I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「夜のしじまに」バリー・マニロウ

2013.06.26

category : Barry Manilow

Barry Manilow - Somewhere In The Night1 Barry Manilow - Somewhere In The Night2


Barry Manilow - Somewhere In The Night(1978年)


~Prologue~

人には、その個人を象徴するキーワードというものがあったりします。例えば…
“まぁその~”、“なんだかな~”、“I'll be back”、“フライングゲット。”、“今でしょう!”…
どうです、全部思い当たりました?

この作品には、今日の主人公バリー・マニロウを象徴するキーワードが仕込まれていると思うのですが…
さて、それは一体何でしょう?(あくまで、私の勝手なイメージです)


~Data~

バリー・マニロウは1970年代を代表する成功を収めたアメリカの歌手で、バラードの名曲を数多くヒットさせていますが実はライブでは楽しく明るい曲も多く、彼の本質を一言で表現するなら“本物のエンターテイナー”と定義するのが適当でしょう。

「Somewhere In The Night」は1978年の大ヒット・アルバム『愛と微笑の世界(Even Now)』の収録曲。
このアルバムは「涙色の微笑」や「コパカバーナ」といったバリーの有名曲が含まれた作品で、「夜のしじまに」はイギリスでは「コパカバーナ」と両A面で42位、アメリカでは4thシングルとして1979年にBillboard Hot 100で9位を記録しました。

作者はバリーの代表曲の一つ「哀しみのマンディ」のコンビ、作詞;ウィル・ジェニングスと作曲;リチャード・カーで、この曲はまず1975年に4組のミュージシャンによって取り上げられました(キム・カーンズもその一人)。
そのうち最もヒットしたのがヘレン・レディのバージョンで、1976年2月に19位まで上昇しています。


~「Somewhere In The Night」って?~

さて、冒頭の“象徴するキーワード”の件ですが、“バリーの曲には【Some…】のタイトルがやたら多い”のです。
以前から多いとは思っていましたが“Some”とか“Somewhere”・“Something”・“Sometimes”など、思い付きを数えただけでも7曲ありました!(きっと、まだあるでしょう?)
バリーの好みなのかもしれませんし、こういうちょっと曖昧な言葉を含ませることで詩としての想像を膨らませる効果が期待できるからなのかもしれません。

ところで“Somewhere”というと、まず“何処かに”という意味が浮かぶと思いますが“夜の何処かに”…??
時間的概念の“夜”を、場所を示す“何処”で表すというのも、詞の前後と照らし合わせても不自然です。
実はSomewhereには“おおよそ・大体”という意味もあって、これがどうやら当てはまりそうですが“夜のおおよそ”って…?

“大体”という言葉からすると“夜の6~8割(愛し合った)”という意味と思いますが、これを詩的に適切に表現できる言葉が浮かびませんでしたので、今回は邦題に倣って“夜のしじまに”とお茶を濁し訳しています。
ちなみに“しじま”は“静寂”という意味で歌詞とは全く関係なく、プロの訳者さんも苦肉の策でこの言葉を引っ張り出してきたのではないでしょうか…?


~作品~

曲はピアノで展開するバリーらしいしっとりとしたバラードで、例によって後半にかけて“これでもか!”と盛り上げてきます。
やさしく囁きかけるようなバリーの歌い方は絶妙で、きっと女性ならこんな風に囁かれてみたいことでしょう…。

一方で歌詞は“これぞプロ!”と思える洗練された言葉の遣い方で、それだけに相応しい日本語を見つけるのが大変でした。
内容はロマンティックなラブ・ソングで、“loving”を“Lovin'”…というような表記を多用しているのも、バリーを象徴するといえるかもしれません…。

私が特に気に入っているのは、愛しくてたまらない恋人を“素敵な音楽”に喩えているクダリや、寝ている彼女の微笑みを“秘密を隠してる時みたいな顔”と表現している所。
いずれにしても、恋はじめの清々しさを感じさせる作品です。

歌も難しくはないので、ぜひこの美しいバラードをモノにしてくださいネっ♪



「夜のしじまに」


Writer(s): Richard Kerr, Will Jennings/訳:Beat Wolf


いま…
君は恋をするだけの時間を見つけた
そして僕は、ぎゅっと抱きしめたい愛を見つけた
だから今夜…
君の心に火を灯そう
愛の炎が覆い尽くすまで
君と寄り添う夢心地
ついに、僕の扉を開けてくれたね

