I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「トーチャー」ジャクソンズ

2017.09.22

category : Michael Jackson

Jacksons - Torture1 Jacksons - Torture2


Jacksons - Torture (1984年)



~マイケル・ジャクソンの“ザ・ハロウィン・アルバム”~

マイケル・ジャクソンといえば世界をアッと言わせた「Thriller」(過去ログ)ですが、彼は“ハラハラ・ドキドキ”が大好き!
そんなマイケルはハロウィンを毎年楽しみにしていたそうで、今回“ザ・ハロウィン・アルバム”というコンセプトの下「スリラー」や「ゴースト」といった“いかにも”なソロ作品に加え、貴重なゲスト参加作品、ジャネットとの兄妹ユニットやジャクソンズからの作品も編集したアルバム『スクリーム』がリリースされることとなりました(配信:9/29、CD:10/4)。

本記事で選曲した「Torture」はその収録作品の一つで、私の大好きな曲でもあります。
ハロウィンには少し早いですが、凝ったミュージック・ビデオも含めごゆっくりお楽しみください♪


Blood on the Dance Floor X Dangerous (The White Panda Mash-Up)



~概要~

「トーチャー」はジャクソンズの5th(ジャクソン5を含めると16th)アルバム『ヴィクトリー(Victory)』からの2ndシングルで、Billboard Hot 100の17位を記録した作品です。
ただしCBSのオリジナル・アルバム以外となるとモータウン時代のジャクソン5のベスト盤には収録されず、かといってマイケルのソロ作品ではないため、後世お耳に触れることが少なかったかもしれません。
(そういう意味で、今回発売される『スクリーム』は貴重)

また、本アルバムは『Thriller』で歴史を塗り替える大スターにまで上り詰めたマイケルの同作後初めてとなるアルバムであり、それに加え1975年以来グループから離れていた三男ジャーメイン・ジャクソンが参加したということで話題になりました(6人編成)。
そして、「Torture」はそのジャーメインとマイケルが2人でリード・ヴォーカルを担当し、ジャーメインはそのままグループに在籍しましたが、Victoryワールド・ツアー後マイケルはソロ活動に専念するためジャクソンズを脱退しました。

「Torture」は長男ジャッキー・ジャクソンがリードして創作した作品で、作詞・作曲はジャッキーとKathy Wakefield、プロデュースもジャッキーが行っており、当初彼は自分がマイケルとデュエットするつもりで書いたものの、そのパートをジャーメインに譲ったようです。
サウンドは本来のジャクソンズの音楽というより、マイケルが『Thriller』で確立させた爽快なロック・テイストの強いナンバーで、本アルバムには『Thriller』同様TOTOが大きくサポートしていますが、「Torture」のドラムスにはジェフ・ポーカロが参加しています。


マイケルもアイデアを出し、映像に費用をかけ過ぎたため制作会社が破産したともいわれるミュージック・ビデオはサスガに見応えがあります。
「トーチャー」の作者でもあるジャッキーが主演しティト、マーロン、ランディが出演していますが、ヴォーカルのジャーメインは出演していません。
マイケルは多忙のため撮影に参加できず、映像の最後に“ワックス・ダミー(蝋人形)”で出演しています《写真・左》!

ただし“「Thriller」仕立て”な映像は見所満載で、歌詞がわかると仕込まれた“ネタ”の意味も理解できるでしょう。
ジャクソンズを模したと思われるスケルトン(がいこつ《写真・右》)のアクションも雰囲気があり、うち一人は“後ろ歩き”しているではありませんか!? 
でもこの映像からわかるのはこの時の“ジャクソンズは5人”という彼ら自身の認識で、この点から考察するとこのアルバムでジャーメインは正式復帰ではなく“ゲスト扱い”の参加だったのかもしれません。
PV制作に於いて、実はもう一人“興味深い人物”が参加しており、当時NBAロサンゼルス・レイカーズの現役チアリーダーだったポーラ・アブドゥルです。
ポーラは“メンバーの強い要望”(※後述)により本作PVで初めて振り付けの仕事に携わることとなり、それがきっかけでジャネット・ジャクソンの振り付け⇒自らがポップ・スターと、シンデレラ・ストーリーを歩むこととなります。

Jacksons - Torture3

 



~Lyrics~

It was on a street so evil
行く手に開(はだ)かる 邪(よこしま)
So bad that even hell disowned it
その邪悪さに、地獄さえこれを遠ざける

実は、Lyricsは少しわかり辛いものとなっており、本ブログでは混在して紛らわしいSheとyouを基本的に[She=you]として独自の解釈を加えながら和訳を進めました。
全体を通して見ると1番の歌詞だけが「Thriller」みたいに“おどろおどろしい”内容となっていますが他は“失恋ソング”のようであり、元々失恋ソングだったものを途中から「Thriller」にするアイデアが生まれて書き換えた印象があります。
PVは基本的にストーリーを導いてくれる内容となっているので、併せて味わうとわかり易いでしょう。

