I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「ウォーキング・オン・サンシャイン」カトリーナ&ザ・ウェイヴス

2017.05.12

category : 1980年代

Katrina The Waves - Walking On Sunshine1 Katrina The Waves - Walking On Sunshine2


Katrina & The Waves - Walking On Sunshine (1985年)



~心に輝く一つの太陽~

カトリーナ&ザ・ウェイヴスとかいわれて耳慣れない方も多いかもしれませんが、曲名やバンド名は知らなくても歌を聴けば思い出せることって、よくあるでしょう?

実は「ウォーキング・オン・サンシャイン」は、『ザ・一発屋 2リターンズ われらが青春の日々』という企画盤CDにも収録されていた作品。
“一発屋”というカテゴリに入れられていることについて不本意に思われる方もおられるでしょうが、時代の流れと共にいずれ褪せゆく宿命にある流行文化の中に於いて、たとえ一つでも人々の心にインパクトを与えることができたというのは、考えてみればとても名誉なことです。

この時代に流行した幾つかの文化を思い出しながら、お楽しみください…。



~概要~

「ウォーキング・オン・サンシャイン」を歌っているカトリーナ・レスカニックはアメリカ人ですがお父さんの仕事の関係で1976年頃からイングランドに移住、程なくボーイフレンドのヴィンス・デ・ラ・クルーズらとバンド活動(Mama's Cookin')を始めます。
1981年頃ドラムスのアレックス・クーパーが過去に所属していた【The Waves】の中心人物だったキンバリー・リューを勧誘し、その後バンド名も【Katrina & The Waves】となりました。

1983年、彼らはLPを制作しレコード会社に売り込むも、契約してくれたのは大西洋を越えたカナダのマイナー・レーベルAttic Recordsだけでした。
同年カナダで発売されたこのデビュー・アルバムは『Walking on Sunshine』といい、タイトルからわかるように実は「ウォーキング・オン・サンシャイン」はこの時初めて発表された作品です。
(このアルバムにはバングルスが1984年にカバーすることになる「Going Down to Liverpool」も収録)

更にもう1作キャリアを重ね1985年、ついにアメリカ大手キャピトル・レコードと契約、カナダ時代の2枚のアルバムから10曲を選曲しリミックスしたのがアルバム『Katrina and the Waves』でした。
もちろん「Walking on Sunshine」もこれに収録されましたが、この時点で「Going Down to Liverpool」と共に新しくレコーディングし直され、本曲は1stシングルとしてリリース、Billboard Hot 100で9位(年間75位)と大ヒットを記録しています。

しかし日本の多くの方が知る彼らの活躍は恐らくここではなく、1987年に“あの映画”の挿入曲として起用されたことではなかったでしょうか?
その映画とは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で当時世界のアイドルとなっていたマイケル・J・フォックス主演のコメディー映画『摩天楼はバラ色に(The Secret of my Success)』です。
このサウンドトラックにはナイト・レンジャー(主題歌「The Secret Of My Success」)やパット・ベネター、バナナラマなど錚々たる顔ぶれが揃っているにも拘らず、恐らく多くの人にとって最も印象的に残っている曲は「Walking on Sunshine」だったかもしれません。
(但し、本曲は『摩天楼はバラ色に』のオリジナル・サウンドトラックには収録されていない)

 



~Lyrics~

I used to think maybe you loved me,
あなたは私を好きかも…って思っていたけれど
now, baby, I'm sure
今じゃ、確信してる

『摩天楼はバラ色に』の主人公ブラントリー(マイケル・J・フォックス)は就職に困って遠い親戚のおじさんが社長を務める会社のメール・ボーイとして採用されますがある日、社内で絶世の美女クリスティ(ヘレン・スレイター)と出逢い一目惚れしてしまいます。
ブラントリーは何とか彼女とお近づきになろうとするも、何せ自分はブルーカラーの下っ端、相手は会社の重役で洟(はな)もひっかけてもらえません。
そんな彼にとっての、“起死回生”とは…? 




And I just can't wait till the day
…だからその日を待ちきれなかったの
when you knock on my door
あなたがこの扉をノックしてくれるまで

一方“待ちきれなかった”のは、美しさを持て余し気味の社長夫人。
ブラントリーが彼女の運転手に配置されると彼を気に入り、熱烈にアタック!
…あれっ、でもこの二人の関係って…!? 




I feel alive, I feel the love,
生きてる…愛してるって実感する
I feel the love that's really real
本物の愛を

「Walking on Sunshine」は、劇中ではブラントリーが社内で“二足のわらじ”を履き替え走り出した場面で使われています。
一方“私生活”でも“二刀流”が形成され始めるなど、戦士に昼も夜も休息の暇などありません。
“The Secret of My Success”は、こうした彼の弛みない努力が実を結んだ成果だったというワケです…。

…ホンマかいな? 





