I Wish~洋楽歌詞和訳&解説

80年代の洋楽ロック・ポップス&ビートルズを中心に、歌詞の和訳と解説+エッセイでお届けします

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「21世紀のスキッツォイド・マン」キング・クリムゾン

2021.07.09

category : King Crimson

King Crimson - 21st Century Schizoid Man (1969年)

一度見たら焼き付くジャケット!それに劣らぬ“衝撃”の音楽!21世紀の“今”と何処か重なる?

《すべての記事を更新》いたしました。【続きはこちら>>】をクリックしてご閲覧ください。


~ Lyrics ~

Writer(s): Robert Fripp, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sinfield /訳:Beat Wolf

猫の足、鉄の爪
悲鳴を上げる神経外科医
偏執病の毒扉
21世紀の精神分裂病者

血に塗(まみ)れた拷問台、有刺鉄線
火葬薪を積み上げる政治屋たち
ナパームの炎に犯される罪なき数多(あまた)
21世紀の精神分裂病者

[Instrumental: "Mirrors"]

死をもたらす種、盲人の強欲
飢え死ぬ詩人、血を流し死にゆく子ら
然し、彼は本当に必要なものを何ひとつ得なかった
21世紀の精神分裂病者



~ 概要 ~

キング・クリムゾンはローリング・ストーン誌『100 Greatest Guitarists』に名を連ねるギタリスト(2011年版の62位)、ロバート・フリップ(Robert Fripp)が主宰を務めるイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドです。
「21st Century Schizoid Man」は1969年10月10日に発表した1stアルバム『クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)』のOPナンバーで、シングル発売はありません(1976年にイギリスで「Epitaph」のB面として発売)。
発表当初の邦題は「21世紀の精神異常者」とされていましたが、レコード制作基準倫理委員会の基準変更に伴い「21世紀のスキッツォイド・マン」に改められました。

作詞は“作詞専任の準メンバー”ピート・シンフィールド(Pete Sinfield)、ロバートによると作曲は“(メンバー全員による)集団作曲”により、1969年1月にロンドンのハマースミスにある“ジョージのカフェ”の地下室で誕生しています(イアン・マクドナルドによると、機材を入れると互いが重なり合うほどぎゅうぎゅうだった)。
発端はグレッグ・レイク(b/vo)のアイデアで、これにメンバーがパッチワーク式にヘヴィなロックのリフやサウンドで肉づけし、中間部のインストゥルメンタル・セクション“Mirrors”ではビッグ・バンドのようなスリリングな即興演奏の乱れ打ちを展開、完成した楽曲はロックの力強さ、ジャズの即興性、クラシックの精緻な構造を見事に融合させました。
とりわけ“Mirrors”でのロバートのギター・ソロは評価が高く、Guitar World 誌『Top 100 Greatest Guitar Solos 82位』/ Louder 誌『The 100 greatest guitar solos in rock 56位』にランクされています。

1969年春頃、後にジェネシスのギタリストとなるスティーヴ・ハケットは、ロンドンのマーキー・クラブでレコード・デビュー前のキング・クリムゾンによる本曲の演奏を聴き“あんなものを他に聴いたことがなかった”と衝撃を覚え、同時期に本曲の演奏を聴いたイエスのドラマーのビル・ブルーフォードにも“イエスをやめてキング・クリムゾンに入りたいとしか考えられなくなった”と尋常ならざる感銘を与えました(実際、ビルは3年後にクリムゾンに加入)。
同年7月5日、クリムゾンはロンドンのハイドパークでローリング・ストーンズがブライアン・ジョーンズ追悼を目的として主催した『ハイドパーク・フリーコンサート』に参加、30万人もの観客の前で披露したライブ演奏は現存する最古の音源です。

「21世紀のスキッツォイド・マン」はオジー・オズボーンをはじめ HR/HMで多くカバーされたほか、ラッパーのカニエ・ウェストが「Power」でタイトル・フレーズをサンプリングしています。
とりわけ日本でクリムゾンの評価は高く、聖飢魔IIや爆風スランプ、THE ALFEEほか多数がカバーしていますが、意外なのは俳優として著名な西村雅彦…。
過激な作品にも拘らずCM曲にも採用されており、2001年のトヨタ・ヴェロッサと2020年にペプシ・ジャパンコーラ、あるいは2013年の映画『脳男』主題歌としてご記憶の方もあるでしょう。


 
 



~ Story ~

Innocents raped with napalm fire
ナパームの炎に犯される罪なき数多(あまた)

