Shakatak - Golden Wings (1987年) 「Golden Wings」は日本のドラマに起用された曲ですが、さてそれは何というドラマでしょう? VIDEO 答えは、【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。
~ 概要 ~ シャカタクは、1980年にデビューしたイギリスのフュージョン・グループです。
【fusion】は“融合”を意味し、ジャズを基調にロックやラテン、電子音楽、クラシックなどさまざまなジャンルをクロスオーバーさせた音楽です。
日本では特に1970年代後半~1980年代前半ごろ流行し、シャカタクもこの頃「Night Birds」で一躍日本の音楽ファンに知られるようになりました。
1986年にシャカタクが音楽を担当したTBS系ドラマ『男女7人夏物語』のサウンドトラックは好評で、翌年の続編
『男女7人秋物語』 も担当、“平均視聴率 30.0%”という大ヒット・ドラマの背景に彼らの音楽が流れていたことは、日本での人気定着を決定づけたといえるでしょう。
『男女7人秋物語』のサウンドトラックに提供した楽曲が収められた
アルバム『Golden Wings』 は日本のみの発売で、1988年に『第2回日本ゴールド・ディスク大賞』【洋楽インストゥルメンタル・アルバム賞】を受賞しました。
「Golden Wings」の作者はピアノ/キーボード担当のビル・シャープ(Bill Sharpe)とドラムスのロジャー・オデル(Roger Odell)で、女性コーラスはジル・セイワード(Jill Saward)。
本曲のリードはビルによるピアノであり、ジルはたとえソロで歌っていてもあくまでコーラス的なアプローチで色を添えています。
この曲を聴くと私の頭に思い浮かぶのが、ドラマの舞台として毎回のように登場するJR川崎駅東口の地下街
【川崎アゼリア】 。
明るく軽やかなピアノの調べ は“おしゃれな商業施設で過ごすひととき”、
ロマンティックなジルのコーラス は“思いがけない出逢いへの憧憬”…が浮かびます。
ただ、私が一番好きなのは
“イントロの憂いを帯びたピアノ” で、軽快なドラマの中に思いがけない“秋物語”が潜んでいるようで胸を揺さぶられます。
ピアノが印象的な同じ頃の曲にブルース・ホーンズビーの
「ザ・ウェイ・イット・イズ」(過去ログ) があり、それに劣らない名イントロです。
~ 『男女7人秋物語』と音楽 ~ 『男女7人秋物語』の音楽として、まず真っ先に思い浮かべるのは
森川由加里による主題歌「SHOW ME 」でしょう。
“インパクト”で幕開けする本曲は毎回ドラマの最後のシーンで効果的に使われ、この曲が掛かると視聴者に“波乱”を予感させ、第1話から最終話まで視聴率が上がり続けたというのにはこの曲の効果もあったかもしれません。
オリコンで週間1位/42.6万枚という大ヒットでしたが、元歌のカバー・ガールズver.もオリコン洋楽シングルチャートで12週連続1位を獲得しました。
シャカタクの
「L'Aggio L'Amour」 は、聴き覚えのある方も多いでしょう。
リラックスさせてくれる曲で、これもおしゃれな明るいカフェでお茶してるイメージです。
短いコーラス・フレーズはそれとは違う歌詞で、日本限定発売のせいか日本語でも歌われています。
印象深いのが、
「Interlude」 。
完全なインストゥルメンタル・ナンバーですが、一聴して“何かあったな?”と思わせるでしょう。
桃子の“妊娠(したかも)告白”の場面のイメージですが、実際にその場面で使われていたかは私には定かではありません。
VIDEO VIDEO ~ Epilogue ~ 今回、『男女7人秋物語』の音楽を特集するに際して、youtubeで久しぶりにドラマの映像を少し見たのですが、ずいぶん時代が変わったのだと思わされました。
なにせ出演者がみんな予想以上に若くて、思わず笑ってしまうのです(他人事ではありません)!
I can fly on golden wings 金色の翼で飛び続けられる To the sound your music brings あなたの音楽がもたらす響きによって With the song that your love sings その愛の歌と共に I will find my way to you あなたへと続く道を見出す その翼は、歳をとったり衰えたりしない
あなたが、その歌に耳を澄ます心を失わない限り…
「ゴールデン・ウィング」 VIDEO 最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
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80's AC インストゥルメンタル ピアノ おしゃれ ドラマ
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