I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

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「オール・ライト」クリストファー・クロス

2020.04.27

category : Christopher Cross

Christopher Cross - All Right (1983年)

透き通ったハイトーン・ヴォイスと、洗練され都会的な演奏…80's AORの粋が凝縮した作品 ♪

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


~ Lyrics ~

Writer(s): Christopher Cross /訳:Beat Wolf

わかってる
君の心にある想いは
…それと、時々それが辛くさせていることも
だけど、もう一度試すこともできるはず

見つけ出そう
やり直すべき理由を
そして、また試してみるのさ


大丈夫、乗り越えられる
今度は上手くいく
大丈夫、二人なら乗り越えられる
今度こそ、素敵な果実を結ぶ

**
大丈夫、二人は乗り越えられる
きっと上手くいくだろう
遅すぎるなんてない
僕にとって


わかってる
かつて僕は傷ついた
…それと、痛みを重ねるべきでないことも
だけど今度は
これまでと少し違う気がする

君の瞳を覗き込むと
それは間違いでないってわかる
その瞳が語っている…


**
遅すぎるなんてない
恋をするのに


君が無力感を覚え
語るべき言葉も残されていないとき
愛は二人を見つけ
過去を水に流し
二人の道へと連れ戻してくれる…


何度も何度も見る
誰もが僕と同じく自信がない
誰もがみんな、時に耐え難くなる

もう一度試してみて
見つけ出すのさ
やり直すべき別の理由を
舞い上がらせるのさ
そして、また試してみよう






~ 概要 ~

1981年にグラミー史上初の“主要4部門独占”を成し遂げたシンガー・ソングライター、クリストファー・クロス。
同年の「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(過去ログ)で【アカデミー歌曲賞】を受賞し(映画『ミスター・アーサー』主題歌)、待望された3年ぶりの2ndアルバムが1983年の『アナザー・ページ(Another Page)』でした。

「オール・ライト」はその1stシングルで、Billboard Hot 100 に29位でチャート・インしています。
これは1980年代のシングル・チャートに於いて「Thriller」(マイケル・ジャクソン/20位)、「We Are the World」(USAフォー・アフリカ/21位)、「Say Say Say」(マイケル&ポール・マッカートニー/26位)、「Overkill」(メン・アット・ワーク/28位)に次ぐ5番目の記録でした。
“ヒット性の高い楽曲”、“グラミー/アカデミーを獲得したクリストファーの勢い”からNo.1に十分と思われましたがその後伸び悩み、 Hot 100 の12位(年間70位)に終わりました(MTV全盛時代にPVが制作されなかったのがマイナス要因?)

「All Right」は“自然でやさしいメロディ”と“少年のように透明感のあるクリストファーの歌声”が究極的な心地よさを与えてくれますが、それには“裏方”を支えるミュージシャンの貢献も見過ごせません。
バック・ヴォーカルのマイケル・マクドナルド(Michael McDonald)はスティーリー・ダン(Steely Dan)やドゥービー・ブラザーズを支えたAOR(Adult-Oriented Rock)と形容される音楽性を象徴する人物の一人で、1st『Christopher Cross』でも「Ride Like the Wind」でバック・ヴォーカルを務めました。
また、サウンドを演じているのも名のあるプレイヤーばかりで、マイク・ポーカロ(b)とジェフ・ポーカロ(dr)、スティーヴ・ルカサー(g)にレニー・カストロ(perc)…って、つまり“ほぼ【TOTO】”です!
TOTOは『TOTO IV ~聖なる剣』で1983年2月にグラミー6部門を受賞した“時の人”であり、その彼らと1981年の“時の人”クリストファーが組んだのですから、名演にならないはずがありません。
とりわけ、やさしい曲調の中でも中間部で80年代を代表するカリスマ・ギタリストの一人スティーヴ・ルカサーが演じているソロ・フレーズは、現在もyoutubeでカバーが投稿されるなどギター愛好家にも人気です。

