I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

STOP!
地球温暖化/気象災害激甚化
Lil Dicky - Earth
Lil Dicky - Earth1
Beatles & Solo
Please Please Me


With The Beatles


A Hard Day's Night


Beatles For Sale


Help!


Rubber Soul


Revolver


Sgt Pepper's


The Beatles


Yellow Submarine


Abbey Road


Let It Be


Magical Mystery Tour


Beatles(the other songs)


John Lennon


Paul McCartney


Wings


George Harrison


Ringo Starr


「渚の誓い」エア・サプライ

2020.07.14

category : Air Supply

Air Supply - Making love out of nothing at all (1983年)

80年代の“夏”と言えばサザンにチューブに、エア・サプライ!清涼感ある歌声をどうぞ ♪



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tags : 80's AOR せつない愛 ドラマ 清涼感 美声 ジム・スタインマン 

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「セイリング」クリストファー・クロス

2016.07.15

category : Christopher Cross

Christopher Cross - Sailing1 Christopher Cross - Sailing2


Christopher Cross - Sailing (1980年)



~海のシーズンの始まり~

7月18日、九州~東海地方で“梅雨明け”が発表されました。
全国各地では同日から真夏日を記録、早い所では小学校が夏休みに入り、本格的に海のシーズンの始まりです!

『海の日』でもあるこの期間、大型練習帆船“海王丸”(97.05m/2,238.40t)が展示される富山県射水市では7/16-18に『海王丸パークフェスティバル』が催され、17日には“海を愛するタモリの日本一楽しいヨットレース”『タモリカップ富山大会』も開催されました。

…今回は、そんな選曲です♪ 



~概要~

「セイリング」は1979年12月に発表されたクリストファー・クロスのデビュー・アルバム『南から来た男(Christopher Cross)』からの2ndシングルで、翌年8/30付Billboard Hot 100のNo.1(1週/年間32位)に輝いた曲です。
アルバムからは既にドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルドがバック・ヴォーカルを務めた1stシングル「Ride Like The Wind」が大ヒットし、続くシングルには「I Really Don't Know Anymore」が第一候補に挙がっていましたがこれもマイケルのヴォーカルをフィーチャーしていたため権利関係に問題が生じるのを回避し次善として選ばれたのが「Sailing」でした。

ヒット・チャート以上に圧巻だったのは1981年の第23回グラミーで、クリストファーは「セイリング」で“最優秀レコード賞”“最優秀楽曲賞”“最優秀ヴォーカル入りインストゥルメンタル編曲賞”を受賞、アルバム『Christopher Cross』は“最優秀アルバム賞”を、さらに“最優秀新人賞”を加え都合5部門に輝いたことで話題を呼びました。
とりわけこの年のクリストファーが成し遂げた“グラミー主要4部門独占”史上初の快挙であり、58回を数えた現在までもそれを達成し得たのは彼以外にありません。


「Sailing」の魅力は何といってもクリストファーの純水のように澄み切った美しい歌声と、静かに流れる風と穏やかな波を思わせるギターの音色で、そこに派手さはないものの涼しげな心地よさはまさにAORを象徴する上品な大人テイスト。
クリストファーはこの作品を自身の最高傑作の一つと捉えており、デビュー作にしてあまりに洗練された完成度の高いアルバムを生み出してしまったせいか、グラミーにノミネートされた後も“デビュー・アルバムの勢いが今すぐ止まり2ndアルバムのころ僕という存在が忘れ去られてしまったとしても、年老いた僕は死の床で、昔全米No.1を記録しグラミー5部門にノミネートされたんだよ、って言える”と言及するほど、これを誇りにしていたそうです。
しかしこれほど類い稀なる美声を持ち、「Sailing」をはじめとする作曲能力を備えながら、本人の言葉通り翌年の「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(過去ログ)を境に本当に失速してしまうとは、この時誰が想像したことでしょう…。

 時代は、“美声より美男”を求めたってことじゃね?

 



~Lyrics~

Well, it's not far down to paradise
パラダイスは遠くはない
At least it's not for me
…少なくとも、僕にとっては

クリストファーがこの作品の創作を始めた時、すぐに最初の部分が閃いたそうです。
そのあまりの出来ばえに、“Wow, これメチャクチャいい感じ!”と有頂天になってアパートを飛び出すほどでした…
…が、全体を完成させるまで実に2年かかったそうです! 

サスガに2年は無くとも、ブログをやっているとこんな経験ってありません?


It's not far to never-never land
ネバーランドは遠くはない
No reason to pretend
それを偽る理由もない

【never-never land】は“おとぎの国・(夢や空想にしか存在しない)理想郷”という意味であり、【Neverland】はマイケル・ジャクソンの邸宅…
…ではなくて、ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パン』に出てくる国
原作でネバーランドは“海を2つ、夜を3回越えた先に存在する”とされ、子どもたちは年をとることがない…
…とされますが、実はその裏にはとっても怖いヒミツが隠されている!? 

