Idina Menzel - Into The Unknown featuring AURORA (2019年)
11月22日公開予定のウォルト・ディズニー・アニメ最新作『アナと雪の女王2』のメイン曲 ♪
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~ 概要 ~
「イントゥ・ジ・アンノウン」は、2019年11月22日に日米同時公開予定のウォルト・ディズニー・アニメーション映画『アナと雪の女王2(Frozen 2)』のメインとなる楽曲です。 作詞作曲は前作『アナと雪の女王』の「Let It Go」(過去ログ)の作者ロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻、歌唱は“レリゴー”で日本でも一躍有名となったアメリカの女優・歌手イディナ・メンゼルが務めています。 オーロラ(Aurora Aksnes)はノルウェー出身の女性シンガー・ソングライターで、2015年にノーベル平和賞コンサートでもパフォーマンスを披露するなど“妖精”とも称される神秘的な歌声が魅力です。
ミュージカルにとって楽曲は“ストーリーそのもの”といえるほど重要ですが、前作に於いて「Let It Go」は当初悪役設定だったエルサを一躍ヒロインに押し上げ、『アナ雪』をディズニー・アニメーション史上最大のヒット作へと至らせる原動力となりました。 残念ながら本作の「Into The Unknown」は約1分ほどしか公開されおらず、公開前の現時点で曲の全体像はつかめませんが、サビでイディナが【Into The Unknown...】を叫ぶフレーズは、またカラオケで絶唱したくなる誘惑を含んでいることは間違いありません(高音についていけるかは別ですが?)。
エルサが劇中で歌う「Into The Unknown」以外にもエンド・クレジットに流れるバージョンがあり、英語版はパニック!アット・ザ・ディスコが、日本語版は「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」というタイトルで中元みずきが起用されました。 中元みずきはアクターズスクール広島出身の19歳の新人で、ディズニーUS本社によるオーデションに合格しての大抜擢だそうで、生歌唱が公開されています。
前作で姉妹は絆を甦らせ、雪と氷に覆われたアレンデール王国にあたたかな陽光が戻って、めでたしめでたし… のはずですが、“なぜ姉妹の両親は旅に出てしまったのか?”“なぜエルサだけ魔法が使える?”など、スッキリしない部分も残されています。 その後、二人は平穏な日々を送っていましたが、ある日エルサが自分を呼ぶ“不思議な歌声”を聴き、「Into The Unknown!(未知の中へ)」と冒険に旅立つことになるようです。
しかし『アナと雪の女王』のヒロイン、エルサは“真面目でクール、内向的で慎重な性格”として描かれており、これと真逆です。 そういう意味では妹のアナこそ典型的なディズニー・プリンセスのキャラクターで、彼女を主人公に据えた方が“感情の振れ幅が大きく、ハプニングも起こしてくれそう”で一般的に面白いストーリーが描けるでしょう(実際、当初は彼女が主人公だった)。 それを覆したのがエルサの歌う「Let It Go」であり、長年ずっと押し込めてきた本当の自分を“Let It Go!”と解き放ち感情を爆発させるインパクトがこれに勝(まさ)ったのです。 世の中には、感情表現が上手で行動的な人ばかりではなく、普段は自分を抑えて縁の下の力持ちとして地道にみんなを支えている人もたくさんいる…
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