I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「セパレイト・ウェイズ」ジャーニー

2017.01.27

category : Journey

Journey - Separate Ways (Worlds Apart)1 Journey - Separate Ways (Worlds Apart)2


Journey - Separate Ways (Worlds Apart) (1983年)



~ジャーニー、“WBC侍ジャパン・応援ツアー”!?~

1980年代を代表するアメリカのロック・バンド“ジャーニー (Journey)”が、2/1~2/7までの日程で日本公演を行います。
来日予定メンバーはニール・ショーン(G)、ロス・ヴァロリー(B)、ジョナサン・ケイン(Key)、スティーヴ・スミス(Ds)、アーネル・ピネダ(Vo)。
今回、特に注目すべきは最終2/7日本武道館での特別公演で、ここでは世界で初めて『エスケイプ』/『フロンティアーズ』の完全再現ライブが試みられるそうです。

それにしても今この時ジャーニーが来日してくれようとは、何とも粋な計らいですね♪



~概要~

「セパレイト・ウェイズ」は1983年の8thアルバム『フロンティアーズ (Frontiers)』の収録曲で、1stシングルとしてBillboard Hot 100で6週連続8位(年間38位)という、珍しいチャート・アクションを展開しました。
一方アルバム『Frontiers』も9週連続で2位という“むずがゆい”展開で、それもそのはず、彼らのNo.1を阻止したのは史上最高の売り上げを記録したマイケル・ジャクソンの『Thriller』がその座にどっかり居座っていたためでした。

以前紹介した「時への誓い」はバンド名“Journey(旅)”に関連したテーマの作品ですが、今回の「セパレイト・ウェイズ」も1982年の『the Escape tour』中にキーボードのジョナサン・ケインとヴォーカルのスティーヴ・ペリーによって創作され、レコード発表前に早くも同ツアーで観客に披露されました(正式なバージョンでは歌詞の一部が変更された)。


一方、その映像作品であるPVはジャーニーにとって初めての“振り付き”映像であり、ここでメンバーは“エア演奏”まで披露しています!
しかしマイケル・ジャクソンの完成度の高い映像が次々と世に発表され始めていた時代、このPVの演出や映像のカット割りが余りにワザとらしく、長年ミュージック・ビデオの“ネタ”扱いされてきた作品です。
聞くところによるとこの映像監督はCM制作を得意としていた人だそうで、メンバー…特にスティーヴ・ペリーは“俺たちは演奏者・歌手でありエンターテイナーであって、俳優じゃない!”と強い拒絶感を抱いていたといわれます。


1983年1月にリリースされた「セパレイト・ウェイズ」のハードでメロディアスな作風はまさに日本人好みであり、当時から日本の洋楽ファンの間で人気が高かったロック・ナンバーですが、本作の影響力の大きさを感じさせるのが同年6月に発表され一躍ALFEEをスターダムに押し上げた名曲「メリーアン」(オリコン年間30位/ザ・ベストテン年間9位の大ヒット!)。
やっぱり日本人はこういうサウンドが好きなのだなぁ…と再認識させられました。

しかし、作品発表当時以上に楽曲が日本で広く知られるきっかけとなったのが野球の世界一決定戦“ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)”中継(TBS)のテーマ曲として2009年から使用されていることでしょう。
そして今年、2月にジャーニーの来日公演を伴って3月からいよいよWBCが開幕いたします♪ 


 



~Lyrics~

Here we stand
二人は立つ…
Worlds apart
天と地ほど離れた世界に

作品のタイトルとなっている【separate ways】は“別々の道”で、サブタイトルにもなっている【worlds apart】は“天と地ほども懸け離れて”という意味があります。
“遠くて近きは男女の仲”とは言うけれど…?

ところで「セパレイト・ウェイズ」のPVには、映像に映っていない“物語”があります。
この撮影に際してメンバーはそれぞれの奥さんやガールフレンドは同行させない旨を確認していましたが、ヴォーカルのスティーヴ・ペリーの恋人だけはついて来てしまいました。
この恋人はスティーヴのソロ「Oh, シェリー」にも歌われるSherrie Swaffordという人ですが彼女は相当なやきもち焼きらしく、「セパレイト・ウェイズ」のPVでスティーヴが絡んでいるモデルの女の子にも嫉妬して彼女の降板を迫ったそうです。
そんなアツアツの二人は、その後…?


