I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

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「マジック」オリビア・ニュートン=ジョン

2020.09.25

category : Olivia Newton-John

Olivia Newton-John - Magic (1980年)

オリビアのセクシー路線絶頂期の作品。「フィジカル」のような派手さはないものの、より魅惑的 ♪

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


~ Lyrics ~

Writer(s): John Farrar /訳:Beat Wolf

さぁ…この手を取って
あなたはわかっているはず
その頭の中に、いつも私がいたことを
わかっているはず…
私が、あなたをやさしく導くことを

築いている夢は
いまにも始めなきゃ
ほかに進むべき道はない
あなたは間違えたりしない
きっと私が導いてあげる

[Chorus]
二人は魔法がかりと信じるの
何ものだって行く手を遮ることはできない
二人の魔法を信じ
その道を決して逸らさないで

[Post-Chorus]
希望が生き残ってさえいれば
運命は巡りくる
きっと私がその夢すべて、輝かせてあげる
For you...

私にはわかる
あなたはきっと上手くいく
稀にも運命の星が一つの線に並び
明るい気配に満ちている
そして、きっと私が導いてあげる

どんなときも
きっと、あなたのそばにいる
呼んでくれたら、いつでも駆けつけ
倒れる時も受け止める
きっと、私が導いてあげる

[Chorus]
[Post-Chorus]




~ 概要 ~

「マジック」はオリビア・ニュートン=ジョン主演、1980年のミュージカル・ファンタジー映画『ザナドゥ (Xanadu)』の挿入歌です。
同サウンドトラック・アルバムよりシングル・カットされ、オリビアにとって 4曲目の Billboard Hot 100 でNo.1(4週/年間3位)に輝きました。

作詞・作曲は「そよ風の誘惑」(過去ログ)などオリビア作品でおなじみジョン・ファーラー(John Farrar)、1978年のミュージカル映画『グリース』の大ヒットにより自らの可能性の開拓に成功した彼女はここで“セクシー”に挑み、本曲での大成功が翌年の「フィジカル」へと繋がったといえるのでしょう。
ジョン・レノンは亡くなる3か月前の1980年9月、『Newsweek』のインタビューで「Magic」と「All Over the World」(ELO)を“最近気に入っている曲”と、『Xanadu』の2曲を挙げています。

『グリース』以降のオリビアの“音楽はまさに激動”ですが、“ヴィジュアル”もずいぶん変わりました。
80年の『Xanadu』期の映像でオリビアの髪は長かったのに、翌年の「Physical」で彼女はショート・ヘアにチェンジしたのをご記憶の方も多いでしょう。
実は冒頭の「Magic」のMVは1982年に発売されたビデオ『Olivia Physical』からの映像で、『Physical』期のライブからも違いは歴然です。


『Xanadu』のサウンドトラック・アルバムからは本曲をはじめオリビア&クリフ・リチャードの「恋の予感」や、オリビア&ELO(Electric Light Orchestra)の「Xanadu」、ELOの新曲などを合わせると5曲の全米Top20を輩出、アルバムも Billboard 200 の 4位(US CashBoxではNo.1)を記録し、アメリカだけで200万枚を売り上げる大ヒットとなりました。

一方、映画は大成功を収めた『グリース』とは正反対に商業的/評価的にも大失敗に終わっています。
私は映画『ザナドゥ』は未見ですが、そもそも“ミュージカル”というと『グリース』がそうだったように、“出演者本人の歌唱”がお約束ですが、“サウンドトラック・アルバムの半分は出演していないELOの曲”が収録され、劇中の「恋の予感」のシーンでもオリビアとマイケル・ベックが歌わずクリフ・リチャードとのデュエットver.が“BGMとして流れているだけ”で、ミュージカルのつもりで見たら“あれっ…??”と思うでしょう。
映画のサウンドトラックに使用されている楽曲のクオリティはアルバムの大ヒットで証明済みであり、興行面での失敗はそれ以外の制作者側の問題があったのかもしれません。

