I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

STOP!
地球温暖化/気象災害激甚化
Lil Dicky - Earth
Lil Dicky - Earth1
Beatles & Solo
Please Please Me


With The Beatles


A Hard Day's Night


Beatles For Sale


Help!


Rubber Soul


Revolver


Sgt Pepper's


The Beatles


Yellow Submarine


Abbey Road


Let It Be


Magical Mystery Tour


Beatles(the other songs)


John Lennon


Paul McCartney


Wings


George Harrison


Ringo Starr


「マネー・フォー・ナッシング」ダイアー・ストレイツ

2024.01.19

category : Dire Straits

Dire Straits - Money For Nothing (1985年)

華やかな職業に対する、労働者のリアルなつぶやき? 80年代で最も有名なギター&MVの一つ ♪

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tags : 1985年 ロック MTV グラミー 名作MV 偉大なギター  

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「パワー・オブ・ラヴ」ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

2023.09.06

category : Huey Lewis And The News

Huey Lewis And The News - The Power Of Love (1985年)

80年代を象徴する映画(BTTF)とポップ・アイコン(MJF)、HL&TNの「パワー・オブ・ラヴ」♪

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tags : 1985年 ロック/ポップ 希望の愛 恋のアドバイス スポーツ/ドライブ 映画80's マイケル・J・フォックス CM曲 

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「ゴー」エイジア

2022.10.11

category : Asia

Asia - Go (1985年)

エイジアらしいドラマティックなサウンドと、ジャケット・アートが実写化されたMVが秀逸 ♪

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tags : 1985年 プログレ・ハード 葛藤 熱い スーパーグループ 名作MV 新型コロナ  

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「セーラ」スターシップ

2022.01.18

category : Jefferson Airplane/Jefferson Starship/Starship

Starship - Sara (1985年)

“さぁお行き、振り返らずに”…本当の気持ちと裏腹な言葉で最愛の人を送り出す男の切ない物語

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tags : 1985年 ロック/ポップ せつない愛 

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「コンガ」マイアミ・サウンド・マシーン

2018.07.30

category : Gloria Estefan

Miami Sound Machine - Conga1 Miami Sound Machine - Conga2


Gloria Estefan, Miami Sound Machine - Conga (1985年)

~概要~

マイアミ・サウンド・マシーンは、現在も世界的なキューバ系アメリカ人歌手として活躍を続けるグロリア・エステファンの出身母体となったバンドです。
このバンドは1987年に【Gloria Estefan and Miami Sound Machine】を名乗ることになりますが、本作発表時は【Miami Sound Machine】が正式名称でした(※以下、MSM)。

MSMはグロリアの夫となるエミリオ・エステファンがマイアミで結成したバンド【Miami Latin Boys】が前身で、デビューからの7年間で7作のスペイン語のアルバムを発表し、既にラテン・アメリカ圏で定評を獲得していました。
転機となったのは1984年、8thアルバム『Eyes of Innocence』で全曲英語に転進、「Dr. Beat」が全英6位をはじめヨーロッパで大ヒットとなり、これによってMSMから初めてメジャー・ヒットが生まれます。

続く1985年の9thアルバム『Primitive Love』も全曲英語で構成され、ここからの1stシングル「コンガ」を8月にリリースすると、実に半年をかけて全米チャートをゆっくり上昇、翌年2月にBillboard Hot 100で最高10位(1986年の年間40位)を記録、アメリカ国内だけで200万枚、カナダで100万枚という大ヒットとなりました。
この勢いのままの3月、MSMは『第15回東京音楽祭』に初参加、日本で既に著名だったシャカタクやアラベスク (Arabesque)のサンドラらを退け、「コンガ」で“グランプリ”を獲得しています。
(ちなみにこの時、小泉今日子が「なんてったってアイドル」で外国審査員団賞を受賞)

「コンガ」はお祭りにぴったりのラテン・ポップな作品で、1996年にアメリカで開催された『アトランタ・オリンピック』閉会式では、壮大なマスゲームを伴ってパフォーマンスされました。
1999年11月24日には、セリーヌ・ディオンが活動休止前の総決算として企画したライブ『All the Way... A Decade of Song』にグロリアがゲストとして招かれ、「コンガ」をはじめ「Here We Are」と「Because You Loved Me」(過去ログ)をデュエットしています。


 
 



~Lyrics~

Come on, shake your body baby, do the conga
さぁこっちに来て、コンガを楽しみましょう
I know you can't control yourself any longer
もうあなた自身、抑え切れないのはわかってる

殆んど前奏も無くいきなりたたみ掛けるこのフレーズは、こちらが驚いている間に有無を言わさず彼らの世界に引き込む勢い!
“押し”に弱い人は、コレだけで彼らの為すがまま?