【disown】は[~を自分のものと認めない・~と縁を切る]ですが、“すんごい言われ方”ですね?
要するに“地獄も手を余すほどのワル”という意味と思いますが、映像に描かれる男の顔もかなり不気味です。

Jacksons - Torture4

Every single step was trouble
踏み出す一歩、すべてが苛(さいな)まれ
For the fool who stumbled on it
愚かなる者はよろめき、躓(つまず)く

英語の【hell(地獄)】はキリスト教に基づく概念であり、一般的には[死後の刑罰の場所または状態]、[霊魂が神の怒りに服する場所]とされます。
仏教にも地獄の概念があり、六道輪廻の最下層で、罪を償わせるための世界です。

“一歩踏み出す度に[trouble(苦しみ)]”って、辛そう…
でも映像の地獄の道の表現もユニークで、コレ《写真・右》だと“愚か者でなくても転ぶ”でしょ? 


Eyes within the dark were watchin'
暗闇に浮かぶ目の視線を浴び
I felt the sudden chill of danger
俄かに戦慄を覚えた

歌詞からは[2つの目]を想像していたのですが…
映像では、“こんなん”なってます!?《写真・左》 

Jacksons - Torture5

[地獄]を想像させながら[オチ]まで用意してくれるなんて、案外ユーモアが通じる?
しかも驚いて目玉に突っ込んだ手が、こんなコトに!《写真・右》

Jacksons - Torture9 …コレって、オレ様のパクり?



~Epilogue~

歌詞を読むと、本作は“断ち切れない失恋の苦痛”をテーマとしています。
ヴィジュアルにすると、こんなカンジ!?

Jacksons - Torture6

確かに【torture】は“拷問”ですが、このイメージでいいのだろうか…? 

実は、写真でクモの巣に囚われているジャッキー・ジャクソンがこの撮影後、現実に【torture(激しい苦痛)】に苛まれています。
別項でポーラ・アブドゥル《写真・左》がこの映像の振付けを担当していることを紹介いたしましたが、実は彼女を本作に誘ったメンバーとはジャッキーでした。
ジャッキーは自身もバスケット・ボールが好きで、その縁からロサンゼルス・レイカーズのチアリーダーのポーラとは以前から“特別な関係”にあったものの、彼には1974年に結婚した妻(イーニッド・スパン)がありました《写真・右》。

Jacksons - Torture7

本撮影でも既に決まっていた振り付け師をクビにしてポーラを後任に充てたり、周囲にも二人の関係を隠さないなど開けっぴろげだったためすぐに露見し、修羅場となります。
3人がもみ合う中、イーニッドの車がジャッキーの脚を轢(ひ)いてしまい、彼は大怪我を負いました。
その3年後の1987年に2人は離婚、ポーラとは結婚も考えたものの1988年に別れが訪れています。

She was up a stair to nowhere
階段を上り、君は何処へともなく…
A room forever I'll remember
永遠に忘れることのない部屋

1988年は、ポーラがデビュー・アルバム『Forever Your Girl』で一躍全米No.1のトップ・スターに上り詰めた年《写真・左》。
「Torture」は実話ではありませんが、このラインはまさにポーラが階段を駆け上がって遠くへ行ってしまうジャッキーの未来を暗示していたかのようでもあります《写真・右》。

Jacksons - Torture8

【永遠に忘れることのない部屋】…
決して取り戻すことのできない過去の一瞬を望むことは、まさに拷問です。
でも、たとえそれを取り戻すことが叶わなくても、たくさんの経験を残してくれたはず。


She stared as though I should have known her
君は、僕が理解すべきだったと、じっと見つめていた
Tell me what's your pain or pleasure
教えてよ…何が痛みで、喜びだったというの?

…それを省み自ら答えを出してこそ、やがて“その拷問”が未来への教訓として生かされる気がします。



「トーチャー」

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「スリラー」マイケル・ジャクソン

2016.10.21

category : Michael Jackson

Michael Jackson - Thriller1 Michael Jackson - Thriller2


Michael Jackson - Thriller (1984年)



~発表!“有名故人の長者番付 2016”~

先日、アメリカ『フォーブス』誌が今年の“有名故人の長者番付”を発表しました。
この1年間(2015年10月~2016年10月)で最も稼いだ上位5人を並べてみると…

5位 プリンス – 2500万ドル(約26億円)
4位 エルヴィス・プレスリー – 2700万ドル(約28億円)
3位 アーノルド・パーマー – 4000万ドル(約41.5億円)
2位 チャールズ・シュルツ – 4800万ドル(約50億円)

さすがに誰もが知っている有名人が並んでいますが、彼らを退け頂点に立ったのは誰だと思います?
…と、その前に最も稼いだ現役のスターを報告しておくと、1位はやはりテイラー・スウィフトで1億7000万ドル(約175億円)でした!