事実、2007年にブロードウェイでミュージカル上演されるとトニー賞にノミネートされるなど好評で、ブロードウェイ以外でも各国で公演される人気演目となりました。
そうした評価の見直しの影響か、2011年には人道支援団体WACCIの後援によりオリビア自身が「Magic」のセルフ・カバーしたダンス・バージョンがシングル発売されオーストラリアで10位を記録、収益はすべて慈善団体に寄付されています。


 
 



~ Story ~

Building your dream
築いている夢は
Has to start now
いまにも始めなきゃ

生活のため描きたくない絵を描いている若者ソニー(マイケル・ベック)と、恋人を失って以来音楽の夢を棄て家業にくすぶっていた初老の男ダニー(ジーン・ケリー 過去ログ「雨に唄えば」)…
ある日、彼らが住む町に一人の美しい女性キーラ(オリビア)が現れ、導かれるように彼らは出会い、結びつき、励まされ、彼らの桃源郷(Xanadu)を築くために力を合わせることを誓い合います。

しかしザナドゥが実現する直前、キーラは二人の元から去ってしまうのです…。


You should know me
あなたはわかっているはず
I've always been in your mind
その頭の中に、いつも私がいたことを

ソニーは、彼女に恋をしていました…。
実は、キーラはミューズ(Muse;ギリシア神話に於ける音楽・舞踏などを司る女神)の一人で、ソニーを愛したことは規則に反することであったため彼への永遠の愛を言い残し、神々の世界へと帰ってしまったのです。

彼女が去ってしまい失意のソニーに、かつて同じ思いをしたダニーが、“キーラを見つけることはできるはず”と励ましますが…。



~ Epilogue ~

映画『ザナドゥ』では、キーラとソニーが恋に落ちましたが、世間ではそれ以上に話題となった恋物語がありました。
それは他でもない、オリビア自身が本作での恋をきっかけに、1984年にその男性と結婚を遂げることになったからです。
その男性とは、劇中でダンサーを演じ本作でスクリーン・デビューを飾った俳優マット・ラッタンジー(Matt Lattanzi)で、この時オリビア32歳/マット21歳という年齢差でした。

I'll bring all your dreams alive
きっと私がその夢すべて、輝かせてあげる
For you

 …もしかして、この歌は“予言”?
 作者ジョン・ファーラーはオリビアと長い付き合いだから、彼女の“実話”かもよ?


二人は1995年に離婚してしまいますが、オリビアにとって唯一の子どもであるクロエ・ラッタンジーを授かっているので、彼女の人生に於いて彼との出逢いが大切な運命だったことは間違いありません。
彼女は2008年に再婚したものの、2017年には癌を発病(3度目)し“ステージIV”の状態にあると報じられ私も心配していましたが、今回の検索で彼女が今年テレビ番組に出演し意外と元気であることを確認し、安心しました。

オリビアは“余命宣告を聞かないことにしている”といい、その理由を“もし余命6カ月と言われたら、きっとその通り6カ月になるでしょう。自分がそう思い込むから”と語っているそうです。



Olivia Newton-John: Entertainment Tonight (June 16, 2020)


You have to believe we are magic
二人は魔法がかりと信じるの
Nothin' can stand in our way
何ものだって行く手を遮ることはできない

彼女の“魔法”は、信じるべきかもしれません♪



「マジック」

最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
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tags : 80's ソフト・ロック セクシー 映画 

コメント

Olivia Newton-John 大好きでした!

こんばんは。
お久しぶりです。

オリビア・ニュートン・ジョンは大好きでした。
大学時代、盛岡公演を観に行っています。
今でも数曲英語で歌えますよ。

Physicalはセクシーですよね。
全米NO1を10週走ったのでしたか?

Magic も好きでしたよ。

映画「グリース」も見ています。
J.トラボルタはそんなに好きではありませんでしたがね。

ところで、貴男のエールソングは何ですか?

