I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

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「愛のセレブレーション」ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラック

2013.06.17

category : Roberta Flack

Peabo Bryson Roberta Flack -Tonight,I Celebrate My Love1 Peabo Bryson Roberta Flack -Tonight,I Celebrate My Love2


Peabo Bryson &Roberta Flack -Tonight,I Celebrate My Love(1983年)



~Prologue~

6月は当ブログとしてはネタに困らない月ですが、本日はそのうちの1つ…
“ジューン・ブライド”(June bride/6月の花嫁)に焦点を当て、ブライダル関連でよく使われる作品を特集いたします。
この曲は1983年の作品ですが日本でよく知られるきっかけとなったのが1989年(平成元年)の小柳ルミ子と大澄賢也の結婚披露宴で、ここでダンスをパフォーマンスした際のBGMが「愛のセレブレーション」だったことから“ウェディング・ソング”として浸透していったというワケです…(作品自体は結婚をテーマとしてはいない)。


~概要~

ロバータ・フラックは1973・74年と、2年連続でグラミー・最優秀レコード賞(Record Of The Year)を授賞した類まれな女性ソウル・シンガーで、“ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー”に名を連ねる(49位)男性R&Bシンガー、ダニー・ハサウェイとのデュエット作品も数多く残してきました。
ところが1979年にダニーが亡くなってしまい、大切な仕事上のパートナーを失ってしまいます。
その後任として名前が挙がったのがピーボ・ブライソンで、ソフトな“シルキー・ヴォイス”はロバータとの相性は抜群でした。

二人はまず、1980年に共同でライブ・アルバム『Live & More』を発表します。
その後82年のロバータのアルバム『I'm the One』でも一部共演すると、翌83年には二人のデュエットで構成された『Born to Love』を発表しました。
このアルバムに収録されたのが「愛のセレブレーション」で、アメリカ・Billboard Hot 100では16位・イギリスでは2位を記録しています。

二人の共同アルバムはこれきりでしたがピーボ・ブライソンは90年代にディズニー・アニメの主題歌で活躍し、『美女と野獣』の「ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣」でセリーヌ・ディオンと、『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」をレジーナ・ベルと共演し、ますますデュエット・シンガーとして磨きをかけてゆきました。


~作品~

作者はキャロル・キングの元夫であり“Top40ヒット59曲の作詞家”ジェリー・ゴフィンと、ホイットニー・ヒューストンの「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」を作曲したマイケル・マッサー
この作家コンビは、やはりウェディング・ソングによく用いられるジョージ・ベンソンやグレン・メデイロスの「変わらぬ想い」も生んでいます。

“Celebrate”は儀式を行なうといった意味で、原題の「Tonight,I Celebrate My Love」は直訳すると“今夜、私の愛の儀式を行ないます”となるでしょう。
じゃあそれがどんな儀式かというと、“I make love to you”と歌われています。
“make love”は単に愛し合うというよりも“肉体関係を伴う”ものを指し、それを“今夜執り行う”というワケです。

んっ!?
二人が一夜を共にするのが儀式となるってコトは…!
そう、この“二人にとって今夜が初めて”ということになります。

あれっ!?
“この二人、すでに深い仲じゃなかったの?”

実は、この二人の関係
…に、ついては“動画を見てのお楽しみ”として、その一線を越えるための儀式であるということです。
“Celebrate”というと“祝賀する”といった華やかな意味合いもありますが曲調を聴いて解るとおりこの作品には厳かな空気が流れ、その静寂さが二人にとってどれほど大切な儀式であるかを伝えています…


~今回の動画について~ (※動画は変更いたしました)

こういった作品の空気感を、私は動画でもそれを表現したいと思いました。
厳かで、静寂な夜、二人だけの神聖な儀式…

それがしっくりくる具現とは何だろう…?
思案の結果、最も近いイメージとして辿り着いたのは“キャンドルの炎”でした。

暗闇に静かに灯る小さな炎…
そこには、どこかホッとする安らぎと心惹く魅惑があり、私たちはこういう感覚を求めて恋をするのかも…

…ナンて、ネっ!?



「愛のセレブレーション」


Writer(s): Gerry Goffin, Michael Masser/訳:Beat Wolf


R
今宵、あなたに愛を捧げます
こうなることが、まるで自然なの…

P
今宵、僕らを邪魔する者はない
全てを置いて、二人だけの世界へ旅立とう

P & R
そして、あなたと結ばれる…

R
今宵、あなたに愛を捧げます
心から、あなたもそう思ってくれる?

P
今宵、二つの魂は天に昇る
ダイヤモンドいっぱいの、あの空へと

P & R
そして、あなたと結ばれる

今宵、あなたに愛を捧げます
真夜中の太陽も、二人を祝福してくれる

P
もう、二人を隔てるものは何もない

R
あなたに触れていられる…それだけでいい
今宵…

あなたに愛を捧げ
古びた世界も、今宵生まれ変わる

P
そして、出逢うだろう
友だちから最愛の人となる、あなたに…

P & R
そして、あなたと結ばれる

今宵、あなたに愛を捧げます
真夜中の太陽も、二人を祝福してくれる

P
もう、二人を隔てるものは何もない

R
あなたに触れていられる…それだけでいい

P & R
今宵、あなたに愛を捧げます

R
Tonight


最後までお読みいただき、ありがとうございました♪

ピュアなラブ・ソング…
「僕の歌は君の歌」エルトン・ジョン
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tags : 1983年 バラード/soul ピュアな愛 結婚 デュエット 

コメント

ごめんなさい<(_ _)>

先に謝ります<(_ _)>

この歌は…
小柳ルミ子・大澄賢也「旧」夫妻を、
思い出してしまうのですぅぅぅ…(/_;)

クルクル回る…ルミ子夫妻…♪

2013.06.17  sunbluelovely  編集

はじめまして

こんにちは♪

『愛のセレブレーション』
私が20代のころによく聞いた印象深い一曲です。
スローなテンポとのびやかな歌声。
うっとりでした♪

2013.06.18  あんず  編集

静かなときめき

こんばんは!

ロバータ・フラックの優しい歌声が好きですね(*^-^*)

歌と同時にキャンドルの優しい炎が

静かに二人の愛を燃やしているようですね~(*´∀`*)ノ



2013.06.18  chiyuki  編集

Re: ごめんなさい<(_ _)>

やっぱりそうですか…。
私も、その話題は触れようかどうか迷いました。
幸い、私はその記憶が鮮明じゃないのでトラウマにはなってませんけど。

でも、こんな名曲もったいない…!v-239

2013.06.18  Beat Wolf  編集

Re: はじめまして

こちらこそ♪v-290

よくお聴きになりましたか!
私はFMでこの曲を知りましたが、当時の流行りとは違う
時間が止まるような厳かさが印象的でした。
個人的にも、ロバータの声が大好きです…。

2013.06.18  Beat Wolf  編集

Re: 静かなときめき

ロバータ・フラックは、黒人独特のアクがないので
メロディーの美しい曲が引き立つネ…。

キャンドルに触れてくれて、ありがとう♪
暗闇の中のキャンドルって、見入ってしまうよね。
ああいう雰囲気が、好き…v-470

2013.06.18  Beat Wolf  編集

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