Troubled times
寄せては返す困難…
Caught between confusions and pain, pain, pain
混乱と、痛みの挟み撃ち

どんな理由があったかは知りませんが、何だかトンでもない目に遭ったみたいですね!?
ジャーニーの現実に照らし合わせていえば、当時ギタリストのニール・ショーンとベーシストのロス・ヴァロリーはツラい離婚を経験した上、別れた奥さんには相当な慰謝料を払わされたとか…。

 “Make America Great Again!”
ワタシならそんな女、“f●△k you!”とケツをまくって(威嚇して)やるがねぇ。

…アンタ、誰? 


If you must go
どうしても行くというなら
I wish you love
お前のために神の慈愛を祈ろう

恋人と袂を分かって去ろうとする相手のために、幸あれと祈ってあげられる…
そんな、懐の深い男でありたいものです。
でもこんな神サマのような男性、いるのかなぁ…。
そんな男性、知ってる人?

 シ~ン…
 悪魔のオマエが言うな!



~Epilogue~

【Lyrics】の項でニール・ショーンとロス・ヴァロリーの離婚について触れましたが実は、「セパレイト・ウェイズ」は傷心の2人を励ます意味も込めてジョナサン・ケインとスティーヴ・ペリーが書いたといわれます。
(…だとすると歌詞はちょっと微妙な気もしますが)

野球大会と失恋ソング…
曲調はともかく、歌詞を考えてみればおかしな取り合わせです。
でもその内容をよく読み解くと主人公は単に失恋に沈んでいるのではなく、“お前がどんな状況にあろうとお前の幸せを願い、そして心はお前のそばを離れない”と叫び、自分の挫けそうな心を奮い立たせているようにさえ思えます。


And if he ever hurts you
たとえ、いつか彼がお前を傷つける日が来ようと
True love won't desert you
この胸に灯る愛は、決してお前のそばを離れない
Nooooooooo

思い出してみてください…
ロックの基本精神は、“(どんな逆境であろうと)負けてたまるか!”であることを。
そしてスポーツの精神は“どんな時も全力を尽くす”であり、それは恋愛も同じです。
“勝敗が見えたから、次に気持ちを切り替えよう”よりは、どちらも本来あるべき姿とは言えないでしょうか?

たとえ負け試合だとしても、最後まで全力でプレーする…
きっと、人はそういう姿にこそ心を動かされるものなのだから。



「セパレイト・ウェイズ」

“Lyrics&歌詞和訳”は下の“続きはこちら>>”をクリックして表示させてくださいね♪


Writer(s): Jonathan Cain, Steve Perry /訳:Beat Wolf


二人は立つ…
天と地ほど離れた世界に
二つの心が引き裂かれたまま
眠れぬ夜…
立つべき地を失い
俺は、お前を求め手を伸ばす

熱情が消え失せた
お前の心は変えられはしない
もしも、二人が心を一つに
この荒潮を乗り越えてゆけないなら
愛は、引き裂かれてしまう…

*いつか、この想いはお前にたどり着き
盲目にさせている呪縛から解き放つ
そしてある夜、お前は思い出す
二人がどんなにふれあい
二つの道を歩むことになったかを
たとえ、いつか彼がお前を傷つける日が来ようと
この胸に灯る愛は、決してそばを離れない
…そうさ、どんなときも愛してる
二人はふれあい、やがて
二つの道を歩むことになってしまったけれど…

寄せては返す困難…
混乱と、痛みの挟み撃ち
遠い過去を彷徨う目…
二人が交わした約束は
すべて徒労に終わってしまったけれど

どうしても行くというなら
お前のために神の慈愛を祈ろう
もう決して、一人歩きにならぬよう
さよなら...my love
お前がいないと、淋しいけれど




今でもお前のこと
心から、愛してる
たとえ、いつか彼がお前を傷つける日が来ようと
この胸に灯る愛は、決してお前のそばを離れない
Nooooooooo
Nooooooooo


~Let's Singin'~

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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tags : 音楽 Lyrics 和訳 洋楽 

コメント

Beat Wolfさん、こんばんは。
「セパレイト・ウェイズ」
最初はライブ音源なのでしょうか?
次の動画の演奏に歌い方がパワーアップして迫力が一気に増しました。

