I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「サムデイ」マライア・キャリー

2014.09.26

category : Mariah Carey

Mariah Carey - Someday1 Mariah Carey - Someday2


Mariah Carey - Someday (1991年)



~マライア・キャリー、6度目の日本公演~

10/4・10/6に行われるマライア・キャリーの日本公演は、実に8年ぶり6度目。
この間マライアは結婚(2008年)→流産→双子出産(2011年)とプライベートも忙しく、待ちに待ったニュー・アルバム『Me. I Am Mariah... The Elusive Chanteuse』も昨年7月にミュージック・ビデオ撮影中に胸と肩を骨折するアクシデントに見舞われ発売延期、ようやく今年5月にリリースされるという激動ぶりでした。

今回の公演はそのアルバムから『The Elusive Chanteuse Show』と名付けられ、日本からワールド・ツアーがスタートいたします!
参考になるセットリストがないので、例によって私の独断と偏見による選曲でのお届けです♪



~概要~

「サムデイ」は1990年の1stアルバム『マライア(Mariah Carey)』 からの3rdシングルで、Billboard Hot 100で 2週連続No.1(1991年の年間13位)を記録したダンス・ナンバーです。
マライアのデビューに纏わる因縁については過去に「アイ・スティル・ビリーヴ」ブレンダ・K・スターで詳しく述べていますが、その時トミー・モトーラに渡したデモ・テープの中の1曲が「サムデイ」でした。

この曲はバージョンが多いので、幾つかご紹介してみましょう。


アルバム・バージョン

まず「サムデイ」が最初に発表されたのは“アルバム・バージョン”で(シングルも同一かは未確認)、記事最後“~Let's Singin'~”のLyrics動画がそれに当たります。
マライアの“デモ・バージョンにソニー側はラフ”と判断しアレンジを変更しましたが、“作者であるマライアとBen Marguliesは逆にソニー側のアレンジを洗練され過ぎ”と満足してはいなかったようです…。


PV

「サムデイ」には公式PVが存在しますが、私はこのバージョンのアレンジが好みではないので敢えてメインからは外しました。
音源はShep Pettiboneがリミックスした“new 7" jackswing”が使われていて、映像には“バケツを叩くパフォーマンス”で有名なニューヨークのストリート・ドラマーLarry Wrightが出演しています。




MTV Unplugged

恐らくマライア自身最も気に入っているのが、1992年の『MTV Unplugged』でも披露したバージョンではないでしょうか?
黒人女性コーラス隊をフィーチャーしたゴスペル色の濃いアレンジその後のライブでもパフォーマンスされ、1999年に発売されたマライアのベスト・ビデオ集『#1's』に収められたのもこのバージョンでした。
今回のメイン映像はこうしたライブの中から、1993年の『Mariah's Thanksgiving NBC Special』の模様を選んでいます。



~Lyrics~

You were so blind to let me go
アタシをソデにするなんて、ドコに目が付いてるの?
You had it all but did not know
アナタは全て持ち合わせたオトコだけど、分かってないわ

デビュー曲からマライアのことは知っていましたが、実は当初あまり好きではありませんでした。
しかしこの曲のサディスティックな歌詞とマライアのパワフルなヴォーカルを初めて聴いた時、ビンタを食らわされたかのようにハッとして彼女のことが気になり出したのです…。
(※私は、決してMではありません!)


No one you'll find will ever be
いつまで経っても見つかりっこない
Closer to all your dreams than me
アタシほど、アナタの理想に適うオンナなど

一句できました♪
ウラウララ ドコから来るの その自信

“ウララ”…!?
…でも才色兼備のマライアじゃ、ケチの付けようもありませんネ? 


And you're thinking That you might be coming back to own me
甘い考えで、元の鞘に収まろうなんて
Just think again
ヤメてよね

ますます前回のジェッツが可愛く思えてしまう!?
でも何でこのヒト、こんなにムキになってるのでしょうね?
そんなひどいヤツのことなんか、もう相手にしなくてもいいハズなのに…。
う~む…? 



~Epilogue~

みなさんの理想の相手は、どんな人でしょう?

