I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

STOP!
地球温暖化/気象災害激甚化
Lil Dicky - Earth
Lil Dicky - Earth1
Beatles & Solo
Please Please Me


With The Beatles


A Hard Day's Night


Beatles For Sale


Help!


Rubber Soul


Revolver


Sgt Pepper's


The Beatles


Yellow Submarine


Abbey Road


Let It Be


Magical Mystery Tour


Beatles(the other songs)


John Lennon


Paul McCartney


Wings


George Harrison


Ringo Starr


『裸の王様』を「なんと素敵なお召し物」と称え、「裸に見えるは愚か者」と偽る“偉い人”たち

2020.10.20

category : Others

『彼ら』は、“真実を告げる一人の子ども”を抹殺する

矛先は既に自民党、法制局、官僚、最高裁、マスメディア…いま科学者、その先は“あなた”です。

《解説記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


~ “偉い人”が自己利益のため嘘を流布し、国民益を害する国 ~

10月5日『ファシズム14の兆候』の記事で、菅義偉首相による前例のない「日本学術会議の新会員6人に対する任命否認」が、最終目的であろう「国民統制」への“地盤固め”である可能性についてお伝えしました。

「違憲・違法」を指摘する専門家や国民世論の批判に対し同5日、内閣記者会の“インタビュー”で菅首相は「総合的、俯瞰的(高いところから見下ろす)な活動を確保する観点から判断した」と弁明するものの「理由になってない」と不審の炎上を招き、9日のインタビューで火消しを試みますが…

「(6人を除外した99人のリストは見たが、会議側が作成した105人の推薦リストは)見ていない

と、菅首相自身が明言したのには驚きました。
「首相自身による被推薦者外し」は僅かな抗弁の余地はあっても、「(学術会議の推薦に基づいて)会員の唯一の任命権者である菅首相以外の人間が6人を除外すること」は明確な『日本学術会議法違反』であり、それを首相自らが告白してしまったのですから!
この発言は必然、更なる火災を拡げる結果となりました。
「任命否認」の挙句の「見ていない」発言は、健全な法治国家なら“致命傷となり得る政権の危機”でしょう(これで逃れられるなら非法治国家)。


【『王様』の危機感を確信させる、“応援団”による空前規模の『イカの墨』『タコの墨』】

そして、今回の『被推薦者外し』に際して“応援団”が発した波状的『イカの墨』『タコの墨』は、安倍政権時代以上に「どんな手を使ってでも不都合なものは抹殺する菅首相の強い意志」を感じました。
通常発せられるのは「パンケーキおじさん」「叩き上げの苦労人」といった“本質から国民の目を逸らせる”『イカの墨』ですが、勝利が見込めない非常時には「追及・批判者の信用を貶めるデマ」を流して“国民の目を煙に巻く”『タコの墨』も発せられます。

例えば『森友学園問題』を追及していた辻元清美議員への「塚本幼稚園侵入疑惑」「生コン疑惑」や、『加計学園問題』で官邸が「怪文書」とした「文書は本物」と各テレビ局で実名告発しようとした文書作成時の文科事務次官前川喜平氏への「前川前次官 出会い系バー通い 文科省在職中、平日夜」といったデマがそれに該当し、“そんな人の証言は信用できない”に世論を誘導するわけです。
『森友・加計問題』は政権にとってかなりな危機(安倍政権より前なら一発で終わってる)でしたが、その時でさえ今回ほどに波状的な『イカの墨』『タコの墨』ではありませんでした。
あまりに数が多いため本記事で書き切れませんが、幾つか例示してみましょう。


『イカの墨』…「6人不承認の問題」⇒「日本学術会議のあり方」など別の問題にすり替え

10/05 芸人・ほんこんが学術会議のあり方に疑問「税金が無い方が学問は自由にできる」
大阪維新を介して菅首相と吉本興業は昵懇であり、安倍政権以降NHKや政府事業への起用や100億円もの公金投入など恩義があります。

