I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

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「サム・ライク・イット・ホット」パワー・ステーション

2020.04.10

category : Robert Palmer/The Power Station

The Power Station - Some Like It Hot (1985年)

デュラン・デュラン+ロバート・パーマーが“Chic”なファンクで融合したスリリングなサウンド ♪

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


~ Lyrics ~

Writer(s): Andy Taylor, John Taylor, Robert Palmer /訳:Beat Wolf

繁殖は人の欲望… are you gonna do it?
お前には、その資格がある… are you gonna do it?
だからそんなに抑制するな… are you gonna do it?
ただ、心のまま己を解き放て… are you gonna do it?


Feel the heat(感じるだろう) 決意を迫るその熱を
Feel the heat(感じるだろう) 燃え上がらせるその熱を
心積もりがあろうと、なかろうと

**
ある者はそこに熱を望み、ある者はその淵で悶える
ある者は、熱さに音を上げ
ある者は熱を望むも、熱さは試してみるまで知り得ない
ある者は、そこに熱を望む…
だから、焦げるまで熱を上げよう


女は、お前の傍にいる… are you gonna do it?
女は、花嫁を望んでいる… are you gonna do it?
女は、繁殖を望んでいる… are you gonna do it?
お前も、それを遂げるまで満足しない


**

Some like it hot...




~ 概要 ~

パワー・ステーション (The Power Station) は、1984年に結成されたイレギュラーなロック・バンド。
実績ある有名ミュージシャンらによって構成された“スーパーグループ(Supergroup)”で、メンバーは次のとおりです。

ロバート・パーマー(vo)
アンディ・テイラー(g/デュラン・デュラン)
ジョン・テイラー(b/デュラン・デュラン)
トニー・トンプソン(dr/シック)
(プロデュース;バーナード・エドワーズ/シック)

デュラン・デュランはシンセサイザーを多用したエレクトロ・ポップ・サウンドと、グラム・ロックの流れを汲む煌びやかなメイク/ファッションで女性を中心に人気を集め、1983年前後はまさに世界で最も影響力をもつバンドの一つにまで上り詰めていました。
しかしそれ故の多忙や、メンバー間での歪みが蓄積されており、1984年にバンドは短い休止期間を取りガス抜きの意味も含め“2つのサイド・プロジェクト”として、アート・ロック志向のアーケイディア (サイモン・ル・ボン/ニック・ローズ/ロジャー・テイラー)と、ロック志向のアンディ/ジョンに分かれて実験的な試みが行われることとなります。

アンディ/ジョンのプロジェクトでは、「おしゃれフリーク」で有名なファンク・バンド【Chic】のドラマー、トニー・トンプソンを加え仮のバンド名を【Big Brother】と称していました。
当初コンセプトは、3人がアルバムの楽曲毎に異なったゲストを招きセッションを行うというもので、ミック・ジャガーやビリー・アイドル、ミック・ロンソンなど豪華な共演も考えられていたようです。
そのうちの一つ「Communication」のヴォーカリストとして招かれたのがロバート・パーマーで、彼はレコーディングに際し「Get It On」のデモを聴いて気に入り自らそのヴォーカリストとして志願、これを試したところメンバーも大満足の出来栄えで、程なく計画を改め全曲をロバートに歌ってもらうことが決まりました。


こうして完成したのが1985年3月25日にリリースされたアルバム『ザ・パワー・ステーション(The Power Station)』で、その1stシングルとなった「サム・ライク・イット・ホット」は Billboard Hot 100 の6位(年間79位)を記録しました。
トニー・トンプソンによるヘヴィなドラミングとダンディなロバートのヴォーカル、クールなジョンのベース&ファンキーなアンディのギターという“異質”が見事なまでに融合した傑作であり、バーナード・エドワーズのプロデュースも絶妙です。

当時マドンナの『Like a Virgin』やデヴィッド・ボウイの『Let's Dance』など“最もイケてるサウンド”を創り出していたのはシック出身のナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズといって過言ではありませんが、本曲でのエフェクトの効いたキレのあるロック・サウンドは同年5月に発表されるデュラン・デュランの「007 美しき獲物たち」(過去ログ)へと生かされることとなります。


Some like it hot, and some sweat when the heat is on
ある者はそこに熱を望み、ある者はその淵で悶える

本曲の作者はアンディ/ジョン、そしてロバート。
ジョンによると、ロバートに本曲のデモを聴かせ“このアイデアは「Some like it hot」と呼んでいるんだ”と紹介すると、ロバートから出てきたのが【And some sweat when the heat is on】でした。
これをジョンが気に入り、“そうだ!それでいこう”と反応しこのフレーズが生まれたそうです。


パワー・ステーションはパーマネントを想定して結成されたバンドではないため、オリジナル・メンバーによる公での演奏は1985年2月16日の『サタデー・ナイト・ライブ』のみと思われますが、映像は公開されていません。
1985年7月にパワー・ステーションはライヴエイドに参加したものの本曲は演奏されず、ヴォーカルは同年公開されたアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画『コマンドー』の主題歌「We Fight For Love」を歌唱したマイケル・デ・バレス (Michael Des Barres)が務めました。
その後、ロバートはソロとして本曲を披露しています。