ルックスが良くて、優しくて、健康で、お金持ちで…
挙げたらキリがありませんが、たった4項目でさえそれを満たす相手は物理的に少数だし得るのはもっと難しいのが現実ですよね?
逆の言い方をすると、それが備わっている人は“引く手数多(あまた)”ということになります。

主人公の女性は、そんな高い競争率を勝ち抜いた“勝ち組”だったのでしょう。
しかし、彼女を待っていた運命は…。


Someday ooh someday
One you gave away will be the only one you're wishing for

かつてソデにしたオンナが、アナタを焦がす唯一となる


“number one”はその瞬間で移り変わっても、“only one”はこの世にたった一つだけ。
だから一番になれたからといって、それが必ずしもオンリー・ワンに成り得るとは限りません。
競争を勝ち抜いた彼女は確かにNo.1だったでしょうが、その時点では2番手3番手とは僅差の勝利だったかもしれないでしょう?

No.1が、揺るぎないオンリー・ワンになるためには“熟成”が必要で、それは時間と知恵を費やして築き上げられるお城のようなもの。
壁の一つひとつを二人が力を合わせて塗り固める毎に、他人が入り込む余地のない堅固な城塞へと近づいてゆく…
…そんな風に、少し気長に考えてみるのもイイのかも?

どうせ、“一生の付き合い”になるならば…。 



「サムデイ」

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tags : 音楽 洋楽 和訳 Lyrics 

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「メイク・イット・リアル」ジェッツ

2014.09.19

category : Jets

Jets - Make It Real1 Jets - Make It Real2


The Jets - Make It Real (1988年)



~The Jets Quiz~

突然ですが、問題です!
次のグループに共通する特徴は、何でしょう?

ジェッツ、 トラヴェリング・ウィルベリーズ、 ハンソン

ちょっと難しいかな…?
では、コレではどうでしょう?

ジェッツ、 ビー・ジーズ、 ノーランズ、 ジャクソン5 

…もう分かりましたね? 答えは後ほど♪ 



~概要~

ジェッツはアメリカ・ミネアポリス出身のR&B/ポップ・グループで、メンバーは8人の大所帯。
今回のPVでは歌詞の内容から、ヴォーカルのエリザベス・ウオルフグラム(Wolfgramm)がポツンと一人で歌ってソロ歌手のようですが、他のメンバーは終わりの方に静止画像で短い時間登場しています。

「メイク・イット・リアル」はジェッツ1987年の3rdアルバム『Magic』からの4thシングルで、Billboard Hot 100の4位(年間51位・A/Cチャートでは1位)を記録したバラード曲です。
日本では知名度は高くありませんが、アルバムからはこれで3枚目のTop10ヒットとなりました!
楽曲は、彼らを見出したマネージャーでありスティーヴィー・ワンダーのマネージャーでもあったドン・パウエルらに依る作品で、メンバーのモアナ・ウオルフグラムは“レコーディングの土壇場にようやく届いた作品だけど、シンプルでとても心魅かれるものがあった”と語っています。

…んっ?
また“ウオルフグラム”

実は、メンバー8人全員が“ウオルフグラム”のきょうだいなのです!(ただし、エディとユージンは養子)
冒頭で紹介したグループも全部“きょうだいで構成”されていますが、8人というのは史上最多ではないでしょうか?

…えっ?
“トラヴェリング・ウィルベリーズ”?
一応、公式にはウィルベリー兄弟“ということになっている”でしょ!? 



The Jets 25th Anniversary in Minneapolis



~Lyrics~

Tonight it's been a year
今夜で1年になるね…
we met each other here
ここで二人が出逢ってから

平穏な時間を過ごした人は、大抵“もう1年経ったか…”なんて呑気に振り返るものです。
でもこの1年で出逢いと別れを一遍に経験した彼女にとって、どんな時間だったのだろう…。
1年には夏と冬という正反対の季節が巡ってきますが、その期間で出会いと別れの両極端が訪れるのはかなりなダメージだったでしょう。

“何十年連れ添った末の別れ”というのも、相当キツそうですが…? 


Here I am all alone
今は、私一人きり
as thoughts of you go on
ここで、あなたを想い続けてる

二人にとって、“すべてが始まった場所”に一人ぽつんと立つ彼女。
多くの場合、想い出は自分の生活圏で重ねるわけで、“ある恋人たちの事情”などお構いなしに“その場所”はその後も身近にあり続けるはずです。
たとえ、それが“誰かの心の傷”に障ろうと。

でも彼女にとって、そこは今も特別な場所であり続けるのでしょうね…。


In a dream you are here
夢の中…あなたはここに
You smile and hold me near
微笑んで、私を抱き寄せる

人はそれを、“妄想”と呼ぶかもしれません。
でも、あなたにだって“覚え”があるはずです。
もしも私たちが現実しか見ることができず“妄想のスパイス”を持たなかったら、人生はもっと味気ないものになるであろうし、きっと恋をすることもありません。

“人の営みの全ては、妄想することから始まる”
…なんて結論付けるのは、言い過ぎ!? 



