10日間拘留されただけでなく公演は全てキャンセル、その損害分はポールの自腹で賄われたワケですが…

実は今回の選曲理由には、先月湯川れい子さんのインタビューにより明らかにされたこの時の“牢中のエピソード”が面白くて、みなさんにも紹介したかったからです。
普通、留置場に入れられると囚人という立場からも陰鬱な気持ちになりそうなものですが…
ポールは言葉もわからないにも関わらず近隣の囚人に語り掛け、“ホンダ!…カワサキ!”といった日本のブランド名を連呼して大笑いさせ、すぐに彼らと仲良くなったといいます。
(コンな時でも囚人同士仲良くなろうという発想が、彼らしいでしょ?
しかも“背中に大きな刺青を入れた人”にさえ、“いいタトゥーだね!”と気軽に話し掛けて“気が合った”そうです!

他のソースによると、ポールがよく発する“オッス”という挨拶はこの時囚人から“日本のクールな挨拶”として教わったもので、彼らのリクエストに応えて歌も歌ってあげていたらしいです。
いずれにしてもポールにとって囚人は初めての体験であり、「バンド・オン・ザ・ラン」を発表した時点では、まさか自分がその当事者になるとは夢にも思わなかったでしょうね!?


~Lyrics~

作品は三部構成になっていて、それぞれの歌詞に応じて曲も全く違ったものになっています。

Sent inside for ever
そこに永久に閉じ込められちゃ
Never seeing no one, nice again, Like you, mama…
大好きな人にも二度と会えないよ、君とかママみたいな人に…

第1部は“動機”を窺わせる部分になっていて、家族と会えない淋しさは囚人の宿命ともいえるでしょう。
オシドリ夫婦として知られたポールは、実際にも日本での拘留を含め二度ほどしか奥さんのリンダと離れたことがないそうで(回数は正確ではないかも?)、留置場での10日間は相当キツかったのではないでしょうか…。

If I ever get out of here
もしも、ここを出られるなら
Thought of giving it all away To a registered charity
持ってるもの全部、チャリティーにくれてやろう

第2部は“願望”を匂わせる部分になっていて、“If I ever get out of here”のフレーズはビートルズ時代にアップル・レコードの会議でメンバーのジョージ・ハリスンが発した言葉がそのまま用いられています。
囚人とすぐに打ち解けたポールも“クサいメシ”は合わなかったようで、その時出された味噌汁のトラウマからその後何年もそれを口にできなかったとか…(今は、好きらしい)。

Well the rain exploded with a mighty crash
やれやれ…お天道さまの下に出た途端
As we fell into the sun
叩き付けるような、激しい雨のお出迎え

Well…で始まる第3部は作品のメインであり、囚人(Band)が“逃亡”するさまを描いています。
個人的に好きなフレーズで、脱走した途端大雨に降られる“オチ”のような感覚がお気に入り。
ここからメロディーが明るく転調されていて、脱獄逃走という危険な行為もどこかほのぼのしているのは、どこまでも陽性なポールの性格といえるでしょうか?


~Epilogue~

現在71歳にしてなお世界ツアーを駆け巡り、何万という観衆を前にしたステージに立ち続けるポール。
上記紹介したインタビューで湯川れい子さんが、“十分に印税で暮らしていけるのに、何故これだけ苦しい思いをしてワールド・ツアーを?”という質問をしています。
(愚問ですよ、湯川さん…?)
そう思いながら読み進めると、ポールの答えは案の定…

“好きだからさ!”
“とにかく素晴らしいオーディエンスなんだ。一度でいいから、僕らのショウを観に来てごらん。なぜ僕がライブを続けているか分かるはずさ!”

人生を楽しむって、そういうことなのでしょうね…♪



「バンド・オン・ザ・ラン」

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」アニタ・ベイカー

2013.11.04

category : Anita Baker

Anita Baker - Giving You The Best That I Got1 Anita Baker - Giving You The Best That I Got2
“Lyrics&歌詞和訳”は動画の下にある“続きはこちら>>”をクリックして表示させてくださいね♪


Anita Baker - Giving You The Best That I Got(1988年)


~“豊かな秋味”~

台風も過ぎ去り、ようやくこの季節本来の穏やかさを取り戻しました。
秋を想起させる言葉といえば植物が熟した“茶系色”、まったり豊かな味わいの“芳醇”、
落ち着いた夜長のような“静穏”…
こうしたこの季節の特徴を感じさせるテイストを持ったシンガーこそ、今日ご紹介するアニタ・ベイカーです!


