I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

STOP!
地球温暖化/気象災害激甚化
Lil Dicky - Earth
Lil Dicky - Earth1
Beatles & Solo
Please Please Me


With The Beatles


A Hard Day's Night


Beatles For Sale


Help!


Rubber Soul


Revolver


Sgt Pepper's


The Beatles


Yellow Submarine


Abbey Road


Let It Be


Magical Mystery Tour


Beatles(the other songs)


John Lennon


Paul McCartney


Wings


George Harrison


Ringo Starr


「シー・ドント・ノー・ミー」ボン・ジョヴィ

2022.06.11

category : Bon Jovi

Bon Jovi - She Don't Know Me (1984年)

HR/HMというより“青春ロック”と言うべきテイスト。デビュー当初の若くて美しいジョンも必見 ♪

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


続きはこちら >>

スポンサーサイト



tags : 1984年 HR/HM せつない愛 青春 

comment(6) 

「ボーン・トゥ・ビー・マイ・ベイビー」ボン・ジョヴィ

2019.08.16

category : Bon Jovi

Bon Jovi - Born To Be My Baby (1988年)

ボン・ジョヴィのマイ・ベスト・ナンバー♪ 込み上げる熱情は、これでなくては伝え切れない!

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


続きはこちら >>

tags : 80's HR/HM 熱い 男の恋 

comment(4) 

「禁じられた愛」ボン・ジョヴィ

2018.11.16

category : Bon Jovi

Bon Jovi - You Give Love A Bad Name1 Bon Jovi - You Give Love A Bad Name2


Bon Jovi - You Give Love A Bad Name (1986年)



~概要~

「禁じられた愛」は1986年8月18日に発売されたボン・ジョヴィの3rdアルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(Slippery When Wet)』からの先行シングルで、ほぼ初めてのヒットで初めてのBillboard Hot 100のNo.1(年間30位)を記録した作品です。
ボン・ジョヴィは1984年にデビューし、日本では当時から「Runaway」(のカバー)がドラマ主題歌(1985年)に起用されるなど想定外の人気を獲得していましたが、本国アメリカでは2枚のアルバムまでで想定したレベルの成功は得られていませんでした。


そこでメンバーは、【Kiss】のポール・スタンレーに紹介されたデズモンド・チャイルド(Desmond Child)を楽曲のライターに迎えることを決断します(ボン・ジョヴィは1984年にキッスのサポートとしてヨーロッパ・ツアーに帯同した)。
デズモンド・チャイルドは1979年にポールと「ラヴィン・ユー・ベイビー(I Was Made For Lovin' You)」を共作し、後年ボン・ジョヴィ以外にもエアロスミスの復活やリッキー・マーティン大ブレイク(「Livin' la Vida Loca」の作者)の立役者となる人物です。
そのデズモンドと最初の共同作業となったのが、「禁じられた愛」でした。
ジョン・ボン・ジョヴィとリッチー・サンボラ、デズモンドの3人はニュージャージーにあるリッチーのお母さんの家の地下に集まり、創作を始めました。
以下、リッチーによると…

タイトルはすぐ浮かんだ…ジョン;‘「You Give Love A Bad Name」はどう?’-‘それだ!’僕は叫んだよ。次にリフが生まれ、それに合うコーラスを書き、詞を当てはめていったら1日でできた。バンドが演奏を繰り返すうちに、転調とコーラスがいい感じで、そこからヴォーカルとギターのパートを作っていったんだ…

但し、イントロ無しで冒頭から歌唱されるインパクトあるサビのメロディを考えたのは、デズモンド・チャイルドです。
1986年7月にリリースされた「禁じられた愛」の少し前、5月にボニー・タイラーが「If You Were a Woman (And I Was a Man)」という曲を発表していますが作者はデズモンドで、歌詞は異なっているものの、この曲のサビはほぼ同じものが使われています。