~Epilogue~

当たり前のように時間を共有していたリアルタイムの流れの中で、それが“与えられたチャンス”などとは考えもしないものです。
しかしそのチャンスは単なる縁や運命によって保たれていたわけではなくそれぞれが別個人格であるという溝を埋めるためお互いに心を合わせ努力を重ねることでそれが成立します。
それこそが、“愛”。

たとえそれが解っていたとしても人は誰しもが完全とは成り得ず、彼女も過ちを犯したのかもしれません。
でもそれを改めようとする意思が心にある限り、人はいつまでも成長できると私は信じています。
彼女と同じ想いを抱いている方に、エールを込めて…。

Give me one more chance to
どうかもう一度、想いが
Make it real
叶うチャンスが授かりますように…



「メイク・イット・リアル」

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「夢の旅人」ウイングス

2014.09.12

category : Beatles & Solo

Wings - Mull Of Kintyre1 Wings - Mull Of Kintyre2


Wings - Mull Of Kintyre (1977年)



~本日のテーマは、“スコットランド”~

あなたはスコットランドというと、何を思い浮かべますか?

私は“タータン・チェック”の“ベイ・シティ・ローラーズ”に“ネス湖のネッシー”、それと…
アナタニモ、チェルシー(※)、アゲタイ”♪
(※;このお菓子は、スコットランド地方のスカッチ・キャンディを基に作られた)

また、近年話題を集めた『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングはスコットランドのエディンバラ在住(生まれはイングランド)で、物語の舞台となるホグワーツ魔法魔術学校はエディンバラに実在するフェテス・カレッジをモデルにしているとも言われます。

でも、そんなスコットランドが今、大変なコトになっています…。
(詳細は後ほど)



~概要~

ウイングスは「心のラヴ・ソング」の大ヒットと大規模なワールド・ツアーの成功により人気が絶頂にまで達していましたが、その後最初に制作・発表されたシングルが「夢の旅人」です。
この頃ウイングスはメンバーのジミー・マカロックとジョー・イングリッシュが脱退し、さらにポール・マッカートニーの奥さんのリンダも産休に入ったため、実質活動できるのはポールとデニー・レインだけでした。
この作品はその二人によって書かれており、歌詞は伝統音楽に詳しいデニーが手助けしています。

1977年11月11日、イギリスではウイングス16枚目のシングル(「ガールズ・スクール」との両A面扱い)としてリリースされバンドにとって初の全英No.1を獲得、9週トップを独走するメガ・ヒットによりそれまでビートルズの「シー・ラヴズ・ユー」が持つシングル売り上げ130万枚の歴代記録を大きく上回る250万枚を記録しました。
(この記録は、1984年にバンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」によって更新された)
ヨーロッパ各国やオーストラリアでも1位に輝いたものの、アメリカでは「ガールズ・スクール」のB面に甘んじています(33位)。
当初オリジナル・アルバムには収録されませんでしたが、後に『ロンドン・タウン』のボーナス・トラックとして追加されました。


原題の「Mull of Kintyre」は、スコットランド南西部のキンタイア半島の先端にある岬のことで、ここにはビートルズ時代の1966年にポールが買った“ハイ・パーク・ファーム”という農場があります。
ご存知の通りポールはイングランドのリヴァプール生まれですがアイルランド移民の末裔で、スコットランドは同じケルト族が住む地です。
また、ポールの姓にある“Mc‐”はケルト族が使うゲール語の特徴(“… の息子”という意味)で、同じ民族が住み海を隔ててアイルランドが見渡せるこの地を気に入ったのでしょう。

この曲の大きな特徴といえば、三拍子の“スコティッシュ・ワルツ”と“バグパイプ”♪
バグパイプはスコットランドの伝統音楽に欠かすことのできない楽器で、ここでは地元キンタイアのキャンベルタウンのバンドが演奏し、PVにも出演しています。

 Mull Of Kintyre [Version II]



~Lyrics~

Vast painted deserts, the sunsets on fire
広大な荒野と燃える夕陽が
As he carries me home to the Mull of Kintyre
僕を、安らぎ満ちたこの地へと向かわせる

