I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

STOP!
地球温暖化/気象災害激甚化
Lil Dicky - Earth
Lil Dicky - Earth1
Beatles & Solo
Please Please Me


With The Beatles


A Hard Day's Night


Beatles For Sale


Help!


Rubber Soul


Revolver


Sgt Pepper's


The Beatles


Yellow Submarine


Abbey Road


Let It Be


Magical Mystery Tour


Beatles(the other songs)


John Lennon


Paul McCartney


Wings


George Harrison


Ringo Starr


「名前のない馬」アメリカ

2023.11.17

category : America

America - A Horse With No Name (1971年)

シンプルなアコースティックに難解な歌詞。だけどあなたにも、こんな“旅”に覚えがあるのでは?

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


続きはこちら >>

スポンサーサイト



tags : 1971年 フォーク・ロック アコースティック 心の旅 難解 環境  

comment(8) 

「パワー・トゥ・ザ・ピープル」ジョン・レノン/プラスティック・オノ・バンド

2022.06.25

category : Beatles & Solo

John Lennon/Plastic Ono Band - Power To The People (1971年)

もっと美しいジョンの楽曲は数あれど、この曲ほど“みんなで合唱して高揚する曲”はあまりない。

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


続きはこちら >>

tags : 1971年 Rock/ゴスペル 政治 プロテスト CM曲 ジョン・レノン  

comment(6) 

「スーパースター」カーペンターズ

2021.11.01

category : Carpenters

Carpenters - Superstar (1971年)

スーパースターに恋をした女性の物語。想いを訴え掛けるサビとカレンのヴォーカルが切なさを誘う

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


続きはこちら >>

tags : 1971年 AC せつない愛 

comment(8) 

「インナー・シティ・ブルース~無への叫び」マーヴィン・ゲイ

2021.08.10

category : Marvin Gaye

Marvin Gaye - Inner City Blues (Make Me Wanna Holler) (1971年)

同じアルバムで「What's Going On」が有名も、「無への叫び」はさらにクールでかっこいい

《すべての記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


続きはこちら >>

tags : 1971年 ソウル/ファンク 社会 偉大な歌手 プロテスト  

comment(4) 

「マギー・メイ」ロッド・スチュワート

2018.09.21

category : Rod Stewart

Rod Stewart - Maggie May1 Rod Stewart - Maggie May2


Rod Stewart - Maggie May (1971年)



~概要~

「マギー・メイ」は、ロック界を代表する“スーパースター”ロッド・スチュワートにとって、初めてのヒット曲といえる作品。
ロッドは1960年代初頭からあちこちを渡り歩きながら音楽活動を行っていましたが成功と言えるほどの結果は得ておらず、1967年に【ジェフ・ベック・グループ】のヴォーカリストとして参加しようやく実力に見合った成功を収めました。
しかし69年にバンドは解散、バンド・メイトのロン・ウッドらと【フェイセズ (Faces)】を結成する傍ら、1stソロ・アルバムを発表しています。

1971年5月、3rdソロ・アルバム『エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー(Every Picture Tells a Story)』を発表、7月に最初のシングル「A面;Reason to Believe/B面;Maggie May」がリリースされ、「Reason to Believe」はアメリカBillboard Hot 100の98位でランク入りしました。
しかしラジオ局を中心に「Maggie May」の人気が急上昇、10月にHot 100のNo.1(5週/年間2位・全英5週No.1/年間2位)に輝いた頃には「Maggie May/Reason to Believe」と、「Maggie May」がA面扱いされるようになっていました。

ロッド本人によると当初「Maggie May」の扱いは、シングルB面どころか殆んどアルバムに入り損ねるところだったそうで、その理由は“(周りの)誰にも気に入ってもらえなかったんだ。メロディーが無いって…”というものでした。
また、本曲が彼の運命を変えるきっかけとなったことについて、“クリーブランドの熱心なDJがレコードをひっくり返して(B面の「Maggie May」をかけて)くれなかったら、俺は今でも(誰に知られることなく)シコシコやってただろう。運のいいヤツっているもんだ”と語っています。
そんな「Maggie May」は2010年、ローリング・ストーン誌【The 500 Greatest Songs of All Time 131位】の評価を獲得しています。

本曲レコーディングには共作者のMartin Quittenton(A.Gt.)、フェイセズからロン・ウッド(E.Gt.)とイアン・マクレガン(H.Org.)らが参加しています。
また、「Maggie May」は“マンドリンをフィーチャーした最初の大ヒット曲”としても知られ、Ray Jacksonという人が演奏していますが、彼は本曲の他にも「Mandolin Wind」などでマンドリンを演奏したにも拘らず同アルバムのクレジットに個人名を記載されず、ロッドが“Lindisfarne(バンド名)のマンドリン・プレイヤーによって演奏された。名前は忘れてしまった”と紹介していたとか!