【ボン・ジョヴィ=visual】というイメージが確立されたのも本作が最初で、ジョンやリッチーの甘いルックスの魅力を最大限に引き出したPVは、女性を中心としてファン層を飛躍的に拡げることに貢献しました。
当時ボン・ジョヴィはサザン・ロック・バンドの代表格・38スペシャルのオープニングアクトとしてツアーを回っていましたが、MTVが「禁じられた愛」のPVを流すようになると人気が逆転、たちまちボン・ジョヴィがヘッドライナーを務めるようになったといいます。
以降80年代後半はHR/HMがトレンドな時代となりますが、その多くがボン・ジョヴィのような“美形”を擁したバンドで、爽やかでスポーティーな映像美に彩られたPVが量産されるようになったという意味で、「禁じられた愛」が大きな流れを作ったといえるでしょう。


 
 



~Lyrics~

Paint your smile on your lips
その唇に微笑みを彩り
Blood red nails on your fingertips
指先には、朱殷(しゅあん)の爪

【An angel's smile】と、【put me through hell】を併せ持つ女性…
【Blood red nails】は、その後者をイメージさせます。

【朱殷(しゅあん)】は日本の赤系の伝統色で、“時間がたった血のような暗い朱色”のこと。
源頼朝の墓所である法華堂跡の碑文にも、“一族郎等 五百余人ト偕 ニ自尽シ 満庭 朱殷ニ染メシ処トス”と記されています。
海外では実際に【Blood red nails】といった使われ方はあるようですが、日本のファッションの世界で【ブラッドレッド】と言うのだろうか…?


A school boy's dream, you act so shy
ウブな少年の夢、女はウブを演じる
Your very first kiss was your first kiss goodbye
お前の最初の口づけは、さよならのキス

ここも、サビの【I play my part/And you play your game】に通じるものがあります。
“男はロマンチスト、女はリアリスト”というのは耳にしたことはありますが…
男性は女にウブの幻想を抱き、女性はそれを計算に入れて演じ、お目当ての男を手に入れる?

…だとしても、【first kiss goodbye】というのはあんまりでしょう。
【you can't break free】は、男の精一杯の強がり?


Shot through the heart And you're to blame
息子さーんは中3で~
You give love a bad name (bad name)
受験勉強してーた~(してーた~)

主人公は受験生なので、「禁じられた愛」というタイトル…
…な、ワケはありません! 

日本語は、2010年に放送された『日清カップヌードル』のCMで歌われた替え歌です。
これはお馴染みの有名曲のPVで歌手が替え歌するというシリーズ(MISIA、ジャミロクワイ、GLAY)の第4弾で、ボン・ジョヴィが起用されたものでした(BJのはライブ映像)。
当時、本人が替え歌を歌っているのか話題となったシリーズですが、果たして本作はジョン本人が歌唱している?





~Epilogue~

私は幸運にもデビュー時からボン・ジョヴィを聴く機会に恵まれていましたが、「禁じられた愛」を初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。
ちょうどそれはレコード店にいた時のことで、冒頭のアカペラ・コーラスを聴いた瞬間鳥肌が立ち、“これで彼らはNo.1になる”と確信しました。

「禁じられた愛」は明らかにそれまでの作品群にはなかった“威風”を放つ楽曲に思えますが、当初ジョンは“まるでマイケル・ジャクソンみたい”と、リズムを嫌がっていたそうです。
でもそれを受け入れたことが、彼自身の大きな成長に繋がったんだ…”デスモンドはこの時の彼が下した決断を、そう評しています。
最初はみんな【Bon Jovi】って何なのかさっぱり知らなかったんだ。バンド名がジーンズなのかピザ屋なのかも分かってなかった…”
それ以前を振り返るジョンの言葉は、「禁じられた愛」がもたらした彼自身の運命の激変を物語っています。


Shot through the heart
撃ち抜かれた心
And you're to blame
お前のせいさ

このラインはジョンのアイデアといわれますが、実は1984年の1stアルバム『Bon Jovi』でも彼は「Shot Through The Heart」という曲を発表しており、歌詞も「禁じられた愛」と同様のテーマで、何か“特別な拘り”を感じさせます。
1984年というとジョンが女優ダイアン・レインと交際していた頃で、ダイアンによるとその期間は僅か5か月だったそうです。

