I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

STOP!
地球温暖化/気象災害激甚化
Lil Dicky - Earth
Lil Dicky - Earth1
Beatles & Solo
Please Please Me


With The Beatles


A Hard Day's Night


Beatles For Sale


Help!


Rubber Soul


Revolver


Sgt Pepper's


The Beatles


Yellow Submarine


Abbey Road


Let It Be


Magical Mystery Tour


Beatles(the other songs)


John Lennon


Paul McCartney


Wings


George Harrison


Ringo Starr


「オール・ザ・グッド・ガールズ・ゴー・トゥ・ヘル」ビリー・アイリッシュ

2020.01.31

category : 2000年~

Billie Eilish - all the good girls go to hell (2019年)

今回のグラミーでクリストファー・クロス以来史上2人目の主要4部門独占を成し遂げた18歳 ♪

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tags : 00's- ポップ グラミー 環境 プロテスト 

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「Earth / アース」リル・ディッキー

2019.10.21

category : 2000年~

Lil Dicky - Earth (2019年)

“We love the Earth”今を時めくスターが大集結!19号の後だからこそみんなに考えてほしい。

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tags : 00's- ラップ 環境 プロテスト  

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「Summer Snow」シセル feat. ザムフィル

2019.07.13

category : 2000年~

Sissel featuring Zamfir - Summer Snow (2000年)

今日が数多の涙で暮れようと、人はまた、明日という日に希望を抱き生きてゆく。

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tags : 00's- バラード ヒーリング 美しい 恋愛 

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「シンキング・アウト・ラウド」エド・シーラン

2016.02.19

category : 2000年~

Ed Sheeran - Thinking Out Loud1 Ed Sheeran - Thinking Out Loud2


Ed Sheeran - Thinking Out Loud (2014年)



~第58回グラミー賞~

2月15日(日本時間16日)に米ロサンゼルスで世界最高峰の音楽の祭典『第58回グラミー賞授賞式』が催され、注目の“主要4部門”は以下の結果となりました。

最優秀レコード賞 Record of the Year
「Uptown Funk」 マーク・ロンソン ft. ブルーノ・マーズ
最優秀アルバム賞 Album of the Year
『1989』 テイラー・スウィフト
最優秀楽曲賞 Song of the Year
「Thinking Out Loud」 エド・シーラン
最優秀新人賞 Best New Artist
メーガン・トレイナー

今回話題といえば、日本が誇る世界的指揮者・小澤征爾氏が8度目のノミネート&80歳で初受賞(最優秀オペラ・レコーディング賞)という快挙もありました!
また、このところたて続いた大物の逝去によって授賞式はレディー・ガガ(デヴィッド・ボウイ追悼)、イーグルス&ジャクソン・ブラウン(グレン・フライ追悼)、ペンタトニックス&スティーヴィー・ワンダー(モーリス・ホワイト追悼)、クリス・ステープルトンft.ゲイリー・クラーク・ジュニア/ボニー・レイット(B.B.キング追悼)、ハリウッド・ヴァンパイアーズ(ジョニー・デップ、アリス・クーパー、ジョー・ペリーらによるレミー・キルミスター追悼)など追悼パフォーマンスのラッシュとなりました。





~概要~

エド・シーランは2011年にデビューしたイギリスのシンガー・ソングライターで、現在25歳。
1stアルバム『+(プラス)』をイギリスで180万枚以上売り上げ一躍自身のスターの地位を築き上げましたが、同時にワン・ダイレクションへの楽曲提供者の一人としても名を挙げました(「Little Things」「Over Again」など)。

「シンキング・アウト・ラウド」は2014年の2ndアルバム『x(マルティプライ)』の収録曲で、同年9月3rdシングルとしてリリースされ全英シングル・チャート1位に輝いただけでなく、翌年6月に“UKで1年間トップ40にチャート・インし続けた初のシングル”という異例のロング・ヒットを達成しました(※ダウンロード開始は2014年6月)。
一方US Billboard Hot 100の最高位は2位、アメリカだけで500万枚以上を売り上げています。
また、ストリーミング配信サービス『Spotify』に於いてエド・シーランは“2014年に最もストリーミングされたアーティスト”に輝いていますが、シングル「Thinking Out Loud」は“ストリーミング数が5億回を突破した初めての曲”として歴史に名を刻みました。
PVでエドは社交ダンスを披露しており、気になるお相手の女性はダンス・コンテスト番組『So You Think You Can Dance(U.S. season 10)』の参加選手Brittany Cherryで、エドは減量とブリタニーとの1日5時間×3週間という厳しい特訓を経て撮影に臨んだそうです。

