I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

STOP!
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Lil Dicky - Earth
Lil Dicky - Earth1
Beatles & Solo
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George Harrison


Ringo Starr


「サイン・オブ・ザ・タイムズ」プリンス

2021.05.28

category : Prince

Prince - Sign O' The Times (1987年)

ビートルズの「A Day In The Life」に通じる“何か”を抱かせる天才・プリンスの傑作 ♪

《すべての記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


~ Lyrics ~

Writer(s): Prince /訳:Beat Wolf

フランスでは、痩せこけた一人の男が小さな名前の大きな病で亡くなり
そのガールフレンドも注射針を偶然見つけ、すぐ同じことをした
家には17歳の少年たちがいて、その楽しみといえば
“The Disciples”と呼ばれる一団に入り
クラックに酔い、マシンガンを携えること

Time
Times

ハリケーン・アニーは教会の天井を剥ぎ取り、中にいたすべての人の命を奪った
テレビをつけると、何れも誰かの死を伝え
ある女性は、食べ物を与えることができないために赤子を殺害した
…それでもまだ、僕らは人を月へと送り出している
9月、僕の従兄弟は初めてマリフアナに手を出し
6月…今ではヘロインをやっている

Times
Times

愚かしいと思わない? 
宇宙船が爆発しても、みんなまだ飛びたがり
“人が死なない限り人は幸せになれない”、なんて人もいる
あぁ…どうして?

Time
Time

赤子がスピーチし、スターウォーズが繰り広げられ
隣人たちは、ただそれだけで輝いている
でも陽が沈み、爆弾が落ちてきたら
誰が夜明けを見る?

Time, mm
Times

愚かしいと思わない?
宇宙船が爆発しても、みんなまだ飛びたがり
“人が死なない限り人は幸せになれない”、なんて人もいる
あぁ何故? どうして?
時代の流れ…  unh

Time
Time

時代の流れが心を弄(もてあそ)ぶ
手遅れになる前に急ごう
恋をして、結婚し、子どもを産み
名前は“ネイト”にしよう
もし男の子だったら…

Time
Times



~ 概要 ~

「サイン・オブ・ザ・タイムズ」はプリンス1987年の9thアルバム『Sign "☮︎" the Times』からの1stシングルで、 Billboard Hot 100 の3位(年間60位)を記録した作品です。
本曲はイギリスの音楽雑誌『NME』やアメリカ紙『ヴィレッジ・ヴォイス』で同年の“Single of the Year”、2010年には『ローリング ストーン誌』“500 Greatest Songs of All Time 304 位”に選出されました。

プリンスとそのバンド“Prince and the Revolution”は、メガ・ヒットとなった1984年の『Purple Rain』の後も『Around the World in a Day』(1985/全米1位)、『Parade』(1986/全米3位)と毎年アルバムを発表し、更に2枚組の次回作『Dream Factory』までレコーディング(1985年6月~1986年7月)していましたが諸問題から発表には至らず、バンドは1986 年 10 月に解散してしまいます。
しかし一人きりになってもプリンスの創作意欲は衰えを知らず、同年11月までに「Sign O' The Times」など新たな楽曲を創作しこの2枚組と併せた“3枚組!”ソロ・アルバム『Crystal Ball』をワーナー・ブラザース・レコードに提示したものの拒否され、曲を減らして2枚に編集し直したのがアルバム『Sign O' The Times』でした(プリンスはこれに大きな不服を抱いており、ワーナーとのしこりとなった)。

「サイン・オブ・ザ・タイムズ」の作者はプリンスで、ちなみに本シングルのB面曲「La, La, La, He, He, Hee」シーナ・イーストンとの共作です。
サウンドはプリンスが当時最新のフェアライト製シンセサイザー(Fairlight CMI)を使用し、プログラマーの助けを借りてほぼ独りで構築しました。
当時ハワード・ジョーンズやユーリズミックスなど、シンセサイザーがメロディ・フレーズを奏でる“色彩感豊かな電子音”が全盛で、プリンス自身も「1999」などそうした音作りでヒットを量産していた時代、本曲の装飾を廃しリズム系を中心とした“色彩感乏しい電子音”はむしろインパクトがあり、本人出演なく歌詞をデザインした公式PVも当時としては時代を先取りしていたといえるでしょう。