Bon Jovi - You Give Love A Bad Name4 Diane Lane 1984

「禁じられた愛」についてダイアンとの関係が投影されたとする説もあり、ボン・ジョヴィの元ツアー・マネージャーの告白本には、ダイアンがリッチー・サンボラと時間を過ごすようになり始めたのをジョンが嫉妬していたという言及もあったようです(ただし、ダイアンとリッチーが実際に交際に至ったかは写真など実証に乏しい)。
一方で、同書には当時人気絶頂だったジョンの“ロック・スターらしい[やんちゃ]ぶり”も掲載されており、こちらは“動かぬ証拠”でネタとしても圧倒的にインパクトがありました。
(※教育上よろしくないので、その具体的な内容についてはお知らせいたしません

You give love a bad name (bad name)
お前は、愛に汚名を着せる

若いころはやんちゃもした… Jon Bon Jovi

その後、ジョンは1989年にドラティア・ハーレイさんと結婚…
以来ふたりは30年近く“愛の美名”を守り続け、来年結婚30周年を迎えます。



「禁じられた愛」


続きはこちら >>

tags : 音楽 Lyrics 和訳 洋楽 

comment(6) 

「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」ボン・ジョヴィ

2013.11.28

category : Bon Jovi

Bon Jovi - Ill Be There For You1 Bon Jovi - Ill Be There For You2


Bon Jovi - I'll Be There For You(1989年)


~『Because We can Tour』~

洋楽史上、最も日本と親しい関係を築いたロック・スター、ボン・ジョヴィ。
1984年の初来日から数えて、“29年で20回目”となる今年の『Because We can Tour』は12月3日(京セラドーム大阪)・4日(東京ドーム)の予定です。
この曲は数あるボン・ジョヴィ作品の中でも“私のNo.2”であり、もちろん今回のツアーでもセット・リストに入っていますよ♪

ただ、ちょっと(かなり?)心配な情報もあって…(詳細は後述)。


~概要~

「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」は1988年の4thアルバム『ニュー・ジャージー(New Jersey)』からの3rdシングルとなるバラードで、Billboard Hot 100では前回紹介したマドンナの「ライク・ア・プレイヤー」と入れ替わりにNo.1(年間23位)となりました。
今年リリースされたアルバム『What About Now』も全米1位に輝き、今もってその存在感を誇る彼らですがシングルとしては現在の所この曲が最後のNo.1ということになります。

ジョン・ボン・ジョヴィリッチー・サンボラのコンビによる共作で、1986年の前作『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』にも「ネヴァー・セイ・グッドバイ」というバラードがありましたがアメリカではシングル・カットされておらず、「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」の大ヒットにより自信を掴んだ彼らはこの後も「ベッド・オブ・ローゼズ」や「オールウェイズ」などの名曲をTop10へと送り込みました。

抑え目でシンプルな演奏は楽曲の美しさを際立たせ、ジョンのヴォーカルを存分に味わうことができます。
しかし、この曲でそれ以上に“胸キュン”させるのがワイルドなリッチーのコーラスで、特にジョンのリードと激しく絡み合うアタリは絶品!
PVも彼らが演奏する様子を映した極めてシンプルな映像ですが見せ方がカッコよく、テンガロン・ハットを被り“陰影”で映し出されるリッチーにはホレボレするのではないでしょうか?
コーラス好きの私にとって、タマらない歌と映像です♪

あぁ…、それなのに…


~リッチー・サンボラ脱退!?~

今回の『Because We can Tour』は今年2月からスタートしていますが、3月17日のテキサス州ラボック公演を最後にリッチー・サンボラは“娘との時間を過ごすため”を理由にしてバンドを離脱しています。
このため、以降のツアーではフィル・Xをリッチーの代役に立てて回っているようなのです(ドラムのティコ・トーレスも9月に虫垂炎の手術のため、一時離脱していた)。
8月末頃の報道によるとジョンとリッチーの関係が拗(こじ)れているとか、リッチーがツアーの同行に法外な報酬を要求したとか、中には“リッチーの脱退”を報じるものまでありました。

気になるのは、インタビューでリッチーが“来年1月にオーストラリアでソロ公演を行う予定”と明かしていることで、噂を裏付けてしまうようなハナシですが…
…んっ!?
オーストラリアといえば、“『Because We can Tour』の最終は12月17日のオーストラリア公演”です。
コレって、ただの偶然…?

