「ハート・オブ・マイン」は、ボビー・コールドウェル1988年の5thアルバム『Heart of Mine』の収録曲です。
この作品はもともと、友人であるボズ・スキャッグスに“「Harbor Lights」(彼の1976年のアルバム『Silk Degrees』の収録曲)みたいなバラードを書いてくれないか?”と依頼されたのがきっかけで、共作者の一人にはシカゴのジェイソン・シェフも名を連ねています。 この約束はボズの1988年のアルバム『Other Roads』で果たされており、「Heart of Mine」はその1stシングルとしてBillboard Hot 100で35位まで上昇し彼の復活に大いに貢献しました。
ボビーver.は当時シングル・カットこそされなかったもののアルバムは200万枚の大ヒット、日本のジャズ系音楽雑誌『ADLIB(アドリブ)』で1989年に最優秀アルバムに選出されています。 また、「Heart of Mine」を広く世間に知らしめることとなったのは後年フィリップモリス社のたばこパーラメント(PARLIAMENT)のCMに起用されたことで、同社の戦略イメージである“ニューヨークの夜景”と「Heart of Mine」の大人のほろ苦い恋を思わせる“都会的テイスト”がマッチして日本で大ヒット、他にも「Stay with Me」や「Come to Me」も起用される人気ぶりとなりました。 ちなみにボビー自身ニューヨーク・マンハッタンの芸能一家の生まれで、彼の洗練された音楽やファッションは幼くして自然に身についたものなのでしょう。
~Lyrics~
One day I may いつの日か、この僕も find true love that will last forever and ever 永遠に続く本当の愛に辿り着くかもしれない