10/06 橋下徹・元大阪府知事「学者がよく口にするアメリカとイギリス。両国の学者団体には税金は投入されていないようだ」とTwitterに投稿
実際は「アメリカとイギリスの学者によって組織される団体に政府からの税金は投入されており」、BuzzFeed のファクトチェックはこの発言を「誤り」と判定しています。
2008年の府知事選に橋下徹氏を担ぎ出し、12年には都構想の根拠法制定を自民の座長として推進、大阪万博やカジノの誘致に助力したのが菅首相です。

10/08 橋下徹氏学術会議の105人全員の推薦リストは「総理が全部、見られるわけない。部下がやるんです」
実務を部下がやろうが、責任はすべて任命権者である総理大臣が負わなければならないはず。

10/07 自民党の下村博文・政務調査会長「政府に対する答申は2007年以降出されていない」
「『答申』とは政府からの『諮問』を受けて出すもの」であり、2007年以降「答申」が無いのは“政府が13年近く諮問を行っていなかたため”ですが、下村氏はその事実を説明しませんでした。
下村氏を支援する政治団体『博友会』は2013年と14年に加計学園から受領した200万円を政治資金収支報告書に記載せず、「政治資金規正法違反」を問われましたが、安倍政権下で東京地検は「不起訴処分」としました。


『タコの墨』…「首相の人事を批判している学術会議は、問題だらけの団体である!」

「日本学術会議は軍事研究に反対しながら、中国の軍事研究『千人計画』には積極的に協力している」のデマ
08/06 甘利明・自民党税調会長がブログで言及
10/02 まとめサイト『アノニマスポスト』が甘利氏のブログをもとにした記事を拡散
10/03 高橋洋一氏が甘利氏のブログにリンクを張るかたちで〈学術会議。の実態。一部野党・メディアが騒ぐわけ〉とツイート、『現代ビジネス』や『zakzak』などへ寄稿
学術会議は組織としての「千人計画」への協力を明確に否定し、加藤勝信官房長官も会見で否定、甘利氏も「間接的に協力しているように映ります」とブログを書き換えています。
甘利氏は安倍政権時『URとの口利きワイロ疑惑』(あっせん利得処罰法違反)を不起訴処分となり、安倍政権時代から様々な世論誘導に貢献してきた高橋洋一・嘉悦大教授は10/13、菅内閣の内閣官房参与(経済・財政政策担当)に任命されました。

10/05 日本学術会議幹部が「北大総長室に押しかけ研究を辞退させた」
シンクタンク『国家基本問題研究所』(国基研)理事の奈良林直・北海道大名誉教授が同サイトで、防衛省の安全保障技術研究推進制度に採択されていた北海道大のある研究について、日本学術会議の幹部が「北大総長室に押しかけ、ついに2018年に研究を辞退させた」と記述し情報が拡散されましたが、後日自ら“学術会議幹部が北大総長室に押しかけた事実はありませんでした”として、「事実上の圧力」と訂正しました。
ちなみに国基研は、日本会議会長の田久保忠衛氏や櫻井よしこ氏、杉田水脈衆議院議員、山谷えり子参院議員、小川榮太郎氏など“お馴染みの応援団”が並び「日本に原子力発電を取り戻せ」や「今こそ憲法改正を」などを政策提言している公益財団法人です。


【せやろがいおじさん】「日本学術会議批判、デマがウジャウジャ」総理が6人の任命拒否




~ 民主主義に不可欠な“真実を告げる口”を、権力者に塞がせてはならない ~

約8年にも亘る安倍・菅政権の一貫した特性の一つは、徹底した「情報隠蔽」です。

『モリ・カケ・桜』では容疑の無実を証明できるはずの「公文書・証拠書類の公表を徹底して拒み」、証拠の改ざん・破棄を官僚に重ねさせ、検察が介入しないことで誰ひとり罪に問われることなく数々の犯罪をもみ消してきましたが、「官邸に忠誠を示せば賞す/国民に忠誠を示せば干す」の徹底と、『特定秘密保護法』という刃を喉元に突き付けることによって省庁の“真実を告げる口”を塞ぎました。
国会やメディアに追及されても「朝ごはんは食べてない(パンなら食べた)」と質問の趣旨を逸らして答える(ご飯論法)、「全く問題ない」と撥ねつけ、「コメントは差し控える」で追及を遮断し、「官邸に忠誠を示せば賞す/国民に忠誠を示せば干す」とメディアに迫り“真実を告げる口”を塞ぎました。


