I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「さよならロンリー・ラブ」エア・サプライ

2013.07.28

category : Air Supply

Air Supply - Even the nights are better1 Air Supply - Even the nights are better2


Air Supply - Even the nights are better(1982年)


~洋楽への誘(いざな)い~

みなさんにとって、洋楽を聴いてみようと思ったきっかけは何ですか?
私にとってそれは、この曲だったかもしれません。
ちょうどテレビの歌番組で流れる歌とは違うフィーリングを求めていた時期で、FMから流れる音楽の中にクリストファー・クロスの「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」やこの曲がありました。

何を歌っているかも知らないまま、「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」とか「さよならロンリー・ラブ」といった邦楽には無いロマンティックなタイトルに、“大人の世界”を想像し憧れたものです。
また、奇しくもこの2組は“声フェチ”で“メロ(ディー)フェチ”な私の好みをしっかり満たしていたワケで、洋学の世界へと誘ってくれた思い出の曲であり、今も変わらず大好きな作品でもあります…。


~概要~

エア・サプライは1976年にデビューしたオーストラリアのバンドで、1980年の「ロスト・イン・ラブ」を契機にアメリカへと進出しました。
バンド・メンバーは何人もいますがメディア的には、ギター・ピアノ・ヴォーカルのグラハム・ラッセル(左上の写真・左)とメイン・ヴォーカルのラッセル・ヒッチコック(同・右;この曲は主に彼が歌う)の2人が紹介されます。

当時流行したAOR(Adult-Oriented Rock;大人向けの落ち着いたロック)の代表的存在で、とりわけその爽やかで涼しげなサウンドは“ペパーミント”に喩えられました。
日本でも人気が高く、日本盤レコード・ジャケットには青い海やヨット・気球などが用いられていたので、当時は“夏の海というと、エア・サプライ!”というイメージが定着したほどです。


~Data~

「さよならロンリー・ラブ」は1982年のアルバム『Now and Forever』からの先行シングルで、BillboardのAC(アダルト・コンテンポラリー)チャートで4週No.1、Hot 100でも5位を記録しました。
これにより、彼らはアメリカ・デビューから“7曲連続Top5入り”の記録を達成したことになります!
作者はJ.L.ウォーレス、ケニー・ベル、テリー・スキナーで、彼らはカーペンターズ最後のTop40ヒット(16位)「タッチ・ミー」の作者でもありました。


~Story~

エア・サプライというと、“センチメンタルな失恋”の歌をイメージしてしまいますが原題の「Even the nights are better」が示すように、今回は明るい兆しが見える作品となっています。
センチメンタルなピアノに導かれ案の定失恋を引きずっているようですが、こんな時の特効薬といえば…
そう、“新たな恋”ですね!
これを得ることにより彼の心模様はV字回復を果たし、それを比喩したのが「Even the nights are better」というワケです。

ちなみに、邦題の「さよならロンリー・ラブ」に該当するフレーズはLyricsには存在しませんが、こちらのタイトルもストーリーを的確に捉え、かつロマンティックな妄想へと誘(いざな)う“名題”といえるでしょう♪


一方、その女性について彼は…

Cause you had been lonely too

…と語っていて、自らも孤独を経験した女性だからこそ、彼の淋しさも理解しその処方箋を持っているというのです。
確かに、人はID(同一性)を持つほど共感し結びつき易いし、それが価値観や心の中で大切にしているものといった“内面”に関するIDなら、尚更です。
苦労を重ねた人はその辛さを知っていて、孤独を味わった人はその淋しさを知っている…。

でも、この物語に語られる女性は、根本的に優しい心の持ち主なのでしょう。
どんなに経験豊富な人であっても、自分のことばかり考えている人は相手の気持ちにあまり配慮しません。
淋しさなんて感情を普段大人は“丸出し”にはしないし、そんな人が他人の心の奥に仕舞われた淋しさに気づけるとは思えないからです。


~Epilogue~

幼い日の思い出を、胸に手を当てて振り返れば…
親は、私がお腹を空いてないか、風邪を引かないか、いつも気に掛けてくれていました。
思えば、そういう事まで心配してくれるのはこの世に自分の親だけだったし、それこそが愛情なんだなぁ…と。