世界的にクリストファー・クロスの人気は1stアルバム『Christopher Cross』から「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」までがピークだったと言えますが、日本では2ndアルバム『Another Page』がそれを上回る人気を博しており、1983年にオリコンLPチャートで週間1位に輝き年間15位を記録する活躍で、これは同年の『An Innocent Man』(ビリー・ジョエル/同18位)や『Let's Dance』(デヴィッド・ボウイ/同22位)を凌ぐものでした。
当時のクリストファーの影響力の大きさを窺わせるのが絶大な人気を誇ったHR/HM系バンドのヴァン・ヘイレンで、1984年にリリースした最大のヒット・シングル「Jump」の最も印象的なフレーズは、どことなく…。

“モロ”じゃね?


 
 



~ クリストファー・クロスが新型コロナウイルスに感染 ~

前々回「Some Like It Hot」でジョン・テイラーほか多くのスターが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症していることをお伝えしましたが、クリストファー・クロスも4月3日に陽性と診断されていたことが判明しました。

彼は3月に感染し、呼吸合併症には至らなかったものの“数週間とても具合が悪かった”といいます。
ただ、私が気になったのは彼が訴えている“症状”です。

現時点、筋力が激しく低下し、足が一時的に麻痺している──歩くことができないんだ

COVID-19は症状として発熱や咳など、いわゆる“風邪症状”や“肺炎”が特徴的であることから当初『新型肺炎』と呼ばれていましたが、実は様々な症状がみられる感染症です。
武漢市の臨床データによるとCOVID-19入院患者の36.4%に神経症状が生じており、以下のような症例が報告されています。

中枢神経系症状(めまい、頭痛、意識障害、急性脳血管障害、運動失調、発作)
末梢神経系症状(味覚障害、嗅覚障害、視覚障害、神経痛)
骨格筋障害

こうして掘り下げてみると3月7日に山梨県の20代の男性が髄膜炎を発症させたのも、プロ野球選手の感染者が味覚障害を訴えていた例も、COVID-19による神経症状を窺わせます。
クリストファーもこれに該当するものと推測しますが、彼については“理学療法を始めている”といい、医師も治ると保証しているそうです。

症状として少し意外なのは“皮膚症状”で、イタリアのデータによると患者の20.4%に“赤いぶつぶつ(紅斑性皮疹)”や“じんま疹”のような症状、“みずぼうそう(水疱瘡)”のような発疹が、ベルギーでは“しもやけ”の様な皮膚症状も報告されているようです。
また、日本では殆ど注意喚起されていないような気がするのは下痢や吐き気などの“消化器系症状”で、つまりこれは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が消化器⇒糞便に交じって排出されることを意味し、武漢市の病院のデータによると、SARS-CoV-2の浮遊RNA濃度は隔離病棟や風通しが良い患者の部屋では非常に低かったのに対し、“患者用のトイレでは上昇”していたとあるので、少なくとも蓋のあるトイレでは“蓋を閉めて流し、平時以上にトイレと手の清潔”を心掛けになられた方がよいでしょう。



~ Epilogue ~

このところ日本でも在宅療養していた軽症者が突然死したり、路上で突然死した人からSARS-CoV-2が検出されるなどといった事例が相次いで報じられています。

世界最大の感染地となったニューヨーク市では新型コロナ拡大期に在宅死者が異常に多発し、同市マウント・サイナイ医科大学病院の報告によると通常治療を受ける50才未満の脳梗塞患者は平均0.73人/2週間だったのに対し、この2週間では5人に急増したそうです。
この5人は何れも脳梗塞の発症例の少ない30~40代で、危険因子である糖尿病、高血圧、高脂血症、睡眠時無呼吸症候群といった持病はなく、ただ「COVID-19の軽症か無症状者」だったといいます。