そして今回、『日本学術会議』への人事介入は、各専門分野に於いて政治家・官僚を遥かに凌ぐ知見を有する科学者の政府都合に反する“真実を告げる口”を封じるための一策でしょう。
任命拒否された6人は何れも「政治思想史」「行政法」「憲法学」「日本近現代史」「刑事法」「キリスト教学」に於いて日本で著名な専門家であり、その彼らが「安保法」「特定秘密保護法」「辺野古基地」「共謀罪法」などについて異議を唱えているのですから、法律や施策の正当性を揺るがす厄介な存在を政権が排除したい心理にあろうことは想像に難くありません。

そもそも「学術会議は第二次世界大戦で科学が政治に支配され、科学が多くの人命を奪うことに寄与した歴史を反省に設立」された組織であり、安倍政権の推し進める『武器の開発・輸出』や『軍学共同』(軍と大学が共同研究)に強く反対してきたため、今回の任命拒否により“政府都合を忖度しない者は排除する”強い意志を示したと考えられます(同時に「予算削除・組織解体も辞さず」の言動も示す)。
しかし10/16に「6人の任命拒否の理由の説明と、速やかな任命を求める要望書」を携え、菅首相と面会した後の梶田隆章会長の会見内容はまるで“子どもの使い”のようであり、学術会議の「降伏」は想像以上に早いかもしれません。

学術会議を服従させた後、菅首相が次に塞ぎたい口は『日本弁護士連合会』(日弁連)あたりではないでしょうか…。
日弁連は「安保法」「特定秘密保護法」の廃止を求めており、黒川検事長の定年延長問題ほか政府の“問題行動”について、数々異議を表明してきました。
まさに日本を代表する法律の専門組織であり、日弁連に「違憲・違法」を唱えられることは政府にとって極めて不都合なはずです。


そして科学者の口を封じ、弁護士の口を封じた後、その先に待っているのは『国民統制』です。
既に仕掛けておいた「特定秘密保護法」「共謀罪法」などを発動させ、国民の思想信条、言論・表現の自由を統制してくる可能性があります。
しかしあなたが不当に逮捕・勾留されたその時、どんなに不当性を訴えても政府に敵視されたあなたを正当に代弁してくれる弁護士も、その不当性を検証してくれる学者も、訴えを広く伝えてくれるメディアもいないでしょう。
ナチスに支配を許したドイツの牧師マルティン・ニーメラーの『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』が警告しているのは、“そういうこと”です。

安倍・菅政権は単なる『強権政治』ではなく、違憲・違法も問わない『無法政治』です。
無法政治下でマイナンバーが銀行口座(個人資産)や保険証(健康履歴)と紐づけされキャッシュレス化が進んだ時、無法政治が為し得る最悪の可能性を想像してみてください…
法規と事実、科学を顧みない無法者が頼みとするのは「強制力」であり、その概念が支配する無法政治が頼る究極の強制力が「軍事力」です。

これ以上、権力者に“真実を告げる口”を塞がせてはなりません。
日本学術会議への人事介入で問うべきは、目前の問題ではなく、その先に待つこの国の未来です。



【プチ鹿島さん】「傑作! 新聞読み比べ ~菅さんは、理由を語らないことで被害者を加害者に仕立てている~」日本学術会議、総理が6人の任命拒否 第36弾

最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
関連記事
スポンサーサイト



tags :  

コメント

コメントを投稿


管理者にだけ表示を許可する
 
PrevEntry |  to Blog Top  | NextEntry
プロフィール

Beat Wolf

Author:Beat Wolf
ジャンルを問わず音楽が大好き♪


参加ランキング
最新記事

全タイトルを表示
Artists
リンク
このブログをリンクに追加する
☆『相互』をご希望の方は、お気軽に♪
最新コメント
QRコード
QR

Copyright ©I Wish~洋楽歌詞和訳&解説. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha. Photo by sozai-free 2000px.