【Innocents raped】は“強い反戦”を感じさせ、【napalm fire】は“戦争を具体化”させます。
もともとナパームは石油類をゼリー状にゲル化する増粘剤であり、これを原油由来のナフサに添加し噴射したものが『火炎放射器』、爆弾化したものが『ナパーム弾(油脂焼夷弾)』です。
極めて高温で燃焼力が強く、粘着性のため人体や垂直面にもくっつき、水では消火できず、長時間燃え続けるため、とりわけ残酷で非人道的な戦争兵器と批判されました。

これらの兵器は太平洋戦争の『沖縄戦』『日本本土空襲』にも使用されましたが、本曲発表当時これを使用していたといえば『ベトナム戦争』でしょう。
作詞者ピート・シンフィールドはこのフレーズについて、当時ベトナム戦争のニュースで目にした画像から“男たちが火炎放射器で水田を襲撃し、村を焼き落としている様子を映し出している”と語っています。


Death seed, blind man's greed
死をもたらす種、盲人の強欲
Poets' starving, children bleed
飢え死ぬ詩人、血を流し死にゆく子ら

一般に【種】は“希望”を抱かせ、【死】は真逆の概念です。
【盲人】は自らの【強欲】のために戦争を始め、また継続し、強欲の具現に『不都合な言論・表現活動を弾圧』し(言論・表現を奪われた芸術家は生計を失う)、戦争が長引くほど『罪もない子供たちの犠牲』も増大します。

またベトナム戦争は、そうした戦場の“地獄絵図”をビジュアルで、時としてリアルタイムで世界に多く供給した戦争でもあります。
それを象徴する最も有名な一つは、全身に火傷を負い全裸で逃げ惑う少女らを写した『ナパーム弾の少女(Napalm Girl)』で、この写真を撮影したカメラマンはピュリツァー賞を受賞しました。
戦争がもたらす悲惨な現実を生々しく伝えるこうしたビジュアルの数々は世界の人々に衝撃を与え、各地で反戦運動へと発展しましたが、ロック界も本曲を発表した1969年に反戦をテーマとした『ウッドストック・フェスティバル』で40万人以上を集め気運のピークを迎えています。



Nothing he's got he really needs
彼は本当に必要なものを何ひとつ得なかった
Twenty-first century schizoid man
21世紀の精神分裂病者

本作品は【Twenty-first century schizoid man】と形容される人物に対し強い批判を感じますが、ロバート・フリップは1969年12月14日のライブで“この曲はスピロ・アグニューに捧げられた”と告白しています。
スピロ・アグニュー氏は1969年に誕生した米リチャード・ニクソン政権の副大統領であり、“ニクソンのニクソン”と呼ばれる揺るぎない忠誠心でニクソン大統領の望んだ役割を果たした人物です。

【schizoid】は医学用語で、【精神分裂病】(現在は統合失調症)は妄想・幻覚などを発症する深刻な精神疾患ですが、作詞者ピート・シンフィールドは“(この病について)学んでいたわけでも知識があったわけでもなく”メンバーのイアン・マクドナルドと一緒にテレビを見ていたときに思いついたと言っています。
一方で“世界中が本当におかしくなりつつあり、それを表現する必要があった。俺たちみんなおかしくなってるぞ、って表現するフレーズを探していた”とも言及しており、こちらにこそ本作の主題がありそうです。

また、哲学的な上のラインについて問われたピートは、次のように答えています。
“人類が手にしているものはすべて、彼が必要としていないものであり、求めていないものだった。何もかも、より大きく、より偉大な何かをつくるために発展していったが、彼はそれを必要としていなかったし、それは彼自身を破壊するものでさえあった…”

現実の21世紀を生きるあなたには、ピートの言葉が“実感”を伴って理解できるでしょう…

より“経済成長”し、“テクノロジーが発展”し、“豊かで便利な暮らし”を手に入れることが、本当に私たちの望んでいることなのか?
その代償として“安全な空気と水を失い”、“気温上昇により災害が頻回・苛烈化”し、その【強欲】を実現するため“他国を侵略”し、“自分の個人情報や位置情報まで政府・取締機関に監視され企業の営利活動に利活用”される社会があなたにとって本当に幸福?

