I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

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「イントゥ・ジ・アンノウン」イディナ・メンゼル(Feat.オーロラ)

2019.11.04

category : Disney/Animation

Idina Menzel - Into The Unknown featuring AURORA (2019年)

11月22日公開予定のウォルト・ディズニー・アニメ最新作『アナと雪の女王2』のメイン曲 ♪


《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


~ 概要 ~

「イントゥ・ジ・アンノウン」は、2019年11月22日に日米同時公開予定のウォルト・ディズニー・アニメーション映画『アナと雪の女王2(Frozen 2)』のメインとなる楽曲です。
作詞作曲は前作『アナと雪の女王』の「Let It Go」(過去ログ)の作者ロバート・ロペス&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻、歌唱は“レリゴー”で日本でも一躍有名となったアメリカの女優・歌手イディナ・メンゼルが務めています。
オーロラ(Aurora Aksnes)はノルウェー出身の女性シンガー・ソングライターで、2015年にノーベル平和賞コンサートでもパフォーマンスを披露するなど“妖精”とも称される神秘的な歌声が魅力です。

ミュージカルにとって楽曲は“ストーリーそのもの”といえるほど重要ですが、前作に於いて「Let It Go」は当初悪役設定だったエルサを一躍ヒロインに押し上げ、『アナ雪』をディズニー・アニメーション史上最大のヒット作へと至らせる原動力となりました。
残念ながら本作の「Into The Unknown」は約1分ほどしか公開されおらず、公開前の現時点で曲の全体像はつかめませんが、サビでイディナが【Into The Unknown...】を叫ぶフレーズは、またカラオケで絶唱したくなる誘惑を含んでいることは間違いありません(高音についていけるかは別ですが?)。

エルサが劇中で歌う「Into The Unknown」以外にもエンド・クレジットに流れるバージョンがあり、英語版はパニック!アット・ザ・ディスコが、日本語版は「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」というタイトルで中元みずきが起用されました。
中元みずきはアクターズスクール広島出身の19歳の新人で、ディズニーUS本社によるオーデションに合格しての大抜擢だそうで、生歌唱が公開されています。


 
 



~ なぜ、エルサに力は与えられたのか―。 ~

前作『アナと雪の女王』は2013年の公開で、それから6年が経過していますが、物語の設定としては“あれから3年後”を描いており、これに従って姉のエルサが24歳、妹のアナが21歳と加齢しています。
主人公のエルサ役はイディナ・メンゼル(松たか子)、アナ役はクリステン・ベル(神田沙也加)、クリストフ役ジョナサン・グロフ(原慎一郎)、雪だるまオラフ役ジョシュ・ギャッド(武内駿輔)など、日本語吹き替え版の一部を除いて前作でお馴染みのキャストが中心となっているようです。
今回エルサとアナの母親イドゥナ(エヴァン・レイチェル・ウッド/吉田羊)が登場しており、二人が両親と過ごした幼い頃のフラッシュバック・シーンから物語が始まります。

前作で姉妹は絆を甦らせ、雪と氷に覆われたアレンデール王国にあたたかな陽光が戻って、めでたしめでたし…
のはずですが、“なぜ姉妹の両親は旅に出てしまったのか?”“なぜエルサだけ魔法が使える?”など、スッキリしない部分も残されています。
その後、二人は平穏な日々を送っていましたが、ある日エルサが自分を呼ぶ“不思議な歌声”を聴き、「Into The Unknown!(未知の中へ)」と冒険に旅立つことになるようです。

 つまり、日本的にいうならコレじゃね?


 



~ Epilogue ~

ディズニーで女性を主人公にした物語といって、あなたは何を思い浮かべますか?

きっと『白雪姫』や『シンデレラ』、『リトル・マーメイド』、『美女と野獣』などが浮かんだことでしょう。
彼女らが絶世の美女であることはお約束として、これらに共通する“明るく前向きで、どんな困難にも負けない勇気と行動力を併せ持った女性像”【ディズニー・プリンセス】と呼ばれ、伝統的なディズニー・イメージの王道といえます。

しかし『アナと雪の女王』のヒロイン、エルサは“真面目でクール、内向的で慎重な性格”として描かれており、これと真逆です。
そういう意味では妹のアナこそ典型的なディズニー・プリンセスのキャラクターで、彼女を主人公に据えた方が“感情の振れ幅が大きく、ハプニングも起こしてくれそう”で一般的に面白いストーリーが描けるでしょう(実際、当初は彼女が主人公だった)。
それを覆したのがエルサの歌う「Let It Go」であり、長年ずっと押し込めてきた本当の自分を“Let It Go!”と解き放ち感情を爆発させるインパクトがこれに勝(まさ)ったのです。
世の中には、感情表現が上手で行動的な人ばかりではなく、普段は自分を抑えて縁の下の力持ちとして地道にみんなを支えている人もたくさんいる…

そんな女性が“プリンセス”になる夢を描いたって、いいでしょう? 



「イントゥ・ジ・アンノウン」

最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
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tags : 00's- ディズニー 映画 

コメント

全然知りませんでした☆

続編が出来ているんですね☆
私は歌については厳しい目(耳か^^;)で聴くのですが、イディナ・メンゼルの声は人を引きつける、というより引き込んでしまうとても力強くのびやかな魅力がありますよね!調べてみて驚きましたがもう50歳近い??信じられないほど若々しい!と同時に納得したこともあり。私は今まで若く才能あふれるアーティスト達の「技巧」に関して感動はしても、感情的に心を激しく揺さぶられることがほとんど無くて。「人生経験からにじみ出る様々なエッセンス」があってこそだなと、毎回感じさせられます^^;☆
アナ雪ブーム再び到来しそうですね♪

2019.11.05  畑かぶら  編集

Re: 全然知りませんでした☆

そうでしたか!
前回はCMかかりまくっていた気がしますが
今回はやってないのでしょうかね?

イディナはさすがブロードウェイ出身だけあって
声の力が違いますね。
アスリートが加齢で衰えるように
歌手の声だって衰えは避けられません。
彼女はよほどコンディションに気を配り
トレーニングを怠らなかったのでしょう。

私は、歌手の価値は結局「魅力」だと思っています。
どんなに技巧を凝らしても、人の心に響かなければ意味がない。
音が外れた子供の歌声に癒されたりするでしょう?(笑)
それも「純粋なエッセンス」が含まれているからだと思います。

2019.11.05  Beat Wolf  編集

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