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~“ポップスの女王”健在!!~ 今月19日に米経済誌フォーブスが発表した“今年のミュージシャン所得番付”によると、首位に輝いたのはマドンナでした。
デビュー31年目を数えるマドンナはコンサート・ツアー『MDNA』や関連商品の売り上げなどによって今年6月までの1年間に1億2500万ドル(約125億円)を稼ぎ、2位のレディー・ガガの8000万ドル(約80億円)に貫録勝ちを果たしています!
さすがは“ポップスの女王”の面目躍如といったトコロですが、実は“陰の1位”も存在するのです。
1億6000万ドル(約160億円)を稼ぎ出し、マドンナやガガを上回る売り上げを挙げるなんて一体誰だと思います?
その男こそ、マドンナと同じ1958年8月生まれの“キング・オブ・ポップ”♪
今は天国にいるマイケル・ジャクソンが、地上で一番稼いでいた…というオチでしたっ!
~概要~ 「ライク・ア・プレイヤー」は1989年・第4作目のオリジナル・アルバムのタイトル曲であり、1stシングルとしてBillboard Hot 100で
3週連続No.1(年間25位) を記録しました。
ローリング・ストーン誌“500 greatest songs of all time”の300位にもランクされ、流行歌手的な位置付けされるることの多いマドンナにとっても、評論家ウケのよい名曲といえるでしょう。
作者はマドンナとパトリック・レナード、そしてプロデューサーのステファン・ブレイのチームは、当時彼女の活躍に欠くことのできない顔ぶれでした。
この頃の音楽の潮流としてホイットニー・ヒューストンやジャネット・ジャクソンなどを筆頭とする黒人音楽の台頭があり、白人歌手でもジョージ・マイケルやスティーヴ・ウィンウッドといった、いわゆる“ブルーアイド・ソウル”が持て囃された時代でした。
マドンナもこうした流行を意識してか、「ライク・ア・プレイヤー」ではR&Bの要素を積極的に取り入れています。
中でもこの曲の大きな特徴でもある
ゴスペル は、マイケル・ジャクソンの
「マン・イン・ザ・ミラー」 や「ウィル・ユー・ビー・ゼア」でも大きな役割を果たした有名な
“アンドレ・クラウチ聖歌隊” が、見事なコーラスを聴かせてくれました。
VIDEO ~ミュージック・ビデオによる波紋~ ミュージック・ビデオも歌に沿ったストーリー仕立ての作品で、『MTV ヴィデオ・ミュージック・アウォーズ』でも
“Viewer's Choice Awards” に選ばれました。
“ゴールデンラズベリー賞 (ラジー賞)・最悪主演女優賞”の常連であるマドンナもこのビデオでの演技は素晴らしく、ここでの評価が後の『エビータ』の“アカデミー歌曲賞”と“ゴールデングローブ賞・主演女優賞&主題歌賞”に繋がったのではないでしょうか?