1987年5月から本アルバムに伴う『Sign o' the Times Tour』が行われ、そのヨーロッパツアーを中心に収めたライブ映画『Sign o' the Times』も公開されました。
2004年3月にプリンスが『ロックの殿堂』入りした際、「Let's Go Crazy」「Kiss」と共に彼がパフォーマンスしたもう1曲が「Sign o' the Times」でした。
同年ジョージ・ハリスンも殿堂入りを果たしており、トム・ペティ、ジェフ・リン、スティーヴ・ウィンウッドらと共にプリンスも加わり、ジョージへのトリビュートとして「While My Guitar Gently Weeps」を演じていますが、ここでのプリンスのギター・ソロは圧巻です!


 
 



~ Story ~

In France, a skinny man died of a big disease with a little name
フランスでは、痩せこけた一人の男が小さな名前の大きな病で亡くなり
By chance his girlfriend came across a needle and soon she did the same
そのガールフレンドも注射針を偶然見つけ、すぐ同じことをした

本曲は大ヒット・シングルという“光”の側面の一方、歌詞は当時の社会問題を扱い極めてシリアスです。

1980年代に世界を震撼させていた“小さな名前の大きな病気”といえば『AIDS』(後天性免疫不全症候群)が連想され、当時特効薬が未開発で極めて致死率の高い感染症でした。
主な感染経路は“性的感染/血液感染/母子感染”などですが、薬物常用者らによる注射針の使い回しは感染率が際立って高く、本曲でも“薬物中毒の拡がりがAIDSの感染拡大に繋がる懸念”を感じさせます。

一方、東西冷戦下のロナルド・レーガン米大統領('81-89)は敵国の大陸間弾道弾を宇宙空間で撃墜する『SDI;戦略防衛構想』を推し進め、映画に擬え“スター・ウォーズ計画”として話題を呼んだ半面、SFのような宇宙への軍拡政策が東西の緊張を高め、そのために国民が負う“双子の赤字”がアメリカ国内でも大きな批判を呼んでいました。

そんな中、1986年1月28日にアメリカの有人宇宙船スペースシャトル・チャレンジャー号が打ち上げから73秒後に分解し、7名の乗組員が全員死亡した事故が発生し日本でも大きく報じられましたが、覚えておいででしょうか?


Sign o' the times mess with your mind
時代の流れが心を弄(もてあそ)ぶ
Hurry before it's too late
手遅れになる前に急ごう

タイトルは、『Signs of the Times』という雑誌に由来するという説があります。
この雑誌を発行しているセブンスデー・アドベンチスト教会は“キリストの再臨と安息日厳守を主張する教派”で、プリンスはこの会派の両親の下に育ったそうです。
つまり、“Sign O' The Times=キリストの再臨”?

また、一般に【a sign of the times】“(悪い意味で)時代の動向/ 時勢”を表します。
本作品の歌詞は、まさにこの概念に符合するように思えますが…。

注意すべきは、本作品の正式なタイトルは「Sign "☮︎" the Times」ということです。
プリンスは【to=2, for=4, you=U】など言葉を置き換えることを好み、発音不明な独自の“シンボルマーク”をアルバム・タイトルに取り入れたことで有名ですが、本作の“☮︎”は何かご存じでしょうか?

Prince - Sign O The Times1

これはプリンスが独自に考案したものではなく、平和運動や反戦運動のシンボルとして世界中で使われている“ピースマーク(Peace symbols)”です。
手旗信号で『Nuclear Disarmament』(核軍縮)の頭文字「N」(両腕を斜め45°で下ろした形)と「D」(右手を真上に左手を真下にした形)を表したものを合体させ、これを円で囲んだデザインといわれます(“平和を象徴するハトの足跡”という説もある)。

つまりプリンスは、本曲「Sign "☮︎" the Times」に“平和を脅かす時勢を憂慮”し、“世界の平和と人類の安寧を訴えた”のではないかと、個人的に推測します。