~概要~

アニタ・ベイカーはアメリカの女性R&Bシンガーですが、サラ・ヴォーンに影響を受けただけあってジャズ・テイストなアプローチをする人です。
こうした、ソフトで洗練された都会的な音楽性はブラック・ミュージックの中でも“アーバン・アダルト・コンテンポラリー”に分類され、“クワイエット・ストーム”とも呼ばれます。
スモーキー・ロビンソンやルーサー・ヴァンドロスなどもこれに属しますが、女性歌手では1980年代当時
“アメリカのアニタ・ベイカー”と“イギリスのシャーデー”が並び称されました。

「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」は1988年のアルバム『Giving You the Best That I Got』のタイトル曲で、1stシングルとしてBillboard Hot 100で3位(1989年・年間10位)を記録しました。
アニタはこの曲により翌年のグラミーでは主要“最優秀レコード賞”と“最優秀楽曲賞”にもノミネートされ、結果“最優秀女性リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞”“最優秀リズム・アンド・ブルース楽曲賞”という2つの部門賞を獲得しています。
また、Billboard 200でNo.1に輝いたアルバムの発売がこの年度のグラミーの期限に間に合わなかったためその分の評価は翌年に繰り越され、これにより1990年にも2年続けて“最優秀女性リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞”を授賞するという珍現象を演じました。

ゆったりとしたジャズ・テイストのピアノをメインとしたシンプルなアレンジと、濃厚なマロンを思わせるアニタの甘くマッタリした歌声は、まるでホテルのピアノ・バーにいる気分♪
歌が抜群に上手いアニタは、ライブでもレコーディングされたものと遜色ないレベルで聴くことができます。
2010年、彼女の功績に敬意を表して『Soul Train Awards 2010』では“Tribute To Anita Baker”のステージが催され、アニタ本人を目の前にして多くのスターが彼女の曲を歌い、称えました。
もちろん「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」もそれに含まれ、2007年に『東京ガールズコレクション』にも出演したカナダのR&B歌手タミア(Tamia)がパフォーマンスしています。


~Lyrics~

「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」は、愛する人へ最高の贈りものを届けたいと願う女性の気持ちを表現した歌です。

Ain't there something I can give you
あなたが与えてくれた全てに見合うだけ
In exchange for everything you give to me
私がしてあげられることはない?

冒頭のフレーズであり、主人公が“Giving You The Best That I Got”の気持ちに至る根源です。
二人は彼女が苦しい頃にめぐり逢い、それを励まし支えてくれた彼に対する感謝をそのまま伝えています。
平穏を忘れていた彼女の心は彼の理解と優しさを“与えられる”ことで、今は逆に“与えたい”と思えるまでに心のゆとりが育まれたのです。
“優しさという贈りもの”は人から人への受け渡しによって育まれ、それを“巡らせる限り尽きることのない心のエネルギー”といえるのでしょう。


I stumbled my whole life long
躓いてばかりの、私の人生…
Always on my own, now I'm home
自分だけが頼りのものだったけれど、今あなたのやさしさの中にある

曲を聴くと明確なように、この作品には悲しみや苦しみのテイストは感じられません。
でも、その境地に行き着くまでにはたくさんの苦難もあったようです。
それを変えてくれたのが彼の“understands”であり、“his heart”でした。
そして、その苦難を乗り越えたからこそ辿り着けた感覚が、この曲に溢れる“やすらぎ”なのでしょうね…。


~Epilogue~

前回の「男が女を愛する時」“give you”が大きなテーマの作品でしたが、今回もそれが大切な意味を持っています。
しかし両者で用いられるgive youには、“似て非なるもの”があるように思えるのです。

「男が女を愛する時」のgive youは、“君が好きでしょうがない、何でもあげる”という切羽詰った感情です。
これに対し「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」には、ずいぶん気持ちの余裕が感じられます。
前者は“熱病”のようであり、それが永続されるとは思えません。
しかし後者でのgive youは相手のやさしさへの感謝に発した感情であり、上記したように互いがそれを“巡らせる限り尽きることのない”ものです。

“熱病”が終わる頃…
こうした“やりとり”こそが、二人にとって“最高の贈りもの”なのかもしれません…。



「ギヴィング・ユー・ザ・ベスト」

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

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