I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と詳しい解説でお届けします♪

「愛は吐息のように~トップガンLOVEテーマ~」ベルリン

2017.08.25

category : Soundtracks

Berlin - Take My Breath Away1 Berlin - Take My Breath Away2


Berlin - Take My Breath Away (1986年)



~『トップガン』続編決定!?~

キャリア36年で数々のヒット作を輩出しただけでなく、2016年に米フォーブス誌が発表した高額年収俳優ランキングで4位(5300万ドル≒58.3億円)に入るなど、55歳にして今なおハリウッドを代表する大スターであり続けるトム・クルーズ。
その彼がブレイクするきっかけとなったのが、1986年のアメリカ映画『トップガン』でした。

近年、『ゴーストバスターズ』や『スパイダーマン』、『バットマン』、『ロボコップ』など旧作のコンセプトを生かしたままキャストなどを一新し、連続性を捨ててシリーズを仕切り直す【リブート(再起動)】が盛んに試みられていますが、『トップガン』では連続性を継続させた【続編】の計画があるそうです。

果たして、どんな物語になるのでしょう…。



~概要~

「愛は吐息のように」はサブ・タイトル(トップガンLOVEテーマ)が示すように、1986年の映画『トップガン(Top Gun)』の挿入曲で、サウンドトラック・アルバムからの2ndシングルとしてBillboard Hot 100のNo.1(年間27位)に輝いた作品です。
映画の音楽を担当した巨匠ジョルジオ・モロダーと、トム・ホイットロック(作詞)の共作で、このコンビは『トップガン』の主題歌「Danger Zone」やシルヴェスター・スタローン主演の映画『オーバー・ザ・トップ』主題歌「Winner Takes It All」(過去ログ)なども創作しています。
この年の北米興行収入No.1という『トップガン』の大ヒットにはシングル・ヒットを連発しBillboard 200のNo.1も記録したサウンドトラックの寄与も大きく、中でも「Take My Breath Away」は『アカデミー歌曲賞』『ゴールデングローブ 主題歌賞』の二冠を独占する活躍を果たしました。

本曲を歌うベルリン (Berlin) はその名に反してアメリカのバンドであり、だけどアメリカっぽくないニューウェーブ/エレクトロ・ポップ志向のサウンドを持ち味としています。
紅一点でメイン・ヴォーカルのテリー・ナン(Terri Nunn)は当初女優も志しており、1976年には『スター・ウォーズ』のレイア姫のオーディションを受けた経歴もあるそうです。
プロデューサーのジョルジオ・モロダーとは1984年の「No More Words」からの縁であり、そのためかベルリンより遥かに実績のあるケニー・ロギンスを差し置いてジョルジオから「Danger Zone」と「Take My Breath Away」のどちらを歌うか選択権が与えられ、ベルリンは「Take My Breath Away」を選び、それぞれの歌い手が決まりました。
作曲者のジョルジオにとって“自身のキャリアで最も誇らしい作品”と語るほどのお気に入りであり、テリー・ナンは“彼も私も当初この曲に実験的なアレンジを想定していたの。でもレコード会社と映画会社に普通のアレンジにしてくれと要請されて諦めた”と回想しています。

テーマとなっている【Take my breath away】は“(驚きなどで)息をのませる”といった意味合いで、作詞者トム・ホイットロックの口癖に由来するそうです。
但し、「Take My Breath Away」は元々『トップガン』のために書かれた楽曲ではなく、ベルリンと同じ女性ヴォーカルを看板とするThe Motelsに提供されデモ録音(未発表)されていたもので(この音源は2001年に『Anthologyland』で公開)、ベルリンが歌うことが決まってからトムが一部歌詞を書き換えています。


2004年にはアメリカの歌手ジェシカ・シンプソンが「Take My Breath Away」をカバーし、Billboard Hot 100で20位まで上昇させるヒットを記録しました。
日本では1986年に「CHA-CHA-CHA」の石井明美が「死んでもいい」(日本語詞:なかにし礼)というタイトルでカバー、1987年には「ヴィーナス」の長山洋子が「愛は吐息のように TAKE MY BREATH AWAY」でカバーしています。

また、「Take My Breath Away」は1993年に3代目ホンダ・インテグラのCMソングに起用され、一般にベルリンver.として紹介されていますが私の聴いた限りではベルリンのものではなく(The Motelsでもない)、誰のカバーであるかは不明です。