また、今回のグラミー“最優秀楽曲賞”“最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)”の2部門を受賞した彼ですが、これまで2013年に1部門・2014年に2部門・2015年に3部門ノミネートされながら一度も受賞が叶わなかったことから、本人は“今年はノミネートされても授賞式には行かないつもりだった。でも、行かない年に限って受賞したりするかもしれないから出席した。もし受賞しなかったら、もう今後は行かない。”と覚悟を決めての参加だったといいます。
…とはいうものの、実は今回対象となっている「Thinking Out Loud」は昨年『第57回』の式典に於いてジョン・メイヤーとの協演によりパフォーマンス披露済みであり、今年同曲が歌われることはありませんでした。

ところで、今回の“最優秀楽曲賞”の選考でエドに敗れた悔しい立場であったにも拘らず、彼の受賞を誰よりも喜んでいたのがテイラー・スウィフト(彼女も今回3冠)でした。
エドとテイラーは数年来に亘る“親友”であり、グラミーが明けた2月17日のエドの誕生日を祝うメッセージと共に「シンキング・アウト・ラウド」について、次のようにエピソードを語っています。

2年前ロンドンで、私がバレエシューズを買っていた店にエドが入ってきたの。そしてこう言ったわ。「この新曲を聞いてよ。僕の最高傑作だと思うから!」って。そしていつものようにエドは電話を取り出して、私にヘッドフォンを渡してくれた。私は店のベンチに座ってその曲「Thinking Out Loud」を初めて聴いたの。小さな子どもたちがチュチュやレオタードを選んでいた隣でね。でもこの歌が世界中の結婚式でのファーストダンスの定番曲になり、エドの最大のヒット曲になり、2016年のグラミー賞で年間最優秀楽曲を獲得することになるなんて、あの時は思いもしなかったわ。”
“エドとはツアーで1年間ほぼ毎日一緒だったの。エドが私の楽屋に突入してきて新曲を聞かせてくれるのが楽しみだったわ。それがあまりにも頻繁だったから普通のことになってたんだけど、私に一番最初に聞かせたいと思ってくれたエドの気持ちがどれだけ嬉しかったか、エドはわかっていなかったと思う。常に新しいものを創り出そうとする彼のパワーと情熱がどれだけ私に刺激を与えたのかも、エドはわかっていなかったと思うわ。


う~む…
この二人の間には、“釈然としない何か”がある? 

 



~Lyrics~

When your legs don't work like they used to before
君の脚が、かつての健やかさを失い
And I can't sweep you off of your feet
僕も、その足元をさらって抱きかかえられなくなる頃

いきなりちょっとシリアスな話題ですが、この頃“それ”を意識させる出来事がエドの周辺で起きていました…。
「Thinking Out Loud」の作者はエドと、17歳以来の作曲パートナーAmy Wadge(エイミー・ワッジ)ですが、作品が生まれる前年の2013年にそれぞれ祖父と母を亡くしており、その経験が影響を与えたようです。
ある日エイミーが1階でギターのコードを弾いていると、2階でシャワーを浴びていたエドが急いで駆け降りてくるほど彼の気を引いたそうで、本格的に作業が始まると約20分でそれを完成させたそうです!

“老化は足から”と言われますが、あなたは自信がおあり…? 


When my hair's all but gone and my memory fades
この髪がすっかり抜け落ち、記憶もおぼつかなくなって
And the crowds don't remember my name
世間も僕の名を忘れ去り

エドのおじいちゃんは最後アルツハイマー病に苦しんでいたそうで、そのことを想起させます…。
齢を重ねるとともに少しずつ身体の機能が衰え、それまで当たり前にできていたことができなくなってゆくのが老化です。
普通の細胞は損なわれれる毎に再生しますが脳の神経細胞は再生されることはなく、損なわれる毎に減少してゆきます。
このため、認知機能を低下させる認知症の一種である“アルツハイマー病の最大の危険因子は年齢”であるとされ、認知症の発症率は85歳を越えると急激に上昇するそうです。

私たちは、先を生きる家族によって“人生の無常”を教わる…。 


And I'm thinking 'bout how people fall in love in mysterious ways
人は、どうして恋という不思議の迷路へ堕ちてゆくのだろう…
Maybe just the touch of a hand
たぶんそれは、手と手が触れたせい

恋をすることは苦しむことだ。 苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。
でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。
by ウディ・アレン

 ナルホド…。

男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。
そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかで最も危険なものであるからだ。
by ニーチェ


 …ドキっ!?



