I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

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「フロム・ザ・ハート」ブライアン・アダムス

2014.07.18

category : Bryan Adams

Bryan Adams - Straight From The Heart1 Bryan Adams - Straight From The Heart2


Bryan Adams - Straight From The Heart (1983年)


~Prologue~

みなさんは、ブライアン・アダムスをご存知ですか?
カナダ出身のロック・シンガーで、90年代の“映画『ロビン・フッド』や『三銃士』のテーマ曲を歌った人”といえば思い出していただけるかもしれません。
これらの名バラードは世界中で大ヒットしましたが、夏がまだ若いこの時期は、青臭くて汗の似合うロック・バラードはいかがでしょう?

ブライアン自身の成長と共に歌の表現も変わってゆくので、一人の男の成熟過程もお楽しみください…。



~概要~

「フロム・ザ・ハート」は1983年の3rdアルバム『カッツ・ライク・ア・ナイフ(Cuts Like a Knife)』からの1stシングルで、ブライアンにとって初めてBillboard Hot 100でTop10入り(週間10位/年間71位)を果たした作品です。

彼は当時23歳でしたがこの作品はデビュー前の1978年、まだ18歳の時に書いたもので、友人のEric Kagnaが考えたタイトルからストーリーが創作されました。
しかし作品は彼本人によるレコーディングが実行されぬまま、1980年に Ian Lloyd によって初めて世に出ることとなります。
82年末にようやくブライアンがこの曲のレコーディングを果たしシングル・リリースまで至るものの、Rosetta Stone のカバーver.が1ヶ月前、チャートを上昇中にもボニー・タイラーのカバーがリリースされるなど同作品の発表時期が重なってしまいました。



~年代に伴う変化~

オリジナル音源版

現在ブライアンの公式YouTubeチャンネルでUpされている動画は3種類ですが「フロム・ザ・ハート」の“オリジナル音源”はこれに含まれていないので(多分PVは制作されていない)、とても貴重です。
また、この動画は歌詞をナビゲートしてくれるので、一緒に歌うにも便利ですよ♪

メインに採用した映像は唯一当時の映像(ライブ)ですが、ブライアンも観衆も互いの応答に慣れていないのか、まだぎこちなさがあります。
でも未成熟だからこそ、若者の溢れるアツい想いを“真っ直ぐに伝えよう”と懸命なひたむきさが作品本来の世界観を表していて、心を揺らされることでしょう…。




ライブ 1

30代前半ぐらい…?
20代の頃に比べると、ルックスも音楽もかなり洗練されています。
“青臭さ”も取れ、男として心身のバランスの良い年代です。
パフォーマンスにも、それが感じられます♪




ライブ 2

40代…?
オリジナルは“甘酸っぱさ”が魅力ですが、ここでそれは“黄昏(たそがれ)”に変貌しています。
若い頃は“自分が盛り上げなくちゃ”という気負いが先行しているのに対し、ここでは“会場の空気はみんなで創るもの”と達観しているかのようです。
あぁ、こんな素敵な雰囲気の中の一員でいたいなぁ…。





~Lyrics~

I could start dreamin' but it never ends
胸に芽生えたこの夢は、決して終わらない
As long as you're gone we may as well pretend
君が行ってしまうなら、“ふり”だっていい

“片思い”であろうと、この夢を描き続ける覚悟を決めたのでしょう…。
過去に同じ心境のTOTO「ストップ・ラヴィング・ユー」を紹介しましたが、こういう“負けないぞ!”の感情を含ませるのにロックほど打って付けな音楽表現はないですね!


