Olivia Newton-John - Jenny Rebecca (1989年)~もうすぐ“母の日”~5月の第2日曜は、“母の日”(今年は11日)。
そこで本日は、オリビア・ママが歌う“ララバイ”をお届けいたします♪
ところで、世の男性の理想の女性像として古今東西高く支持されるのが“良妻賢母”ですよね!
以前
北海道出身の大物フォーク歌手MCが理想の女性像として若尾文子・八千草薫らを挙げ、彼のような奔放な男でも理想の女性は古風な良妻賢母だったことにも象徴されます。
しかし、あまりの年上好みに“マザコン”を疑った司会者にツっ込まれるとMCは…
“バカやろう、オレのおっ母の子供の頃のアダ名を知ってるか?”
“番長だぞ、番長!” 
いろんなタイプのお母さんはありますが彼の場合、シッカリ“番長”の遺伝子を継いでいるみたいですね!?
~概要~「ジェニー・レベッカ」は1989年の17thアルバム
『美しい星と子供たちに〜ウォーム・アンド・テンダー(Warm and Tender)』の収録曲です。
アルバムのコンセプトの一つは、
“lullaby(ララバイ/子守歌)”で、これは1986年に生まれたオリビアの愛娘
クロエとの関わりが育んだものでした。
当初クロエには市販の子守歌を聴かせていたものの彼女はこれをイマイチお気に召さない様子だったことから、オリビアは彼女のためのアルバムを作る決心をしたのです。
そこでオリビアは、“どうせなら母と子が一緒に楽しめるような作品にしよう!”と思い立ちます。
そのため、赤ちゃんが目を覚まさないよう大合唱やオーケストラなどは用いず、やわらかなサウンドを心掛け制作されました。
しかし、“力強さを誇張する歌よりも’ささやくようなウィスパー・ヴォイス’こそがオリビアの無二の魅力”と考えていた私にとって、このアルバムは何よりのプレゼントでした♪
ただ、母親となってみて彼女自身もそんな風なやさしい歌い方が今の自分にとって一番心地よいと感じていたようです…。
「ジェニー・レベッカ」の楽曲自体はオリビアがオリジナルではなく、もっと古い歌。
最初に歌ったのが
バーブラ・ストライサンドで、アメリカCBSチャンネル1965年のスペシャル番組『マイ・ネーム・イズ・バーブラ』で歌われ、彼女は“エミー賞”を授賞しました。
これらの楽曲は直後に
アルバムとしてリリースされ大ヒット、グラミーでもバーブラは“最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞”に輝いています。
~Lyrics~Jenny Rebecca, four days oldジェニー・レベッカ…生まれて4日の小さな生命(いのち)How do you like the world so farこの世界は気に入ってくれたかしら?この歌の作者
キャロル・ホールは自分の妊娠中にこの作品を書いたそうですが、当時の技術でお腹の子の性別を判別できたのでしょうか…
それとも、母親の勘?
私の母は、私がお腹の中にいた時に女の子だと思ってたそうですけど!?
でもお母さんって、お腹の中の我が子といつもこんな風に会話しているのでしょうね…。
Grass to be lying on草原に寝そべってSun up aboveお空のお日さまと、“おはよう”するの…ココは、ちょっと“お化粧”しています。
“日が昇る”なので、“おはよう”させてあげましたっ!

この歌では木登りしたり馬に乗ったりと、自然豊かな環境にあるようですね。
親として子どもを育てるなら、この環境は憧れます…。
Dolls to be caring forお人形をお世話しLove to be giving献(ささ)げる愛を覚えてゆくわここのLoveは恋愛ではなく、“家族愛”のようなものをイメージしました。
子どもは“お人形さんごっこ”をしながら、大人の慣習を模倣し身につけていきますよね。
でも男の子の場合、大抵は“ヒーローごっこ”で、あまり実生活の勉強に役立っていないような?
この年代は女の子の方がマセているのは、そのせい…?
~Epilogue~みなさんは幼少時、子守唄を歌ってもらいましたか?
残念ながら、私はほとんどその記憶がありません。
でも眠りに就こうとする時、“心地よい耳慣れた静かな音(物語や歌など)”が聴こえると何となく安心するというのは分かるような気がします。
オリビアは、言います…
“クロエが生まれて腕の中に抱いた時、それがこの世で一番大切なものであると実感したわ。
壁一面に飾られたゴールド・レコードの輝きも、全て色褪せてしまうほど…。”この歌のメロディーに、言葉の一つひとつに、母親の我が子に対する深い愛情が感じられます。
赤ちゃんにとってその言葉の意味など知る由はないとしても、歌に込められたお母さんの願いはきっと伝わっていることでしょう。
子守唄は、お母さんと子どもにとって人生で最もやさしい時間の一つなのかもしれません。
でも叶うなら、オリビアに枕元で歌って欲しいナ…。
彼女の子どもじゃないし、いいオトナだけど!?

「ジェニー・レベッカ」
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