さて、故人の第1位は大方の皆さんのご想像通り、マイケル・ジャクソンです。
でもその金額がオドロキで、マイケルの1年間の収入は推定“8億2500万ドル(約860億円)”!!
ただしその内7億5000万ドル(約780億円)は、彼が権利を所有していたビートルズ楽曲を含むソニー・ATV・ミュージックの出版カタログの売却によるもので、でもたとえそれを差し引いたとしても約80億円の収入があったことになるのですから、どっちにしろ1位だったことに変わりません。
しかし先日50歳での妊娠が明らかになったジャネット・ジャクソンといい、凡人にとってこの2人は“何もかも信じ難い兄妹”ですね!?



~概要~

「スリラー」は1982年12月1日に発売されたマイケル・ジャクソンの6thソロ・アルバム『Thriller』からの“7thシングル!”で、その発売はアルバム・リリースから実に約1年2か経過した1984年1月23日のことであり、これがBillboard Hot 100で4位(年間78位)を記録したことにより、彼は“同一アルバムから7曲連続Top10入り”という前人未到の快挙を成し遂げました。
1984年の第26回グラミー賞では『Thriller』関連が“8冠”に輝いたことで有名ですが、このうち「スリラー」のパフォーマンスによってマイケルは“Best Male Pop Vocal Performance”を受賞しています。


「Thriller」の作者はマイケルではなく、前作での「Off The Wall」や「Rock With You」の作詞・作曲を手掛けたロッド・テンパートン(Rod Temperton)で、マイケルのプロデューサーであるクインシー・ジョーンズにその才能を買われたライターでした。
その彼が今年10月6日に亡くなった(享年66)との報道があり、その追悼の意味からも今年のハロウィンは「Thriller」を特集しようと思いました。

Michael Jackson - Thriller3 Rod Temperton 1947-2016

ロッドによると作曲にインスピレーションを与えたのはジャクソンズのファンク・ナンバー「This Place Hotel」だそうですが、1981年のリック・ジェームス「Give It To Me Baby」の方が近いものがあるようにも思えます。
また、権利の折り合いがつかず実現はならなかったものの『Thriller』のセッションでは日本のYMOの1979年のヒット曲「BEHIND THE MASK」(作曲;坂本龍一)のカバーが試みられており、何処となく「Thriller」にはそのエッセンスが含まれているような気も…?
マイケルの歌う「ビハインド・ザ・マスク」は、2010年に未発表曲集『MICHAEL』で初めて公開)
一方、作品の当初のタイトルは「Starlight Sun」や「Give Me Some Starlight」だったものの、“子どもたちにアピールできるものにしたい”というマイケルの意向から「Thriller」に改められた経緯があったそうです。

「スリラー」というとマイケルのライブの定番曲ですが初披露は意外と遅く、発表から5年近く経った1987年の『Bad World Tour』でした。
ちなみに、世界で最初にそのパフォーマンスを目にする栄誉に浴したのが日本で、ジャンボ・ジェットのチャーター機で来日したりチンパンジーのバブルス君にまで話題が及ぶなど日本中が大騒ぎとなり、さらに翌年も再来日するなどこのツアーで計23公演を行い、祖国アメリカを除けば世界的に突出した数の公演を日本で行っています。
しかしツアーの歴史を振り返ってみると「Thriller」の生歌を聴けたのはこの2年間だけで、残念ながら1992年の『Dangerous World Tour』以降は口パクとなってしまったようです。






~Lyrics~

There's no escapin' the jaws of the alien this time (they're open wide)
“エイリアン”による“死の恐怖(jaws)”から逃れる術はない
This is the end of your life
…もはや、一生の終わり

【thriller】は、スリルを与える人・物・創作(小説・映画…)のことです。
そうしたテーマのせいか、この作品には“thrillerな映画のタイトル”が随所にちりばめられています(※あくまで、私の解釈です)。
『Alien/エイリアン(1979年)』や『Jaws/ジョーズ(1975年)』をはじめ『Second Chance/第二の機会(1953年)』『Grizzly/グリズリー(1976年)』『The Ghoul/ブラッディ ドクターローレンスの悲劇(1975年)』などがあり、結果としては『Creature/クリーチャー(1985年)』も含まれるでしょうか…。


So let me hold you tight and share a killer, diller, chiller
だからキツく抱きしめさせて?…ゾクゾクするほどステキなことを分かち合おう
Thriller here tonight
今夜、ここで…

SFでマイケルの“遊び”に振り回されっぱなしのガール・フレンドを演じているのは、オーラ・レイ(Ola Ray)《写真・左》。
1980年6月号のプレイメイト(雑誌『PLAYBOY』のモデル)として脚光を浴びた人で、他には『48時間』や『ビバリーヒルズ・コップ2』にも出演しています。
劇中では仲良しの二人ですが、2009年5月にはこのSFへの出演料が十分支払われていないと係争にまで発展しており、その騒ぎの中マイケルが突然死去してしまいました(6月25日)…。