東京音楽祭で「コンガ」がパフォーマンスされた際、その強烈なビートに会場の女性も体を揺らし何気に“リズムを取る”様子が一瞬映し出されましたが、その顔は“全くの無表情”…
これこそ、【Wink】が生まれた“日本独特の文化”なのだと再認識しました。 


Don't you worry if you can't dance;
踊れないかも…なんて、気にしちゃダメ
Let the music move your feet
音楽に、足の動きを任せればいい

“自分が楽しむ”より“他人にどう見られる”“下手だから恥ずかしい”が先に出てしまう、私たち日本人…
彼らが言うには自分の意思によって動かそうとするのではなく、“音楽に動かさせるイメージ”が大事みたいです。
誰もいない所でなら恥ずかしくないし、何もかも忘れ、ラテンのリズムに身を任せてみては?

“彼ら”みたいに!
(キミタチ、それぞれ“異なる音楽のニュアンス”をちゃんと判別できるのネッ!?) 




It's the rhythm of the island,
カリブの島のリズム
and like the sugar cane so sweet
サトウキビみたいに甘い

「ドクター・ビート」がヨーロッパでヒットして自分たちの音楽スタイルに確信を覚えたエミリオは、グロリアに“次はキューバの伝統的なコンガでいこう!”と持ち掛けました。
【conga】は“キューバの民族打楽器”で、同国発祥のルンバ(Rumba)やソン (son)、サルサ(Salsa music)、チャチャチャ(Chachachá)など“キューバ・リズムの源”であり、同時に、彼らの日常にある喜びや哀しみを表す“民俗舞踊”です。

彼らにとって日常を暮らすアメリカは“異郷”であり、そこに生きるほどに自らのアイデンティティとの違いを痛感し、その源である“故郷”に思いを寄せるものなのかもしれません。



~Epilogue~

グロリア・エステファンは革命最中の1957年にキューバのハバナで生まれ、生後わずか16ヶ月で家族と共にアメリカに亡命し、フロリダ州マイアミの貧民街へと移り住みました。
彼女のお父さんは革命前のキューバ大統領フルヘンシオ・バティスタのボディガードを勤める軍人で、1959年にカストロら社会主義革命軍によってバティスタ政権が打倒された背景を考えると、グロリアらの亡命も命懸けだったかもしれません。

80年代に人気を集めた刑事ドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』のOPでマイアミを“キューバ、カリブ、南米を望むアメリカ合衆国・南の玄関口”と紹介されていたように、2000年の統計によると市の人口の65.76%はヒスパニックまたはラテン系で、うちキューバ系が34.1%を占めています。
こうしたキューバからの移民は革命の影響によるものが多く、グロリア&エミリオ・エステファン夫妻をはじめとするMSMの多くのメンバーもこうした経緯の下に成育した若者たちでした。

そのことについてエミリオは“僕らはキューバで生まれ、アメリカの教育を受けて育った最初の世代で、これまでのヒスパニックとは違う人種なんだ”と説明しています(※こうした移民は特に[1.5世代]と呼ばれる)。
また、グロリアも“私は教育の全てを英語で受け、Top40を聴いて育ったの。話す言葉はスペイン語と英語交じりの[スパングリッシュ]、ルーツはラテンで、育った土壌はアメリカという新しい人種”と語っています。


エミリオが次はキューバの伝統的なコンガでいきたいと提案した際、レコード会社は“これじゃダメだ。英語マーケットにもラテン・マーケットにもアピールしないし、ラジオもかけない”と拒否されたものの、“これは自分たちの文化を代表するサウンドだから、チャンスをくれ”と必死に食い下がり、3ヶ月スタジオに籠って制作したのが「Conga」だったそうです。
こうして、【新しい人種】によってキューバの伝統的音楽とアメリカのロックやポップスを融合させて生み出された“新しい音楽”は彼ら自身の成功をもたらしただけでなく、その後の世代のラテン・アーティストたちにも多大な影響を与えました。

1999年に「Livin' la Vida Loca」で大ブレイクしたリッキー・マーティンは、『ビルボード・ラテン・ミュージック・アワード』ベスト・ポップ・アルバム受賞のスピーチで、会場にいたグロリアを指して次のような言葉を残しています。
彼女が最初にラテンのポップ・ヒットを出してくれたからこそ、自分やその他のラテン・アーティストたちが世界中のレコード・マーケットで予想もしなかったような大成功を収めることができた…


If you want to do the conga,
コンガを楽しみたいなら
you've got to listen to the beat
そのビートを意識して耳を傾けるの



8月、日本全国で【夏祭り】のお囃子がきこえてくる季節… 



「コンガ」


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tags : 1985年 ダンス/ラテン 

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