「Sign "☮︎" the Times」






~ IOCは誰のため、何のためにオリンピックを開催するのか ~

IOC重鎮委員が独占告白「菅首相が中止を求めても、大会は開催される」

実は当初、今回の記事は「Sign o' the Times」ではなく別の曲を予定していましたが、それを一変させたのが5/26の文春の記事でした。
“非政府のスポーツ組織”に過ぎない『国際オリンピック委員会(IOC)』が、世界1億7000万人が罹患し355万人以上が死亡した『コロナ・パンデミック』の最中にあって、主権国家であるオリンピック開催国の内閣首長が「国民の生命・財産をを守るため」に中止を求めたとしても、“それはあくまで個人的な意見に過ぎない。アルマゲドンにでも見舞われない限り大会は開催される”と、言い切るのです。

【開催国に対して】

確かに『開催都市契約』第66条は、「大会中止(契約の解除)はIOCのみ権利を有する」と定めているものの、そもそもこの契約自体が「無理(道理に反する)」です。
道理は「決裁権を有する者が責任を負う」はずですが、本契約第9条では「『決裁権を有するIOC』が被るすべての損害・あらゆる性質の責任(人または財産への被害を含む)を、『決裁権を有しない開催都市・NOC・オリンピック組織委員会』が補償、防御、免責する」ことになっています。
つまり、日本はオリ・パラ開催のために直接・間接費用合わせ何兆円もの公費投入した挙句、IOCの「大会開催/中止」決裁により生じるあらゆる人または財産への損害を、日本側(都民・大会組織委・国民)が負わなければならない理不尽な契約なのです(当時の猪瀬都知事・安倍首相の責任は重大)。

【五輪参加者に対して】

IOCのバッハ会長は昨年11月の来日の際、医療従事者が使用する高機能の『N95マスク』で完全防備し、今年5月に予定されていた来日は緊急事態宣言の延長などを踏まえ回避した一方、5/27にオンラインで開催した約200の国・地域の選手らを対象にしたフォーラムでは、「選手も日本国民も安心して参加できるオリンピックになる」「全幅の信頼をもって東京に来て、大会に備えてほしい」と安全性をアピールしました。
しかし選手や関係者の行動を定めた『プレーブック』では、「あらゆる配慮にもかかわらず、リスクや影響が完全に排除されるとは限らないため、大会へ自己責任で参加することに同意するものとします」との記述があり、参加者は大会期間中のコロナ感染に対する主催者を免責する同意書に署名のうえ、提出することが義務づけられているそうです。
選手側の疑念に対しバッハ会長はこれに直接答えず、IOC最高執行責任者のラナ・ハダッド氏が「どの政府も保健当局も感染症について保証はできない。私たち全員がそのリスクを負わねばならない」と答えました。

【IOC幹部に対して】

大会の主役であるアスリート1人部屋/2人部屋(12平米)の選手村に宿泊するのに対し、IOC幹部最高720平米で1泊300万円の国内最大級のスイートルームが備えられた『The Okura Tokyo』など都内の4~5つ星ホテル4つが全室貸切で提供されています。
IOC役員は一泊の上限料金が一律35200円と定められており、差額分は大会組織委員会(延いては税金?)が負担することになっているそうです。
また、5月のセバスチャン・コーIOC委員の来日の際の国内移動には組織委が3機のチャーター機を提供し(費用は数千万円)、大会期間中のIOC幹部の移動手段は新幹線の一両借りやハイヤーなどが提供されています。

【IOCの収入の73%はテレビ放映権料】

IOCは収入の73%をテレビ放映権料から得ている組織であり、その大半は大会が開催された時点で支払われる契約となっています。
今回「菅首相が中止を求めても大会は開催される」と発言したIOCのディック・パウンド委員は1978年からIOC委員を務め、この間オリンピックの商業化と「テレビ放映権料を100倍」にした功績があり、2014年から五輪・パラ五輪の放送を統括するオリンピック放送機構の会長を務めた人物です。

文春の記事のインタビューによると、彼が「安全を考えると、観客を入れるべきでない。世界の99.5%はテレビや電子プラットフォームで楽しむのだから」と言及していることや、バッハ会長とコーツ副会長らの「緊急事態宣言下でも五輪開催」発言は、IOCの“利害の所在”を裏付けているといえるでしょう(逆に、「観客を入れる」が“日本側の利害”/小池都知事は“別の利害”を抱いている?)。


五輪中止。IOC発言・菅首相が反対しても無視して開催。一国の首相に無礼。日本の主権を奪い犠牲を強いる東京オリンピック。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊清水有高。