一方で、事あるごとにリッチーは“脱退を否定”していて、“永遠に戻らないわけじゃない”と話しているようです。
リッチーはバンドに欠かすことのできないリード・ギタリストですが、それ以上に私は「アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー」にみられるように“ヴォーカリスト”として彼の存在を評価しています。
彼がこのまま脱退してしまうことは99%ないと私は信じますが、いずれ戻るならそれは…

でしょう!”(今更…?

何故なら、4日の東京公演は記念すべき“100回目の日本公演”ですから!
何しろこの日本は“ボン・ジョヴィの聖地”、そんなシャレた“サプライズ”があっても不思議ではありません!?
モチロン、大阪から戻ってくれたら尚うれしいですネ♪


~Lyrics~

I guess this time you're really leaving
今度こそ、本当に出て行くんだね…
I heard your suitcase say goodbye
君のスーツ・ケースが、サヨナラを告げているよ

冒頭の部分ですが、このフレーズだけで“状況”が飲み込めるでしょう。
blueの入った、遣る瀬ない曲調によく合っています。
まるで、ドラマの1シーンを見ているかのように情景が浮かぶのでは?


You left me drowning in my tears
自分の涙に溺れる僕を置き去りに
And you won't save me anymore
もう、救いの手を差し伸べてもくれないのかい?

お互いに一杯いっぱいの状況で相手も助けようがないのに、救いを求めています。
この辺になると、もう遣る瀬ないではなく“感情が爆発寸前”といったカンジでしょうか…。
疑問文ではありませんが、ジョンの歌のボルテージがかなり上がっていくフレーズなので、“訴え掛け”るように訳してみました。


But I wanted to be your valentine
でも、君のvalentine(恋人)でいたかった…

valentineは、バレンタイン・カードを意味し、それを贈る恋人を指します。
Vが大文字になると語源となった聖バレンタインを指すようになり、“君にために命を捧げる男”…みたいな意味合いも込められるかもしれません。


~Epilogue~

I'll be there for you …

何故、このタイトルなのでしょう?
この歌は、彼女が出て行く場面から始まります。
詞中から窺えるその原因は、“彼女の大切な瞬間、そばにいてあげられなかった”ことにあるのではないでしょうか…。

一人の喜びは二人のものとして共有し、一人の苦しみは二人で力を合わせ背負う…

彼女は、そんな関係を望んでいたのでしょう。
でも、彼はそれを叶えてあげられなかった…。
それ故に、“今度こそ、そばにいるよ!”と誓っているというわけなのです。

はてさて、この二人の未来はどうなったのでしょうネ…?
(ジョンとリッチーの未来も…


アイル・ビー・ゼア・フォー・ユー

“Lyrics&歌詞和訳”は下の“続きはこちら>>”をクリックして表示させてくださいね♪

おすすめ記事
“ハート”カテゴリへ>>
“エアロスミス”カテゴリへ>>
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪


続きはこちら >>

tags : 1989年 バラード/Rock 情熱の愛 名作MV 

comment(14) 

プロフィール

Beat Wolf

Author:Beat Wolf
ジャンルを問わず音楽が大好き♪


参加ランキング
最新記事

全タイトルを表示
Artists
リンク
このブログをリンクに追加する
☆『相互』をご希望の方は、お気軽に♪
最新コメント
QRコード
QR

Copyright ©I Wish~洋楽歌詞和訳&解説. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha. Photo by sozai-free 2000px.