私は、
We Built This city
Happy
Danger Zone
Sugar
Final Coundown
You’ll Supply The Night
Anyway You Want It
Separate Ways
People Of South Wind
Conga 

辺りですかね~。

洋楽は楽しいですね。

  See you.

2020.09.27  トリトン  編集

Re: Olivia Newton-John 大好きでした!

おぉ盛岡公演行かれたのですか!
「Physical」の歌詞は本当にヤバいです。
ただ、歌とビデオのセクシーさでは
「Magic」に軍配を上げます。

エールソング
私なら「St. Elmo's Fire」です。
80年代はこういった曲にあふれていました。

2020.09.28  Beat Wolf  編集

St.Elmos's Fire ですか?

何と、St.Elmos’s Fire ですか?
渋いですね~。

John Parr ですね。

80年代には名曲多いですよね。
飽きません。
Ever green ですね。

洋楽は、気持ちを高揚させるときに聴きたい曲(エールソング)、気持ちを落ち着けたいときに聴きたい曲、ふと聴きたくなるときに聴く曲、思い出に浸りたいときに聴きたい曲など、シーン別に使い分けていますね。

自分一人のときと、家内が一緒のドライブでは選曲が違います。幸いなのは、家内が同い年で流行や音楽の話が通じることが有難いですね。

旅行のときのCD選びも楽しいです。

しかし、Beatwolfさんは1つの記事をかなり取材されて書いていますね。Magicの記事にしても相当時間がかかったはずです。よくその時間を取れますね。

私が将棋の記事を取材しながら書いているのと同じです。
あちこち資料を探してかなり時間がかかりますよね~。
貴男の音楽の知識と情熱に敬意を表します。

私も洋楽は詳しい方ですけど、私の5倍は詳しいですね。
脱帽です。

最近、flashudance の映画と挿入歌がいいなあ~、と感じるこの頃です。

先日の記事の「愛と青春の旅立ち」もそうですけそね。

名曲と一緒に感動的なシーンと映画を記憶しているって結構ありますよね。

話は戻りますが、岩手に住んでいて不便だなあ~と思うのは来日アーティストの公演に気軽に行けないことですね。

東京に住んでいたら、バンバンコンサートに通っていたと思います。
アース・ウィンド&ファイアーの仙台公演に行きたかったなあ~、と今でも悔やんでいます。

StingやTOTOの公演には行きましたよ~。

長くなりました。
今日はこの辺で。

おやすみなさい。

2020.09.29  トリトン  編集

Re: St.Elmos's Fire ですか?

あくまでケースバイケースです。
どんな歌を聴きどんな楽しみ方をするか
気楽に聴こうが詳しく分析しようが
それぞれの自由だと思います。
なので、このブログも個人の興味のレベルで
楽しんでくれたらいいです。

コンサートはどうしても地方だとキツいでしょう。
でもそれだけに、世界のスターが
遠いところに来てくれると感激も一入だと思います。
早くそんな日が戻ってくれるといいですね。

2020.09.29  Beat Wolf  編集

この頃のオリビアはかなりトラウマなんですよね~。小生にとっては「そよ風の誘惑」、クリスタルボイスで奏でられる爽やかで美しいメロディ、1970年代の清純路線のオリビアの象徴なんですよ~。「グリース」(1978)あたりからディスコで歌い踊ったり何か異常に元気過ぎるパワフルさが・・。1980年代になるとELOと「ザナドゥ」共演したり、レオタード姿になって「フィジカル」歌ったり・・、「あ~、やめてくれ・・俺の清純なオリビアのイメージが崩れていく・・!」と落胆したものです。(苦笑)

2020.09.29  ローリングウエスト  編集

ローリングウエストさん

ローリングウエストさんにとってオリビアはアイドルですね。
ましてこの映画でオリビアに恋人ができたなんて話は悪夢でしょう。
でも見方によっては忙しくなりすぎて
彼女の結婚が数年先延ばしになったと思えばせめてもの救いに…
なりませんね?(苦笑)

2020.09.30  Beat Wolf  編集

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