~ 日本政府・大会組織委員会は誰のため、何のためにオリンピックを開催するのか ~

東京五輪で代理店に支払う会場準備担当ディレクターの人件費は1日42万円!
下請けパソナは日当1万2000円で募集しているのに…

最初に答えを言ってしまうと、「五輪開催という大義名分の下、兆単位の税金投入により自らは少額投資で政官財が何倍もの“私腹”を得るため」です。
五輪43会場の整備・大会運営は東京都と大会組織委員会が分担して実行しますが、そのうち大会組織委員会分は『電通』をはじめ複数の大手広告代理店に委託され、更に広告代理店がその実務を人材派遣業大手『パソナ』に“再委託”する契約となっています(人材派遣サービスは“随意契約”でパソナにしか許されていない)。

上のリンク及び下の動画でテーマとなっているのは『大会組織委員会と広告代理店・東急エージェンシーが交わした委託契約書及び内訳書』が動画で解説している本間龍氏に“内部告発”されたもので、同内訳書によるとスタッフ1人1日当たり最大35万円!(40日で計1400万円/最低額は1日2万7000円) という常識ではあり得ない単価で契約されていたことが“物的証拠”を以て明らかになったのです。
更に、この問題を5/26衆院文科委員会で組織委の布村幸彦副事務総長を追求した斉木武志衆院議員によると(直下の動画)、委託された代理店側は諸経費15%/管理費5%を上乗せ(計+20%)しているため、35万円のスタッフであれば35万×1.2で、組織委に請求されている実額は1日当たり42万円だといいます。

衆議院 2021年05月26日 文部科学委員会 #04 斉木武志(立憲民主党・無所属)


しかし、上記したように実務を行うのはパソナの派遣社員であり、同社『東京五輪大会スタッフ募集概要』によると「大会準備・運営業務」職は時給1650円/(×8で)日給1万3200円程で、これが内訳書の単価35万円の「大会準備ディレクター」に該当すると仮定し、請求実額42万円で比較すると“中抜き率約97%!”というとんでもない“濡れ手に粟”になります。
『公的事業が広告代理店に委託され、パソナに再委託』の構図といえば、ちょうど1年前の「コロナ禍の持続化給付金“中抜き”事業」を思い出しますが、国難の最中に国民の財産を食い物にする政府ぐるみの鬼畜犯罪がうやむやのまま野放しにされる国の行く末を案じずにはいられません。
過去ログ「マネー」ピンク・フロイド
『中抜き率約97%の内訳』は定かではありませんが、恐らく「パソナ」「広告代理店」から吸い上げられた“裏金”は、その上の「大会組織委員会」、そして「与党権力者・高級官僚」へと還元されていることでしょう。

竹中平蔵「パソナ」の純利益が前年の10倍以上、営業利益も過去最高に!
東京五輪と政府のコロナ対策事業を大量受注、巨額中抜きの結果か

ここにも、“ぼったくり男爵”…。


特ダネ!五輪中止。暴かれた自民党と組織委員会のオリンピックの嘘。人件費1日30万円以上の真実。国会で受け取り拒否の資料を公開。元博報堂作家本間龍さんと一月万冊清水有高。




~ “ザル・コロナ”での五輪開催は、日本国民、世界人類に不幸をもたらす ~

「国民の命と健康を守るのは私の責務だ。五輪を優先させることはない」 5/31 菅首相

『言行真逆』…まさにディストピア(暗黒世界)の支配者の言行であり、その本質は「詐欺」でしかありません。
『国民の命と健康を守る』ための最善「国民を危険なウイルスから遠ざける」であり、それを“責務”と認識している最高責任者なら、感染が蔓延している最中に「政策によりウイルスとの接触機会を増やす」『GoTo』や『オリンピック』など、決して実行しないはずです。

『緊急事態でも五輪』という人たちは「『バブル方式』で選手と外部とを遮断するから安全だ」と吹聴していますが、『バブル方式』とは要するに感染症対策の基本原理である『隔離』であり、これまで“ザルの隔離”で水際対策も、国内対策も尽(ことごと)く失敗させてきた政府や東京都が『バブル方式』を理論どおり遂行できる能力があるとは、私には到底想像できません。
それを成し遂げるとしたら、言語も文化も異なる「約9万人の外国人を漏れなく管理しバブル内に閉じ込める」ことが絶対条件ですが、まずそれ以前に「国内及びバブル内に感染者を入れない」ことが最重要です。
しかし“バブル方式の成功例”といわれるテニスの全豪オープンでは選手はチャーター機で入国、2週間のホテル隔離生活の間、毎日PCR検査を実施…しても、選手や関係者から感染者は発生しています。