「21世紀のスキッツォイド・マン」は、そう私たちに問いかけているのかもしれません。


「21世紀のスキッツォイド・マン」





~ こんな杜撰な防疫体制のイベントのために、人類の生命と安寧を危うくさせてよいものか ~

「五輪やるのに中止かよ!」ロック・イン・ジャパンが医師会要請で中止

「運動会は中止なのにオリンピックはなぜいいの?」小学1年生も気づく不合理に、大の大人が納得するはずなどありません。

しかし、心あるロック・ファンはわかっています…

今年に入って殆どの期間、全国のどこかで『緊急事態』または『蔓延防止』が適用されるほどコロナが蔓延し、“五輪開催都市・東京に至っては規制下になかったのが僅か28日間”だけであり、しかも直近では蔓延防止下でも感染拡大し7/12-8/22の期間に『4度目の緊急事態』が発令された状況で「(ウイルスとの接触機会を増やす)五輪もロッキンも開催すべきではない」、と。
…なのに、「最大の感染拡大リスクである五輪だけはOK」なんて言われたら、国民だって楽しみにしている活動を社会のために我慢するのがバカバカしくなってしまいます。

緊急事態でも、蔓延防止でもない茨城県で開催されるロッキンが中止せざるを得なかったのは、恐らく「直前に追加の感染防止対策を求められ商業イベントとして成立しなくなった」のと、「医師会の中止要請に反して開催し感染拡大させた場合の賠償責任は測り知れない」からでしょう。
一方で五輪が開催を強行できるのはIOCや東京都・組織委員会・日本政府は自らの失策により人的・経済的損害が出ても責任を取ることを想定せず赤字や賠償も都民・国民に負担させる算段になっているからに他なりません。


バッハ会長「緊急事態宣言はどういうものなのか」 5者協議

東京オリンピックの観客受け入れを決める7/5のIOC/IPC/政府/東京都/大会組織委員会のトップによる『5者協議』で、IOCのトーマス・バッハ会長は「緊急事態宣言はどういうものなのか。それが五輪・パラリンピックにどのようなインパクトをもたらすのかをうかがいたい」と発言しました。
バッハ会長は4/21の会見で「緊急事態宣言と東京オリンピックは関係がない」と発言し批判を浴びましたが、つまり7/5まで緊急事態宣言の概念さえ知らず『緊急事態宣言と東京オリンピックは関係がない』と公言”し、『世界パンデミック下での五輪開催可否』という極めて高度な政治的・医学的判断を要する最終決定を下しているのです。
(しかも『5者』に医学者・衛生学者は含まれず、政治家はコロナ対策に失敗し「五輪期間に緊急事態」を招いた責任当事者の菅首相と小池都知事…という絶望)


バッハ会長「日本の国民の皆様には、どんなリスクも持ち込まない」

東京・神奈川・千葉・埼玉での緊急事態/蔓延防止発効により、当地の会場は無観客で開催となる旨が報じられたものの、最大の問題は、無責任な大会強行者が“安全安心”の根拠として喧伝する『バブル方式』が“開催実現のための欺瞞でしかない”ことです。
『バブル方式』は「選手や大会関係者を“隔離”し外部(一般国民)と接触させない概念」ですが、そもそも毎日何万人ものボランティアや派遣スタッフが会場や宿泊施設で彼らをサポートし、国内/海外メディアがバブル内外を問わず動き回り、ウーバーイーツやアマゾンなどの宅配人がバブルを出入りする設定から既に、「大会関係者と国民を隔離する建て付けになっていない」ことは誰が見ても明らかでしょう。
7/6に羽田空港を視察した長妻議員は、「一般の客と入国したての人が、トイレもコーヒースタンドも同じものを使える」と報告しています。
新型コロナウイルスは尿や便にも排出され、水洗の飛沫や粒子化したエアロゾルによる感染リスクがある)

『水際対策』として日本の空港では選手団の入国に際し『抗原検査』を行いますが、抗原検査は世界標準のPCR検査に精度で大きく劣り、今年・米疾病対策センター(CDC)は「発熱などの症状がある人の場合、抗原検査はPCR検査陽性者の80%で陽性となるが、無症状感染者では59%を見落とした」、米NFLでの調査も「抗原検査は42%の陽性者を見落とした」と報告しています。
しかも成田空港では当初、来日選手団に対し空港検疫で陰性と確認された上で入国手続きをしていましたが、7/7から「検査結果が出る前に入国手続きを行うよう変更」しているのです。
ウガンダの時、空港で陽性が判明したのになぜ宿泊地まで移動させると批判されたので、責任逃れのため結果判明前に“容疑者”を送り出す方式に変えたのだろう)
このためウガンダのとき指摘された「なぜ感染(容疑)者と選手団・運転手らをバスに閉じ込め移動」という“感染対策上の根本問題”は、未だ全く改められていません