同病院の日本人医師・重松朋芳助教(脳神経外科)は「驚いた」としながらも、「新型コロナウイルス特有の現象だ」と指摘し、次のように分析しています。

新型コロナウイルス自体がなんらかの凝固、血が固まりやすくなる状況を作り出して、異常な血栓を作り、脳梗塞を起こしたのではないかと考えている

まだ確立された段階ではないものの、こうした分析は他のアメリカの医師や世界中の研究者らが指摘しており、凝固した血栓が『肺血栓』や『脳梗塞』『心筋梗塞』といった致命的な疾患のほか、特徴的な『COVID Toes(コロナの爪先)』など様々な症状を引き起こすと推測されているようです。
そして、COVID-19と日々向き合っている重松医師の言葉は、施策を講じる為政者にも、SARS-CoV-2が存在する中で生きてゆかなければならない私たち国民にとっても、COVID-19との向き合い方を教えてくれているようで、感銘を受けました。

脳梗塞の患者さんに対しては、症状がなくてもコロナウイルス感染症を疑うことが自分を守る、スタッフを守る、病院を守る、患者さん、また院内の他の患者さんを守るという立場から大事じゃないかと思う。当院では症状が無くても、脳梗塞患者の全症例に、コロナウイルスの検査をしている。安全管理、患者さんマネージメントの面からしても大事なことじゃないかと思う



「オール・ライト」

最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
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tags : 80's AOR  心地よい 新型コロナ 

コメント

クリストファー・クロスはコロナに掛かってたんですね

新型コロナ闘病中のクリストファー・クロス

http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/87142/2

2020.04.28  ななし  編集

数々のAOR名盤の中でRWが最も嵌ったのはクリストファークロスの2名盤「南から来た男」と「アナザーページ」でした。彼の歌声を初めて聴いたのはデビュー盤「南から来た男」(フラミンゴのジャケットが印象的)からシングルカットされた「風立ちぬ」(Ride Like The Wind)「セイリング」でしたが、真っ青なカリフォルニア海岸の波打ち際にいるような抒情的風景を彷彿させ、澄み渡った歌い上げる繊細な声の素晴らしさにRWは一挙虜に・・・!詩情的ロマンチックな澄み切ったハイテナーヴォイス、どんな美男子なのかな?と想像していたのですが、初めてそのルックス(頭が禿げ上がった中年太りのおっさん風)に接した時はまさに目がテン!洋楽史上で最も声とルックスにギャップがある双璧アーティストはわが洋楽の導き人「エルトンジョン」(被り物での肥満化以降)と「クリストファークロス」でした(涙)。でも心に染みるメロディと個性的なハイトーンヴォイスに彩られた名曲は全てが素晴らしい名盤でした。

2020.04.28  ローリングウエスト  編集

このジャケ、有名ですね♪

王道の80'sサウンドですよね~☆AORはかなり幅広いテイストのものが含まれますがその中でもクリストファー・クロスは最もPOPS寄りのアーティストかな?最近はPC作業中にでも聴きやすいスムースジャズに傾倒しがちでおりますが(汗)、AORの良さを世間にはもっと知ってほしいです…!(未だにナニソレと言われがち涙)

2020.04.28  畑かぶら  編集

ななしさん

そうですね。
向こうでも何人ものスターが感染し亡くなっています。
彼も回復して欲しいものです。

2020.04.28  Beat Wolf  編集

ローリングウエストさん

そんなにお好きでしたか。
確かに彼の場合、音楽以前にあの美しい声ですね。
声からは細面の美少年をイメージしますが
誰もが裏切られた記憶があるでしょう。

私は美声+美メロが続くことを期待していましたが
寧ろ意外に早く楽曲が尽きて残念に思ったものです。
一方でルックスに関しては40年経ってもイメージが変わりません。(笑)

2020.04.28  Beat Wolf  編集

Re: このジャケ、有名ですね♪

確かに。(笑)
やっぱりこのサウンドはとてもバランスよく、聴きやすいです。
なぜなら…(解説記事参照(笑)。
でもこの曲はAORというより、ポップ寄りですね。

確かに作業用にはムースジャズがいいですね。
私も、以前は歌ありも構わなかったのですが
最近は歌入りだと効率が…。(涙)

2020.04.28  Beat Wolf  編集

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