しかしこのMVといえば、そんな評価も吹っ飛ぶほどの“爆弾”が仕掛けられておりました…。
「Like A Prayer」はタイトルから分かるとおり、宗教色の強い歌です。
問題は映像の描き方にあり、これが
“神への冒涜”としてカトリック教会ほか宗教団体から批判 が殺到しました。
主な論点 は、以下の通り。
①十字架を焼いた
②キリストをイメージさせる人物が黒人
③その人物とマドンナが祭壇でmake love
こうした批判はそれだけに止まらず、大きな波紋となって襲いかかります。
マドンナは当時ペプシと3本のCMの契約を結び、「ライク・ア・プレイヤー」はシングルが発売される前に2分以上という異例の
CM映像 が作られました。
しかし程なく上記の批判が巻き起こり、それがCMにも飛び火して
ペプシ製品の不買運動 へと発展、結局マドンナのCMは一度テレビで流れただけで放送禁止となり契約は解除されてしまったのです。
~Lyrics~ この作品以前からマドンナを知る人にとって「Like A ~」というタイトルを掲げられると、どうしても“Virgin!”…と浮かんでしまうことでしょう。
恐らくマドンナもそういうシャレを意識して名づけたと思いますが、内容はそれと正反対に重厚なものです。
カギを握る“Prayer”という言葉は“祈り(祈る人)”という意味があり、主人公がその声に導かれるようにして物語は展開します。
Life is a mystery, everyone must stand alone 人生は不思議…誰もが孤独を生きる宿命の中で I hear you call my name 私の名を呼ぶ、あなたの声は聴こえてくる And it feels like home “安らかなる場所”へと誘(いざな)うかのように… マドンナの、厳かで愁いを帯びた歌声が印象的な冒頭のフレーズです。
“人間は、一人で生まれ一人で死んでいくもの”といいますが、それゆえ人は心に誰かを浮かべてその孤独を癒すものなのでしょう。
ここでは“home”を抽象的な表現にしていますが、頭の中では“Heaven”というニュアンスをもって全体のストーリーを組み立ててゆきました。
It's like a dream, no end and no beginning 夢のよう…始まりも終わりもないこのひと時 You're here with me, it's like a dream あなたとこうしていられる…まるで夢 “夢のよう…”と言っていますが、この物語自体たぶん主人公の想像の中のことなのでしょうね。
やわらかな彼の囁きを耳元に、しがらみや時間を忘れ踊る…
そんな、至福を思い描いているのでしょうか…?
Just like a prayer, your voice can take me there まるで祈りのように、“そこ”へと導くあなたの声 Just like a muse to me, you are a mystery まるで瞑想のように、神秘的な人 後半、畳み掛けるようにリフレインされるこの歌のクライマックス。
届きそうで手の届かない、“彼”の神秘的なさまが描かれています。
何度も使われる“there”は、やはり“home”へと繋がるのでしょうか…?
~Epilogue~ MVを見ると、主人公が慕う相手は“神”というイメージを抱くと思いますが、歌詞だけ追ってみると必ずしも“彼=神”ではない気がします。
つまり“彼”は聖人を思わせる不思議な魅力の持ち主であり、主人公は憧れや尊敬とともに恋心を抱いている…
物語全体を訳してみて、そんな印象を持ちました。
何年か前、オウム事件の逃亡者を17年匿い続けた女性の供述で、“尊敬の念が、やがて愛情へと変わっていた”…という話がありましたが、尊敬と愛情って紙一重の感情なのでしょうね。
たくさんの人と出会い、人生の経験を重ねた人ほど思い当たったのでは?
ライク・ア・プレイヤー Writer(s):Madonna· Patrick Leonard /訳:Beat Wolf ~Lyricsはこちら~ * 人生は不思議… 誰もが孤独を生きる宿命の中で 私の名を呼ぶ、あなたの声は聴こえてくる “安らかなる場所”へと誘(いざな)うかのように… ** あなたの呼ぶ声…それは、ささやかな祈り 私は跪き、あなたを共にしたいと願う 真夜中…あなたの力を感じ 祈るほどに…そうよ、きっとあなたを共に連れて行く *** あなたの声…それは、天使のため息 私は一心に、その声に耳を澄ます 大空を飛んでいるみたい… 目を閉じると…あぁ神よ、堕ちてしまいそう 空の外の世界へと…目を閉じていると… 天よ、お救いください… ** 子どものよう…やわらかなあなたの囁き まるで、幼子を操っているみたい 私は踊る… 夢のよう…始まりも終わりもないこのひと時 あなたとこうしていられる…まるで夢 聖歌隊よ、歌を添えて… **×2 * **** まるで祈りのように、“そこ”へと導くあなたの声 まるで瞑想のように、神秘的な人 まるで夢のように、会えそうで叶わない人 まるで祈りのように、一心に導くあなたの声 ×4 まるで祈りのように、“そこ”へと導くあなたの声 まるで夢のように… ****×2 おすすめ記事 “マイケル・ジャクソン”カテゴリへ>> 最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
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1989年 Rock/ゴスペル 宗教 名作MV CM曲
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