Michael Jackson - Thriller4 Michael Jackson - Thriller5

For no mere mortal can resist
すでに命運尽きた人間に
The evil of the thriller
悪霊の使いに抗う術はない…

この作品に無くてはならない不気味なナレーションの締めくくりのラインで、この言葉を最後に“男”は不敵な高笑いと共に部屋を去って行きます。
“男”の名はヴィンセント・プライス(Vincent Price)《写真・右》、かつて“三大怪奇スター”と称された戦後のアメリカ・クラシック・ホラー映画の第一人者です。
その名の通り『肉の蝋人形』や『ハエ男の恐怖』といった“いかにも”な出演作を歴任し、彼を敬愛して止まないティム・バートンの『シザーハンズ』への出演が遺作となりました。



~おまけ映像 笑って許して?(笑)~

 
 



~Epilogue~

そして、「Thriller」といって忘れてはならないのが世界で最も有名といっていいミュージック・ビデオ。
ミュージシャンにとって売りモノは音楽であって、MVはプロモーションのための手段に過ぎないという認識を大きく変えたのがポピュラー音楽専門チャンネル『MTV』の開局であり、マイケル・ジャクソンでした。
マイケルは自身のMVを“ショート・フィルム(短編映画)”と捉えており、詞は脚本で、それを音楽と映像で極限まで表現し切ることを目指していたのです。
そうして出来上がったのが約14分にも及ぶSF「Thriller」で、彼はこの短い映像(MVとしては普通の3倍ありますが)のために50万ドル(当時のレートで1億1500万~1億2000万円)の制作費をつぎ込み(普通のMVの10倍)、映画『狼男アメリカン』の監督であるジョン・ランディスと特殊メイク担当のリック・ベイカーを雇い、ゾンビがフォーメーションを組んで繰り広げるダンスと斬新で迫力ある映像を融合し、誰もがアッと驚くクオリティにまで昇華させました。


“Due to my strong personal convictions,
これは私個人の強い信念に基づくものであって、
I wish to stress that this film in no way endorses a belief in the occult.”
決してオカルト信仰を支持するものではないことをお断りしておきます。

これは歌詞ではなく、SF「Thriller」冒頭に記される免責事項
キリスト系の教会の多くが“ハロウィンは世俗のイベントでありその習俗がキリスト教的ではない”と認識しており、一部の教会からは“ハロウィンは子どもたちに世の悪魔や闇を‘楽しみ’として誤った方向に導くもので、これはオカルトである”といった否定的な見解もあるそうです。
「Thriller」についてもこれと似た見解があり、映像の公開時そのオカルト性や暴力的なシーンが含まれると批判を受けました。
特にジャクソン家は“エホバの証人(Jehovah's Witnesses)”の信徒であり、当時マイケルもこれに属していたため、“ゾンビやクリーチャーは教義に反する”とエホバの証人の指導者から抗議され、SFに免責を入れたともいわれます(こうした軋轢のせいか、マイケルは1987年に教団とは縁を切ったらしい)。


2009年…
マイケルの生涯最後の公演になるはずだった『THIS IS IT』
ここでも、「スリラー」は披露される予定でした。
そのために3D化した新たな映像まで制作し、マイケルの生のパフォーマンスと、飛び出す3D映像を合成して観客のド肝を抜くステージを計画していました。
ここに紹介するのは、新たな映像と『THIS IS IT』でのマイケルのリハーサル映像を編集したものです。



That it's a thriller, thriller night
まさにそれがスリラー、スリルが訪れる夜
'Cause I can thrill you more than any ghost would dare to try
何故なら、僕がどんなゴーストよりゾクゾクさせてみせるから


天が遣わしたちょっとイタズラなエンターテイナーと、ドキドキ・ハラハラのハロウィンをお楽しみください♪ 



「スリラー」

お急ぎの方は“Short Version”をどうぞ♪
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「ビリー・ジーン」マイケル・ジャクソン

2015.06.19

category : Michael Jackson

Michael Jackson - Billie Jean1 Michael Jackson - Billie Jean2


Michael Jackson - Billie Jean (1983年)



~マイケル・没後6年~

マイケル・ジャクソンが亡くなって、もう6年…
彼の死後も毎年のように“新作(未発表曲)”が発表され、昨年の「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」(過去ログ)みたいな映像を見せられてしまうと思わず、“たとえマイケルの肉体はこの世に存在せずとも、テクノロジーの進化と共にマイケルの魂(音楽や映像)は未来永劫生まれ変わるのでは…”という錯覚に陥ってしまいそうです。

そんなマイケルの最近のニュースというと、あの“ネバーランド”が売りに出されるというハナシがありました。
先日、ジョン・レノンの豪邸が72エーカーという話題に触れましたが、マイケルの豪邸はナンと2,700エーカー!
もはや東京ドーム何個ではなく、“東京都文京区と同じ広さ”だそうです!!
マイケルは1987年にこの場所を1,950万ドルで購入したそうですが、今回1億ドル(約123億7,000万円)の価格がついているとかっ!!!
やっぱり“マイケル・ネタ”って、何事もスケールが違うわぁ…。 