 “うまい話にゃ裏がある”…、オレたちの世界の常識さ♪


Sailing takes me away
Sailing... 連れて行っておくれ
To where I've always heard it could be
ずっと、夢でしか叶わないといわれた場所

【sail】は“帆”であり、この静かな曲調から直感的に穏やかな内海でヨットを楽しんでいるようにも思えますが、歌詞全体を見渡すと意外に“大航海”なのかもしれません。
主人公は、その魅力に取り憑かれているのでしょうか…。

【Sailing】をテーマにした理由についてクリストファー自身は、少年時代に毎年夏に友人とセイリングして遊んだ思い出を挙げており、当時のいろんな悩みを忘れさせてくれたと語っています。
私の少年時代は毎年素潜りを楽しみにしていましたが、あなたは何を楽しみにしていたでしょうか…。



~Epilogue~

現在も人や大量の物資を世界中に届け、食料供給や文明発展の大きな役割を担っている船舶。
確認されている最古の記録によると、人類が風を動力とした帆船を用いたのは少なくとも紀元前4,000年頃からだそうです。
帆船が最も輝かしい功績を挙げたのは、新大陸をはじめ世界の未知なる航路を次々と発見した15~18世紀の“大航海時代”。
19世紀は全盛と衰退の時期で、世紀の後半には産業革命の産物である蒸気船に海の主役の座を奪われることとなります。

帆船の特徴は何といっても風を捉えるための大きな帆(sail)ですが、帆船ってどれ位の速度で推進するかご存知でしょうか?
たとえば日本最大のクルーズ客船『飛鳥Ⅱ』(241m/50,142t)の巡航速度は約18ノット=33.3km/h(最高21ノット)であるのに対し、現代・世界有数の速度を誇る日本の大型帆船『海王丸II世』(110.09m/2,556t)はISTA(国際セイルトレーニング協会)の帆船レースで平均速度11.2ノット=20.7km/h(124時間で1,394海里を帆走)という歴代最高(1995年)を記録しているそうです。
…しかし一旦無風状態が続くと1日の航走距離が僅か13kmということもあるそうで、それも“風頼み”の宿命といったところでしょう(このため、補助動力としてディーゼル・エンジンも搭載されている)。


And if the wind is right
もしも風が力を貸してくれたなら
you can sail away and find serenity
君は航海を遂げ、麗らかな世界へと辿り着けよう

21世紀の風は、私たちにどんな恵みをもたらせてくれるのでしょう…。
確かに、化石燃料と原動機の開発により、風は人類の繁栄に重要な意味を持たなくなったかもしれません。
しかし化石燃料資源を殆んど埋蔵しないこの国だからこそ、21世紀はますます風の力が必要になると、私は思っています。

あたたかい太陽の光や、爽やかに流れる風、膨大な海の水を世界に巡らす潮、火山国だからこそ尽きることなく湧き出す熱…
豊かな自然は時に災害を併せ持つけれど、だからこそ彼らを汚したり怒らせたりする営みを慎み、学び、セイリングの時のように自然と語り合いたい。
海は広い心で迎え入れ、きっと麗らかな世界へと導いてくれる…。



「セイリング」


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tags : 1980年 AC  清涼感 美声 グラミー最優秀レコード賞 グラミー最優秀楽曲賞 

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「ロスト・イン・ラブ」エア・サプライ

2015.08.14

category : Air Supply

Air Supply - Lost in Love1 Air Supply - Lost in Love2


Air Supply - Lost in Love (1980年)



~残暑お見舞い申し上げます~

今年は東京都心でも“8日連続猛暑日”を記録するなど、温暖化が指摘される近年の中でもとりわけ暑い夏となりました。
(これまでの連続記録は4日で、過去140年間で6例ありますがそのほどんどは2010年代)
そんな中、暑さから私を癒してくれたのがAir Supplyであり「ロスト・イン・ラブ」です。

昔だとこの季節、日本ではサザンやチューブなど“夏の定番”が先陣を切り、そのほかの歌手も競うように夏歌をリリースして“あの夏はこの曲がヒットしたね…”と、時のヒット曲は夏の思い出の一部であったものですが、近年はそれがほとんど無くなってしまった淋しさを覚えているのは私だけでしょうか…。



~概要~

「ロスト・イン・ラブ」は1980年の5thアルバム『Lost in Love』からの1stシングルで、Billboard Hot 100で4週連続3位(年間15位/ACチャート6週連続No.1)を記録したエア・サプライにとってアメリカでの初ヒット作品です。
“'80ver.”の音源は、最後のLyrics動画でお楽しみになれます。)