~Epilogue~

作品のタイトルとなっている【think out loud】は“考えを口に出す”ですが、使われ方がシャレています。
自分の気持ちを口で伝えるのではなく“鼓動に語らせる”なんて、何ともニクい演出です。
心拍は嘘発見器にも適用されるほど精神状態を物語る生理現象ですから、科学的にも道理に適うのでしょう…。
“ウソ”を見抜いちゃうほどネ?)

Place your head on my beating heart
そして、この胸に耳をあててごらん
I'm thinking out loud
鼓動が声をあげている…
Maybe we found love right where we are
“二人は、ここに愛を見つけたよ”

一方、“70歳になろうと、23歳と同じ気持ちで君を愛し続ける”という印象的なメッセージは本作品のもう一つのテーマであるといえ、これはエドがリアルタイムで交際していた恋人アシーナ・アンドレロスに捧げられたものです。
しかし“有言実行”とは難しいもので、2015年2~3月頃に二人は破局したといわれ、これには“エドの親友”テイラー・スウィフトの存在が影響しているとも憶測されています。


“think out loud”や“everlasting love(永遠の愛)”は目指すべき理想ではあるものの、加齢と共に容貌の美しさが褪せ、身体機能も心もとなくなった相手を23歳の頃のように“my beating heart(ときめき)”で見つめられるかといえば、厳しい現実が待ち受けていることは否めません。
でも、思い出してみてください…。
愛とは、表面的な美しさを指し表す概念ではなく、“心の内面にある精神的な美しさ”のことだったはずです。
そのことを十分に理解し心で育むだけの時間は、たった23年では足りな過ぎます。

魅力あるもの、キレイな花に心を惹かれるのは、誰でもできる。
だけど、色あせたものを捨てないのは努力がいる。色のあせるとき、本当の愛情が生まれる。
 遠藤周作


“ときめき”では越えられないその先にこそ、“永遠の愛”の領域はあるのですから…。


「シンキング・アウト・ラウド」


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tags : 2014年 AC 優しい愛 グラミー最優秀楽曲賞 

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「伝説のヤングマン ~ウィー・アー・ヤング~」ファンfeat.ジャネール・モネイ

2013.09.05

category : 2000年~

Fun - We Are Young1Fun - We Are Young2


Fun - We Are Young ft. Janelle Monáe(2011年)


~『glee 3』第8話よりの選曲~

今日は、9月11日(水)午前0時40分からNHKで放送予定のドラマ『glee 3』第8話よりの選曲です。
今回のテーマを挙げるとすれば、“仲直り”でしょうか…。
地区大会の回でもあるので、ステージでの見事なパフォーマンスも見所となっています!

紹介曲以外の作品は、以下の通りです♪

Red Solo Cup/Toby Keith
Buenos Aires/ミュージカル『エビータ』より
Survivor(Destiny's Child)/ I Will Survive(Gloria Gaynor);『I Will』掲載
ABC/Jackson 5
Control/Janet Jackson
Man in the Mirror/Michael Jackson;過去ログ

NHK『glee 3 ホームページ』


~概要~

「伝説のヤングマン ~ウィー・アー・ヤング~」といえば、2012年にBillboard Hot 100でロック・バンドとしては2008年のコールドプレイ「Viva La Vida」以来のNo.1(6週連続・2012年間3位)を記録することとなったファン.の代表作ですが、その大ヒットの背景はドラマ『glee』無しには語れません
ドラマでは、分裂していたニュー・ディレクションズが再び一つになるシーンを、本当に久しぶりに全員が声を合わせ歌います。
人と人が、心を合わせハーモニーを奏でることがどんなに素晴らしいかを教えてくれる彼らのパフォーマンスによって、この曲の魅力がテレビを通じて人々の心に響いたのでしょう…。

