Bee Gees - How Deep Is Your Love(1977年)~『glee 3』よりの選曲~今日は、
11月20日(水)午前0時40分からNHKで放送予定のドラマ『glee 3』第16話よりの選曲です。
今回は『サタデー・ナイト・グリーバー!』と題されているように、テーマはまんま『サタデー・ナイト・フィーバー』です!
紹介曲以外の作品は、以下の通りです♪
You Should Be Dancing * Night Fever * Stayin' Alive / Bee Gees
Disco Inferno / The Trampps
If I Can't Have You / Yvonne Elliman
Boogie Shoes / KC and The Sunshine Band
More Than a Woman / Tavares
NHK『glee 3 ホームページ』~概要~「愛はきらめきの中に」は1977年の
映画『サタデー・ナイト・フィーバー』の挿入曲として、サウンド・トラックからの1stシングルとしてリリースされBillboardで
3週連続No.1を含む計17週間Top10内に留まるロング・セラーを記録しました(1978年・年間6位)。
ビー・ジーズはこの仕事の依頼を受けた当初、映画について“ニューヨークに住む若者の話”としか聞いておらず、2週間後関係者が映画の詳細を説明に来た時には既に曲は出来上がっていたそうです。
世界中でも大ヒットし、ビー・ジーズはこれにより翌年のグラミーで
“Best Pop Performance by a Group”を授賞、ローリング・ストーン誌“ 500 Greatest Songs of All Time”にも375位にランクされています。
カバーも多く、バックストリート・ボーイズやマイケル・ブーブレなどの“正統派”だけでなく、ティナ・ターナーやアン・ヴォーグの“個性派R&B”、果てはあのレッド・ホット・チリ・ペッパーズまでこの大甘なバラードをレパートリーにしているのですから、どれほど広く親しまれているか想像がつくでしょう。
中でも最も有名なバージョンはイギリスの男性グループ“
テイク・ザット”で、1996年に3週連続UKチャートNo.1を記録しています。
Billboard 200で
24週連続No.1&全世界で4000万枚以上をセールスした映画のサウンド・トラック・アルバムの立役者はもちろんビー・ジーズで、自身の新曲「ステイン・アライヴ」「恋のナイト・フィーバー」「愛はきらめきの中に」に加え既発の「ジャイヴ・トーキン」「ユー・シュッド・ビー・ダンシング」は、何れも全米1位を記録した楽曲です。
また、彼らがイヴォンヌ・エリマンに提供した
「アイ・キャント・ハヴ・ユー」もNo.1を記録しており、「愛はきらめきの中に」も実は当初彼女が歌うことを想定して作られた曲でした。
さらにアルバムにはもう1曲「運命’76」というNo.1ソングも収録されており(アルバムからは計7曲のNo.1)、当然のことながらアルバムは
“グラミー・最優秀アルバム賞”を獲得しています。
~映画『サタデー・ナイト・フィーバー』~ジョン・トラボルタを一躍“フィーバー”させたアメリカ映画『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』はニック・コーンの『新しい土曜の夜の部族儀式(Tribal Rites of the New Saturday Night)』を映画化したものです。
土曜日の夜にディスコで踊り明かすことが生き甲斐のトニー(トラボルタ)が年上の女性ステファニー(カレン・リン・ゴーニイ)と組んで、ダンス・コンテストへ挑む物語。
「愛はきらめきの中に」はダンス・シーンとしてではなく、そんな二人の関係の“結論”に至る最終シーンに添えられています。
And it's me you need to showねぇ、教えてよHow Deep Is Your Loveどれほど僕を愛してくれているの?果たして、二人はどんな結論に至ったのでしょう…?
~チーク・タイム~ゆったりとした安らぎ…
ビー・ジーズといえばディスコ・ブーム以降、リズム主体のファンキーなダンス・ミュージックでヒットを連発していましたが、元来やさしいメロディーに重ねたギブ三兄弟の美しいハーモニーが持ち味だった彼らにとって「愛はきらめきの中に」のようなしっとり感はサスガといった所です。
以前はもっとピュアというか素朴なテイストのイメージがありましたが、ここでは大人っぽくなったというか曲構成やアレンジ、コーラスなど何れをとっても円熟を感じさせてくれます。
当時のディスコというと、ノリノリのダンス・ナンバーの後にはしっとりした曲をかけて男女が頬を寄せ合いゆったり踊る“チーク・タイム”という演出がありましたが、「愛はきらめきの中に」はまさにそうした曲の代表格で、このメロディーが流れるとそんな甘い思い出が浮かぶ方も多いのではないでしょうか…。
(それとも、あなたは
「メリー・ジェーン」派?)

“チーク・タイム”“チーク・ダンス”は、和製英語です。
~Lyrics~I know your eyes in the morning sun朝陽を浴びて、きらめくその瞳I feel you touch me in the pouring rain降りしきる雨の中、君が触れる手のぬくもり「愛はきらめきの中に」という邦題は、恐らくここから付けられたのでしょう。
これは冒頭のフレーズですが、イントロのキラキラ感と相まってとても心地よさを与えてくれますね♪
And you come to me on a summer breezeやさしい夏のそよ風のように舞い降りてKeep me warm in your love and then softly leave愛のぬくもりで包み、そっと行ってしまう君とても好きなフレーズですが、ちょっと不思議なカンジがしませんか?
“そっと行ってしまう”って…どういうコトなのでしょう。
ミステリアスなこの女性には、一体どんな秘密が隠されているのだろう…?
だからこそ、続くフレーズで確かめる必要があったのかもしれません…。
~Epilogue~How Deep Is Your Love?そんな風に訊ねられたら、あなたならどう答えますか?
それを
“you need to show!”…なんて付け加えられた日には、全く以って困ってしまいます。
…そう考えてみるとこの優しげな歌も、意外に切羽詰まったせつない気持ちが隠されているのかもしれません。
(問われる側からすると、“Why”とか“How”って言葉はキツいですよね…。)
それより…
コンな問い掛けはいかが

一発で、

になれますョ!?

愛はきらめきの中に
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