♪寄せては返す困難...混乱と挟み撃ち
遠い過去と彷徨う目...
この胸に灯る愛は、けっしてお前のそばを離れない  Nooooooooo♪
う~ん(--,)

2017.01.27  みすてぃむーん  編集

みすてぃむーんさん

タイトルに「Live In Tokyo」ってあるでしょ(at 武道館)?
日本でも人気のあるバンドです。
サバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」と並んで
最も闘志をかき立てるロック・ナンバーといえるでしょう。

でも彼は、何に対してそんなに気を吐いているのだろう…
だからこそ、最後に「Nooooooooo」なのでしょうね?(笑)

2017.01.27  Beat Wolf  編集

こんばんは
ジャーニー行ってきます♪
めっちゃ楽しみです。
久々にはじけてきまーす(*´╰╯`๓)♬

2017.01.29  きり  編集

きりさん

おぉ、行かれるのですね!
「このタイミング」ですから
なおさら盛り上がることでしょう♪
翌日の声がれと筋肉痛は、覚悟してくださいね!?(笑)

2017.01.30  Beat Wolf  編集

Beat Wolfさん、こんばんは!
野球大会と失恋ソングは一見ミスマッチのように思ってもこの曲のリズムは
元気が出てくるノリで熱情が溢れています。
天と地ほど離れた世界でも打ち勝てるとも全身で歌い切っています。
それが侍ジャパンの応援ソングの所以ですね(^^ゞ

そして過剰なヤキモチはダメという教訓ですかー

2017.01.30  みすてぃむーん  編集

みすてぃむーんさん

失恋ソングは普通、「ションボリ」な曲調でしょ?
でもロックで表現すると、「負けるもんか!」なのです!
失恋はショックも大きいので、それを振り払おうとすると
とても大きなエネルギーが必要で、だからこそ「この歌い方」でなければなりません。
侍ジャパンもそのくらいのエネルギーが必要でしょ?(笑)

モチは適度に焼くと美味しいですが
真っ黒焦げにしちゃうと折角の美味が台無しですからね?(笑)

2017.01.30  Beat Wolf  編集

日本人好み ・・・(*^_^*)
サビの部分、好きです(笑)

立ち上がって、“ある意味勝者”で叫ぶ方がカッコ良いですよね。
懐の深い男として(笑)

2017.02.01  ☆dct☆  編集

☆dct☆さん

サビの部分のキャッチーなメロディーと
せつなさからくる絶叫感…
ある意味、演歌と似ているかもしれませんね!?

もちろん「勝者」として叫んだ方がカッコ良いですが
現実は厳しい…?(笑)

2017.02.01  Beat Wolf  編集

大谷は打者に専念ですか・・・

小久保うまく使えよ!!世界の宝だぞ!!は3月に吠える予定ですが、
最近教え子の受験前決起集会にてこの曲とサバイバーの「Burning Heart」使ったら盛り上がりましたよ~!ただ歌詞の意味は分かってないので、そこらへんが心配かな?と。ちなみに「Moment Of Truth」は買いたての浜田麻里Ver.使いました。
(アルフィーは「星空のディスタンス」も確信犯ですよね)

2017.02.03  地味JAM尊  編集

Re: 大谷は打者に専念ですか・・・

大谷選手、出場しないことになりましたね。
やっぱり「Burning Heart」など燃える系は、男子にとって永久不変の「本能」といえるしょう!
でも映画「ロッキー」自体、世代に関係なく男がアツくなるツボですよね。
「Moment Of Truth」はやっぱりサビがいい…。

Welcome to the Hotel California
星空の~下の~ディ~スタンス
…ですか?(笑)

2017.02.03  Beat Wolf  編集

産業ロックの雄ジャーニー大好きでした!も一つの産業ロックの雄エイジア、ジョンウエットンの訃報を聞き、次回急遽こちらに切り替えました。

2017.02.05  ローリングウエスト  編集

ローリングウエストさん

やはり70年代前後に活躍したヒーローたちはそれぞれ高齢の域に達しているので
一定数の訃報は続いてゆくのでしょうね。
エイジアは、かけがえのない声を失いました…。

2017.02.05  Beat Wolf  編集

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