 
 



~ ジョン・テイラーが新型コロナウイルスに感染 ~

ジョン・テイラーが新型コロナウイルスに感染し、そこから回復していたことが判明しました。
デュラン・デュランの公式フェイスブックで4月5日、ジョンは「約3週間前、コロナウイルス陽性との結果が出た」と報告しています。
症状は“軽症”で、彼は「僕が特別頑丈な59歳だったか、おとなしいCovid 19に恵まれただけかもしれない」とする一方、「これはいつも人を殺すのではなく、僕らは打ち勝つこともできることを知って欲しい」とメッセージしました。

日本でも志村けんさんが亡くなったのをはじめ何人もの著名人が新型コロナウイルスに感染したことが報じられていますが、海外でもファウンテンズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャーやカントリー・フォーク・シンガーのジョン・プライン、「I Love Rock ’n’ Roll」の作者アラン・メリルらがこのウイルスにより亡くなり、俳優のトム・ハンクスジャクソン・ブラウン、ボン・ジョヴィのデヴィッド・ブライアンマリアンヌ・フェイスフル、シンガーソングライターのピンクらの罹患が伝えられています。

そのうちの一人、ジャクソン・ブラウンは「1つ君らにできるのは、出かけないことだ。誰もが他人事ではないと理解する必要がある」と強く訴えかけました。



~ Epilogue ~

トラが新型ウイルスに感染、米ニューヨークの動物園で

4月6日のニュースに、私は胸騒ぎを覚えました。
(ヒトから動物にウイルスがうつり、動物が病気になった世界で初めてのケースといわれる)
そして4月9日に報じられた次の記事に、それが現実となる戦慄を覚えずにいられませんでした。

猫(ネコ)は新型コロナウイルスに感染しやすく、空気を介して感染を広めうる

レポートによると「ブタ、ニワトリ、アヒルには感染せず」、「イヌには感染しにくく」「フェレットや猫はとりわけ感染しやすい」とあります。
通常、犬のウイルスは犬だけ、猫のウイルスは猫だけ、人間のウイルスは人間だけというように、ウイルスは本来、感染する相手が決まっていますが、猫には人間とは別の症状の出る「猫コロナウイルス」があり、そうした背景があるかもしれません。
ベルギーでは飼い主のコロナの症状が一週間続いたころ飼い猫に嘔吐や呼吸困難・下痢などの症状が現れ、検査すると猫から新型コロナウイルス陽性反応が出たとの事例があります。

また、武漢における新型コロナ発生後の検査によると、14.78%の猫が陽性を示したというデータも報告されているそうです。
このデータからは、「感染者との密接な接触が多いほど猫の感染度は高く」「感染者によって汚染された環境との接触などによっても猫の感染が促進される」こともわかっています。
つまり論文による「猫に感染させるのは人間の感染者」の指摘は、コロナ対策として『都市封鎖』『人との接触8割減』という“大きな話”ばかりに踊らされている私たちが見落としている“最も身近な感染”への警鐘といえるのかもしれません。


一方で、論文が「ネコからヒトへの感染は今のところ確認されていない(今後の研究を待つ)」としていることへの解釈には、注意が必要です。
ウイルスは変異し研究も始まったばかりで未解明な部分が多いということもありますが、そもそも「動物は人がよく触る“モノ”」であることを忘れてはなりません。

新型コロナウイルスの主な感染方法の一つとして、私たちがドアノブやつり革といったウイルスが付着した“モノ”に触れ、汚染した手で目・鼻・口を触ることによって起こる『接触感染』がありますが、「ペットが毎日どれだけ人と“濃厚接触”しているか」を顧みれば、そこに潜在するリスクを想像できるでしょう。
つまりこのリスクが意味することは、「ペットがコロナウイルスに“感染”しているか否か」よりも、「ペットは体表にコロナウイルスが“付着”している可能性がある」ことで、“付着”に犬や猫の区別はありません。
特に屋内・屋外を出入りするペットは外からウイルスを付着させて家内に持ち込む可能性があり、これに触れる家族じゅうの感染につながる恐れも考えられるのです。

ただ、誤解してはならないのは、「ウイルスをペットに付着させているのは人間」であり、彼らに罪も責任もないこと。
動物に自らコントロールできる道理はなく、政府が家庭内で起こる感染から守ってくれるものではない以上、家族とペットをウイルスから守る対処ができるのは、あなただけです。

あなたとその家族、愛するペットが無事この災禍を乗り越えられますよう…。



「サム・ライク・イット・ホット」

最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
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tags : 80's ロック ファンク クール 新型コロナ 

コメント

パワーステーション、この曲は圧巻でしたね!MTVとともに強い印象が残っています。バブル崩壊前の80年代のカッコイイロック音楽だな~。

2020.04.11  ローリングウエスト  編集

ローリングウエストさん

そうですね。
女性受けのいいデュラン・デュランに比べ
こっちは男性が好むサウンドでした。
もっと続けてほしかったですが、残念です。

2020.04.11  Beat Wolf  編集

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