 
 



~Lyrics~

Watching every motion
この愚かな恋のゲームの顛末(てんまつ)を
In my foolish lover's game
じっと見守っている

劇中に於いてピート(トム・クルーズ)とシャーロット(ケリー・マクギリス)は非公式なパーティで出逢い、二人はトップガンの訓練生と教官(彼女は民間から派遣された専門家)の関係にあります。
ピートとシャーロットの年齢設定はわかりませんが公開時トムの実年齢は23歳、ケリーは28歳なので女性の方が年長という設定なのでしょう。
ピートは相当な自信家で、シャーロットに一度断られても化粧室まで追いかけて強引に口説こうとし、彼女も応じませんがクールにあしらう表面とは裏腹にそんな彼の魅力に惹かれてゆきます。

本項ではマーベリック⇒ピート/チャーリー⇒シャーロットと、それぞれ劇中の本名で表記しています)


Turning and returning
想いは巡り、また返す
To some secret place inside
この胸にある秘密の場所へと

教官という立場上ピートに冷淡な態度をとっていたシャーロットに失望しバイクで飛び出す彼を追いかけ、彼女が愛を告白する場面。
その激しい葛藤が情熱的な恋へと移り変わる流れの中に「愛は吐息のように」が使われており、あるサイトはこのシーンを“米国人が選ぶもっとも凄まじいラブシーン映画13選”の一つとして紹介しています。

シャーロットの告白の後、台本ではピートがセリフを言うはずでしたがトム・クルーズはそれをド忘れしてしまい、言葉を抜いてアドリブで彼女にキスをしてしまいました。
しかしトニー・スコット監督が逆にこれを気に入り、それが生かされてこの名シーンが生まれたそうです。




Through the hourglass I saw you
砂時計越しに、あなたの姿を浮かべてみる
In time you slipped away
…でもやがて、何も言わず消え去ってしまった

激しく燃えた二人の恋に、終わりが訪れます。
訓練中に彼の操縦する機体で発生した不慮の事故により友人が死んでしまい、パイロットとして自信を失って激しい自責の念に苛まれたピートにはシャーロットの慰めの言葉も届かず、彼女はそのまま転勤によりトップガンを去ってしまうのです。
この時、彼の心に映っていたものとは…。



~Epilogue~

…あれから31年、今年トム・クルーズはオーストラリアのテレビ番組で『トップガン』の続編の制作を発表しました。

タイトルは『Top Gun: Maverick』、監督は2013年に『オブリビオン』でタッグを組んだジョセフ・コシンスキーで、来年から撮影に入り2019年7月公開予定だそうです。
トムによると、“作品のトーンやスタイルは前作を踏襲し、作曲家ハロルド・フォルターメイヤーの同じ音楽を使う予定で(Top Gun Anthem?)、前作同様に競い合う内容が中心となり、主人公のマーベリックにはもっと成長が見られると思う”…とのこと。
前作の最後でマーベリックはトップガンの教官になることを希望していましたがそれが反映されるようで、情報筋によると“今度は彼が生意気な女性訓練生を指導する”という構想もあるようです。

“トーンやスタイルは前作を踏襲する”という言葉からすると、【教官❤訓練生】の展開も踏襲されることになるのでしょうか…?
…となると気になるのが前作でマーベリックと恋人になった女性教官チャーリー(ケリー・マクギリス)の存在で、前作の最後で彼の元に戻ってきた彼女をどう扱うのか…(それとも全く無視?)。
個人的には、マーベリックが若い女性訓練生とイチャイチャしている所に、妻となったチャーリーが“ピートぉ~(マーベリックの本名)”と恨めしそうに指を噛んで現れ、修羅場となる…という展開を期待したいのですが?