一方、日本はどうかというと、「それぞれの国で陰性証明」を取り、日本入国時に「抗原検査」選手は「入国後2週間待機を免除」され、練習を行えることになっています。
バブル内には外国人だけでなく、彼らと接触する約7万8000人のボランティアと7000人の医療従事者、多数のメディア関係者らが“出入り”しますが…これは『バブル方式』ではありません
また、今年1~5月中旬までに入国した「五輪関係者1649人の87%が14日間の隔離措置が免除(4日目から活動)」されていると報じられており、うち前述のディック・パウンドIOC委員が会長を務めた『OBS;オリンピック放送機構』のインド人スタッフらは代々木のオリンピック記念青少年総合センターに宿泊し、「毎日普通に外食」「時に歌舞伎町で暴れている」との通報が寄せられており、それに対する内閣官房審議官と丸川大臣の答弁が下の動画です。

参議院 2021年06月01日 内閣委員会 杉尾秀哉(立憲民主・社民)
 


オリンピックでの感染防止策として政府は大会関係者向けに1日最大7万件の検査(PCR/抗原)を提供し、五輪全観客に『陰性証明』(検査数は1日最大約40万件/検査費は自己負担)を求めるとしていますが、開催都市・東京都の一日の過去最大の検査実績は1万5289人(今年1/8)で、この短期間にどうやって「検査体制を47万(+都民の通常検査)まで増やす」というのでしょう?
五輪観客の『陰性証明』についても、政府は「観戦日の前1週間以内」を条件としていますが、そもそもコロナの検査は最も湯信頼性の高いPCR検査でさえ30~50%、2回でも9%誤って陰性判定してしまうものであり、「たった1回の検査陰性を過信すべきでなく(日本が水際で多用する安価で精度の劣る抗原検査は尚更)」「1週間前の陰性証明が現在の陰性を証明できる道理はありません」(だからこそ検査は回数と時機が重要)。

また、菅政権は国内外からの観客減の穴埋めとして、全国128万人(東京都は81万人)もの児童・生徒を『学校行事』として半ば強制的に観客として“動員”しようとしています(学校行事のため不参加は欠席扱い)。
5/31参院決算委員会によると、パラ陸上競技の観戦予定者は1日で平均127校、2万1798人の子どもたちが一同に集結するという大掛かりなものであり、「真夏の猛暑の中」「マスクをした万単位の児童らが」「電車やバスで密集して移動する」状況を考えると「相当数の感染者や熱中症患者が発生」すると想定され、たとえ彼らが無症状で済んだとしても周囲の大人に感染し発症する可能性もあるでしょう。それにも拘らず…

東京都が五輪に消防庁職員・団員のべ3万人を投入、救急車も24会場に2台ずつ!
インド変異株で感染者急増が予測されるさなかに

東京消防庁の職員・消防団員約4万5000人のうち「救急隊員を含む延べ3万人、救急車50台近くがオリンピックのために配置される」、というのです。
東京都では、コロナの蔓延により昨年4月以来『救急搬送困難』の発生(医療機関への受け入れ照会が4回以上かつ現場滞在時間が30分以上)が1週間あたり400件を下回ったことが1度もないほど救急隊員の業務が逼迫しており、加えて五輪が開催される真夏は熱中症による救急搬送が増えることが想定されます。

五輪とは、「救えるはずの命」を見棄ててまで興じられるべきもの…?

英米はワクチンを開発しコロナを急激に減らしましたが(但し直近では英国の陽性者が増加に転じている)、世界では6/3現在も一日当たり47万人が感染し1万人以上が亡くなっています。
開催国・日本は6/3現在、開催都市を含む18都道府県が『緊急事態宣言』または『まん延防止等重点措置』下にあり、5/24に『アメリカ疾病予防管理センター(CDC)』は日本への渡航注意を「最高レベル4:Very High」米国務省も日本への渡航警戒を「最高レベル4:Do not travel」に引き上げ、同日のWHO総会でアントニオ・グテレス国連事務総長は「世界はコロナと戦争状態にある、戦時の論理をもって対処を」と警鐘を鳴らしました。