基本的に、男女の恋愛もこれと全く同じだと思うのです。
相手を大切に思うほどそうした事にも心を配るし、悩んだり苦しんだりしていれば放って置けるものではありません。

そういう感情を共有できる人との出逢い…
だからこその、「Even the nights are better」なのでしょう…。


「さよならロンリー・ラブ」



Writer(s): Terry Skinner, J.L. Wallace, Ken Bell/訳:Beat Wolf


僕は…孤独だった
何が間違っていたのだろう…
どうして恋が終わってしまったのか?
僕を置き去りにして…

心がとても乱れ
老人のように生気を失っていた僕は
ある日、君と出逢い
孤独から解放されたんだ

心の痛みに絞めつけられる毎日だった
胸が張り裂けるほど…
だけど、今の僕には君がいる

孤独な夜も明ける
今、ふたりは共にいる
孤独な夜も明ける
君と出逢ってから…
昼も、より輝いたものとなる
愛する人が傍にいてくれたなら
孤独な夜も明ける
君と出逢ってから…

君は…僕の“処方箋”を知っている
同じ孤独を歩んだ人だから
痛みの和らげ方を
示しくれたんだ

そして…
心の傷を癒す以上に
歩み出す勇気を、僕の心に灯してくれた人
君となら、同じひとつの途を
歩める気がするんだ

抱きしめてくれる人が現れるなんて、夢にも思わなかった
君が僕に話し掛け、君と出逢うまでは…
 
孤独な夜も明ける
今、ふたりは共にいる
孤独な夜も明ける
君と出逢ってから…

昼も、より輝いたものとなる
愛する人が傍にいてくれたなら
孤独な夜も明ける
君と出逢ってから…

抱きしめてくれる人が現れるなんて、夢にも思わなかった
君が僕に話し掛け、君と出逢うまでは…

孤独な夜も明ける
今、ふたりは共にいる
孤独な夜も明ける
君と出逢ってから…

昼も、より輝いたものとなる
愛する人が傍にいてくれたなら
孤独な夜も明ける
君と出逢ってから…


過去の“美しいラブ・ソング”…
「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」クリストファー・クロス
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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tags : 音楽 洋楽 和訳  訳詞 Lyrics 

コメント

良いですね♪

「孤独な夜も明ける」v-238

ここのフレーズがいいですね~~

映像もすてきです!

2013.07.27  chiyuki  編集

口ずさむメロディー♪

懐かし~ぃ♪
エアーサプライは、
沢山「爽やかソング」を排出してますが、
どれも心をくすぐるメロディーが多いとも思いますよぉん(^^)b♪

ク―ッ♪
メロディーだけで、失恋ソングと思えんっ!と、
よくわからん自信があった中学生でしたよぉん(#^.^#)テヘへッ♪
まぁ…邦題がぁ…意味してますわなぁ…ハハッ…
(そうそう、シカゴやエアーサプライは「ハイトーンヴォイス系統」のリードヴォーカルさんが多いと思うのですがぁ、これが、エアーサプライ色?押し?だったんでしょうかねぇ?
バリトン好き❤ですがぁ、別モンとして大好きでしたけれどぉ…❤(何でもいいんかいっ!)
メロディーなんですよねぇ♪最後の最後は(#^.^#)ホホォ♪)

2013.07.27  sunbluelovely  編集

Re: 良いですね♪

夜も明ける…
…って、今日そちらの方は大変なことになっていたようだけど
大丈夫だった?v-279

2013.07.28  Beat Wolf  編集

Re: 口ずさむメロディー♪

多分エア・サプライは、生涯2枚目に買った洋楽アルバムでした。
ちょうどベスト盤が出ていて、カセット・テープに録って
何回も何回も聴いていました。

当時私は失恋ソングとか考えず、ただいい曲だなぁとか
いい声だなぁとうっとりしながら聴いていました。
私はハイトーンヴォイス系は大好きで、もともと小田和正の声が憧れだったので
当然エア・サプライのラッセル・ヒッチコックの声は大好きでした!
もちろんクリストファー・クロスやピーター・セテラの声が好きなのは
言うまでもありません…!?v-410

2013.07.28  Beat Wolf  編集

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