You say it's easy but who's to say
“簡単”と君は言うけれど、そんなの誰にも分かりはしない
That we'd be able to keep it this way
僕らがずっと変わらずいられるかなんて

人と人は、遠い未来を見過ぎて不安になり、現在という時間を共有している喜びを忘れ心を違えてしまうことがあります。
もし、人に尻尾が生えていたなら 
その瞬間の喜びをもっと素直に、偽りなく伝えられるのに…。


Tell me we can make another start
“もう一度、やり直せる”と、言っておくれ
You know I'll never go
そうさ、僕は離れない

彼は毎日、心の中で同じ問答を繰り返しているのでしょう。
こうしている限り、彼は心の中で彼女と一緒にいられるから。
“離れない”は、物理的な孤独は耐えられても心理的な孤独は耐え難いということ。
本当の孤独とは、心の中にさえ思い浮かべるべき人が存在しなくなった時…。



~Epilogue~

ブライアンがこの作品に創作当時の自分を投影していると仮定するなら、主人公も18歳位?
18歳といえば人生に於いて大きな分岐点となる時期です。
進学や就職で地元を離れる必要性が生じ、それまで親しくした人たちとも多く別れが訪れることになります。
私は、そんなストーリーを想像してしまいました…。

恋人は強い絆があるから大丈夫と思いきや、遠距離でその強い絆を維持するのが困難となり別れてしまうケースも少なからず、この主人公もそうだったのかもしれません。
“替わりが利く”相手なら別の人を見つければ良いのですが、そうでない人は…。

As long as I know
その日が来ると信じてる
It's coming straight from the heart
心から、ただ真っ直ぐに…



「フロム・ザ・ハート」



Writer(s):Bryan Adams, Eric Kagna /訳:Beat Wolf


胸に芽生えたこの夢は、決して終わりはしない
君が行ってしまうなら、“ふり”だっていい
夢みてきたんだ
心から、ただ真っ直ぐに…

“簡単”と君は言うけれど、そんなの誰にも分かりはしない
僕らがずっと変わらずいられるかなんて
それならば…
ただ、真っ直ぐでいる方が簡単さ

あぁ…君の心の声を聴かせておくれ
“もう一度、やり直せる”と…
そうさ、僕は離れない
その日が来ると信じてる
心から、ただ真っ直ぐに…


いつか、君と街で出会っても
僕らの会話はぎこちないのだろうか…
夢みていたんだ
ただ、心の底から…

あぁ…君の心の声を聴かせておくれ
“もう一度、やり直せる”と…
そうさ、僕は離れない
その日が来ると信じてる
心から、ただ真っ直ぐに…


最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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tags : 1983年 バラード/Rock ピュアな愛 

コメント

ブライアン・アダムスかぁ~
今何してるんですかね?

2014.07.20  かぴさん  編集

かぴさん

シブくなって、相変わらずカッコいいですよ!

2014.07.20  Beat Wolf  編集

初めまして。

こんにちは。
いつも分かりやすい解説とYouTubeで楽しませて頂いて
有り難うございます。
訳詞も勉強になりますね~(笑)
これからも宜しくお願いします♪

2014.07.22  花音  編集

ライブ2最高ですね(≧∇≦)
会場との一体感☆

あ〜、ライブ見に行きたい(*^_^*)

2014.07.22  ☆dct☆  編集

Re: 初めまして。

初めまして。
ありがとうございます。
そう思っていただけると、とってもうれしいです♪
訳詞は、全体のストーリーを重視して
直訳から離れているので、ご参考程度に?(笑)

こちらこそ、宜しくお願いします♪

2014.07.22  Beat Wolf  編集

☆dct☆さん

…でしょう!
本来は83年のですが、後年のどのライブも捨て難くて
結局全部紹介することにしたのです。

でも歌詞を考えると、やっぱり83年の青臭さが一番合うんですよね…。
(贅沢な悩み!)

2014.07.22  Beat Wolf  編集

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2014.07.23    編集

匿名さま

恐れ入ります(笑)。
でも、あれこれ悩み振り絞っているのですよ!?

尻尾はパッと思いつきましたが
最後のまとめは、なかなか浮かばず苦しみました…。

2014.07.23  Beat Wolf  編集

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