I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

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「エンドレス・サマー・ナイツ」リチャード・マークス

2014.09.05

category : Richard Marx

Richard Marx - Endless Summer Nights1 Richard Marx - Endless Summer Nights2


Richard Marx - Endless Summer Nights (1988年)


~Endless Summer?~

みなさんは、夏がお好きですか?
9月に入り暦の上ではもう秋のはずですが、近年は地球温暖化の影響で実際の気温や皮膚感覚とはズレが大きくなってきていますね。

でも夏の暑さにはもうウンザリなのに、去りゆく季節にちょっぴり寂しさを覚えるのは何故?
今日は、季節が移り変わっても心の中はずっと“Endless Summer”を追いかける男の物語…。



~概要~

「エンドレス・サマー・ナイツ」は1987年の1stアルバム『Richard Marx』からの3rdシングルとしてBillboard Hot 100で2位(1988年の年間31位)を記録、これで“デビュー以来続くシングルTop3以上の連続記録”を更新することとなりました。
また、この作品が夏をテーマとしているのはタイトルの通りですが、Billboardスタッフが選ぶオールタイム・ベスト“Top 30 Summer Songs”でも堂々の6位にランクする定番曲でもあります。

作詞・作曲・プロデュース共にリチャード自身による作品で、ベースには“世界最高峰のベーシスト”ネイザン・イーストが参加しました。
作品はリチャードが恋人のシンシア・ローズ(後の妻)とハワイへ旅行した時に浮かんだそうで、「Endless Summer Nights」のゆったり感は“ハワイの夜の波打ち際”の雰囲気なのかもしれませんネっ♪

PVは“プールバー”が舞台になっていて、当時のビリヤード・ブームを知る人にとっては懐かいことでしょう。
2色の映像で構成され、淋しげな一人の男(カラー/現在)が恋人との楽しい想い出(セピア/過ぎ去った夏)を回想するストーリーとなっていますよ。

 Endless Summer Nights Live



~Lyrics~

Summer came and left without a warning
音もなくやって来て、去りゆく夏
All at once I looked and you were gone
振り返ると、そこに君はいなかった

without a warning】は“前触れもなく”ですが、そのままだと季節の変化に敏感な日本人には少し違和感があります。
そんな風に突然訪れた、彼女との別れ。 
でも、本当に“前触れ”は無かったのでしょうか…?


The way your hair would glisten in the sun
君の髪が煌めいて眩しかった
Rising in the afternoon
燦燦の昼下がり(the afternoon)
Making love to you under the moon
愛を重ねた燦爛の月(the moon)

この連は、“ハワイの想い出”なのでしょうか? 
“髪が煌めく”というとブロンドを思い浮かべますが、リチャードの恋人シンシアはまさにそうなのです!

2行目から韻を活かした巧みな表現となっているので、和訳も“昼下がりの燦燦/愛を重ねた月の燦爛”と言葉遊びを試みましたが、あまりに揃い過ぎるとラップみたいなので詩的趣きを考慮し上のようにまとめました。
ちなみに燦燦(さんさん)も燦爛(さんらん)も同義で、共に“光り輝く”の形容です。


So let's stay lost in flight
だから、このまま一緒に飛び発とう
Oh, won't you please surrender?
ねぇ、降参してくれる?

突然、彼の元を去ってしまった彼女。
諦めることなく、彼女の帰りを信じ続ける彼。
でも最後、念を押すように“降参してよ?”ってお願いしてるトコロが私のお気に入り♪



~Epilogue~

二人は、いわゆる“ひと夏の恋”だったのでしょうか?
PVでは、女性の方から誘っているようにも見えます。
もしかしたら、本当は“連れの男”から逃げたかったのかもしれません。
心に隙間がある時、人はその隙間を埋めてくれる“何か”を心の中で渇望するものです。
だからこそ、人と人は結びつく…。

I remember every moment
どの瞬間も、この心に刻まれている
of those endless summer nights
永遠に終わらない夏の夜…


日本にも、こんな物語があります。

ある日男が、苦しんでいる女を助けてあげました。
やがて女は“姿を変えて”男の前に現れ、二人は恋に落ち夫婦となります。
働き者の女のお陰で男の生活は豊かになりますが、禁じられていた
“ある約束”を破ったため、女は男の前から姿を消してしまうのでした…。


どこか、見覚えがあるのでは? 
これは木下順二の戯曲、『夕鶴』です。

一方にとっては“たった一度の過ち”でも、もう一方にとってそれは“致命的な過ち”ということはあります。
相手がかけがえのない存在だからこそ、“その間にある大切な何かを守るため袂を分かつ”という選択もあり得るのではないでしょうか?
人と人の絆って、近しいほど実は繊細なもの…。



「エンドレス・サマー・ナイツ」



Writer(s):Richard Marx /訳:Beat Wolf


音もなくやって来て、去りゆく夏
振り返ると、そこに君はいなかった
だけど今は、僕に想いを巡らし
共に歩むべき途を探し求めているだろう
かつての二人に戻るため…

君と出逢う以前に戻ってしまった、今の僕
心なしか、街も違って見える
たった一夜のため、一生を引き換えにしたっていい
ここに来て、君が固く抱きしめてくれるなら
あぁ…どうか、“あの頃”へと連れ戻しておくれ
Woh, woh

[Chorus:]

ビーチ沿いを、よく歩いたね
君の髪が煌めいて眩しかった
燦燦の昼下がり(the afternoon)
愛を重ねた燦爛の月(the moon)
Woh, woh, woh

覚えてる?
すべての夜、二人は静寂を愛し
君の吐息の一つひとつが、僕のものだった
きっと、そんな日々が取り戻せるさ
“あなたと一緒にいる”と言ってくれたなら
やがて太陽が、君の心を僕の下へと運んでくれる
Woh, woh, woh

[Chorus:]

届け得る言葉に限りはあるけれど
どうか、逃げ出さないで
未だ見ぬ二人の明日から
今夜、君と僕は二人きり
だから、このまま一緒に飛び発とう
ねぇ、降参してくれる?

[Chorus:]
どんなにか、君が愛してくれただろう
二人の時間は、サヨナラまでたっぷりあったはずなのに…
どの瞬間も、この心に刻まれている
永遠に終わらない夏の夜…


最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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tags : 1988年 AOR せつない愛  

コメント

燦燦と燦爛同じ意味なんですね。
使い方が面白い。

夕鶴・・・なるほど。

ねえ、降参してくれる。あたり好きですね(*^_^*)

2014.09.11  ☆dct☆  編集

☆dct☆さん

言葉遊びで用いましたが
大体同じようです。

夕鶴みたいな事情だったら仕方ないと思いますが
そうでなかったら、「降参」してあげて欲しいですね!(*^^*)

2014.09.11  Beat Wolf  編集

おはようございます^ ^
ねぇ降参してくれる…ってカワイイですね♬( •ॢ -ॢ)-♡”
そんな風に言われたら降参するしかないなぁ私なら(笑)

2014.09.12  きり  編集

きりさん

きりさんだったら、降参してくれちゃいますか?
懐が深いですね!

長く付き合える人って、その辺の「阿吽」が上手いのでしょうね♪(*^-^*)

2014.09.12  Beat Wolf  編集

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