結果、空港検疫陽性者の再検査・隔離は宿泊地の自治体が負うことになりますが、大会組織委員会は「陽性者の国籍・入院情報など非公表」としており(組織委は、入村時に大会参加資格証の数を集計しておらず詳細は把握できないと説明!)、周辺住民に「選手村で感染がどの程度広がっているのか判断できない」と不安が拡がっているといいます。
東京五輪の『公式プレイブック』によると、選手やチーム役員に対し「入国後3日間の自室隔離」が求められているものの、「外出チェックも“自己申告”」に任され、「警備員も彼らが外出しても声さえ掛けない」のが現実のようです。
7/14にNHKで「大会関係者の入国当日の築地探索」が報じられ、多数の飲食店やタクシー運転手・ジャーナリストの証言からも、かなりの数の五輪関係者・メディア関係者とみられる外国人が市中に出没しており、これでは「いつ両者の間で“ウイルスの行き来”が起きても不思議ではない」でしょう。

一方、選手に対し「毎日実施する抗原検査」も“問題あり”と言わざるを得ません。
抗原検査は上記のとおり「PCR検査に精度で大きく劣る」ものの、回数を重ねることで信頼性を補うことも可能である反面、より大きな問題は“唾液採取による”という点です。
唾液採取は「担当者の監督下で唾液を採取」とありますが、「事前に口腔内を洗浄・消毒すれば陰性誘導も可能」で、“陽性判明で出場停止になりたくない選手”と“陽性者が増えて大会中止にしたくない組織委”が密室で導き出す検査結果を、『性善説』として鵜呑みにして大丈夫なのでしょうか?

それにしても、下の動画(野党合同ヒアリング)を見ていると、「この人たちに国の大事を預けて大丈夫か?」と危機感を抱かない人はいないでしょう…。


「2021年6月28日/7月2日 野党合同ヒアリング」

 



~ Epilogue ~

King Crimson - 21st Century Schizoid Man

まずは、現在の世界の感染状況
《左上》が世界の新規検査陽性者数、《右上》が死亡者数、《左下》がイギリスの新規検査陽性者数、《右下》がアメリカの新規検査陽性者数です。
日本では東京で1,000人を超えるなど非常事態となっていますが、世界ではいまだ陽性者数・死亡者数共に高い水準にあることがわかるでしょう。

イギリスはワクチンの普及により一時は急速に収束に向かったものの、『デルタ株』の流入や「G7サミット」「サッカー・ヨーロッパ選手権」などの“失政”により過去最悪級の感染状況、そしてここにきて注視すべきは、同じくワクチンの普及により感染を抑え込んでいた「アメリカも増加に転じる気配」が見え始めたことです(フランスも)。
デルタ株は今年日本で猛威を振るった「アルファ株より感染力が強い」だけでなく、ワクチンや自然感染によって作られる中和抗体の一部を回避する変異により「1回接種では殆ど保護されず」、「ファイザー製ワクチンでは2回接種で有意な防御力を維持できる」ものの、各地で「2回接種済み者の感染」も報告されています。
更に、南米ではデルタ株よりワクチンへの耐性が強い可能性が指摘される『ラムダ株』も発生しており、東京オリンピックはこうした地域からも選手団を迎え入れることになるのです。


7/14現在、日本の必要回ワクチン接種率は20.1%で集団免疫には全く届いていません。
とりわけ懸念するのは、オリンピックのボランティア・派遣スタッフ、選手団を運び密閉空間を共有する五輪バス運転手の方々が必要回のワクチンを与えられないまま“最前線”へと送られようとしていることです。
バス運転手の情報は7/6自民党外交部会で佐藤正久外交部会長の「(大会までに)とても間に合わない」、政府の「ワクチンを打たないまま、選手などの関係者を送るバスを運行せざるを得ない」との説明をTBSが報じましたが、よほど国民に知られたくなかったか、後日再検索すると「TBSの記事・配信先の記事の全てが削除」されており、仕方ないので「キャッシュ」でご覧ください)

そして、“あり得ない”のは、それだけではありません。
天皇陛下は7/6に1回目のワクチンを接種されましたが、ファイザーの推奨どおり20日の間隔を置くと2回目の接種は最速で7/26で、7/23の五輪開会式に間に合いません。
仮に23日前に接種を早めても、充分な免疫ができるのは2回目接種後の7~10日後からといわれるので、開会式に充分な免疫をもって参加することは不可能です。
“保守”を自称する自民党、その強力な支持団体である神道・神社本庁は本当に陛下にそのようなリスクを負わせるつもりなのでしょうか…。