~概要~

「ビリー・ジーン」は1982年12月にリリースされたマイケル・ジャクソンの6thソロ・アルバム『スリラー(Thriller)』の収録曲であり、ポール・マッカートニーとのデュエット「The Girl Is Mine」に続く2ndシングルとしてBillboard Hot 100で7週連続No.1(1983年・年間2位)を打ち立て、世界的なマイケル・ブームのきっかけとなった作品です。
また、この曲の大ヒットによりマイケルはペプシコーラのキャラクターに起用され、1984年には兄のジャクソンズと共にCMオリジナルの「Billie Jean」を披露し話題を呼びました。

1984年のグラミー(第26回)でマイケルは8冠に輝いていますが、このうち“最優秀R&Bソング”“最優秀男性R&B歌手”は「Billie Jean」によってもたらされました。
また、同曲はオールタイムでもBillboardが81位(Hot 100 55th Anniversary)、ローリング・ストーン誌は58位(The 500 Greatest Songs of All Time)にランクインしています。


「Billie Jean」を語る上で欠かせない要素の一つが、ショート・フィルム(SF)
マイケルの甘いマスクとキレのあるダンス、“光るタイル”など見応えある映像が斬新で、開局間もないMTVでヘビー・ローテーションとなり、言語の異なる世界中のテレビ局で紹介されるなど、それがマイケル・ジャクソンの魅力を爆発的に認知させる効果となりました。

ただ、当時まだアメリカ社会では黒人が軽視される風潮がありMTVも当初「Billie Jean」の放送を拒否していたそうで、マイケル所属レーベルの親会社CBSの社長が“拒否するならウチのビデオは今後MTVには提供しない、黒人差別も公にする”など丁丁発止の末ようやく勝ち取った権利だったのです。
「Billie Jean」がMTVの門戸を開けたことで、その後プリンスやホイットニー・ヒューストンなど人気が黒人の枠にとどまらない大スターが生まれ、“音楽に視覚的要素が強力な武器となる時代の到来を告げた映像”として果たした役割の大きさを考え合わせれば、このSFの成功はマイケル一個の成果ではなく、社会そのものを変えた歴史的な作品だったといえるのでしょう。

SFのストーリーは、マイケルが常時パパラッチにつけ狙われる様子が描かれており、ホテルへ戻ったマイケルを寝室まで写真撮影しようとしたパパラッチが警察に逮捕されるというオチになっていますが、これはSF独自のストーリーであり歌詞の内容は全く反映されてはいません。
(作品本来のセクシャルなテーマを和らげたかった?)


「Billie Jean」を語る上で欠かせない要素が、もう一つ♪
…そう、マイケルの代名詞“ムーンウォーク”も、この作品から生まれました!
1983年5月の『モータウン25周年記念コンサート』で「Billie Jean」をパフォーマンスした際、初めて彼のムーンウォークが披露されました。
この時マイケルは既にエピックに移籍していましたがモータウン側に出演を依頼され、その条件としてモータウンの作品ではない「Billie Jean」を歌うことを認めさせ“伝説”が生まれたのです。
ただしこの時のムーンウォークはやや継続時間が短く、同じく“爪先立ち”についても彼は“上手く出来ず満足ではなかった”と語っています。

一般的に“【moonwalk】=マイケルが編み出した技”と思われているかもしれませんが、実は“マイケルは技の名づけ親”なだけであり、それ以前は【back slide】と呼ばれ1932年にアメリカのジャズ・シンガー、キャブ・キャロウェイによって生まれたそうです。
マイケルはこの技をマスターするためにシャラマーのジェフリー・ダニエル(バック・スライドを初めてテレビ披露した)に1000ドル払って教えを乞い、5分でモノにしたと言われています。

 
 



~Lyrics~

She told me her name was Billie Jean, as she caused a scene
女はビリー・ジーンを名乗り、騒ぎ起こした張本人
Then every head turned with eyes that dreamed of being the one
男たちの誰もが彼女に頭を回(めぐ)らせ、目に妄想を浮かべた

登場する“謎の女”について、あなたも想像を巡らせたはずです。
その正体に最も迫っているのが、このセンテンスかもしてません。
女は【scene(舞台)】で【dance】を踊り、みんな(男?)が彼女の一挙一動を食い入るように目で追いかける…
…さて、女は何者? 

