Foreigner - Waiting for a Girl Like You (1981年)~『glee/グリー~シーズン3』~ 7月24日からNHKでスタートしたアメリカのミュージカル・コメディ・ドラマ『glee/グリー~シーズン3』。
毎週水曜午前0時40分から放送 されていますが、折角なのでドラマの演奏曲を並行して紹介してみることにしました。
毎回は無理かもしれませんが、ゆる~く続けてみたいと思います♪
NHK『glee 3 ホームページ』 ~概要~ フォリナーは、メンバーがイギリス人とアメリカ人が混在するということでForeigner(外国人)というネーミングがなされました。
1976年の結成当初から“スーパー・グループ”と持てはやされ、84年の5thアルバムまでは何れも全米Top5入りを果たしています。
中でも81年の
『4』は10週間全米No.1 に君臨した名盤で、「ガール・ライク・ユー」もその収録曲でした。
…んっ!? “10週間”
ある程度ロックをカジった人なら、
“フォリナーが10週間” というと思い当たるフシがあるのではないでしょうか?
あの、
“珍記録” を
~歴史に名を残した作品~ 1981年10月、「ガール・ライク・ユー」はシングルとしてリリースされ順調にチャートを駆け上がります。
11月28日にBillboard Hot 100で2位まで上り詰めますが、この時1位にあったのがオリビア・ニュートン=ジョンの「フィジカル」。
“フィットネス”と“強い女性”の時流に乗った「フィジカル」は、この年開局したMTVでヘビー・ローテーションとなり社会現象にも及ぶ大ヒット作品でした。
そんな煌(きら)びやかなオリビア姫の活躍の陰にあってひっそりと(?)2位に付けていたフォリナーにも、ようやくチャンスが訪れました。
年が明けて1月30日、ついにオリビアが1位の座を明け渡す日が来たからです(9週連続1位)。
黙々とオリビアに甘んじ耐えてきたフォリナーにも、ようやく春が…
来ないのです!
入れ代わって1位の座に滑り込んだのは、ホール&オーツの「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」でした。
(この曲も『glee 3』第6話で取り上げられています)
結局、「ガール・ライク・ユー」は
“10週連続2位” という世にも稀なる珍記録を以って、Billboardの歴史にその名を刻むこととなったのです…(ラジオ&レコーズ誌では1位を獲得)。
それでも、この曲が歴史的な大ヒット曲であったことは間違いなく、Billboardが発表した過去50年間のベスト・ソング
“All-Time Hot 100 top songs”にも堂々80位 にランクされています!
~転換点~ フォリナーはデビュー以来“シングルもアルバムも共によく売れる”、数少ないロック・バンドでした。
そんな彼らにとって初めてのバラード・ヒットが「ガール・ライク・ユー」で、アダルト・コンテンポラリーにも初めてチャート・インした作品となりました(5位)。
原題の「Waiting for a Girl Like You」のとおり、
“運命の女性に出逢えた喜びを歌った作品” ですが…
曲はまるで失恋であるかのように切ないし、詞は
エア・サプライ のような世界観が漂っています。
そのため、大ヒットの反面それまでのファンにとって複雑な作品となりましたが、以降フォリナーの大ヒットの大半はバラードによりもたらされることとなるのでした…。
~8月14日『glee 3』第4話・曲目紹介~ 8月14日(※13日(火)深夜)に放送される『glee 3』第4話“アイルランドから来た留学生”では、「ガール・ライク・ユー」を
パック(マーク・サリング) が歌いました。
高校一のワル(?)で虎刈り頭の彼がギター一本で、
“目に入れても痛くないほどカワイイGirl” のために優しく弾き語る姿は、ほのぼのしてしまいます♪
でもこの曲は、こんな素敵な使い方もあったんだなぁ…!
既にご覧の方や放送日までお預けできないコマッタチャンは、
コチラ から映像をどうぞ。
その他の演奏曲は、以下の通りです…
Bein' Green/テレビ番組「セサミストリート」より Last Friday Night/Katy Perry Candyman/Christina Aguilera Take Care of Yourself/Teddy Thompson 今回紹介できませんでしたが、
ブレイン(ダレン・クリス)が歌う「Last Friday Night」は特にオススメ で、まさに“この番組の王道”的な楽しい選曲と、歌に入る前の彼の言葉も含めたこのシーンの素敵なパフォーマンスは、きっとみなさんを幸せな気分にさせてくれるでしょう♪
「ガール・ライク・ユー」 /LyricsVIDEO 続きはこちら >>
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1981年 バラード/Rock ピュアな愛 ロバート・ジョン“マット”ラング