もともとこの曲は2011年9月20日に発売されますが、当初Hot 100では53位止まりでした。
ところが12月6日にgleeの第8話『全員集合!』でこの曲がカバーされるや、直近の週間セールスが1,650%Upという驚異的なV字を描き再びチャートを登り始めます。

さらに年が明けて2012年、更なる援軍が快進撃を後押ししました。
2月5日には全米熱狂のイベント・第46回スーパーボウルが催され、そのテレビ中継の中でシボレー・ソニック(Chevrolet Sonic)CM曲に起用されたことが知名度に寄与し3月7日、遂にチャートのTopに到達することになるのです。
シングルが発売されて、実に約半年後のことでした…。

今年2月に行われた第55回グラミー賞では、歴代9組目となる主要4部門全てにノミネートされ話題を呼び、このうち“最優秀楽曲賞”“最優秀新人賞”の2部門授賞したニュースは記憶に新しいところでしょう。
授賞に際し、作者の一人でありヴォーカルのネイト・ルイスが“僕らは、実は若くない!”と述べ、自虐ツッコミを入れたトコロが印象的でした(この時、彼は31歳目前だった)。
この快挙により日本でも“iPhone iPad(ソフトバンク)”のCMとして起用され、お茶の間にも流れたのをご記憶の方もあると思います。



~ところで、“Fun.”って何者?~

ファン.は2008年に結成し翌年デビューしたアメリカのロック・バンドですがこの時まだインディーズで、当時の彼らを知る人はほとんど無いでしょう。

その後「We Are Young」でワーナー系列の“フュエルド・バイ・ラーメン(Fueled by Ramen)”からメジャー・デビューを果たしますがこのレーベルは弱小で、“ラーメンが燃料源”という名前は設立者が1996年の創業当時お金が無くて毎日ラーメンばかり食べていたことに由来する実話からも、その苦しい台所事情が伺い知れます。
デビューしたばかりで何の実績も無いファン.の「We Are Young」が当初不発に終わったというのも、そうした影響があるかもしれません…。


~作品の魅力~

とにかく、歌の内容を知らなくても音楽だけで十分に楽しめる作品です。
ちょっとトボけたような人を食った感のあるネイト・ルイスのヴォーカルに始まり、行進曲のように規則的に刻まれるリズムからスロー・ダウン…(私はこのアップ・ダウンが、とても気に入っています)。
そして、“Tonight…”から一気に“We Are Young”のエネルギーを爆発させるサビのフレーズは、一度耳にしたら瞬時にして頭に焼き付けられるインパクトがあります!

でも、歌の内容が解ればもっと深く作品を味わえます。
仲間でバーに繰り出したようなのですが、中には“微妙な関係の恋人同士”もいるようで…。
彼氏はどうやらヨリを戻したいものの、彼女のゴキゲンは…??
この彼にとって今夜の集まりは最後の賭け(?)であり、ナンとか彼女を振り返らせようと必死です。

そこで彼は、“遠謀深慮”により一計を案じます!
まずは彼女を酔い潰して家に送り届け、仲直りに持ち込む作戦(送り狼の計)。
もしそれが失敗に終わった場合でも、自分が酔い潰れて仲間に家に送り届けてもらう作戦(ヤケ酒の計)です。
どうです、結果がどう出てもいいようによく練られた良計でしょ?

中間部の“Carry me home tonight…”に女性R&B歌手ジャネル・モネイをフューチャーしたのは1つのポイントとして、この男性の妄想を表現するためと解釈し私は訳しています。
それにしてもこの彼氏、立ち居振る舞いは決して二枚目のそれとは言えないですが、歌の終わりにも“もし君が具合が悪くなったら、僕が家まで送ってあげる”と小声で囁くアタリなんか憎めないと思うのは、同じ男性だけ?

こうした彼の心模様を、今回の動画でワンちゃんに演じてもらい代弁しているので、その“名演技”にも着目しながらお楽しみくださいネ♪



「伝説のヤングマン ~ウィー・アー・ヤング~」




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tags : 2011年 ロック/ポップ 楽しい愛 グラミー最優秀楽曲賞 

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Author:Beat Wolf
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