プロデューサーのクインシー・ジョーンズは「Billie Jean」というタイトルが、4大大会シングルス・ダブルス・混合ダブルス合わせ通算39回優勝を誇るアメリカ・女子テニス界のスーパースター、Billie Jean Moffitt(King)を連想させると指摘しましたが、マイケルは“実在の人物ではない”と退けたそうです。


For forty days and forty nights
四十日四十夜
The law was on her side
法は彼女の味方

つい先日、俳優の榎木孝明さんが“30日間の不食”をしたことで話題になりましたが、イエス・キリストは“四十日四十夜の断食”を実行したとされます。
“40は旧約聖書に於いて特別な準備期間を示す数字”であり、『ノアの方舟』の洪水も40日、『十戒』のモーセが彷徨ったのも40年でした。
マイケルは彼女との“四十日四十夜”の試練を乗り越えて、「Billie Jean」&『Thriller』という大輪を咲かせた…

…って、コレはマイケルの実話ではありませんでしたねっ!? 


She showed a photo of a baby crying
赤ん坊の泣いてる写真を
His eyes looked like mine (oh, no!)
“目がそっくり”と差し出した(そんなバカな!)

コワい… 
男性にとって、最もゾッとするシチュエーションでしょう!?
「Billie Jean」がヒットした同年、日本ではドラマ『スチュワーデス物語』が大ヒットし、教官(風間杜夫)の元婚約者(片平なぎさ)が何かある毎に“アナタのせい”とばかり歯で手袋を引っぱがし義手を見せて、世間を震撼させていましたが…。

「Billie Jean」の面白いのは【dance】という言葉にダブル・ミーニングを持たせている点で、それを男は“踊っただけじゃないか?”女は“子どもができることしたじゃない?”…という構図が仕組まれているコト!



~Epilogue~


“「ビリー・ジーン」はマイケルの実体験では?”

作品が発表された当初から、そんな疑惑はありました。
マイケル・クラスのス-パースターなら“言い寄って来る女性は星の数”であることは言うまでもなく、世間が“独身で健康な男ざかりがそれに乗らない方が不自然”と考えるのも無理はありません。
ただ、マイケルの性格からすると初見でそんな関係になるのは考え難く、あるとすれば“既に信頼または好意を寄せている人”ではないでしょうか?

…そういう意味で昨年“DNA鑑定で99.9%マイケルの子”と報じられたアメリカの歌手ブランドン・ハワード(Brandon Howard)は、真実味がありました。
彼の母ミキ・ハワード(Miki Howard)は80年頃マイケルの父ジョセフ・ジャクソンがマネージャーを務めていた歌手で、マイケルの2歳年下です。
ブランドンはマイケルのように人好きするかわいい顔立ちであり、生年月日は1981年4月2日で“「Billie Jean」と時期が合致”します。
2010年のブランドンのデビュー作『Genesis』からの「Dancefloor」はタイトルからして「Billie Jean」を想起させるし、その映像はドコかで見覚えが…?




Billie Jean is not my lover
ビリージーンは、恋人じゃない
But the kid is not my son
それに、子どもは僕の息子じゃない

…ブランドンの件は、“オークションで落札したマイケルの歯科用品から採取したDNAによる鑑定である”こと、“リーク元がゴシップ・サイトのTMZである”こと、“ミキ・ハワードが‘私はBillie Jeanじゃない’と否定”していることなど考え合わせると、鵜呑みにはできません。


「Billie Jean」が誰であれ、物語であれ実話であれ、遺された作品は耳で楽しみ目で楽しみゴシップで妄想できる“究極の玩具”。
それこそがマイケルが目指した創造であり、エンターテインメントです。

彼はいつだって、人々を楽しませ驚かせるため、日夜血のにじむ努力と創意工夫の限りを尽くしてきました。
そのため、生前は彼自身にとって苦しいことも多かったでしょう。
でも天使となった今は、俗人(私)がこんな風に妄想しているのを、“ぜ~んぜん違うもんね~♪”
…なんて、子どものような悪戯っぽい笑顔でツッコミをいれているかもしれません。

…そうだったら、うれしいな? 



「ビリー・ジーン」

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「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」マイケル・ジャクソン

2014.05.27

category : Michael Jackson

Michael Jackson - Slave To The Rhythm1 Michael Jackson - Slave To The Rhythm2


Michael Jackson - Slave To The Rhythm (2014年)



~マイケル・ジャクソンの“新曲”映像~

5月18日、アメリカの3大音楽賞の1つ『the Billboard Music Awards』に於いて、マイケル・ジャクソンの新曲「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」が彼のホログラムによってパフォーマンスされ、世界をアッと言わせました!

これを見たマイケルの兄ジャッキーは…
“美しかったし、信じられないね。本当にマイケルがそこにいるのかと思ったよ。ちょっと涙ぐんじゃった。”と賞賛し
幼少からマイケルを近くで見てきたライオネル・リッチーは…
“あれは怖かったね。だってあれはマイケルだったんだから、驚いちゃったよ。”と、あまりのリアルさに戸惑ってしまったようです。

この映像は翌日YouTube上で公開され、既に1000万回以上も再生されていますよ!