さぁ、おいで
夜のしじまに求め合おう
愛する者同士が知り得る全て
君は歌であり
あまりに素敵で止められない音楽
何度でも味わわずにいられない

あたたかな愛
響き合う鼓動
目を閉じても
感じる互いの生命
眩しく燃え続けるだろう
夜のしじまの中で

朝を迎え
君は眠りに就く
僕は横たえ、君の寝顔を見守る
そのうち君は微笑むだろう
昨夜のことを夢に浮かべ…
誰も知らない秘密を隠し持っているかのような顔で

君と寄り添う夢心地
ついに、僕の扉を開けてくれたね
君は歌であり
あまりに素敵で止められない音楽
何度でも味わわずにいられない
あたたかな愛
響き合う鼓動
目を閉じても
感じる互いの生命
眩しく燃え続けるだろう
夜のしじまの中で

眩しく燃え続けるだろう
夜のしじまの中で


最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

過去のピュアなラブ・ソング…
「僕の歌は君の歌」エルトン・ジョン
「オール・マイ・ラヴィング」ビートルズ
「愛のセレブレーション」ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラック
関連記事
スポンサーサイト

tags : 音楽 洋楽 和訳  訳詞 Lyrics 

コメント

甘いラブソングですね~

はい!!聴かせてもらいました!

歌詞も愛に燃え上がる感じですね(*^-^*)


しかし、わたくし、お恥ずかしいことですが、

「しじま」という意味がわからなかったので(^◇^;)(^◇^;)

すみません~(^◇^;)アホな質問で、


静寂っていう意味なんだね・・・・(^◇^;)


し、しじみは好きよ~(≧∇≦)b


つまらないコメントでしたm(_ _)m

2013.06.26  chiyuki  編集

Re: 甘いラブソングですね~

「甘党」には、タマらない曲だよね♪
こういう曲はやっぱり夜のゆったりした時間に、まったり聴くのが最高なので
今度はそうして聴いてみてね。

おぉ、ちゃんと意味も調べてくれたの?
私もブログを書く上で、いろいろ調べてるよ。
その辺の苦労話なんかも、今日本文をUpしたので楽しんでネ♪v-290

2013.06.26  Beat Wolf  編集

コパカバーナ♪

真夏でも秋の深まる頃でも合いそうなお声ですね。
コパカバーナもバリー・マニロウさんなのですか?
(*'▽')それにしてもピアノの弾ける男性っていいですね~。

2013.06.27  あんず  編集

Re: コパカバーナ♪

「コパカバーナ」、ご存知でしたか!
そう、バリーはああいう歌も歌いますよ♪

やっぱり、ピアノが弾けると素敵ですね。
私も子供の頃ピアノをやっていたら、人生が変わったかも…?i-229

2013.06.28  Beat Wolf  編集

歌い上げるバリー❤

お邪魔致します<(_ _)>
(今日は「自宅待機日」なのでぇこんな時間に…♪)

この歌も、猛烈に好きでぇす❤
いつか投稿するつもりでぇ…といいますか、バリーに関わったら、バリー週間とか、バリー月間になりそうなのでぇ…ワタクシの場合…(*^^)b♪

サビを口ずさむ歴は、もう30年くらいになりますモォン(#^.^#)

バリーは、ええ歌が多いと思うのですがぁ「大人な間柄❤」な歌詞も多いとぉ…20頃気付き(遅ッ!)…だいぶ赤面(・.・;)でしたよぉ…ハハッ…

2013.07.02  sunbluelovely  編集

Re: 歌い上げるバリー❤

お先に投稿してしまって、すみませんv-398
『I Wish』の初バリーなので、もっと有名な曲にしようとも思いましたが
結局この曲を選びました。

バリーは洋楽を聴き始めた当初からなので、私もその位になります。
その後いろいろ聴くようになったので絶対回数は減りましたが
いま聴くと、やっぱり大好きなことが確かめられます。

2013.07.02  Beat Wolf  編集

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 
PrevEntry |  to Blog Top  | NextEntry
プロフィール

Beat Wolf

Author:Beat Wolf
ジャンルを問わず、音楽が大好き♪
初めての方でも楽しんで頂けるブログを目指しています…。



この人とブロともになる

Beat Wolf 関連サイト
☆姉妹ブログ
『I Will』

☆YouTubeチャンネル
BeatWolf ~♯洋楽Lyric&和訳♪

管理画面
参加ランキング
最新記事

全タイトルを表示
Artists
リンク
このブログをリンクに追加する
☆『相互』をご希望の方は、お気軽に♪
最新コメント
QRコード
QR

Copyright ©I Wish~洋楽歌詞和訳&解説. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha. Photo by sozai-free 2000px.

FC2Ad