I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

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George Harrison


Ringo Starr


「輝きのままで」ベリンダ・カーライル

2020.01.03

category : Belinda Carlisle

Belinda Carlisle - Leave A Light On (1989年)

「Leave A Light On」というタイトルに込めた想いがいじらしい♪ ギターに【G.H.】が参加!

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


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tags : 80's ガールズ・ロック 女の恋 元気 

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「ラヴァー・イン・ミー」シーナ・イーストン

2016.10.14

category : Sheena Easton

Sheena Easton - The Lover In Me1 Sheena Easton - The Lover In Me2


Sheena Easton - The Lover In Me (1988年)



~ベストヒット80's/シーナ・イーストン&ジョディ・ワトリー~

1980年代洋楽のヒット・ナンバーを東京フィルハーモニー交響楽団が演奏する『ベストヒット80's ミーツ シンフォニー』が10月28・29日に東京ドームシティホールで開催予定ですが、このイベントには80年代を代表する歌姫シーナ・イーストン&ジョディ・ワトリーのゲスト出演が決まっているそうです。
さらに、“ベストヒット80's”といえば洋楽ファンは連想するであろう『ベスト・ヒットUSA』ナビゲーターの小林克也も参加することになっていて、詳細はご本人が“懐かしいあの名調子”で紹介してくれています。

ジョディ・ワトリーといえば歌・容姿ともに当時を代表するセクシー・アイコンの一人ですが、一方これに対抗するシーナ・イーストンのお色気路線といえば、やはり「The Lover In Me」でしょう。
シーナの色っぽい“ムフフ”なPVもご用意してありますので、どうぞお楽しみに♪





~概要~

「ラヴァー・イン・ミー」は1988年の9thアルバム『ラヴァー・イン・ミー(The Lover in Me)』からの1stシングルで、Billboard Hot 100で2位(1989年の年間41位)を記録した作品です。
シーナにとって1984年の「Sugar Walls」以来約5年ぶりのTop10ヒットですが、ゲスト参加としては1987年にプリンスとの「U Got the Look」の2位もありました(「Sugar Walls」もプリンスの楽曲)。

1980年にデビューしたシーナは80年代前半は正統派のポップ・シンガーというイメージがありましたが、80年代半ばから“ファンク王子”と共演していることからも分かる通りブラック・ミュージックへのアプローチを試みており、彼女にとって転換期でもありました。
“シンデレラ・ガール”として一躍話題を集めたシーナも、“MTVの申し子”マドンナの出現によって衆目を奪われ、80年代半ばはジャネット・ジャクソン、80年代後半頃はポーラ・アブドゥルといった、何れもセクシーさとダンスを持ち味とした女性シンガーが際立った活躍をみせていた時流から、彼女もそのスタイルを意識せずにはいられなかったことでしょう。
プリンスとの共同関係は『The Lover in Me』でも継続されており、殿下はこのアルバムでシーナのために2曲を提供しています。

しかし80年代後半頃プリンス以上にアメリカのダンス・シーンに影響を与えていたのはボビー・ブラウンやペブルス、キャリン・ホワイトらを次々にスターへと導いていたL.A.リード&ベイビーフェイスで、「ラヴァー・イン・ミー」は彼らによる楽曲・プロデュース作品でした。
そのため「The Lover In Me」はそれまで以上に“黒っぽい強烈なダンス・ビート”をフィーチャーし、オーソドックスな楽器と最新の機材を巧みに融合させ洗練されたサウンドが創り上げられており、シーナ自身も“水を得た魚”のように生き生きと艶っぽい歌声とオーラで魅せてくれています。

 



~Lyrics~

Talk about the love you're missing
アナタがフラれたって噂
Maybe then it's true
…たぶん、それは本当でしょう

…別にそれを意識して選曲したわけではないのですが、見事に前回の「ダウンタウン・トレイン」からストーリーが繋がるでしょ!?
「Downtown Train」は一人の男性が、想いを寄せる女性と“Downtown Trainで会いたい”と願いを込めた作品であり、“もしも会えなかったら?”を想像したとき、色っぽい小悪魔がこんな風に彼に囁き掛ける場面が浮かんできたのです…。
でもシーナにPVのように色っぽく囁き掛けられたら、アナタならどうします?

 …やっぱ女のコは、小悪魔に限るよね♪


When they say love is blind
他人は、それを“恋は盲目”で片づけてしまうけれど
I can help you if you listen
アナタが耳を傾けてくれるなら、ワタシが苦しみから救ってあげる

ここは【they】を[彼ら]ではなく、“他人”とすることに拘りました。
だって“それ”は他人事だと冷静でいられますが、“自分のこと”だと誰だって迷子になってしまうものでしょ?
でも彼女の気持ちはアソビなんかじゃなく、その愛は“生涯保証つき”というのですから安心です!

 …アレっ? でもそう言うシーナ本人は確か××××じゃなかったっけ??



~Epilogue~

「ラヴァー・イン・ミー」は前回「Downtown Train」の難解さに比べ、全体にヒネリのない素直な歌詞といえます。
ただしテーマに掲げられる【The Lover In Me】は一見平易な単語ばかり並んでいるようにみえて意外と厄介で、素直に“私の中の恋人”と訳しても何だか意味がはっきりしません…。


If you talk about good loving
もしも素敵な恋を語るなら
Let's talk about the lover in me
ワタシという恋人だけ


実際の文脈上から判断するとここでの【the lover =私】なのに、その後【in me】を重ねて“くどい表現”をするからややこしくなるのですが、タイトルにもなっているくらいなので“それこそが重要なメッセージ”であるはずです。
人は、重要な事柄ほど念を押すように何度も確認したがるものであり、女性の“愛してる?”もそうした気持ちの表れなのでしょう。
とりわけ歌詞に登場するお相手は“ほかの誰かを探しに街中を駆け回る”人らしいので、彼女が【the lover in me!】【in me!】【in me!】と何度もアピールするのも無理からぬことにも思えます。

アナタの何気ない日常の中にも、相手のホンネを代弁する重要な一言が隠されている

…かも? 
(“くどい表現”にはお気をつけあれ…)



「ラヴァー・イン・ミー」


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tags : 1988年 ダンス/Funk 女の恋 LA/ベイビーフェイス 

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