~概要~

「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」はマイケル・ジャクソンが遺した未発表音源を素にリミックスされ、2014年5月13日(日本盤は5月21日)にリリースされたコンピレーション・アルバム第二弾『Xscape(エスケイプ)』の収録曲です。
今やエピック・レコード会長でCEOとなったL.A.リードと、1990年代に名プロデューサーとして馳せたベイビーフェイスらの手による作品で、1980年代後半『Bad』のセッションで初めてレコーディングが試みられました。
その後『Dangerous』を経て1998年にようやく“マイケル存命中の最終形”に至るも、このバージョンは2001の『Invincible』で発表されることはありませんでした。

マイケルが他界した翌年の2010年に「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」はネット上に流出して話題となりましたが、
2013年には『Xscape』に収録される可能性もあったジャスティン・ビーバーのヴォーカルをミックスしマイケルとコラボした「Slave 2 The Rhythm」までもが流出してしまい、結局今回のアルバムに収録されることなく幻となってしまいました(現に、『Xscape』のティンバランドがプロデュースしていた)。
また2014年2月、ソニーの新作スマートフォンXperia Z2のオンラインCMに起用され注目が集まりました。

話題となっている映像はシルク・ドゥ・ソレイユの公演『Michael Jackson THE IMMORTAL World Tour』のディレクターの元に持ち込まれ、『Dangerous』のアートワークをモデルに創作されました。
振り付けを担当した同公演のタラウエガ兄弟が“マイケルのダンスの動きについては、マイケルの世界に留めた”と語るようにマイケルの動きの忠実な再現に重点が置かれたようで、準備に5~6ヶ月を費やしたそうです。
何でもこうした映像による“ホログラムショー”の大規模ツアーも企画されているようで、コチラもいろんな意味で波紋を呼んでいるとか…!?



~Lyrics~

She dances in these sheets at night
女は踊る…夜、シーツの中で
She dances to his needs
女は踊る…男の求めるがままに

この歌の多くは、“She(dances)~”の形で綴られています。
家庭で、職場で男に抑圧された女が主人公という設定で、実際にもこの詞に共感する女性は多いことでしょう。

【dances】という言葉が繰り返されますが本来の意味をそのまま充てるのではなく、その場面に相応しい意味を想像してくださいね。
さて、この場合…
訳さないでおきましょう!


She danced the night that they fell out
女は踊った…その夜、二人は喧嘩し
She swore she'd dance no more
“もう二度と踊らない”と誓った

オリジナルやアルバムのバージョンには存在し、今回の映像のバージョンではカットされている部分です。
ただ、それまで女がずっと抱いていたであろう“情動”を実行する重要な転換点でもあるので、ストーリーとしては外せません。

“懸命を尽くしているのに、報われない…”
そんな思いに駆られたことはありませんか?
その時、女は“それ”を実行します…。


She let out a cry and swallowed her pride
やがて叫びを揚げ、湧き上がる情動を飲み込んだ
She knew she was needed back home, home
女には分かっていた…“帰らねばならない”ことを、home…

とうとう家を飛び出した女でしたが、彼女には自分のプライドよりも大事なものがあったことに気づきます。
もしここで自分が逃げ出したら、残された“それ”はどうなるのだろう?
たとえ今、この身が解放されたとしても失ったものの大きさに、きっと心は“それ”に囚われるに違いない…。
そう思いを至らせた瞬間、必要としてくれる人がいる場所こそ自分が身を置くべき“拠り所”なのだと再確認したのでしょう。
女性とは、母とは…。



~Epilogue~

Slave To The Rhythm
リズムの奴隷

…どういう意味?
マイケル自身のコトを歌っているなら“ナルホド!”って思えるのですが、主人公は“She”ですから…。

【rhythm】はギリシャ語の“流れ”を語源とし、大まかに言うと“規則的な間隔で繰り返される”といった意味合いがあります。
【slave】は一般的な“奴隷”以外にも、“献身する人”という意味もあります。
思えば、女性(お母さん)は定時に家族を起こし、ご飯を食べさせ、家族の日常を支えるために献身的に働き、彼らの規則的な生活のリズムを保つ役割も果たしていることを、誰もが心当たるでしょう。
それを毎日なんて…。

Slave To The Rhythm
家族の平穏な時間を守る人

私たちの平穏な日常は、彼女らの存在無しにはあり得ません。
忌まわしげなこの言葉が、このように解釈できる日が訪れますように…


「スレイヴ・トゥ・ザ・リズム」

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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tags : 音楽 洋楽 和訳  訳詞 Lyrics 

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「ベンのテーマ」マイケル・ジャクソン

2013.09.29

category : Michael Jackson

Michael Jackson - Ben1 Michael Jackson - Ben2


Michael Jackson - Ben(1972年)


まず、曲をBGMにして読み進めたい方は、再生をどうぞ♪

    http://youtu.be/mjCSS4fhOEU


~『glee 3』よりの選曲~

今日は、前回に引き続き10月2日(水)午前0時50分からNHKで放送予定のドラマ『glee 3』第11話よりの選曲です。

州大会を直前にしてブレイン(ダレン・クリス)が大変な事態に陥ってしまい、意気消沈する彼をカート(クリス・コルファー)らが励ましたのが「ベンのテーマ」でした。
それにしても、このシーンでのブレインの“アレ”が気になる…!?