普通エア・サプライが語られるのはこの曲のヒットからですが、実は彼らのデビューは1976年で、「Lost in Love」も元々は地元オーストラリアのレーベルによる1979年の4thアルバム『Life Support』に収録された曲でした。
このオリジナルver.はオーストラリアやニュージーランドで13位とそこそこヒットしており、この時PVも制作されているようです。

しかし、これがアメリカのアリスタ・レコード社長クライヴ・デイヴィスの“耳”に留まり、翌1980年に「ロスト・イン・ラブ」を再録音するといきなりTop3ヒットでアメリカ・デビューを飾ることになります。
アリスタ・レコードはバリー・マニロウホイットニー・ヒューストンなどACやブラック・コンテンポラリーに強いレーベルで、社長自らが見込んだだけあってエア・サプライはこの曲から1982年の「さよならロンリー・ラブ」まで“7曲連続Top5入り”という離れ業をやってのけました!

ヴォーカル、ギター、そして作者でもあるグラハム・ラッセルは「Lost in Love」をたった15分で書いたそうで、この点についてグラハム本人は“僕の歌はとてもシンプルで真っ直ぐなんだ。そして、よりシンプルなほど良い。”と補足しています。
また、日本のレコード会社による“海のイメージ戦略”の原点は本作品であり、日本盤《写真・右》の表紙にはエメラルド・グリーンの海とウィンドサーフィンがフィーチャーされていますがメンバーの誰ひとり写ってはいません!
(しかし、オリジナルのジャケット《写真・左》も何か言いたげなのにドコか意味不明…?

 



~Lyrics~

I realize the best part of love is the thinnest slice
恋は、おおよそ薄っぺらのスライスで
And it don't count for much
アツくなる価値なんてない…

…こんな教訓を参考にしていいのは、名うてのプレイボーイぐらい?
モテる人はすぐに代わりが見つかるかもしれませんが、そうでない人がマネすると取り返しのつかないコトになりそう…
くれぐれも、“腕に覚え”のある御仁以外マネなさらぬように!? 


So lift your eyes if you feel you can
見上げてごらん、星に向かい手を伸ばすように
Reach for a star and I'll show you a plan
二人の未来を見せてあげる

【plan】は“未来”としてみましたが、ドリカム風に“未来予想図”の方が解り易い?
星空を見上げて将来の計画を語るなんて何ともロマンティックですが、彼にとっては一世一代のプレゼンで必死かもしれません。

この時期といえば“ペルセウス座流星群”の見頃がありましたが、この現象は人生に譬えたらどう解釈したらよいのだろう…。
あなたは、ご覧になれましたか? 

 


You know you can't fool me
僕を騙せやしないって、わかっているね?
I've been loving you too long
ずっと、君を愛してきたんだもの

ラッセル・ヒッチコックが初めてソロで入ってくる印象的なフレーズ。
まるで、何かの変化を告げているかのように…
彼女は、彼をどう思っているの?
二人の関係に、疑問と矛盾が浮かびます…。



~Epilogue~

「ロスト・イン・ラブ」の涼しさは、届きましたか? 
エア・サプライ…特にラッセル・ヒッチコックの歌声は“ペパーミント”に喩えられますが、本作品では彼のハイトーン・ヴォイスはかなり抑えられており、グラハム・ラッセルのマイルドな歌声が多い分“アイスクリーム・ソーダ”のように、よりソフトなテイストになっています。
でも、暑さに疲れた時には“この位”が神経を逆撫でせずホッとさせてくれるでしょ?

エア・サプライの“涼しい音感”だけでなく、“ミントの香りは体感温度を4度下げる”という実験結果もあるそうで、もちろんアロマ効果も期待できます。
私は例年、夏にはクール系シャンプー&ボディー・ソープを用いていますが、今年は“ハッカ油”を試しており、スプレーなどにして冷感と香りを楽しんでいます。


Lost in love and I don't know much
恋に彷徨い、他に何も見えない
Was I thinking aloud and fell out of touch?
この想いは呟きで、君の心に届かない?

人間関係とは寄木細工の秘密箱のようで、必ずしも思い通りに叶わないことは、誰もが身をもって知ることです。
心の中で幾千と巡らせようと、そのうちのたった一つさえも伝えられないことだってあります。
主人公も“薄切りスライスぐらいがちょうどいい”と自分を戒めていたはずなのに、【Lost in(道に迷って)】しまいました。
適当な所で引き返せば良いのでしょうが【believe in(信じている)】のですから、それを捨てることは彼にとって魂を切り裂くに等しい行為です。

【Lost in(迷いの道)】を断ち切ること、【believe in(信ずべき道)】を失うこと…
あなたにとって、どちらが険しい道ですか?
主人公の選択は、それによって心を引き裂かず安定を保ちました。

でも、“信じること”は、時にせつない…。



「ロスト・イン・ラブ」


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tags : 1980年 AOR 夢中の愛 清涼感 

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