私は近年の日本社会の衰退ぶりを鑑み、また大会招致・準備にまつわる情報を元に、コロナ以前から「今の日本にはオリンピックを無事に運営する能力も資格(オリンピズム)もない」と招致・開催を危ぶんでいました(上の動画で現実を見ても明らか)。
しかし世界的なコロナ・パンデミックが発災し、「世界の57%・日本の78%が東京五輪開催に反対」する状況で、それでも、どうしても五輪を開催したいなら、せめて開催時期に国内の感染が収束しているよう計画的な感染対策を徹底すればよいものを水際の防疫措置を尽くさず寧ろ緩和し最新の変異株を次々と国内に流入させそれを『GoTo』で全国に拡散本気で開催する気があるのかと疑うほど国内対策を怠り必須であろう集団免疫を満たすワクチンの確保はおろか五輪に参加する天皇やスタッフにさえ接種が間に合わないまま、感染を拡大させ『コロナ緊急事態宣言下で五輪』を迎えてしまったというわけです。

“そもそも”として、『コロナ緊急事態宣言下での五輪』は世界の感染状況を鑑みて「人道的な見地から行うべきではない」と考えますが、『収束で五輪』の国内環境さえお膳立てできなかった菅首相と小池都知事に、開催中・同時多発的に発生するであろうアクシデントに短時間で、しかも適切に判断・対処し無事に大会を終えられる道理などありません。
経済効果をみても、インバウンドの目論見が外れ、国内の観客も望めず興行としては大失敗で、このまま強硬開催しても「損失とリスクばかりで得るものなし」です(「打ち上げ花火をテレビで見る」ためにどれほどの代償を払わなければならないのか…)。

『最大のリスク』は「東京五輪をエピセンター(震央)とする世界的感染拡大」で、過去ログ「ネヴァー・トゥー・レイト」で取り上げた『サッカー南米選手権』では結局「参加選手260人規模/198人の感染者(うち選手は57人)/ほぼ無観客/ブラジルでは未確認の変異株を初確認」という結果でした。
ここで気になるのは『ほぼ無観客なのに感染者の約7割は選手以外』という点で、詳細な内訳は示されていませんが「他はホテルの従業員や運転手」と報告されています。

実は『東京五輪』でも関係者に「7/1-7/18までで既に55人の陽性判明者」が出ており、7/18に判明した10人の陽性者の内訳は「選手3人/大会関係者5人/業務委託スタッフ1人/報道関係者1人」です。
世界4大医学誌『The New England Journal of Medicine』は7月1日付の論文で東京五輪の感染対策について「バス運転手やボランティア、関係者、放送関係者、記者団を感染から守る厳格な対策が不可欠」と訴え、彼らがバブル内で長時間働き、帰宅する生活パターンを何日にもわたって繰り返すことから「一般市民とアスリートの間の『触媒』的存在になりうる」と警鐘を鳴らしています。


『コロナ緊急事態宣言下での五輪』は、人道的見地から中止すべきです。

来日外国人の全てが必要回のワクチンを接種しているわけではなく、日本人の8割は必要回のワクチンを接種していません。
もし東京五輪をエピセンターとする世界的感染拡大が起きた場合、先進国(特権階級)は対処できたとしても、世界100か国以上の国ではワクチンが許可されていないか、入手困難です。
五輪で感染し見逃された選手らがそれぞれの国へ新たなウイルスを持ち帰り、それが原因で亡くなった命を取り戻すことなどできません。

『コロナ緊急事態宣言下での五輪』は、中止すべきです。



菅首相の嘘。「ワクチン打てば大丈夫!」は世界の非常識。ワクチンを打ってもデルタ変異株には感染する可能性がある、二回の接種では足らない、が世界の常識になりつつある。平田悠貴。一月万冊清水有高。

最後までお読みいただき、ありがとうございました ♪
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tags : 1969年 プログレ プロテスト 反戦 偉大なギター CM曲 オリンピック  