ちょっと地図で調べてみましたが、現在も見事に“ナ~ンにも無い”トコロですっ! 
普段のアグレッシブなポールからはこういうスロー・ライフは想像もつきませんが、彼のような有名人が家族水入らずで過ごすには最適だったでしょう。

ビートルズ後期、“ポール死亡説”なる都市伝説が広まったのも彼が家族と共にここに引きこもったのが一因で、解散後もしばらくこの地が拠点となっていました。


Sweep through the heather like deer in the glen
桃紫彩るヘザーの森を往く峡谷の鹿のように
Carry me back to the days I knew then
懐かしいあの頃へと連れ戻しておくれ

heather】は、“ギリュウモドキ”という桃紫色の花を咲かせるツツジ科の低木だそうです。
素直に豊かな自然を歌っていると受け取ることもできますが、たぶんこれはダブル・ミーニング!
ポールの妻リンダには【Heather】という連れ子がいて(リンダは再婚)、結婚してからもポールはヘザーを甚く可愛がり1972年には「Mama's Little Girl」という歌も作っています。
花や樹に囲まれ、楽しそうに遊ぶ愛娘を重ねているのかもしれませんね…。 

 Mama's Little Girl


Smiles in the sunshine and tears in the rain
陽射しを浴びては笑い、 雨に打たれては涙した
Still take me back where my memories remain
忘れ難い思い出は、今もその場所へと心誘(いざな)い

何となくビートルズの「イン・マイ・ライフ」を思い出すのは、私だけ?

思い出とは、泣いたり笑ったり…
そこには必ず、心を動かされた“何か”があるはずです。
同じ思い出なら、室内よりも広い空の下で体験できた方が強く心に残りそう…。 



~Epilogue~

彼らが“極東”と呼ぶように、私たち日本人にとってイギリスはあらゆる面で遠い国。
日本では中学校(最近は小学校)から英語を学びますが、その第一歩で“英語・イギリス人=English”と教わるので、“イギリス=England”と誤解している人が大半ではないでしょうか?
対訳はともかく、概念として正しくは“England=イングランド /English=イングランド語・人”であり、もし“イギリスという概念”をより正確に理解するなら“グレートブリテン及び北アイルランド連合王国( United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)”となります。

つまり
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(UK)とは

Great Britain(GB);グレート・ブリテン島の3国に、
(イングランド、ウェールズ、スコットランド)

Northern Ireland(アイルランドの一部
を加えた連合王国であり、お馴染みの国旗(ユニオン・フラッグ)の由来は以下のようになっています。

Wings - Mull Of Kintyre3


何でこんなに面倒臭い説明をするかというと、イギリス(UK)という主権国家は日本とは異なり、イングランドが民族も言語も異なる他の3国を長い戦いの歴史の末に併合して成立させた国だからです。
メル・ギブソンのアカデミー受賞作『ブレイブハート』はそんなスコットランドの独立運動を描いた作品として有名ですが、今回の騒動の根底には時が経っても消すことのできないこうした民族意識も影響しているでしょう。
それに加え、スコットランドの領海にある北海油田の恩恵の大半を中央政府に独占されている現状も、住民の不満を募らせる一因となりました。

その住民感情は、2011年の選挙で独立推進派のスコットランド国民党が議席の過半数を占めたことで大きく動き、結果スコットランド自治政府は“2016年3月24日を独立の期日”と定め、今年9月18日に賛否を問う住民投票を実施することとなったのです。

My desire is always to be here
僕の思いは、いつだってこの地と共に
Oh Mull of Kintyre
美しきキンタイア岬…


でも、もしもスコットランドがイギリスから離脱したら…
想像してみてください、離婚後の夫婦関係を?
別れても隣り合わねばならない両国の間に、さまざまな問題が待ち受けていることは想像に難くありません。

そして…
やがていつの日か“UK”という概念は世界から消滅し、本当に“イギリス=England”となる日がやって来るのかもしれません…。



「夢の旅人」

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「エンドレス・サマー・ナイツ」リチャード・マークス

2014.09.05

category : Richard Marx

Richard Marx - Endless Summer Nights1 Richard Marx - Endless Summer Nights2


Richard Marx - Endless Summer Nights (1988年)