~Epilogue~

映画『摩天楼はバラ色に』は、大都会での成功を夢みる一人の青年が“裸一貫”から大成功を手にするサクセス・ストーリー。
その秘訣について、主題歌「The Secret of My Success」は次のように語っています。

The secret of my success is I'm living 25 hours a day
成功の秘密は、“1日に25時間生きること”

どこかで聞いたようなフレーズですが“努力”を代弁したある意味ベタな回答で、実際劇中の主人公が公私に亘って“二刀流”を繰り広げるさまは、まさに歌のとおりです。


一方、「Walking on Sunshine」の主人公は“自分は愛されている”という確信によって、心が躍っているような印象を受けます。
しかしそれに反してPVに描かれる空は“曇天”で、一人半袖で笑顔を振りまきロンドンの街を闊歩するカトリーナ以外のメンバーは厚ぼったいコートの襟を立てて、何だか寒そうです。
(それにしても、カトリーナの“アメカジ+【CONVERSE】”ファッションに心が躍る方も多いのでは? 

この点はよく指摘されるギャップですが、現実のお天気には曇りや雨、雪の日もあれば嵐の日もあります。
雨の日もあるからこそ、“人智”の大切さがあるような気がします。


Now I'm walking on sunshine, whoa
今、お陽さまの光を浴びて歩いてる...
And don't it feel good
それって、ステキじゃない?

空に輝く太陽は、お天気次第
“心の中のSunshine”は、あなた次第



「ウォーキング・オン・サンシャイン」

“Lyrics&歌詞和訳”は下の“続きはこちら>>”をクリックして表示させてくださいね♪


Writer(s): Kimberley Rew /訳:Beat Wolf


あなたは私を好きかも…って思っていたけれど
今じゃ、確信してる
…だからその日を待ちきれなかったの 
あなたがこの扉をノックしてくれるまで
今じゃ、郵便受けに向かうたび
そんな気持ちを抑えなきゃならない
だって、ただ待ってるなんてできないんだもの
あなたが手紙をくれたり、来てくれるまで


今、お陽さまの光を浴びて歩いてる... whoa
それって、ステキじゃない?
きっと、すべては上手くいく
ステキじゃない?
Hey, yeah

あなたは私を好きかも…って思っていたけれど
今じゃ、それは間違いない
…だから一生を無駄に費やしたくないの
ただあなたを待っているだけなんて
今じゃ、週末のサヨナラだってしたくない
たとえ一日だって no, no...
…だから言っちゃった! 
“ねぇ帰らないで、一緒にいて”って



Walking on sunshine...

生きてる…愛してるって実感する
本物の愛を
生きてる…愛してる
本当の愛
陽の光を浴びながら
お陽さまいっぱい浴びながら…



お陽さまの光を浴びて歩いてる…


~Let's Singin'~

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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tags : 音楽 Lyrics 和訳 洋楽 映画 

コメント

Beat Wolfさんへ
アメリカがアメリカでウォーキングガールが
闊歩していた頃のストーリーでしょうか?
こんなに強引に迫られたらタジタジ。
でもタイプなら、悪い気がしないのかしら~♪

2017.05.12  みすてぃむーん  編集

みすてぃむーんさん

きっと、「そんな頃」のストーリーでしょう。
でも、みすてぃむーんさんだって
日本を闊歩する「ウォーキングガール」でしょう?(笑)

彼女が強引か、かわいいと思うかは
結局、お相手の好みのタイプ次第?(笑)

2017.05.12  Beat Wolf  編集

このFanVideo「摩天楼はバラ色に」じゃないっすか

Night Rangerのタイトル曲も大好きですが、この歌詞に合わせて聞くと「こっちもアリ」ですね。当時は「チョーノリノリ」で聞いてましたね。

当時はこんな感じで迫られたら~的妄想もありましたが、今聞くと「陽だまりをゆっくり散歩しましょうや」になっちゃいますね。33回転でEP聞く感じで。

とはいってもカトリーナの声は元気もらえて大好きです。アメリカ版の1stはもちろん買いましたし、復活作の「Love Shine a Light」も大好きでした。もう解散しちゃったんでしたっけ?

2017.05.14  地味JAM尊  編集

Re: このFanVideo「摩天楼はバラ色に」じゃないっすか

「摩天楼はバラ色に」、懐かしいでしょう?
ナイト・レンジャーは主題歌でしたね。
どっちも80年代らしいノリで、ワクワクしてきます♪

…おや?
「陽だまりをゆっくり散歩しましょうや」になってこられました!?
まだまだ老け込む齢じゃありません、負けずにがんばりましょう!(笑)

