「愛を感じて」は1994年公開のディズニー長編アニメーション映画『ライオン・キング』の挿入曲としてエルトン(作曲)と、ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』などの作詞家ティム・ライスによって創作された作品で、Billboard Hot 100では4位(年間18位)を記録しました。 『ライオン・キング』は映画自体記録的な大ヒット(2015年現在、映画史上最も観客動員数が多かったアニメ映画※)を記録した作品ですが、エルトン&ティム・ライス作品が大半を占めるサウンドトラック・アルバムも1500万枚を売り上げ、“世界で最も売れたアニメーションのサウンドトラック”としてギネス認定されています。 (興行収入は『アナと雪の女王』が上ですがインフレ調整を考慮すると、本作が上)
「Can You Feel The Love Tonight」は、劇中ではシンバ(ジョセフ・ウィリアムズ)、ナラ(サリー・ドゥオスキー)、ティモン(ネイサン・レイン)、プンバァ(アーニー・サベラ)、クリストル・エドワーズらによって歌われ、エンド・クレジットでエルトンver.が流れます。 映画で元TOTOのジョセフ・ウィリアムズがライオン役で歌うという意外な本作品ですが、エルトンver.のバック・ヴォーカルにはキキ・ディー(1976年「恋のデュエット」でエルトンと共演)やリック・アストリーが参加していることも特筆すべき点でしょう。
1994年の『アカデミー歌曲賞』には『ライオン・キング』から「Circle Of Life」、「Hakuna Matata」など3曲がノミネートされており、最終的には「愛を感じて」が同賞を受賞しています。 また、「Can You Feel The Love Tonight」は『ゴールデングローブ・主題歌賞』も受賞。 さらに1995年、エルトンは本作品によって『グラミー・最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞』を受賞していますが、この時点でキャリア26年を誇る大スターの彼にして意外にもこれが記念すべき“グラミー初受賞”でした! (…というか、現時点でコレが唯一の受賞!)
~Lyrics~
It's enough to make kings and vagabonds あぁ…王侯であれ、流れ者であれ Believe the very best 愛は、この世で最も信じるに足るものなんだ
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