コメント

やはり1969年のビートルズ・アビーロードを蹴落としたこの名盤は最高ですね!鼻の穴を広げた驚愕の顔の絵が描かれた印象的なジャケットはまさに狂気と混乱に満ちたロック史上最高の衝撃的な登場でした。オープニング曲「21世紀の精神異常者」(は極度に歪んだメタリックギター、複雑な超絶ドラミング、電子音効果で処理されたスクリーミングヴォイス、まさにプログレシッブロックの萌芽期を代表する強烈かつ完璧な作品ですね。JAZZ・クラシックとの融合を目指した新鋭グループは斬新なチャレンジ精神を前面に押し出しながらも、ベトナム戦争への反骨姿勢・反体制の熱気も十分に感じられます。クリムゾンはその後ロバートフィリップを中心にしてメンバー変遷と音楽性の変化を積み重ねていきますが、やはりこの衝撃的なデビューアルバムはロック史の金字塔として永遠に語り続けられます「墓標:エピタフ」や「ムーンチャイルド」は叙情感たっぷり!「クリムゾンキング゙の宮殿」は洋楽カラオケ歌いまくりで必ず絶唱します。

2021.07.11  ローリングウエスト  編集

こんにちは。

正直、全く意味が分かりませんでした。schizoid=精神分裂病者(今では統合失調症)

きっと歴史的には妄想や幻聴がキリスト教の異端と見做され火あぶりにされたのでしょう。ニュートンのお母さん?も異端として火あぶりにされそうになったそうですが・・・・これもイギリスですね。
いつの世もレッテル張りはあり、現代でも中国から見たら香港の民主活動家は異端以外の何物ではないのでしょう。この曲がいつ頃作られたのかしりませんが、そういう普遍的なものを「精神分裂病者」という現実に存在している病者に当てはめるのは感心しませんね。もちろん精神分裂病者がそういう偏見にさらされていたと言いたいのかもしれませんが。

2021.07.12  忠      編集

ローリングウエストさん

たぶん今でも初めて聴いた人にとってかなりなインパクトだし、50年以上前に聴いた人は度肝を抜かれたでしょう。
しかもデビュー作でこんな創作、演奏、ジャケットやライブでの照明など刺激的かつ完成された概念を創作できたことに驚きを禁じえません。
まさにロック史の金字塔ですが、あまりに偉大過ぎて今後このようなバンドが出現するのかとも思ってしまいます。
私も洋楽ばかり歌いますが、さすがにこうした曲は演奏が大半を占めるのでカラオケで歌ったことはありません…。

2021.07.12  Beat Wolf  編集

忠さん

そうですね。
当初の邦題は「21世紀の精神異常者」なので、これは病名ではなく「蔑視」を含む表現だと思います。
ただ語源となっている"schizophrenia" はschizo(分離した)+ phrenia(精神)で、「精神分裂病」は英語を正確に日本語訳したものです。
世界では現在も"schizophrenia"が使用されていますが、ご指摘のような理由でその後日本では「統合失調症」に改められました。
つまり「統合失調症」は日本独自の表現ですが、恐らく日本人の大半はその言葉の意味も、病理についても理解していないでしょう。
今回の「コロナ差別」や「ハンセン病差別」も同根ですが、日本人には「物事の本質を理解しようとせず、よくわからないまま思い込みで差別してしまう悪い文化」が多々みられるように思います。
言葉はただ事象を正確に表すべきものであり、言葉だけ換えて誤魔化しても人間が省み改めない限り差別は減らないと考えます。

2021.07.12  Beat Wolf  編集

承認有難うございます。

丁寧に作り込まれた素晴らしいブログですね。

私はブログ初心者なので、いろいろ試行錯誤しながら、入力しています。
アドバイスなどいただければ幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

2021.07.23  平田良子  編集

Re: 承認有難うございます。

記事本文は丁寧にやっているつもりですが
システムなど手間をかける余裕もなく、当初よりあまり進歩がありません。
ただ、わかっていることならお役に立てるかもしれません。

2021.07.23  Beat Wolf  編集

ツイッターへのコメント

ツイッターへのコメント有難うございます。

オリンピックについては、もう完全にあきれていて、何も期待いしておりません。

私は、ブログのシステムを充分に把握するまでもう少し時間がかかるようで、画面構成についても、まだまだ改善の余地がありそうです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2021.07.24  平田良子  編集

Re: ツイッターへのコメント

私は、PCを標準として本ブログを設定していますが、モバイル・フレンドリーなテンプレートにした方がアクセスには有利だと思います。
本ブログはPC上だと黒地で、それが映えるよう文字色設定していますが、モバイルでは白地で見づらいです(字数も多いし)。

2021.07.24  Beat Wolf  編集

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