NHK『glee 3 ホームページ』


~概要~

言うまでもなくマイケル・ジャクソンは“ジャクソン5”のメンバーとして1969年に「帰ってほしいの (I Want You Back)」でデビューし、以降Billboard Hot 100で4曲連続No.1という離れ業をやってのけましたが、
この時彼は11歳。
人気絶頂にあった1971年にはグループと並行してソロ活動も始め、いとも容易くTop5ヒットを2曲生み
1stアルバム『Got to Be There』も14位と大ヒットさせています。

その勢い止まぬ中リリースされたのが2ndアルバム『Ben』で、タイトル曲である「ベンのテーマ」はマイケルの13曲あるBillboard No.1ソング(「Say Say Say」含む)の記念すべき第一歩となりました(年間34位)。
また、「ベンのテーマ」が No.1となった時マイケルは14歳で、これはソロ歌手としては13歳のスティーヴィー・ワンダー、ダニー・オズモンドに次いで3番目の若さとなっています(全体ではマイケルのジャクソン5での11歳が最年少記録)。


~映画『ベン』の主題歌~

「ベンのテーマ」とあるようにこの作品は同年公開された映画『ベン』の主題歌で、病弱で友達がいない少年と家ネズミの友情物語…
…ですが、実はこの映画はネズミが人を襲うサスペンス・パニック映画『ウイラード』の続編であり、当然『ベン』はそういった側面も継承している作品です。

“Ben”とは少年と友達になるネズミに付けられた名で、映画の制作者はベンが人々に追われ傷を負って少年の元に帰って来るエンディングに相応しい曲を探していました。
まず、その話は作曲者ウォルター・シャーフの元に持ち込まれ、彼が作詞者ドン・ブラックを誘ったという経緯があったようです。
このドン・ブラックという人は1966年に映画『野生のエルザ』のテーマ「Born Free」の作者で、本人の弁によると“ライオンの詞が書けるならネズミも書けるだろうって思われて、声が掛かったのだろう”と振り返っています。

「Ben」の歌い手として、当初ダニー・オズモンドが想定されましたが彼はツアー中で無理ということで、次善の策としてマイケルに白羽の矢が立てられたというワケでした。
この提案もドン・ブラックによるもので、大の動物好きで知られるマイケルにこの件を持ち掛けると案の定、“とても興味を示し、乗り気だった”そうです。
こうしてマイケルにより歌われた「ベンのテーマ」は見事に大ヒットし、ゴールデン・グローブ“主題歌賞”を授賞、
アカデミー賞にもノミネートされる結果となりました。


~少年とネズミの友情物語~

上記の通り“Ben”はネズミであり映画の設定上、少年とネズミという種を越えた友情を描いたストーリーになっています。
害獣として人々に疎まれるベンと、病気のために世の中から隔絶されて生きる少年
両者の間には共に孤独があったことは想像に難くはなく、ベンを“嫌われ者だから”という理由で差別しない少年の“無垢”があったからこそ、互いを解り合えたのでしょう。

そういえば、宇宙人との触れ合いを描いたスティーヴン・スピルバーグの映画『E.T.』もこれと同じテーマが根底にあり、E.T.を“何かの目的のために活用しようとする大人”に対し、“純粋な好奇心で仲良しになろうとする子ども”の姿が描かれているのを思い出します。
マイケルはこうした世界が大好きで“彼”との面会も果たしていますが、動画にもその模様を入れてあるので見つけてあげてくださいネ♪
(…ん!?“彼”って、動物じゃない…!?


~Epilogue~

私たち人間の暮らしにとって、ペットは今や友達どころか家族のような存在になっています。
少子化や世帯家族の減少により孤独を覚える機会の多くなった私たちに無垢な心でそれを埋めてくれるだけで
なく、彼らの癒しの力は認知症にも効果があるとされる程です。
ペットではないけれど、秋の夜長に奏でられる虫の音を聴いていると短い生命を懸命に果たそうとしている彼らの営みが愛しく思え、それだけでもつい笑みがこぼれてしまいます。

最近、人間の居住区にヒグマが出没し子グマが射殺されたというニュースもありましたが、
彼らに罪はあったのでしょうか…。
私たち人間は、元々あった彼らの居住区を奪って繁栄している歴史を忘れることなく、彼らと関わっていくべきという気がしてなりません。



「ベンのテーマ」収録アルバム


ベンのテーマ


アイコン~ベスト・オブ・ジャクソン5

【映像作品一覧】
【CD作品一覧】


「ベンのテーマ」


最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

過去の“マイケル・ジャクソン”作品…
「マン・イン・ザ・ミラー」
「ユー・アー・ナット・アローン」(歌詞編)
「バッド」マイケル・ジャクソン

tags : 音楽 洋楽 和訳  訳詞 Lyrics 

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