Berlin - Take My Breath Away3 …それって、まんま『ス○ュワーデス物語』じゃね


ただ、心配なのはトム・クルーズが8月12日、現在撮影中の『ミッション:インポッシブル6(仮題)』のスタントでビルの飛び移りに失敗し建物の側面に激突、足首2カ所を骨折する重傷を負ったと報じられていること。
命にかかわる事故でなかったことは幸いでしたが、完治まで数カ月を要するそうです。
新作への期待も膨らみますが、何よりそれはトム・クルーズ本人が元気であってのこと…
まずは、トムのケガの回復を祈りましょう。



「愛は吐息のように~トップガンLOVEテーマ~」

“Lyrics&歌詞和訳”は下の“続きはこちら>>”をクリックして表示させてくださいね♪


Writer(s): Giorgio Moroder,Tom Whitlock /訳:Beat Wolf


この愚かな恋のゲームの顛末(てんまつ)を
じっと見守っている
この果てしない大海原の上
愛する二人が、恥じらいの衣を脱ぎ捨てるまで


想いは巡り、また返す
この胸にある秘密の場所へと
まるでスローモーションのように
あなたが振り向き、語りかけてくる

Take my breath away
息が止まるほど、強く抱きとめて…

想いに胸を膨らませ
じっと見つめ、待ち続ける
ためらうことなく
運命が一つに重なるその時を



Take my breath away...

砂時計越しに、あなたの姿を浮かべてみる
…でもやがて、何も言わず消え去ってしまった
鏡は砕け、あなたを呼ぶ私
振り返り、その声に耳を澄ます
たとえ今日を限りで
構わない

Take my breath away...

この愚かな恋のゲームの顛末を
じっと見守っている
浮かんでは消える想い
この世の何処か、永遠の愛の炎が灯る場所…



Take my breath away
My love...


~Let's Singin'~

最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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tags : 音楽 Lyrics 和訳 洋楽 映画 

コメント

この曲も懐かしいですね~!トップガンのテーマといえばケニーロギンスの「デインジャーゾーン」しかイメージがなかったですが、この曲も使われていたのですね。目から鱗!

2017.08.27  ローリングウエスト  編集

ローリングウエストさん

この年の話題といえば、トップガンでしたね。
でもこの映画はトム・クルーズ主演だけあって
アクションだけでなく、ロマンスも見所でした。
…そのテーマ曲です。(笑)

2017.08.27  Beat Wolf  編集

高2の時に彼女連れて観に行ったもんで

もうドップリ影響受けて、すぐにMAー1買いましたよ。
その前後にはOver The Topに影響受けてキャップを後ろ向きに被ったりしてましたが・・・。
ケリー・マクギリスもホントに綺麗でしたよね(当時の自分フィルター越ですが)。
実はこのサントラ、未だに通勤時に車でよく聞きます。トップガン・アンセムを再び大画面をバックに聴いてみたいです(変なRAPやスペイン語とか入れないでくれ!)。

2017.08.29  地味JAM尊  編集

Re: 高2の時に彼女連れて観に行ったもんで

MAー1、私は持っていませんでしたが、周りはずいぶん着てました。
Over The Topのキャップもいい味出していましたね。
後ろ向きにするとスイッチが入る…みたいな?(笑)

ケリー・マクギリスは、ホント「いい女」という感じでした。
でも今回最近の写真を見て、少し驚きました…。

確かに80年代は「燃える映画音楽」が多く
頑張らなければならない時には、頭の中でテーマがかかってました。(笑)
あの高揚感が堪らなく、RAPだとクールになっちゃいますよね?

2017.08.29  Beat Wolf  編集

トップガン、トム・クルーズ✨カッコ良いですよね(*^_^*)
この曲も、シーンが浮かびます。

MA-1、私の娘が大好きで持ってます。流行は巡ります。この映画を知らない世代の子が、羽織ってます。

当時は、サングラスも流行ってましたね(笑)

トム・クルーズの怪我が、早く治りますように💖

2017.08.30  ☆dct☆  編集

☆dct☆さん

やっぱり、常に鍛えているから若くいられるのでしょう。
こういう甘いシーンも自然にこなせる所が、彼の魅力ですね♪
早く怪我が治って、元気に飛び回って欲しいです。

MA-1、確かに近年復活しましたね!
本来女性向けなアイテムでないのにそれを着こなせるとしたら
娘さんも相当なお洒落さんですね♪
でもMA-1はフライトジャケットなので、サングラスはやっぱりアビエーターでなきゃ!(笑)

2017.08.30  Beat Wolf  編集

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ジャンルを問わず音楽が大好き♪
古い歌を“過去”として懐かしむだけでなく、『温故知新』…“今”に繋がる何かを探し求めます。



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