バンドは解散してしまったようですが
2014年にカトリーナがノリノリで歌っている映像がありました♪
https://youtu.be/GP7Kx-TQ8BU

2017.05.14  Beat Wolf  編集

Beat Wolfさんへ
青年が裸一貫から大成功を手にする。秘密は1日25時間で2足のわらじー!
とんとん拍子の成功は見ていて楽しいですね。
当時のアメカジファッション、この主人公が若かったですね。
でも歌っているカトリーナはだいぶ大人っぽい感じです。
この時代のアメリカと今のアメリカとは時の隔たりを感じます。
で、陽の光を浴びながら お陽さまいっぱいなのにお天気次第、
Sunshineは、あなた次第ー♪

主人公が若くみえ、相手の女性も歌い手も老けているキャストの
ギャップがなにかしっくりこないのかな、この映画、すみませんです。

2017.05.15  みすてぃむーん  編集

みすてぃむーんさん

みすてぃむーんさんはこの映画をご覧になりました?
「2足のわらじ」という表現をしましたが
この主人公はしょっちゅう履き替えをしているので、本当に忙しないです!(笑)
(そこが、コメディーとして面白い点でもありますが…)
ビジネス物の映画ですが終始コメディーに徹していて
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』より遥かに笑えますよ。

アメカジも現在とは随分違いますが、当時はあれがトレンドで
日本でもみんなあんなカンジでしたよ。
でもすぐ後にRun-D.M.C.の「ストカジ」が流行したため
一気に流行遅れになってしまいましたが…?(笑)

2017.05.15  Beat Wolf  編集

よくよく見たら…コンバースのハイカットだ~

ヤバいヤバい…中3~高1に大流行したカッコだ~。
自分は青のハイカットだったんで「ぬかるみに足を取られる」役なのは悲しいですが・・・。カトリーナの「白地にパステルカラーの細いラインの模様入りシャツ」なんてのも流行ってましたね。後はメンバーのロングコートも流行って、高1ん時にお年玉はたいて買った記憶が甦ります・・・。

神奈川の田舎では、Run-DMCのアディダスが普及するのには、もう少し時間がかかってましたよ。おばさんたちがバッタモンのアディオスを着てたのが原因でしょうが。

カトリーナ、ソロでもパワーありますね。「永久に残る一発屋」って誉め言葉ですよね(一発屋だとは思ってませんけど)。いつまでも「歌で元気を与える歌手」でいてほしいな~。

「摩天楼~」も嫁さんと一緒に高校ん時に観たんですが、2人で「最高に面白かったね」って昨日DVD借りてきて一緒に観てました。我が家ではBeat Wolfさんが取り上げてくれたことに「感謝!!」でっす←特に嫁が言っとります。

2017.05.16  地味JAM尊  編集

Beat Wolfさん、こんばんはー
昨晩のコメントは気になって、あれから曲を聴いてみました。
映画はよく覚えていないのですが、出だしは見覚えがあって
たぶん全部はみていないのです...
映画のストーリーの調子の良さと登場の女性と曲との合致がどうも、
はて??であんなコメントになります。
いまだにちゃんと曲のことがどうもよくわかっていないです(汗)
すみません。

2017.05.16  みすてぃむーん  編集

Re: よくよく見たら…コンバースのハイカットだ~

数年前の流行だとダサく見えるのですが
何十年も前だと、何だかうれしくなりますよね?(笑)
私は白でしたが、やっぱりハイカットでした。
ロングコートは子供には敷居が高く
長年の憧れでしたが…。

でもRun-DMCが登場してからアディダスが凄い人気でした。
私の足はアディダスに合わないので、履きませんでしたが…。(涙)

カトリーナ、さすがに若い頃のようにとび跳ねたりしませんが
若いフィーリングが維持されていてうれしくなります。
こういう曲って、齢を取ったからって
シブく歌っちゃ、「別物」になっちゃいますからね?(笑)

おぉ、いつもながら仲がおよろしい!
でも「摩天楼」はカップルで観るには理想の映画です。
そして、それは何年経とうと変わりません。
これからも、今のままのお二人でいてくださいね。(笑)

2017.05.16  Beat Wolf  編集

みすてぃむーんさん

みすてぃむーんさん、ありがとうございます。
でも、謝ることなんて何もありません。
私の喜びは、単に昔を懐かしんでもらうだけでなく
「知らなかった楽しさを発見」していただくことにあります。

通常の人間関係だって、趣味はきっかけであって
本当に大事なのはお互いの誠実さであったり、フィーリングでしょ?
みすてぃむーんさんには、そういうものを感じています。(笑)

2017.05.16  Beat Wolf  編集

知らないアーティストかなと思ったら、あっこの曲でしたか~!1980年代は名前と曲が一致しないものが多いですがよく記憶に残っています。アーティストの生き残り具合はやはり1970年代前後の大物が今も頑張っていますね。

2017.05.18  ローリングウエスト  編集

ローリングウエストさん

そうですね。
時代が少しずれたがために
縁がなかったりするものですが
映画やテレビを通して接触することもあります。

でも、1970年代の大物の方にも
まだまだ若い者に負けず、活躍して欲しいですね。

2017.05.18  Beat Wolf  編集

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