世代を越えて愛され続け、今日まで何れの年代もロッドによってステージで歌われ続けた「Maggie May」ですが、やはり思い出深い一つは1993年に出演した音楽番組『MTVアンプラグド』でしょう。
盟友ロン・ウッドらと共に演奏された名曲の数々はアルバム『Unplugged...and Seated』としても大ヒットし、アコースティックなサウンドが似合う「Maggie May」はその目玉の一つでした。


 
 



~Lyrics~

Wake up Maggie I think I got something to say to you
起きてよマギー、言いたいことがある
It's late September and I really should be back at school
9月ももうすぐ終わるし、俺も学校に戻らなきゃ

主人公は、どうやら学校へ通う年齢のようです。
9月の終わりというと日本ではとっくに学校が始まっている時期ですが、イギリスの夏休みは5・6月頃~8月末・9月末ぐらいまでと極めて長く、彼は夏休みの期間をずっとマギーの所へ転がり込んでいたものと想像させます。

日本の1~2カ月程度の夏休みでもよほど計画的に自制して過ごさない限り生活そのものを持て余し気味になりがちですが、うるさい親のいない他人の家に転がり込んで4ヶ月近く夏休みを過ごすと、どうなるのでしょう…。


The morning sun when it's in your face really shows your age
朝日が“その顔”を照らすと、実の年齢(とし)まで露わになる
But that don't worry me none in my eyes you're everything
だけど“この目”はそんなの気にしない、俺にとってはあんたがすべて

“朝日に照らされると実の年齢が露わになる”って…
マギーって、どうやら“学生である主人公より相当年上”のようです。
彼が何カ月も転がり込んでいられる環境であることから考えると、“独り暮らしの社会人女性”?

一方、主人公は薄々“遊ばれてる?”とやり切れない感情を抱えながら、その若さゆえか彼女への想いは一途です。
その言及から、“容姿以外に惚れている(若くない容姿が好き?)”ようですが…。


Or steal my daddy's cue and make a living out of playing pool
それとも親父のキューを盗んで、玉突きで生きてみるか
Or find myself a rock and roll band that needs a helpin' hand
あるいは、助けが必要なロックンロール・バンドに途を見出すか…

ここは、ロッド自身の足跡を感じさせます。
ロッド・スチュワートは「Maggie May」の大ヒットで“ソロ歌手”として認められ、今日までの約半世紀のキャリアの殆んどをソロとして歩んできましたが、フェイセズ以前まではさまざまなバンドを渡り歩きました。

ロック歌手を目指す前ロッドがサッカー選手を目指していたことは有名ですが、1973年に全英8位を記録したフェイセズのシングル(ロッド/ロン・ウッドの共作)に「玉突きリチャード(Pool Hall Richard)」という作品があり、ビリヤードも選択肢の一つだったかもしれません。
ただし【pool】は“賭け金”という意味からイギリスでは“賭け玉突き”を指すこともあり、彼が真っ当なプロを目指したかは特定できません(むしろ賭け玉突きの方が作品に合っている?)。



~Epilogue~

まずは、この映像をご覧ください。



投稿主によるとこの映像は1961年のニュース映画のアウトテイクで、『the 6th Beaulieu Jazz Festival』(イングランド南岸ニュー・フォレスト)に訪れていたビートニク(Beatnik)を映したものらしいのですが、この中に登場するギターを背負った若者に見覚えがありませんか?
…そう、彼が若きロッド・スチュワート(Roderick David Stewart)だというのです!

ロッドがこれを自分と認めたかは不明ですが、“1961年(16歳)に『the Beaulieu Jazz Festival』に行った”ことはイギリスの音楽雑誌『Q』2007年1月号で本人も認めています。
しかも、「マギー・メイ」はここで出逢った女性とのことについて、おおよそ実話とまで告白しています。
それについて、具体的に語ってくれているのですが…

about the first woman I had sex with!
…訳しません!

ただし、この女性の名前は【Maggie May】ではなく、“リヴァプールの古い民謡を引用した”と語っています。
その民謡とはビートルズも『レット・イット・ビー』でカバーした「Maggie Mae」(Maggie Mayとも綴る)のことで、ここに歌われる女性“Maggie Maeは娼婦”です。
ロッドは『the Beaulieu Jazz Festival』のビアテントで年上の女性に強引に口説かれ“貴重な体験”をしたそうですが、彼女が娼婦であったかはわかりません。


Oh Maggie I wish I'd never seen your face
マギー、あんたと出逢わなければよかった
You stole my heart but I love you anyway
だけど心を盗まれた俺は、それでもあんたに惚れている 

彼女との出逢いは、“その若者”の人生にどんな影響を与えたのだろう…。



「マギー・メイ」


続きはこちら >>

tags : 1971年 フォーク・ロック 男の主張 偉大な曲 

comment(8) 

プロフィール

Beat Wolf

Author:Beat Wolf
ジャンルを問わず音楽が大好き♪


参加ランキング
最新記事

全タイトルを表示
Artists
リンク
このブログをリンクに追加する
☆『相互』をご希望の方は、お気軽に♪
最新コメント
QRコード
QR

Copyright ©I Wish~洋楽歌詞和訳&解説. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha. Photo by sozai-free 2000px.