ジョー・コッカーの“前職がガスの配管工”というのは有名なハナシですが、彼がビートルズに所縁の深い人物であることも、また然り。 何せ1964年のデビュー曲「I'll Cry Instead」から「With a Little Help from My Friends」(過去ログ)、「Something」(過去ログ)、「She Came In Through the Bathroom Window」と、60年代にメンバー全員の持ち歌を制覇(カバー)している程ですから。 しかも、メンバーに直接“楽曲のおねだり”もできる間柄でした!
1974年には4thアルバム『I Can't Stand In The Rain』を発表、「美しすぎて」はその2ndシングルでBillboard Hot 100で5位(1975年の年間65位)を記録し、デュエット曲「愛と青春の旅だち」を除けばアメリカで最も成功した作品です。 また、ジョー・コッカーの「美しすぎて」は1993年にアル・パチーノの主演映画『カリートの道』の主題歌として起用され、日本ではジョーを含め複数のバージョンで数多くのCM(パーラメント/TDK/ホンダ...etc.)”に使われたので、ご記憶の方もあるのではないでしょうか…。
オリジナルは5分弱の長い作品であるのに対しジョーのバージョンは2分40秒程とかなり短く、実質わずか4行の内容だけに焦点を当て2度繰り返して歌っているので、“You are so beautiful to me”のフレーズが歌詞全体の半分を占めています。 これをそのまま直訳して表記すると“君はとても美しい”だらけになってしまうため、今回の和訳では同じ英文は言葉を換えて表現したり創作になっていたりすることをご了承ください。
Such joy and happiness you bring 君が蒔いた、喜びと幸せの種 Such joy and happiness you bring こんなにも、ときめきと満ち足りた人生をもたらしてくれた
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