しかし6/3現在『世界の必要回数のワクチン接種完了率は5.8%』(日本は3.1%)で、まだまだ英米のような免疫レベルにはありません
東京オリンピックでは、そうしたワクチンや検査体制の十分でない国を含む世界の人々が、日本政府の“計らい”により「入国時の待機・隔離が緩和」され、選手村では「選手らが狭い1人部屋/2人部屋(12平米)に押し込められ」、「選手同士のアルコールを伴う交流が許容され」、柔道やレスリングなど「一部の種目では相手と密着して競技が繰り広げる」ことになります。

果たして、私たちは本大会を無事に乗り切ることはできるのでしょうか…

このまま開催された場合、私は「感染を含め様々な問題が噴出する」と考えますが、カギは「そのとき政府や都・組織委員会がどのような姿勢で問題に対処するか」です。
安倍政権以降の日本社会は強欲・稚拙で、それを虚偽と権力であらゆる問題をもみ消してきましたが、嘘やごまかしは“忖度しない海外メディア・選手”には通用しません(命の問題なら猶更)。
せっかく大金を投じ日本に世界の注目を集めても、裏目となって完全に信用を失い「この国の腐敗・稚拙ぶりを世界に宣伝」することにならなければよいと願っています。

短い宴が終わり、人々がそれぞれの国へと帰った後、日本と世界に待つ運命とは…。



【東京五輪 緊急事態宣言下でも開催か?山口香氏に聞く】報道1930まとめ21/5/26放送

最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
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tags : 1987年 ファンク プロテスト 偉大な曲  

コメント

こんにちは。

歌詞を読んで連想したのは井上陽水でした。「最後のニュース」とか「傘がない」。武田鉄矢が「傘がない」を評して「世界が狭い」(?)とか何とか言っていましたが(もちろん半分は冗談です)、西洋の叙事詩と日本の俳句の違いでしょうか。児童文学者の誰かが「ミヒャエル・エンデのような壮大な物語でなくても日本人は日常の中に同じような物語を作ることができる」とか何とか書いていました。宇宙船の爆発はドラマティックですが日本だけで年間数千人の事故死(世界中では数十万人が死んでいるのではないでしょうか?)があっても何故人は車に乗るのか?
・・・・なんて思っていたら最後は、「恋をし、結婚して、子供を産み」なんですね。少し安心しました!笑)

2021.05.30  忠      編集

忠さん

「傘がない」は初めて知りましたが、まさに心は同じだと思います。
陽水は具体的な危機感を抱いていたかはわかりませんが、危機は主人公の身近に迫っていたことは伝わります。
だけど、今の日本では「今日の雨にさす傘がない人」がたくさんいて、よりリアルに感じます。
そういう意味で、陽水の「君に逢いに行かなくちゃ」と、プリンスの「恋をし、結婚して、子供を産み」は共通している思います。
生物は、生存危機になると生殖欲が強くなるといいますから。(笑)

2021.05.30  Beat Wolf  編集

こんにちは。

僕はこういう音楽を聴くのに歌詞の内容までは調べませんが、それにしても素晴らしいパフォーマンスですね。確かにギタープレイは圧巻でした。まさに才能が服を着ているようでした。素晴らしいの一言です。しばらくはプリンスが病みつきになりそうです。

2021.06.01  忠      編集

忠さん

まぁ日本人の大半はそうだと思います。
意味を知らなくても楽しめる所が音楽の長所の一つです。
実は、密かに彼は歴史上偉大なギタリストの一人なのです。
作曲能力、ダンスも上手いし、とにかく多才です。

2021.06.01  Beat Wolf  編集

プリンスは死後1周年で記事を書こうと思って名曲のユーチューブを集めたのですが、ことごとくミュート制限や著作権制限などかかっており往生しました。結局、記事を書くのは諦めたのですが今はだんだん緩和されているようなので再びトライしてみようかなあ・・。

2021.06.03  ローリングウエスト  編集

ローリングウエストさん

プリンスはyoutubeでの使用を認めていなかったので、ありませんでした。
彼の死後、恐らく遺族の許諾の下、公式動画が提供されるようになりました。
個人的には彼の曲が後世もずっと残って欲しいと思います。

2021.06.03  Beat Wolf  編集

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