~Endless Summer?~

みなさんは、夏がお好きですか?
9月に入り暦の上ではもう秋のはずですが、近年は地球温暖化の影響で実際の気温や皮膚感覚とはズレが大きくなってきていますね。

でも夏の暑さにはもうウンザリなのに、去りゆく季節にちょっぴり寂しさを覚えるのは何故?
今日は、季節が移り変わっても心の中はずっと“Endless Summer”を追いかける男の物語…。



~概要~

「エンドレス・サマー・ナイツ」は1987年の1stアルバム『Richard Marx』からの3rdシングルとしてBillboard Hot 100で2位(1988年の年間31位)を記録、これで“デビュー以来続くシングルTop3以上の連続記録”を更新することとなりました。
また、この作品が夏をテーマとしているのはタイトルの通りですが、Billboardスタッフが選ぶオールタイム・ベスト“Top 30 Summer Songs”でも堂々の6位にランクする定番曲でもあります。

作詞・作曲・プロデュース共にリチャード自身による作品で、ベースには“世界最高峰のベーシスト”ネイザン・イーストが参加しました。
作品はリチャードが恋人のシンシア・ローズ(後の妻)とハワイへ旅行した時に浮かんだそうで、「Endless Summer Nights」のゆったり感は“ハワイの夜の波打ち際”の雰囲気なのかもしれませんネっ♪

PVは“プールバー”が舞台になっていて、当時のビリヤード・ブームを知る人にとっては懐かいことでしょう。
2色の映像で構成され、淋しげな一人の男(カラー/現在)が恋人との楽しい想い出(セピア/過ぎ去った夏)を回想するストーリーとなっていますよ。

 Endless Summer Nights Live



~Lyrics~

Summer came and left without a warning
音もなくやって来て、去りゆく夏
All at once I looked and you were gone
振り返ると、そこに君はいなかった

without a warning】は“前触れもなく”ですが、そのままだと季節の変化に敏感な日本人には少し違和感があります。
そんな風に突然訪れた、彼女との別れ。 
でも、本当に“前触れ”は無かったのでしょうか…?


The way your hair would glisten in the sun
君の髪が煌めいて眩しかった
Rising in the afternoon
燦燦の昼下がり(the afternoon)
Making love to you under the moon
愛を重ねた燦爛の月(the moon)

この連は、“ハワイの想い出”なのでしょうか? 
“髪が煌めく”というとブロンドを思い浮かべますが、リチャードの恋人シンシアはまさにそうなのです!

2行目から韻を活かした巧みな表現となっているので、和訳も“昼下がりの燦燦/愛を重ねた月の燦爛”と言葉遊びを試みましたが、あまりに揃い過ぎるとラップみたいなので詩的趣きを考慮し上のようにまとめました。
ちなみに燦燦(さんさん)も燦爛(さんらん)も同義で、共に“光り輝く”の形容です。


So let's stay lost in flight
だから、このまま一緒に飛び発とう
Oh, won't you please surrender?
ねぇ、降参してくれる?

突然、彼の元を去ってしまった彼女。
諦めることなく、彼女の帰りを信じ続ける彼。
でも最後、念を押すように“降参してよ?”ってお願いしてるトコロが私のお気に入り♪



~Epilogue~

二人は、いわゆる“ひと夏の恋”だったのでしょうか?
PVでは、女性の方から誘っているようにも見えます。
もしかしたら、本当は“連れの男”から逃げたかったのかもしれません。
心に隙間がある時、人はその隙間を埋めてくれる“何か”を心の中で渇望するものです。
だからこそ、人と人は結びつく…。

I remember every moment
どの瞬間も、この心に刻まれている
of those endless summer nights
永遠に終わらない夏の夜…


日本にも、こんな物語があります。

ある日男が、苦しんでいる女を助けてあげました。
やがて女は“姿を変えて”男の前に現れ、二人は恋に落ち夫婦となります。
働き者の女のお陰で男の生活は豊かになりますが、禁じられていた
“ある約束”を破ったため、女は男の前から姿を消してしまうのでした…。


どこか、見覚えがあるのでは? 
これは木下順二の戯曲、『夕鶴』です。

一方にとっては“たった一度の過ち”でも、もう一方にとってそれは“致命的な過ち”ということはあります。
相手がかけがえのない存在だからこそ、“その間にある大切な何かを守るため袂を分かつ”という選択もあり得るのではないでしょうか?
人と人の絆って、近しいほど実は繊細なもの…。



「エンドレス・サマー・ナイツ」

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
“Lyrics&歌詞和訳”は、こちらから…


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