Writer(s): Burt Bacharach, Bruce Roberts, Carole Bayer Sager /訳:Beat Wolf Here 二人はここで心を寄せ また触れ合い、愛し合う 二つの心は決して繕えないと思えた頃を覚えてる? でも互いがあってこそ、二人はよりよくなる 今ならわかる… 愛には、肌を触れ合う以上の意味があることを
Here もう狼狽(うろた)えたりしない 互いの人生を見つめ、それぞれの人生を生きる 二人は決して生き残れないと思えた頃を覚えてる? それでも、今も二人の心の絆は断たれていない 私は知っている… 愛には、肌を触れ合う以上の意味があることを
[Bridge] 決して変わらないもの 時々、変わってしまうもの
[Outro] 今の私には、あなたを受け止めるだけの強さがある そして、二人の心の絆は断たれていない 愛には、肌を触れ合う以上の意味があることも知っている 私はあなたと、その温もりを忘れない あなたを忘れない And I remember you, ooh...
~ 概要 ~
「メイキング・ラヴ」は1982年にリリースされたロバータ・フラックの10thアルバム『アイム・ザ・ワン(I'm the One)』からの1stシングルで、Billboard Hot 100 で13位(年間46位)を記録しました。 (ロバータの全米No.1曲に「Feel Like Makin' Love」があるが、本曲はこれと別の楽曲)
作者は同年4月に結婚したバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガー夫妻、そしてブルース・ロバーツです。 バート・バカラックは作詞家のハル・デヴィッドとのコンビで「雨にぬれても」(B. J. トーマス/1969年)や「遙かなる影」(カーペンターズ/1970年)、バートとキャロル・ベイヤー・セイガーの共作で「愛のハーモニー」(ディオンヌ&フレンズ/1985年)や「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(クリストファー・クロス/1981年)、そしてブルース・ロバーツはキャロルがソロ・アルバムを発表していた頃からの作曲パートナーでした(ブルースの著名な作品にはバーブラ・ストライサンド&ドナ・サマー「ノー・モア・ティアーズ(イナフ・イズ・イナフ)」)。
バート・バカラックは1960年代後半から、スターダムを手に入れる以前のロバータの歌を聴くためにキャピトル・ヒルのクラブ『Mr Henry's』を定期的に訪れるなど古くから彼女を知っていましたが、ロバータが彼の楽曲をレコーディングしたのは「Making Love」が初めてでした。 本曲は1982年公開の映画『メーキング・ラブ(Making Love)』の主題歌として創作された作品であり、楽曲を聴けば何故その歌い手としてロバータが選ばれたか理解できるでしょう。 期待に反し映画は興行的に失敗したものの、ロバータが歌った「Making Love」はPVも制作されない中で孤軍奮闘によりヒットを遂げ、楽曲は【ゴールデングローブ主題歌賞】(Best Original SONG - Motion Picture)にノミネートされています。
「Making Love」シングルB面のジャニス・イアン作曲「我が心のジェシ(Jesse)」は1973年のアルバム『やさしく歌って』の収録曲ですが、「Making Love」に劣らぬ佳曲なのでご紹介しましょう。 また本アルバムから、2ndシングルとなったタイトル曲「I'm the One」もお楽しみください。
~ Story ~
Remember when we thought our hearts would never mend? 二つの心は決して繕えないと思えた頃を覚えてる? Remember when we thought we never would survive? 二人は決して生き残れないと思えた頃を覚えてる?
ロバータ・フラックと言えばやはり「やさしく歌って」(Killing Me Softly With His Song)・・。「ネスカフェ」のCM王道ソングだったのでパブロフの犬の如くこの曲を聴いただけでコーヒーが飲みたくなる方も多いことでしょう。静謐な空気(電子ピアノの静かに揺れる音)が流れる中で、芯があって滋味溢れる歌声がしっとり浮き出る印象的なナンバーで大好きでした!「愛は面影の中に」はクリントイーストウッドの映画「恐怖のメロディ」の主題歌で全米NO1でグラミー賞で最優秀賞を2年連続受賞。栄光に彩られたグラミー賞の長い歴史で連続最優秀賞は、唯一ロバータ・フラックだけが成し遂げた大偉業でビックリでした。ダニー・ハザウェイとデュエットした「恋人は何処へ」「愛のため息」も全米NO1、この時代は勢いは止まらず凄かったですね!
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